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今伝えたい物語がある 「戦争」テーマのBL5選

2014/08/15 08:03

2018/08/15 14:39


生と死、別れと出会い、深いメッセージ性を孕んだ作品たち

 


BL作品の中にも、戦争が題材となっているものや、戦時中・終戦期を背景にした作品が多く存在します。生と死、たくさんの別れと再会――そんな言葉では表現しきれない苦しみ、そしてその中にもきっと存在したはずの光。

難しいテーマに敢えて挑んで創り上げられた物語は強いメッセージ性を孕み、心打つ名作が多いことも確かです。今日はそんな様々な想いが込められた作品たちをご紹介します!


戦時下でしか表現できない緊張感とエロティシズム

どこにもない国』作:草間さかえ




【あらすじ】
南方戦線での状況下、たびたび問題を起こしては処罰される部下・早川と、厳しい隊長の竹内。二人の間にはある秘密があって・・・。そして時代は終戦を迎え、復員船で祖国に戻った二人は共に暮らすようになるが・・・。男同士の情愛と儚さを、当時の風景を濃密なタッチとともに描いた表題作とその続編。ほか読み切り5篇を収録した、ファン必携の作品集。

映像でしか見たことがないセピア色をした戦時中~戦後の何とも言えない、雰囲気が草間先生の絵とマッチしていて、より世界に入っていけました。--blacksimaさん




繊細な言葉で綴る、命を懸けた初恋の物語

天球儀の海』作:尾上与一(イラスト:牧)

 

【あらすじ】
希は特攻に行くことを決めた。町の名家の跡取りの、1人息子である坊ちゃん、資紀の身代わりとして――。幼いころ、希は危ないところを資紀に助けられた。資紀が現れなかったら自分に命は五歳で消えていた。坊ちゃんとお国のために死ねるなんて、なんと幸せなことだろう。希は十数年ぶりに坊ちゃんと再会するが……。

戦争・特攻という背景をうまく使い、互いの、互いを想う気持ちのスレ違い、しかし深い想いという、愛情をきちんと真ん中に据えた安心して読めることのできるお話です。――茶鬼さん

 

素晴らしいです。素晴らしい。年齢差。初恋。健気受け。執着攻め。時代背景。シチュエーション。文。重い苦しい切ないBLを求めていた私にとって、この作品はかけがえのない理想の一冊です――なぺっぺさん

 


BLの枠を超えた名作!『天球儀の海』スピンオフ

碧のかたみ』作:尾上与一(イラスト:牧)




【あらすじ】
昭和十八年。
全盛を誇る南の要塞・ラバウル航空隊に着任した六郎は、喧嘩に明け暮れている戦闘機乗りの琴平恒に出会う。問題児だが優秀なパイロットの恒と「夜間戦闘機・月光」でペアを組むことになった六郎は、行動を共にするうちに故郷の家族を守りたいという彼の深い思いと純粋さを知り、恒に惹かれていく。命の危険と隣り合わせの日々の中で、二人は互いを大切なペアとして愛しく思うように。しかし、ラバウル航空隊にも敗戦の足音が近づきつつあった。

BLという言葉で片付けたくはない。ただ好き好き言い合って、体を重ねて…というモノではない。唯一無二の存在、深い深い絆、とても気持ちのいい読後感でした。――ちろ。さん

 


『碧のかたみ』は、『天球儀の海』の主人公の一人である琴平希の兄・恒(わたる)、その恒とペアを組むことになった六郎の物語。「このBLがやばい! 2014年度版」の小説部門にて『碧のかたみ』が第2位、『天球儀の海』が第3位とダブルランクインを果たしたことも話題になりました。両作とも、涙なしには読めないと語る読者が続出した感動作です。



身分の違いに翻弄される猟師×若様

禁猟区の森』作:定広美香

 


【あらすじ】
戦争で混乱する昭和初期。航空兵に志願した佐助は、死ぬ前に主人である和泉を思い出の森で抱きたいと願いでる。時代に翻弄され、抗えない身分違いの恋の先にある未来とは・・・。他、読み切り2作と大人気シリーズ『オーガニック・サンズ』のその後も収録!!

