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視界が濃厚すぎる…!名画のように惹きつけられる美麗背景BL5選

2020/10/25 18:00

BLを選ぶ基準に背景はどうでしょうか!



皆さんの「BLコミックを選ぶときの基準」は一体何でしょうか。表紙、レビュー、作家さん、ストーリー……。最近では、電子書籍で試し読みをしてから買う方も多いのではないでしょうか。

今回、新たな基準として提案したいのは、ズバリ”背景”。キャラクターやストーリーに集中して漫画を読んでいるとあまりじっと眺めることはないかもしれませんが、試し読みの際に背景に目を向けてみては? という提案です。

登場人物の生きているさまを引き立て、グッと物語に惹きこむような背景は、漫画に欠かせない要素ですよね。

そんな縁の下の力持ちである背景には、その作品の世界観や作家さんの想いががたっぷりと込められています! 圧倒的な世界観と画力で描かれたROMEOシリーズのわたなべあじあ先生などは、物語を世界観から決めるのだとか。

前置きが長くなりましたが、今回は美しい背景に目を奪われるコミック6作品を紹介したいと思います。緻密な画力で視界が濃厚……! となる作品をぜひ手に取ってみてください!

ノスタルジックな生活感あふれる日常風景と二人

雪の下のクオリア』作:紀伊カンナ



雪の下のクオリア』紀伊カンナ先生インタビューより

*背景ポイント
雪が積もっている静かな町の様子や学生寮の古びたノスタルジックな雰囲気がたまりません! 屋内の日用品が雑多に置かれた生活感満載な様子に、「主人公たちが実際に生きてる……!」と感じます。また、2人で食べる湯気が立つほどのあたたかいご飯が◎。徐々に打ち解けていくのが伝わってきます。それから、特に注目してほしいのは完全に雪が解けた6月、公園の大木の下でおにぎりを食べて寝っ転がるシーン。花びらが舞い、光が差し込む場所で、2人は蕩けそうな優しいキスをします。全体的に大変美麗なので、ぜひ背景にも注目してみてください!

*ストーリー
他人に興味がなく植物が好きな明夫と、行きずりの相手と一度限りの関係を繰り返すゲイの海。ある日、玄関前に倒れていた海を助けた明夫は、それ以来海に懐かれて……。リア充で遊び人な海を理解できないものの遠ざけることができない明夫。辛い過去を持つ二人がじっくりと雪が解けるように距離を縮め、変わっていく様子に心掴まれます。北海道を舞台とした、しんみりと心に沁みる2人の物語です。

*ユーザーコメント

紀伊先生の作品はどれも1ページ、1コマの絵の描き込みが多く、映像美が素晴らしいという印象です。とても柔らかく、優しく、どこか懐かしい気持ちになる、そんな温かみのある絵です。――手毬 さん


 

あったかくて美味しい料理と幼馴染の再会ラブ

焦がれて焦がして』作:noji

 

*背景ポイント
悠次のもつカフェバー”プレール”のモダンなのにどこか懐かしさを感じさせるような内装がnoji先生のあたたかいタッチで描かれています。テーブルが料理道具や食材でごちゃっとしている様子も楽しいです。しかし、なんといっても注目すべきは、心を込めた料理たち。幼馴染である総一のためにつくる和食、洋食、お弁当。お腹は空いてきますが、読み手の心を満たしてくれるそんな暖かい日常風景が2人を彩っています!

*ストーリー
愛おしい人のための料理を作る……心洗われるBLです! 悠次は片想いしていた幼馴染・総一に偶然再会するものの、相手は仕事のストレスでボロボロで……。やつれていた総一を助けるために、悠次は料理をふるまうことに。あたたかいごはんと共に2人の焦れったい恋も進んでいきます♥ 友達→恋人への照れくさ~い感じは必見です!

