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異論は認めません!? 私のイチオシはこれ!54

2013/08/13 00:00

新刊の中から、話題になっている作品、私のオススメ作品などをピックアップして紹介します。視点は少々(いや相当?)偏っていることもありますので、ご注意くださいませ?。
今回は2013年7月の新刊などから、こちらの作品を紹介します。

■可愛くて、どうしよう?/栗城偲/小嶋ララ子/プラチナ文庫

 幼なじみで同級生の寺杣嵐が可愛くて仕方ない高校生・相笠宇雪は、昔からスキンシップ過多な嵐に恋愛感情を感づかれないか不安を募らせていた。幼い頃から嵐の手を引くのが自分の役割だと思っていたのに、嵐が相談することなくしっかりと進路を考えていたことを知りショックを受ける。そんな中、突然嵐にキスをされさらに混乱してしまい…。

 幼い頃孤立していた嵐に宇雪が声をかけて以来、ずっと親しくしてきたふたり。外国人の血が混じっている嵐は子供の頃とても可愛くて、宇雪の中では嵐は自分が守るべき、手を引くべき相手だったのですが、成長して変わってきています。実際は嵐の方が先に外見も中身も成長しつつあるけれど、宇雪はそれに気付いていないし、嵐自身も見せないようにしている。でも進路の問題を前に、ふたりの関係に変化がおとずれます。
 周囲からしたら何を今更という感じなんでしょうけど(笑)ふたりが可愛い雰囲気で昔からそんなノリなので周囲には受け入れられていますが、どう見ても普段からいちゃいちゃしている! 嵐に対する恋愛感情は持っていても宇雪は素直な性格なので疑っていませんが、嵐は意識的にその流れを作っています。
そんな中で、進路の事でふたりの間に今までと違う波が立ち、ふとした瞬間に嵐の気持ちがあふれ出てしまう。ずっと嵐への恋愛感情を隠してきた宇雪は、嵐の突然の行動に混乱してしまいます。問題が起こると言っても、このふたりの場合本人は真剣でも端から見たらそれもいちゃいちゃの延長みたいなかわいいものです。前半はお互いの気持ちを知って恋人になるまで、後半はその後大学に進学したふたりの話でした。

 内容的には、とてもシンプル。深刻な問題は起こらないし、友人の反応も優しいです。ふたりのいちゃいちゃがこの話の1番の読み所! もちろんエッチも美味しいですよ! ふわふわした可愛い雰囲気だったふたりから出てくる生々しさ(←大袈裟)に、ドキッとさせられました。宇雪が初めて経験する気持ちよさに恥ずかしがって泣いてしまう様子が可愛くて、萌え悶えました。

 栗城先生の新刊はとても可愛い話でした。お互いに可愛いと言い合っているのが新鮮。「男百合」っていいものですね! まぁ今回の話は嵐が後半男らしくなっているので、「男百合」という意味ではゆるいのかなと思いますが。宇雪と嵐のような子がお互いに可愛いと言い合いながらいちゃいちゃしているのはとても美味しかったです。甘いけれど、しつこくないさっぱりした甘さ。大きな事件が起こったりするような話ではありませんが、甘さに癒されて満足度高い1冊でした。萌えもぬかりなし!可愛い話が読みたい時にオススメ!

 そして、可愛い男の子ふたりが絡むならリバりつついちゃいちゃしてもいいと思うの…! ということで、こちらのコミックスもご紹介。

■ルールそのいち 完全版/村上左知/KARENコミックス

 部活の顧問・知念に連れて行かれたゲイクラブで、野上理央はクラスメイトの塚本悦史を発見する。「二人の秘密を守ること」というルールを決めたふたり。理央は塚本が気になっているけれど、塚本には受同士だから恋愛には発展しないと牽制されてしまい…。

 理央は自分がゲイであるという自覚はあり、理解者である知念と親しくはしているけれど、恋愛に対してはまだ初心な高校生。それに対して、塚本はゲイクラブでフラフラと相手を見つけては寂しさを紛らわせています。塚本のモラルの低さに戸惑う理央ですが、そんな行動の背景には塚本の寂しさがある事や、優しさを次第に知ることに。両極端なふたりですが、人を好きになるという事を知らないのは同じです。今まで知らなかった気持ちが「恋」だと自覚するまでの心の動きが、ふたりとも初々しくて可愛い。

 序盤は精神面の話がメインで、肉体関係には一応発展していますがサラッとしています。中盤からはその後の日常。大きな事件は起こりませんが、理央と付き合う前までは受だった塚本が、自分相手に攻ばかりで不満はないんだろうか?と理央が悩む話になっています。…その結果ふたりが辿り着いたのはリバ!! リバ(リバーシブル)って、個人的には好きなのですがあまり出会いません。時々見かけるものも、攻同士カップルが殆ど。でもこのふたりは受同士なのです! 今回のふたりの場合、リバのスイッチは塚本の甘えモードといじめっ子モードの切り替わり。逆転した時、理央は一応攻めていますが、塚本の襲い受に近いです。攻守のバランスが面白い!

 ということで、こちらは可愛い男の子がいちゃいちゃした結果リバという関係に発展した作品。リバは好みが分かれると思いますが、この二人みたいな受同士のリバなら割と読みやすいのではないかと思います。相手に甘えたかったり、相手をリードしたかったり、気負わずどちらの自分も出していけるのは同性ならではですよね! 逆転を虎視眈々と狙っている精力旺盛な攻同士もよいですが、理央と塚本のような受同士カプは穏やかで可愛くて癒されます。ニヤニヤすること間違いなし!

紹介者プロフィール:にゃんこ
長い冬眠期間を経て数年前に復活。内容はもちろん大切。でも萌えるHも大好物! 心躍る萌えを求め、腐海を彷徨う流浪の腐女子。 小説&コミックスを中心に、BLCD、BLゲームなども含めた感想をブログで書いていますので、そちらもよろしくお願いします! http://macnyanko.blog22.fc2.com/

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