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書店男子はBLがお好き!?ズブズブの関係を大暴露!

2020/05/21 17:00

いらっしゃいませ!BLお待たせしました!

 


通販や専門店などBLを買うときの選択肢は色々ありますが、最も身近で立ち寄りやすいのが近所にある一般書店ではないでしょうか。
とはいえ、一般書店でBLを買うのはちょっと気まずい! と思ってしまう方もいらっしゃるはず。

BLに対して店員サイドはいったい何を思っているのか? 某書店で5年ほど勤務していた筆者の体験談・実録をご紹介させていただきます!

 

1.新人書店ボーイには「カバーかけ」が鬼門



カバー掛けは書店員の基本業務。BLの場合も、表紙・タイトル・帯などであれば、カバーを掛けながらささっと充分に拝めてしまいます。正確には、目に飛び込んできます! 


筆者と一緒にシフトに入ることが多かった大型わんこ系の書店男子・Hくんは、「ああいう本、見るの初めてで、どうしていいか分からなかったです…」と照れながらぼやいておりましたが、我々書店員はお客様に快適に読書して頂くために尽力するのがお仕事! 今後ともぜひご遠慮なく、カバーかけをお申し付けください。

一方で、ドS気質の20代イケメン経理担当・Tさんは、「俺はむしろ堂々とカバー掛けるよ。余裕があれば、カバーかけるときにチラ見えする見開きイラストも楽しむ」と不敵な笑みを浮かべながら強気発言をかましておりました。書店男子も多種多様ですね!

  

2.BL、それは書店男子が囁く秘密の呪文

 


書店員同士の会話で、実は「BL」という頻出単語があるのです。ここに一例をご紹介いたしますね。
例:「早くBLして下さい」
例:「BL倉庫ありますよ」
例:「BL最高!」

これって商業BLのこと? もしくは禁断の店内BLが繰り広げられている? などと邪推してしまいますが、実はこの「BL(ビーエル)」とは「ブックライナー」という発注先の略称のことなのです!

つまり先ほどの会話を翻訳すると、こんな感じに。
例:「早くBLして下さい」→今日は混んでるから、早めにブックライナーで取り寄せしといて!
例:「BL倉庫ありますよ」→ブックライナーには在庫がありますね!
例:「BL最高! 」→ブックライナーは在庫数・入荷時期が分かりやすくて頼りになるなあ!

こんなことを書店男子同士でよく囁き合っております。きっとあなたのお近くの本屋さんでも……。

 

3.「おれらが棚整理するには禁断の花園」それがBL棚

書店での業務中、タイミングによっては手が空くことがあります。そんなときには棚整理兼店内見回りを行いますが、もちろんBL棚も例外ではありません。


アルバイト歴3年のベテランアルバイターのSくんは、ちょっとマイナーな音楽が大好きな個性派サブカル系色白男子。そんな彼ならBLにも柔軟に対応してくれるのか? と思いきや、「BL棚はおれたちが近づくには禁断の花園な気がして足が遠のく(本人の原文ママ)」と憂いを帯びた眼差しでこぼしていました。

「問い合わせがあったらどうするの?」とさらに追及したところ、「そういう大義名分があるときはいいんすよ~。でも、おれが勝手にうろうろしてたらお客さんびっくりしちゃうでしょ」と、のんびりした語り口で配慮にあふれすぎな言葉が飛び出ました。なんという思いやり! お客さんを驚かせないように、遠巻きに見守っていたとは…!

しかし、お仕事とはいえ、なかなか自主的には立ち寄りにくい棚ではあるようですね。 もしBL棚の見回りしている書店男子がいたら、微笑ましく見守っていただければ幸いです!


4.タイトルインパクト系作品の扱いについて

 


ある日、閉店後のバックルームでなんだかウキウキしているイケイケ陽キャの30代副店長・Yさんに遭遇。理由を聞くと、「ヤリチン☆ビッチ部』の滑り込み予約をお受けしたら、神! って褒められたよ。なんだか良いことした気分~!」と満面の笑みを浮かべていました。作品タイトルであるが故に、「ヤリチン」や「ビッチ」という単語もナチュラルに会話に溶け込んでいく、それが書店員の日常です。

店頭での問い合わせでは、「タイトル言うのは恥ずかしいけど、調べて欲しい本があって」とスマホをご提示されるお客さまもよくいらっしゃいます。お客さま側でタイトルを言いづらい場合は、こういう手段が有効ですね! もしくは、手書きメモを持参するという方法も!

余談ですが、メモの場合は「タイトル」「作者名」などに加えて、「ISBN」という13桁の番号を合わせてご提示いただくと格段に検索しやすくなるので、書店員は泣いて喜びます!

