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【BLの法則】コミックスではあまり見ない!BL小説のタイトルで使われている漢字にフォーカス

2020/04/10 16:00

2022/01/25 14:00

小説のタイトルでよく見るあの漢字、あれは小説特有の漢字か…⁉



突然ですが、こちらの2作品『秘蜜』と『蜜毒の罠 薔薇の王と危険な恋人』、小説かコミックスのどちらの作品か分かりますでしょうか? ぜひ作品を知らないという方も予想してみてください。

正解は……どちらも小説の作品なんです!

もちろん作品を読んだことがあったり、知っていたりする方はご存じだと思いますが、作品を知らなくても「このタイトル小説っぽいな~」と作品名だけで何となく予想がついた方も多いのではないでしょうか?

筆者もタイトルを見てある程度の予想はつくのですが、一体なぜタイトルだけで判断することができるのか、考えてみました。
その結果、
「この漢字があれば高確率で小説である」と言えるようなBL小説特有の漢字が存在するからではないかという説が浮上。


そこで、今回
第一回第二回に続いて、第三回となるBL法則シリーズとして「コミックスではあまり使われないが、小説のタイトルでよく使われる漢字の法則」を導き出していこうと思います!

エントリーNo.1 「蜜」


 
まず最初に調査していくのは、「蜜」という漢字。タイトルにはもちろん、小説本文にもよく用いられている漢字です。
蜜がつく熟語を調べてみると、「蜜柑」「蜜蟻」「蜜吸」「蜜月」「蜜語」「蜜腺」などBLで目にしたことのあるような熟語がいくつもあります。

そして、ちるちるの検索機能を使ってタイトルに「蜜」という漢字が含まれるBL小説を探してみると……

聖邪の蜜月』、『蜜月ライブラリー』、『蜜月のつがい -花街オメガバース-』、『パブリックスクール-ロンドンの蜜月-』、『人狼彼氏と愛の蜜』、『フェロモン探偵 蜜月のロシア』、『葡萄畑で蜜月を』、『愛蜜結び~オメガの王と溺愛騎士の甘い婚姻~』などの作品がヒット!
コミックスとの割合でいうと90%近くは小説の作品でした。

作品名を見てみると、ハネムーンというような意味を持つ「蜜月」という言葉を使用していたり、愛の蜜といったような官能的な意味を表現していたりする作品が多いように感じます。

今回は数ある作品の中からおすすめ作品を1つだけご紹介させていただきます!


「蜜」がタイトルにつくBL小説

聖邪の蜜月』安西リカ /イラスト:yoco



STORY
奴隷市で売られ「神の愛し子」として聖職者に犯された過去をもつアシュは、偽聖職者として人を欺いて暮らしていた。ある日、絶滅したはずの聖獣の卵を拾い、生まれた仔にサージと名付け、育てることを選択する。純粋なサージを育てる生活のなかで彼の存在は唯一無二となる。人型にもなれるサージは美丈夫に成長した。性を知らなかったはずの思春期の彼がアシュに乗りかかり「アシュが欲しい」と迫ってきて …。


これはぜひ読んでほしい! ひたすらに美しく優しい世界観に引き込まれること間違いなしのこの作品。全体的にシリアスでダークファンタジーな雰囲気はありつつも、クライマックスでは涙なしに読めない感動作です。

壮絶な過去を持つアシュは、ある日絶滅したはずの聖獣の卵を拾います。そこから生まれた聖獣・サージと共に過ごしながら次第に唯一の存在として彼のために生きることを心に決めるアシュ。その愛情を受けて育ったサージの深い愛情にも、読んでいて心を動かされます。幸せの中でゆっくりと変わっていく2人の絆に関係に注目です……!!

エントリーNo.2 「譚」



次に調査していくのは「譚」という漢字。物語という意味で使われているイメージがありますが、実はそれ以外にも「はなす」や「ゆるやかで深みのある様」という意味で用いられることもあるようです。
熟語としては「奇譚」「民潭」「譚歌」などが挙げられます。

そして「譚」という漢字がタイトルにあるBL小説を検索してみたところ……

大正異能恋奇譚 ~塔ヶ崎家ご当主様の秘密~』、『天翔ける王の愛贄 ~天鳳界綺譚~』、『巡り愛鬼神譚』、『虎王の秘め事 ~天虎界綺譚~』、『狼神の旦那様と愛されウサギの子作り譚』、『九尾狐家異類婚姻譚~黒い瞳の花嫁~』、『誘蜜リコリス婚姻譚』などの作品がヒット! コミックスとの割合で言うと、80%くらいでしょうか。

作品を見ていくとファンタジー系が多いように感じます。この“譚”という漢字を用いることで、本の中の世界という印象を与えてファンタジーの世界観を表現していたり、ストーリーの深みを表現したりと、色々な意味を成しているように思います。

そんな、ファンタジー系が多い中でもおすすめの作品はこちら!


「譚」がタイトルにつくBL小説

大正異能恋奇譚 ~塔ヶ崎家ご当主様の秘密~』海野幸/イラスト:八千代ハル

 

STORY
……なぜ、お前なんだろう
当主のお世話係を命じられた新米使用人の圭太。常時手つなぎ、風呂から着替え、食事に至るまで完全介助のそのわけは…?
資産家の屋敷の使用人となった圭太。ところが当主の和臣は代替わり早々に精神を病んで土蔵に隔離され、夜な夜な奇声と共に菜園を荒らすという。ある日、ついに和臣と遭遇した圭太は、元来の実直さからそっと綿入れを差し入れたのだが、これが元で圭太は和臣のお世話係を命じられる。右も左もわからぬまま彼の手を引き、風呂の世話をし、食事を手ずから食べさせ…身なりが整えば俳優並の美形の主が新米使用人を重用する、その驚きの理由とは!?