背景や小物・食事シーンはもちろん、サブキャラクターなど1ページ1ページ細部まで描き込みをされているので、何度も読み返したくなりますし、2人の生活風景をこっそり覗かせて貰っているようでワクワクしました!――みざき さん

 

まるで現地にいる気分…世界一周旅行×BLの最強タッグ

僕らの地球の歩き方 1』作:ソライモネ(あびるあびい)

 

僕らの地球の歩き方 1』ソライモネ先生インタビューより

*背景ポイント
とりあえずこの歴史ある建物や食べ物の緻密な描き込みを見てください……! 現地の匂いや暑さが伝わってきて、まるで一緒に世界旅行している気分になります。ちなみに上のカットは先生が最も苦労したというタイのワットアルン(暁の寺でも知られるタイにある寺院)です。印刷できるのか心配になるくらいの細かさですし、1ページに収まっていることに驚きです。他にも「やっばい美味そうすぎる!!」と叫ぶ主人公2人に共感せざるを得ない各国の料理や、温泉など見てるだけでバカンス気分になれるので、ご一読を!

*ストーリー
「世界一周できたら結婚しよう」と約束をして旅をするお話です! 物語の主人公は、カミングアウトできず、人目を気にする心配性な朝日と、。そして、マイペースで楽天的なワンコ男子・深月。朝日は仕事を辞めて、2人は人生を変える旅に出ます。朝日が旅行を通して「恋愛や人生に対してどう向き合っていくのか」。出会い、別れ分かれ、価値観の違いや心情の変化について丁寧に描かれており、じっくりと楽しみたい一作です。

もう、最高〜!存分に旅行気分を味わわせて頂きました。
観光地や景色の描写が詳細で、小さなコマまで背景の書き込みが丁寧になされています。本当に素晴らしい。
各国の美味しいご飯もたくさん紹介されており、そちらも見所。
――ぷれぱーる さん



現実を忘れさせる光の差し込む美しい君…。

ばら色の研究と花喰らふきみ』作:ビリー・バリバリー

 

ばら色の研究と花喰らふきみ』ビリー・バリバリー先生インタビューより

*背景ポイント
洋風のお屋敷に広がる薔薇。家具、食器から食事まで何をとってもエレガント……! こんな生活してみたいです。それらに浮世離れした花を食べる美しい男、蜂須川が存在することで、色気と美しさのフュージョン、相乗効果で眩しすぎることに。キスシーンやエロスなシーンまでも芸術作品のような耽美な雰囲気となっています!

*ストーリー

「光る薔薇」を研究する葛ノ葉が、資金援助を申し出てくれた蜂須川という男の屋敷へ赴くところから始まるお話です。蜂須川は”花を喰らふ者”であり、ばらが溢れる美しいお屋敷に住んでいるのですが……。”花を喰らふ者”とは何なのかと疑問を持ちつつも、薔薇の香りがむせかえるようなキスをして流される葛ノ葉。薔薇ギャグ(?)が入りつつも美しくエロティックに進んでいく物語は、一気読み間違いなしです!

人物はもちろん、花弁の膨らみ、木々が落とす影、屋敷の装飾など背景が驚くほど美麗です!それに蜂須川の不思議な存在感が作品全体の雰囲気を作っていて、アートのような作品です。それでいてクスッとさせられるひとこまもあって、相反するトーンを両立させるビリー先生の力量ほんとにすごい!――ayaayac さん



スイーツ、インテリア、スーツリーマンに目が足りない…!

オールドファッションカップケーキ』作:佐岸左岸

 


オールドファッションカップケーキ』佐岸 左岸先生インタビューより

*背景ポイント
2人で食べる食べ物、モダンなカフェ、綺麗好きな野末さんの部屋などが非常に可愛らしく丁寧に描かれた作品。上の二コマでは、照れている上司・野末さんと部下・外川の対比も面白いですが、二人を見ているモブのお客さんまで細かく描かれています。モブにまで額縁に飾りたいキュートさを持たせるなんて流石です……。主人公・野末さんの暮らしている広すぎるお家も必見。朝ご飯を作り、夜ご飯を作り、眠る様子が描かれていますが、雑多な雰囲気のインテリアにこだわりを感じられます。

*ストーリー

寝て、起きて、仕事をする毎日に少し憂鬱な39歳・野末。無愛想だけど信頼厚い部下29歳・外川はそんな野末が気になっていて……。部下と上司が流行りの店のパンケーキやランチを食べたりして心のアンチエイジングをしていきます。おじさんだから……と縛られず、踏み出した世界でゆっくりお互いが大切な存在になっていく過程にじんわりきます。