「ISBN」とは「国際標準図書番号」のことで、それぞれの本の識別番号のようなものです。本の裏面のバーコード下あたりに印刷されていたり、Amazonですとページ下方の登録情報の箇所に記載されていますので、どうしても直接タイトルを伝えたくないという場合にはこの「ISBN」の番号だけを伝えるという裏技もありますよ!(書店によっては未対応の場合もあります)

いずれにせよ、ご安心ください! 書店員は色んなタイトルを見慣れて&言い慣れているので、どんなタイトルでも笑顔で対応させていだだきます。男性書店員しか手が空いていない場合も、ぜひ臆せずにお声がけくださいませ。 そして、もしもお役に立てたあかつきにはお褒めの言葉をいただけると、書店員はとても喜びます。

 

5.「タイトルが詩的」案件 



ある日、仕入れの荷物の中から『アダムの肋骨』が現れたときのことです。その日はクール系インテリ眼鏡男子でビジネス書担当のMさんと一緒に作業していました。

作業中、突如現れたBLコミックの山……! しかしMさんは知的な眼差しで背表紙を見つめ、「タイトルが詩的だ……。というか、BLは題名がお洒落なものが多いですよね」といきなりの大絶賛! 確かに、BLにはタイトルがスタイリッシュな作品が多いですよね。

そして、このエピソードからもお分かりの通り、書店男子は担当ジャンルに関わらずBLの存在を認知しています。度合いに個人差はあれ、「男の子同士の恋愛を扱うコミック・小説」という枠組み自体はばっちり把握していると思われます。腐男子ではない男子の中でBLと触れ合う機会が最も多いのは書店男子かもしれません。

どちらかといえば真面目で硬派そうな外見の書店男子。でも彼らは実はBLを知っていて、日常的にBLと触れ合っています。そう考えると、少し親しみやすく感じていただけるのではないでしょうか。

 

6.書店員の腐女子率はまさかの半数超え!?



店員側も腐女子というのは、実は超あるあるです。以前、BLコミック複数冊をお問い合わせのお客さまが、「こういう本ばかりですみません……」と恐縮していらっしゃいました。そこで、「いえいえ! 私も腐女子です!」とカミングアウトしたところ、「そうなんですか!?」とかなり驚かれていました。

筆者の勤務していた書店では、同僚女性店員のうち6、7割が軽度~重度の腐女子でした。他店のスタッフと交流した際も、必ず一定数いる! という印象で、実は店員側もかなりの発酵度です。お客様がお持ちになったBL本をレジ打ちしながら、こっそり心の中で頷いている…なんて場合も少なくないかもしれません。


まとめ

 

・書店員にとってBLはいつでもそこ(売り場)にある酸素のようなもの。
・一日のうちに何度もレジするので、気まずさは特にない。むしろ、当店でお買い上げありがとうございますと思っている。
・書店員は腐女子の味方です。

当記事を読んでくださって書店を身近に感じてくださったちるちるユーザーの皆さま、ぜひ今後とも一般書店でBLをお買い求めください!

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コメント4

投稿順|最新順

匿名3番さん(1/1)

凪良ゆう先生が本屋大賞を取られましたが、一般書籍はともかく過去のBL著作は電子書籍しか無いものが多いです。
BL小説は確かに読者を選ぶとは思うけど、受賞はファンになって買っていただくチャンスでもありますよね。
出版社の方がここを読んでいたら、凪良先生のBL絶版本をぜひとも紙書籍で復活して頂きたいものです。
でないとせっかくの本屋大賞なのに、選考した書店員達にあまり利益がないと思うのですよ。

以前書店員してましたが、ブックライナーの事は普通にブックライナーでしたよ…(笑)取次(書店業界での卸業者の事)によってはブックライナー使ってないとこも有りますし。
アニ●イトみたいな漫画・アニメに特化したところでない、一般書店では、男性店員に限らず女性店員も普通にBLに慣れてます。シュリンクだとかもう何も気にせず処理していきますから。特に恥ずかしがらなくて大丈夫です。
あ、でもお探しの本が有る場合は、本文に書いてる通りISBNを伝えたり、それを検索機に入れる方が楽です。その店のシステムにもよりますが、例えば『ヤリチン☆ビッチ部』というタイトルでも、☆を入れなくても検索できるかどうかとか有るので、その本独自に付けられているISBNを言ってもらえる方が店員は断然助かります。ちるちるさんの個別ページにも出てますしね。それで店内在庫がパッと判るので、有る無しの判断が早く済みます。

一般書店の新刊本の入荷数は、勿論書店員が独自に定める場合も有りますが、大抵売上データをもとに取次が勝手に決定しちゃいます。勿論出版社の手も入りますが。続き物コミックスだと前巻がこれくらい売れたから次の本はこれくらい~ってある程度は見込めたりしますけど、BLは殆どが単巻もの。その作家が以前どれくらい売れたかだとか、話題性だとかで決まるので(この話題性というのは出版社が作るものもあるし、ネットでの話題などを敏感にキャッチする書店員が入荷数を操作したりもします)、「私はこの本の発売を凄く心待ちにしてるけど、発売日に一般書店行ったら無かった…!」という方も多いかと。やっぱり予約が確実です。あとこの作家は絶対この店で買う!とその店で実績を作ってあげるとか。
あとe-hon、Honya Clubなど、ネットで買って書店で受け取り、というサービスも有るのでお薦めですよ。

匿名2番さん(1/1)

カバーかけを、実は楽しみにしている男性店員さんがいるのであれば!破廉恥な表紙の本でも安心して買えます。躊躇いは、ちょっとあったので(笑)

匿名1番さん(1/1)

一般書店にもBLをいっぱい置いてほしいから、なるべく一般書店で購入するようにしてます!これからもよろしくお願いします。在庫確認は女性店員さんを捕まえてるのですが、これからは臆せず男性店員さんにも声かけますね。

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