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ヨーロッパBL紀行その1 イタリア版『どうしても触れたくない』

2015/03/22 05:02

2018/03/01 05:02

サイズは? 色は? 印刷は? 日本版と徹底比較!



先日、ヨーロッパを旅行してきました。訪れたのはイタリア・スペイン・フランスの3カ国です。できるだけ多くの都市を見たかったので、大勢が参加する、自由時間の多い観光ツアーに参加していました。
各地の建築物や絵画を見てまわるのは楽しく有意義なものだったのですが、それと並行して、私はあるミッションを遂行していたのです。
そう、各地でBL本を探すこと、です!

ローマには本屋が少ない

イタリアで訪れた都市は、ローマとフィレンツェ。
最初にローマを観光したのですが、日本の駅前にあるような大きい本屋はあまり見かけませんでした。
ローマと言えば、ヴァチカン市国やコロッセオ、スペイン広場などの観光名所が集まる街。
そのせいか、観光客向けの店が目立ち、露店で雑誌や観光案内を売っているお店が多かった印象です。漫画を売っているお店は見つけることができませんでした。

続いて、フィレンツェ。
芸術の街と言われ、美しい景観で知られている街です。あまり広くなく、狭い土地に主要な名所や買い物スポットが集結している印象でした。
ローマのように観光に特化している雰囲気はありつつもそこに住む人たちの生活感が漂っており、本屋や古本屋もいくつか見つけることができました。
そして、街の中心部から少し離れた場所を散策していて見つけたのが、「fumetteria DAB STORE」
イタリアでは漫画(=fumetto)を売る店をfumetteriaと呼ぶそうです。



入り口では『黒執事』の看板が待ち受けており、イタリアらしい建物が並ぶ通りで異彩を放っていました。この画像はGoogleMAPのストリートビューなのですが、一瞬で「オタク向け」書店であることがわかります。
店内は狭く、5人入ると身動きがとれなくなりそうな感じです。2つに区切られているうちの片方がアメコミ、もう片方が日本のコミックスのコーナーでした。日本の漫画のコーナーの方が少し広めで、『となりの怪物くん』『進撃の巨人』など日本でも人気のコミックスが並んでいました。



そして、YAOIコーナーも!!
「801」と毒々しい文字で書かれたポップは無造作に積まれた他の漫画たちに埋もれてしまっていましたが、小さい棚の1段分がBLコーナーとしてしっかり確立していました。BLドラマCDも数枚置かれていました。
「YAOI」の札には何故か「GRELL APPROWED(グエルが許可した)」(『黒執事』のキャラ、グエルが許可したということになっている…?)という文字とイラストが。
快く写真を撮らせてくれた店員さんにお礼を言い、イタリア語版『どうしても触れたくない』を購入しました。

日伊比較!ヨネダコウ先生『どうしても触れたくない』


上:イタリア版 下:日本版

大きさ
:日本版の方が少し大きめです。縦のサイズはほぼ同じですが、横幅はイタリア版の方が5ミリほど小さいです。
:表紙は、日本版がピンクっぽいふんわりとした色なのに対し、イタリア版は少しくすんだ色になっている印象です。背表紙はピンク色。
デザイン:日本版のタイトルは全体に文字が散っていますが、イタリア版では下にまとめて表示されています。裏表紙のあらすじも人物に被らないようにまとめられています。
値段:日本版のカバーに表記されている値段は600円。イタリア版は6.9ユーロ。日本円を1ユーロ135円とすると、931.5円なので、少し高めです。
:日本版は黄色みのある厚い紙ですが、イタリア版は薄くてざらざらとした手触りの灰色がかった紙です。
印刷:日本版ではカラーページだったところもイタリア版ではモノクロに。モノクロページの印刷は荒く、トーンがつぶれているところや印刷がうまくいっていない箇所もあります。カバー下が特に顕著でした。
修正:元々日本版にもハードなシーンは無いせいか、特別に修正されているようには見えません。
擬音語:「くちゅくちゅ」は「SWISH」「はあ」は「ANF」となっていました。言葉はわからずとも、なんとなく雰囲気はつかめるような気がします。



全体的な印象だと、イタリアでは、まだまだ日本に比べてBLは浸透していないようです。ですが、漫画好きであったりオタクの人たちには「801」として認知されているように感じました。
まだまだイタリアで入手できるBLは少なそうですが、これからの発展を見守っていきたいですね。

次回、スペイン編に続きます。

記者 はる

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次回の連載も楽しみにしています!

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