戦中期が舞台で、褌という時代物ならではの素敵アイテムが登場。絵も構成も安定感があって、安心して読めます。――yoshiakiさん


こういう主従の不変な愛モノって、王道ながら萌えますね。その先に幸せがあるのか、悲しい運命があるのか、またわからなくエンドに持っていっているところが定広さんらしい展開でした。―-茶鬼さん


身分差、その背景にある時代そのものに翻弄される主従関係を描いた作品。作中に登場するふんどしが乙女たちの萌え心をくすぐりました。

 

時代を超えて気付く、戦時→現代のタイムスリップ作品

あおに鳴く』作:灼




【あらすじ】
ある日、男が落ちてきた。大人びた男子高校生・司朗はその男を助け家に置くことにしたが、どうやら記憶喪失になっているらしい。そしてこの時代の人間じゃない…? その男に“菊”と名づけ、謎のまま始まる二人暮らし。日々の暮らしの中で少しずつお互いを知っていく司朗と菊だったが激しい悪夢に悩まされる菊を見て司朗は…

一体どんな記憶を持っているのか?とすごく気になりましたし、菊の記憶の中の時代背景などにも非常に興味をそそられると思います。とにかく謎ばかりなのでどんな展開になるのか非常に楽しみです。――Sakura0904さん


こちらの作品は未完結なので続きが気になる!と言う声が多くありました。タイムスリップものと言うことで、よりリアルに戦時中の様子が現代と比べて感じられるかもしれません。

 

いかがでしたでしょうか。決して明るく楽しいだけの世界ではありませんが、描かれている愛情はすべて純粋で本物です。深いメッセージを感じたい時、切なくも温かな涙を流したい時、ぜひページをめくってみてくださいね。

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コメント31

投稿順|最新順

尾上先生の1945シリーズの小説をしっかり読まれた方なら、先生が何を伝えたくて書かれたのか、分かるはずです。生半可な気持ちで題材にされてませんよ。
戦争を知らない世代の人が増えてきた今、戦争をテーマにした小説の役割は大きいと思います。

戦争ものの小説や映画、ドラマにも男女の恋愛要素も普通に入ってます。BL(同性愛)だと不謹慎と言われるのは納得できかねます。戦時を必死に生き抜かれた方、亡くなられた方、皆に等しく青春はあった事でしょう。思いを馳せるのは自由だと思います。私はBLも社会問題とかもっと取り扱って欲しく思っています。


自分が匿名19番さんと同じ日本人であることが残念

こういう作品を世に出せる日本が好きです
お隣の国なら不謹慎ダーが大勢出てきて潰されてしまうでしょうからね

尾上さんの作品はどちらも読みました。

『天球儀…』の問題のシーンは気分は良くないですが、不謹慎だと思いませんでした。
これは読んだ人が、どう感じるかの問題だと思います。

また、戦争モノをどの時期に特集するのが不謹慎じゃないのか、よくわかりません。

私はこの記事と投稿コメント読んで知らない作品があったので、とても満足です。

『碧のかたみ』に関しては、読後に唸りました…BLという枠をこえているなぁと。
よく取材され、勉強されてる作家さんだなと思いましたよ。

草間さかえさんの作品もはじめて読んだとき、衝撃的(良い意味)でしたが、大好きです。

どなたかも仰ってましたが、レビューだけで読みもせず、作品や作家さんのことでをアレコレいうのは、この場ではやめて欲しいですね。

また、レビュー読んで気に入らなかったら読まなければいいだけですから。

ただ、戦争とBLが不謹慎に感じるというご意見は、人それぞれ感じることが違うんだな~と思いました。

あと、『大空のサムライ』というのもはじめて知ったので、ちょっとググってみます!

みなさんのおっしゃる通り、どんな風に感じるかは人それぞれだと思います。
戦争映画に人気俳優が出演するのも、そんなの不謹慎という捉え方もできるでしょうし、その俳優の人気を利用して多くの人に戦争の悲惨さを知ってもらうためという見方もできるし。
どちらもあり。
でも、最低限「人それぞれ」ということを踏まえて意見を書くべきだと思います。
「この作家さんは何を思ってこれを書かれたのか…もう書かないでいただきたい」「そんな内容だれが好きで読むんだろう」というような、作品を全否定する考えを人に押し付ける書き方は、チラシの裏ならともかく、こういう場ではやめていただきたいです。

戦争モノのBLが気にいらなきゃ読まなけばよい。興味があるなら読めばよい。ただそれだけのこと、BLと言う作品が自由な発想で楽しむことが出来る今の日本に生まれてこれて本当よかったと私は思う。色々規制され好きな本も読めない国も今だにあるのが現状なので…戦争があった事実を思い出せるこういう娯楽本も必要だと私は思います。

匿名13番さんに激しく同意!
戦争時代も男女の恋愛物なんていくらでもあるのに、BLになると不謹慎なんて差別的ですよ。
取り上げ方次第でしょう?

