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「夜のBL」と書いてもなぜエロく聞こえないのか?夜のBL6作

2014/12/22 16:56

深い、長い、広い、厚い。”夜”にはどんな形容詞が似合うでしょうか。
”夜"
なんでもこじつけられそうな中二病っぽい言葉ですね。
しかし”ナイト”と英語にすると、なんだか軽い響きになっていけません。
また「夜の~」とつけると大概エロい響きがするのに、「夜のBL」と書くと、なんだかロマンチックに聞こえないこともありません。
今回は、じんわり夜に読みたい「夜」が付くタイトルの作品を集めてみました。

SMには夜がよく似合う
夜はともだち 井戸ぎほう

顔は可愛いのに無口で無表情でミステリアスな飛田(とびた)くん。
実は飛田くんがゲイでドMだと知った真澄(ますみ)は、
好奇心からサド役を演じることに。
『飛田くんが真澄の名前を呼んだらプレイ終了』という唯一の約束。
それは2人のつながりの終わりも意味していたのだが、
真澄はプレイメイトという限定された関係以上を期待するようになり――。

すっ……ごく良かった!あまりSMモノを進んで読まないので、数こなしてるわけではないのですが、私の知るSMをテーマにしている作品の中ではトップクラスではないかと。
プレイ中心というよりストーリー重視で、読み返せば読み返すほど、感動とか新たな発見が出てきます。そして表紙も扉絵もぜんぶ素敵!
みんみさん



砂漠の夜は寒い
ラクダ使いと王子の夜 緒川千世

キャラバンの孤独な少年が、砂漠で出会ったのは王子様でした。
素敵な夢があって、努力家で、とても優しい王子様。
知れば知るほど、つのる想いを止められない少年でしたが、出て行く決心をして――。
広い夜空に瞬く小さな星のような、慎ましくも純粋な恋のおとぎ話。2014年前半のヒット作です。

「ラクダ使いと~」は心が震えました。電車の中でしたが、アルファルドと別れて砂漠に踏み出すカマルのシーンでじーんときて泣きそうになりました。エロはないですが、こういうBLも良い!
amaneさん


夜が似合う作家
或る夜-NightS- ヨネダコウ

自宅の鍵の暗証番号を教えたつもりもないのに、間崎の部屋には、2か月前に唐島真人と名乗った婁(ロウ)が居た。酒を酌み交わし、意地悪く質問する唐島は、やけに甘える間崎に流されて、二人は身体を重ねる。またスタートする、「NightS」の番外編、その後ストーリー。

ヨネダコウさん作品にとって珍しいのでは?と思えるくらい、致すシーン満載。
そして間崎が異常に色っぽい。唐島ががっつく姿を見ると若いなぁとうなずけるのだけれど、間崎は妙な雰囲気があり過ぎる……クラクラします。
__モコ__さん


バッハの旋律を夜に聞いたせいで…
夜をわたる月の船   木原音瀬

ある日、河瀬は上司の柴岡に人事異動をたてにセックスを強要された。
どうしても企画部に異動したい河瀬は、たった一度きりで自分の望みが叶うならと、男と寝ることに同意するが…。
木原音瀬の真髄を存分に楽しめる一冊。オヤジ好きの人はぜひ!

繰り返される旋律とめまぐるしく変わる明暗の波、オルガンの金属質の鋭さ、続いていくこともどこで終わることも可能な展開。最後にさす光。バッハの曲のような話だと思いました。
crystさん

旧家は夜の匂い
この罪深き夜に 清澗寺家シリーズ 1 和泉桂

没落しつつある旧家の長男の国貴は、幼馴染みで使用人の息子である遼一郎と偶然に再会する。ささいな誤解から離ればなれになっていた二人だったが、それをきっかけに、国貴は窮屈な暮らしの中の安らぎを遼一郎に求め、彼に惹かれていく。しかし、遼一郎には命に関わる重大な秘密があった。超人気!清澗寺家シリーズの記念すべき1作目。

とにかく設定が魅力的!
身分差下剋上、体格差、軍服、幼馴染み・・・そして、攻め受けのまさにロミジュリな階級的対立関係。
遼一郎は反体制運動家、国貴は軍人と、表の顔は、硬派でストイック。淫猥な濡れ場描写との落差も萌えツボ♪
ここまで萌えどころを積まれたら、諸手を挙げて萌えるしかありません!
yoshiakiさん

実を言うと、あまり夜は関係ない
一途な夜 砂床あい


コンドーム開発のためにエッチをしてこいと命じられた研究員の泰斗。純情で根暗な泰斗は恐る恐る入った出会い系バーで、将吾と名乗るモデルのようにセクシーな紳士に一目惚れしてしまう! ところが優しい将吾はベッドに入るや一変、傲慢で鬼畜な荒々しい雄に! 一晩四回の激しい突き上げと濃厚すぎる愛撫に、泰斗の無垢な身体はすべて暴かれ泣くまで喘がされてしまい!?

コンドーム製作にまつわる苦労なんかはもちろんなのですが、とにかくキャラクターの生かしかたがすごくいいのです。
正体不明のイケメン将吾と、生真面目で天然な泰斗。
こうやって書いてしまうとBL的ありきたりキャラクターなんですけど、将吾がちらちら見せる嫉妬のような行動や、自分に自信がもてない泰斗という表現の仕方が見事!なのです。
ランプの精さん


いかがでしたか? 日の短い季節に読むと、いっそう心に萌えがしんしんと積もってくると思います。


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