キャラクターだけでなく背景や小物の一つ一つに至るまでの作画がとても丁寧で緻密。その描写を拝見するだけでまず眼福で楽しさがあり、そういう説得力に満ちた日常的な描写の中で繰り広げられる登場人物、部下外川と上司野末の揺れ動く表情、反して仮面の下に押し留めていて漏れこぼさないように苦労苦悩している表情がとても印象的でした。――k0791k さん



ストーリーを引き立てる圧倒的世界観に酔いしれる…。

果ての荒野でバカンスを』作:赤河左岸

 


果ての荒野でバカンスを』赤河左岸先生インタビューより

*背景ポイント
表題作の主な舞台は惑星。上の一コマからは惑星の静けさポツンと一人立つ主人公の孤独さが伝わってきます。主に出てくるのは植物と地面ただそれだけ。切ないです。上の画像では暗い空に離れて配置されるコマにグッと引き込まれて素敵ですね。他の作品でも、舞台の博物館、甲殻類などキーになってくる生き物が緻密に描かれており、人間以外に注目しても楽しいです!

*ストーリー
この作品は3つの短編から成り、1作目は”赤子~老人まで成長×成長しない青年”2作目は”自分の綺麗な顔が嫌いな少年と人間の美醜より虫とかの方が好きな少年の博物館を舞台にしたBL”3作目は”地球から遠く離れた赴任星から想い人と一日一度の通信をするSF”と大きく世界観が異なります。どの作品も考え方の根幹に関わってくるお話で、心にズシンとくる忘れられない読書体験になるはずです。泣きたいBLを読みたい方に是非。

コマ割と余白、そして何もない荒野を含めた引きの画が1人である孤独や距離を更に感じさせるものになっているからなのかも。――みざき さん



***

いかがでしたでしょうか。個人的に表紙だけ見ていても一冊丸ごと宝物箱に入れたくなるような作品たちでした!
ぼーと眺めているだけでも、何とも言えぬ幸せな余韻に浸れます……。皆さんの心洗われるイチオシ背景作品があればぜひコメントでお知らせください!

 

holly

表紙買い&まとめ買いがストレス発散。黒髪短髪男前苦労人受けに弱いです。ファンタジー系を勉強中。

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コメント12

投稿順|最新順

匿名11番さん(1/1)

丹下道先生はいかがでしょうか?「恋するインテリジェンス」の背景は本当にリアルで素晴らしいです。

時々、業務で合同庁舎に行くのですが横目に見る財務省や外務省のリアルさに妄想が止まりません。

匿名10番さん(1/1)

絵の違いがわかるひとがうらやましい。

匿名9番さん(1/1)

雪下以外は絵的にちょっと受け付けない・・・・。

匿名8番さん(1/1)

この記事なぜbadが多いの???

匿名7番さん(1/1)

はいはーい!
吾妻香夜先生!

匿名6番さん(1/1)

高久尚子先生はいかがでしょう。
美しい色使い、グラデーション。
どの表紙もステキです。

匿名5番さん(1/1)

私も池玲文先生は「名画のように惹きつけられる美麗背景作品」を描かれていると思います。妥協のない美しい線が素晴らしいです。

匿名4番さん(1/1)

私は座裏屋蘭丸先生がまず浮かんできました。シャングリラの島やリカーアンドシガレットの背景素晴らしい。

匿名3番さん(1/1)

私も断然、池玲文さん!

特に「No.99:人間玩具」
ファンタジー世界の風景描写が本当にお見事で、まさに「名画のように惹きつけられる美麗背景」そのものだと思います。

匿名1番さん(2/2)

そっかー。残念です。

匿名2番さん(1/1)

細かい描き込みの多い作品≠名画のように惹きつけられる美麗背景作品

匿名1番さん(1/2)

ここに池玲文先生を入れないなんて‼︎ 信じられない‼︎
「銀閣博士とモルモット」他、刮目して欲しい緻密な背景目白押しです‼︎

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