匿名1番さんは、戦争をBLの題材にするのは反対だというご意見なんですね。
私は、他にも様々なフィクションの題材になっているのですから、問題は描かれ方や内容であって
BLだけを特別に考える必要はないのではないか?という意見ですが、
安易な描かれ方が不謹慎だというのはよくわかります。

手を切るうんぬんは、「天球儀の海」に関して言っておられるんだと思いますが、
これに関してはやはりお読みになっていないのでしたら語るべきではないのではないでしょうか。
私は特にいいとも思わず読んだ話でしたので、好きな話を批判されてという気持ちは全くないのですし、
こういうちるちるのニュースの作り方には疑問も持っている者ですが、
それでも自分自身で読んでいないものに関して、
「間違ったこと書かれてたり、手を切るなんて言語道断」という書き方は
反感を買うと思いますよ?

>匿名1番さん
ここは、N●Kしゃべり場でもなく討論する場所ではナイと思います。
他の方の言うように、反論異論あるんなら スレ立て したほうがいいのでは?
あくまでもここは、「BLニュース記事」なので。
個人的な戦争論感情を ここで書いても仕方ない と思います。

キリヱさん=おススメありがとうございました。今更ながら。
BL作品のカテゴリー&フィクションとして捉えているので、
私は別に不謹慎だとは思いませんよ。新鮮でした。
ここで、BL記事が戦争物UPしてる事は事実なので、BL作品の一つでいいのでは。

>匿名1番

好き嫌いは人それぞれだけど

別にあなたがどう思っていようが
どう感じようが、反対しようが
そんなことどうでもいいので、

嫌ならスレでも立てて書き込んでよ。
好きな人は見ないってこともできるんだから。

それを好きな人がいるのに
堂々と否定して開き直るのは
よくないと思う。

ましてや読んでもないのに本の悪口を書くなんて言語道断だよ。

>>匿名1番さん (4/4)

>間違ったこと書かれてたり、手を切るなんて言語道断
>そんな内容だれが好きで読むんだろう…

この中のどの本の話をされているんでしょうか?
漠然とここに上がっている作品に対して誤解を招くようなことを書くのはどうでしょうね。

間違ったこととかblはフィクションですよね
戦争に行くのが嫌で自害した人がいるとゆう話を聞いたことがありますが
それでも、戦争の真実なんて体験した人にしかわかりませんよ

間違ったこと書かれてたり、手を切るなんて言語道断
そんな内容だれが好きで読むんだろう…

好きな人には申し訳ないけど
昨日の戦争特集などのテレビを見て思いました、やっぱり反対です

戦争BLは読みます。感動もします。引き裂かれそうな愛に萌えます。

私は20代ですが、昔から戦争を題材にした映画や写真展にも足を運んでいます。
日本に限らず、戦争は悲惨で残酷な物なので……BLだと腐の目線と言う萌えが出てきます。
それが、自分自身…他の人と違う感覚で見てる部分があって不謹慎だなって思うのです。

もし実話でゲイの人達の話が映画とかであっても、腐女子の心で見てしまう部分がありますが、BLは架空の物で…BLで戦争萌えるって言っていたら、その時代に生きた人達に失礼だなって思うのです。

他にもちるちるで、尾上さんの記事や戦時中の腐女子はどうやって~と言う記事がありますが、その時は何とも思いませんでした。

だけど、今時期だからだと思います。
これだから、腐女子はとか言われそうな記事だなって思いました。

まあ、私は腐女子を隠していないんですが、何言われてもどんとこいみたいな強い心じゃありませんし…。

長々とすみません。なんだ、偉そうだなって思われた方いましたら申し訳ないです。







戦争の時期の男女の恋愛小説だったら不謹慎とか言われないんじゃないかな?
BLだから批判されるのはある意味差別的な感じがする。

尾上与一さんの作品しか読んだことありませんでしたが、他にも戦争を題材にしたものがあるんですね。

不謹慎だと思われる方もいらっしゃるでしょうが、私は今の時期だからこそ読んでみようと思いました。
お勧め、ありがとうございます。

別に戦争が題になるのは他のジャンルの作品にもたくさんあるし言ったらきりがないのはわかる
けれど、この本当にあった戦争をblの題材にするのは良くないと思うんだ
戦争ものを書くなら架空のものでお願いしたい

