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DKモノから執事モノ、不穏系、幽霊モノ…揃いにそろった受賞作！

白泉社の全誌が集う合同漫画投稿サイト「マンガラボ！」初のBLマンガコンテスト受賞者が決定！ 今回のコンテストは、ジャンルレスなアプリ『マンガPark』、BL専門誌の『花丸漫画』に加え、なんと少女漫画誌の『花とゆめ』編集部も参戦して開催されました。

『花とゆめ』といえば、『ガラスの仮面』や『フルーツバスケット』といった世の乙女を育てあげた作品から、『ゴールデン・デイズ』『夏目友人帳』など腐女子のバイブルとも呼べる作品を数々生み出してきた少女漫画誌。さて、今回は一体、どんなBL漫画が選ばれたのでしょうか。

今回受賞したのは、マンガPark賞1作品、マンガPark期待賞1作品、花ゆめ賞1作品、花丸賞3作品と最終選考通過11作品。182作品の中から選ばれてた強者ぞろいです！ そして、なんとなんと最近娯楽が少なくなっている皆さんに朗報です！ これらの受賞作品は、2020年4月24日(金)からマンガParkにて、一挙無料公開されます！ 期間限定公開なので、この機会を逃さないようにご注意を！

さらに、今回は受賞作品に加え、マンガラボ！出身作家＆スペシャルゲスト作家の読み応えバツグンな読み切り8作品を加え、計25作品も一挙無料公開されちゃうそう！ これはもう、疲れている場合じゃないですね！

＜BLマンガ読切特集 掲載8作品・一覧(敬称略)＞
『僕たちは普通になれない』粟島漣
『この気持ちは何という』空まめ
『ヴァンパイアhoney』楠木ひかる
『カット ザ ヘアー』山本せと
『大好きないじめxxっこ』ぺそ太郎
『うそつきにピアス』suki
『アイドル男子と恋の練習はじめました』sunoma
『セブンティーンシロップス』あらた六花
他 マンガラボ！コンテスト選考通過17作品

それでは今回受賞された未来の大物作家の作品達を選評と共に、紹介していきます！

【マンガPark賞】

『図書館のゆうれい』窪田マル

 
＜選評＞
噂話と夢と現実の絡ませ方、かわいらしさの中に含まれた色っぽさの見せ方など、演出の緩急のつけ方が大変お上手でグイグイ引き込まれました。独特な世界観を構成するあたたかく繊細な筆致も素晴らしかったです。

＜作者コメント＞
素晴らしい賞をいただけて大変光栄です。連載のチャンスをいただけたこと、心から嬉しく思います。まだまだ未熟者ですがこの賞を励みに作品作りに邁進いたします！

【マンガPark期待賞】

『うちの執事長の説教は長い！』猫田れお

 

＜選評＞コントラストのはっきりした絵柄がかっこいい。感情表現豊かな魅力的なキャラたちのやりとりは軽快でテンポも良く、短いながらも満足感を得られる楽しいお話でした！

【花ゆめ賞】

『アイツ死んだってよ』キカイニンゲン

 
＜選評＞
彼が死んだことをよろこぶ、背徳的な感情がうまく描けていて良かったです。情報の出し方が上手なので、気持ちの流れに沿って読めました。言葉選びにもセンスがあり、特にラストのモノローグが◎！今後に期待です！

＜作者コメント＞
花ゆめ賞という評価をいただき、大変うれしく光栄に思います。仄暗い物語だったので受け入れていただけて嬉しいと同時に今後ご期待に添えられるよう頑張ろうと思います。

【花丸賞】

『キス、7回。』シラフ

 
＜選評＞
男子高校生らしいわちゃわちゃ感と恋のドキドキが詰まった作品でギュンギュンきます。キスのカウントダウンで7回目に答え合わせという発想が素晴らしく、翻弄されるキャラの表情もとても豊かで魅力に溢れていました！

＜作者コメント＞
花丸賞ありがとうございます！賞に選ばれるなんて自分には縁遠いことと思っていたので感動しました。今後『キス7』の続きまたは新作をお届けできるようより一層頑張ります！

『テレビジョンラバー』ミヅノ

 
＜選評＞
忘れたい過去を掘り起こさせる相手と思いがけず再会した主人公が、自分の中にあった本当の想いを自覚していく繊細な描写が心に沁みました。もっとキャラを知りたいし、2人のこの先を読みたいと思わせてくれた作品です。

＜作者コメント＞
花丸賞をいただき本当に嬉しいです！私が初めて描いた創作BLであり、今も描き続けている作品です。カタルシスを感じる作品を描いていけたらと日々精進の思いです。

『零れ落ちる春に』ユキノセ

 
＜選評＞
昏い目をしたクズ主人公、彼の父親でドM DV社長、ビッチで美人な社長の愛人弁護士と、一筋縄ではいかないキャラと振り切ったエロスが際立った作品です。これからどうなっちゃうの、と先を読ませる圧倒的な力を感じました。

＜作者コメント＞
ありがとうございます！ 趣味に走って楽しく苦しみながら描き続けてよかったです。面白い作品が描けるよう、これからも頑張ります！

その他、最終選考作品はコチラの作品。タイトルから気になりまくる作品多数…。
【最終選考通過作品】マンガPark公式特集掲載
『月明りに触れる』いるか、『あさ六時のおいしいコーヒー』うちやま、『印』えめいち、『いつか終わると思ってる』かどをとおる、『ただ単純に恋をしているだけの話』はじめ、『ともやくんにふりまわされる』ハタノ、『7時43分発1番ホーム3両目』よくねる、『妄想心中』谷中分室、『自殺するなら俺にくれ』泥水、『新人君と童顔さん』八尋、『美しく生まれて』舞子

DKモノから執事モノそして、不穏作品と、本当に個性豊かでメチャクチャ気になる作品が何作品も！ こう改めて作品を振り返ると、BL漫画と一口に言っても伝わってくることや、雰囲気が全然違うなあと感じました。これを機会に25作品一気読みして、自分の性癖を広げたり、今までは触れてこなかったジャンルに触れてみてはいかがでしょうか。筆者はハピエン厨なので、これを機会に不穏系に触れてみようかなと思います。4月24日にお目にかかれることを楽しみにしております！

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