硬派で大人な年上主人×天真爛漫で健気な年下使用人のイチャイチャラブロマンスが楽しめる作品です!!

精神を病んで「狂人」と呼ばれる和臣の元で仕えることになった新米使用人の圭太。お風呂も食事も、完全介助でお世話をすることに。普段は物体に恐怖を抱いて触れられない和臣も、どうやら圭太の手を介すると安心して触れられるようで……。

圭太は、なぜ和臣の世話をすることになったのでしょうか。そして、和臣の奇行は果たして精神病によるものなのか。謎解き要素もあるので、ミステリー小説がお好きな方にもおすすめの一冊です!

エントリーNo.3 「穢」


 
最後に調査していくのは「穢」という漢字です。
小説では“穢(けが)れ”という形で使われることが多い漢字ですがその他にも6つの異なる読み方があり、「汚穢(おわい)」「雑穢(ぞうえ)」「穢(あ)れる」蕪穢(ぶあい)」「穢(きたな)い」「穢(わる)い」などがあります。

また、「穢」という漢字がタイトルにあるBL小説を探してみたところ……

黒帝は穢れた魔物に愛される』、『天使は夜に穢される』、『逃避行 ~穢された愛の軌跡~』、『穢れた純愛』、『穢れない罪』、『穢れなき狂暴な愛情』、『歪曲する愛に穢されて』、『穢れた楽園』、『ブライト・プリズン 学園の穢れた純情』などが見つかりました。

作品全体の母数は少ないものの、コミックスでタイトルに「穢」という漢字を使っている作品は2冊ほどしか見つからなかったので割合でいうと90%以上の作品が小説ということになります。

“穢”という言葉は、死・出産・妊娠・傷胎・月事・損傷などに対して使われており、本来は宗教的な神聖観念の一つとされていました。日本では、不浄観念としても用いられており、汚いことや災いを指すときに使われます。
BL小説でも、行為としての穢れと、性的な意味での穢れの二つの意味を持って使われているように思います。

おすすめの作品はこちら!


「穢」がタイトルにつくBL小説

黒帝は穢れた魔物に愛される』沙野風結子/イラスト:奈良千春



STORY
「誰にも裸を見られてはなりませぬ」
海神の国の帝・キリイの肉体には秘め事がある。もしそれが暴かれれば、自分は殺され、この国は敵国ギメイルの侵略を許すことになるだろう。だが、素性の怪しい薬師のスザクに不敬を働かれ、秘所を見られてしまった。
「刀を収めろ。まるで乱暴された姫君のようだぞ」
そう嗤うスザクに、キリイは憎悪と疑惑とともに妙な安らぎを覚えて__!?
快楽の闇の中で探り合うような関係。それはこの世界の運命をも動かし始める。


ワダツミ皇国三部作の完結編! 読後は1本の映画を見ていたような感覚……普段小説を読まない方でもこの壮大で繊細なファンタジーの世界にあっという間に引き込まれてしまいます。前2作を読んでいないという方には、ぜひシリーズ通して読んでいただきたい作品です!

今作の主人公は、ワダツミ皇国帝のキリィ。1作目、2作目で兄と弟を追い詰め帝になったキリィですが、彼の苦しみ、孤独を知ることでシリーズ通してより奥行きが出たような気がします……。そしてエロとしてもストーリーとしても重要なサンドウィッチプレイには要注目です。最後にキリィの秘所の秘密。これには素直に驚きました。ぜひ読んで確かめてください‼

 

まとめ


コミックスよりも小説のタイトルで多く使われる漢字には、二つ以上の意味を持つ含みのある漢字が用いられており、見る人によって違った解釈や、深読みできるものが多い傾向にあります。

また、今回調査した3文字は「蜜」が漢字検定2級「譚」と「穢」が漢字検定1級のレベルに相当する漢字だそうです。
普段はあまり使わない非日常的な漢字使用することで、より作品の雰囲気や時代背景などが伝わるように表現されています。

一方、コミックスの場合はできるだけ内容がストレートに伝わるタイトルが多く、例えば「蜜」という漢字を使う場合であっても、秀良子先生の『リンゴに蜂蜜』のようにイラストと組み合わせそのままの意味で用いられたり、サブタイトルで使われていることが多いように感じます。


コミックスがイラスト+言葉なのに対して、小説は言葉のみでストーリーを描いている分、一つの言葉に持たせる情報が多いため、少し捻った漢字を使用することが多いようです。

結論としては、BL小説特有の漢字というものは存在し、その条件として、当て字変換できる、または二つ以上の意味を含む漢字であること、非日常的なレベルの高い漢字であることが挙げられます。

今回は小説タイトルの漢字に注目してみてきましたが、コミックスのタイトルで検証してみても面白い結果が得られるかもしれません。ぜひ皆さんも隠れざるBL法則を探してみてください♪
 

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コメント1

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匿名1番さん(1/1)

「譚」は小説特有でもない気が。
他はエロを連想させる漢字ってだけ。
レベルの高い漢字とか笑わせないで?

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