私はこの記事や作品を不謹慎とは感じないけれど
戦争物のBLはおススメされても読みたいとは思いません。
戦争に限らずBLの設定は、ストーリーのためのスパイスだと思っています。
戦争をスパイスとした作品を読みたくないという思いがあります。
それなら普通の戦争物を読んで、戦争についての理解を深めたい。
(*坂井三郎の『大空のサムライ』が凄く好きです。
正直、戦争物BLを読むなら先にこちらを読んでほしいと思ってしまいます)
けれど、戦争を取り扱ったBLがあってもいいと思うし
誰かにおススメすることも悪いことじゃないと思います。
不快に思う人が他よりも多いと言うだけで
結局のところは人は人、自分は自分だと思うのです。

>匿名7番

私自身が「平和ボケ」「不謹慎」とは言ったわけではないけど、疑問にお答えするなら「強姦もの」もその他犯罪にかかわることも、不愉快だから書かないでほしいと思ってるよ。個人の好みだから声高に言わないだけで。そういうのがお好みの方も多いんだろうし。

戦争とBLは切り離して考えてるけど、やはり時期的に不謹慎だとは思う。
難しい。
不謹慎言い出したらキリがないし。
ただ、BLとは別に、終戦と言われてもピンとこない、というコメントは非常に非常に残念に思った…。
自分も知らない世代だけどさ…。
主旨違いなのでこれだけ。
失礼しました。

7番さんと似たような意見です。表現の自由に水をさすようなこと言っちゃいけない。
それにこの国もどんどんきな臭くなってきてる。平和ボケって言葉も近々に死語になるでしょう。そっちのほうが怖いな。

平和ボケ??

その論理でいくと、
強姦もののBLも非常識で不謹慎だよね。
書くべきじゃないよね。

あれはよくてこれはダメ、
その基準ってどっからくるの?
作者さんを責めるのはお門違いでしょ。

お涙頂戴?捻くれもいいとこだわ。
いつの時代もホモは確実にいた。

純粋に感動する話として読めないなんて心が荒んでるとしか言いようがない。

BLを変な目で見てるからこそそんな風に思うのでは?

恥ずかしいのはそういう下品な目でしか見れない心では。

>>匿名1番さん

>「天球儀…(省略)」ちるちるのレビューの言葉から抜粋すると
>不謹慎だな、て思う。この作家さんは何を思ってこれを書かれたのか…もう書かないでいただきたい。

ということは、あなた自身はこの本を読まれていないんですか。
読んでもいない本をどうしてそこまで批判できるのか理解できません。
あなたのコメントのほうが残念です。

「天球儀…(省略)」ちるちるのレビューの言葉から抜粋すると
不謹慎だな、て思う。この作家さんは何を思ってこれを書かれたのか…もう書かないでいただきたい。
平和ボケ丸出しで見ていて恥ずかしい。
戦死者、その遺族、深い傷を抱えて今も生きている方のことを考えると
この重いテーマで萌え、お涙頂戴、を書くのはどうかと思います

この日が来たな…て感じるのはTV、新聞で感じるので
BLニュースでだされた特集で見るのはいたたまれなく、大変残念に思いました。

この日だからでしょう。

私の年代になると
こういう紹介で「ああ、今日って終戦記念日なんだ」って感じ。
でもそれだけの感覚です。
こういう本の紹介なりテレビ(’必ずこの時期にテレビドラマや映画・アニメしますよね)なり
なければその日すら覚えてない年代です。

なのでとらえ方は人それぞれだけど
私は別に気にならないです。
というかこういう紹介がある分、一応思い出すきっかけにはなってるしいいのかな。


尾上与一『碧のかたみ』読んでみたいです。
戦争とBLは自分カテゴリにはなかったので新鮮です。
「深いメッセージ性を孕んだ作品たち」かぁ。
漫画派でしたが小説も読んでみようかなー。

時期的にはそうですね、失礼いたしました。

別に戦争物は嫌いじゃないけど、今時期におすすめされると不謹慎だなって思う。

>匿名1番さん

ほんと、ヘド出そう。

何だろう…どれも見たくないし、おすすめされたくない。
お涙頂戴の為に戦争の話が利用されたと思うと、胸糞悪いです。

戦争物でしたら、草間さかえさんの「どこにもない国」もお勧めです。

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