BLニュース

BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。

男同士は『不貞』ではない?離婚法律の落とし穴

2015/08/27 06:35

『不貞』とは男女間だけの問題なのか?

近年、アメリカ合衆国の諸州やイギリス、フランスなどのヨーロッパ諸国などにおいて、相次いで同性婚が認められるようになってきています。
同性間の恋愛が世間に認められつつあり、またより一般的なものへとなりつつあるというのはとても喜ばしいこと。
しかし、同性愛の認知が広まると同時にある重大な問題が浮上しています。


それは、結婚生活における『不貞』を巡る定義についての問題です。
本来、不貞行為とは「配偶者がある人による配偶者意外の異性と性行為」のことを指します。つまり、端的に言うと浮気の相手が同性であった場合厳密には不貞行為とはみなされないということになります。

イギリスでの一例を見てみましょう。
Annaさんには結婚して20年になる夫がいましたが、ある日夫が10人もの男性と性的な関係を持っていたことを発見します。彼は全てを否定しましたが、彼の携帯に残っている写真やメールなどが決定的な証拠となり、Annaさんは離婚を決意。
離婚を成立させるため弁護士に相談を持ち掛けたところ、Annaさんは同性間の性行為は法的には不貞行為には当たらず離婚の根拠とすることはできないと告げられ衝撃を受けます。
夫の浮気を不貞ではなく『無分別な行動』として離婚の理由とすることはできたものの、経済的援助を受けることは叶わなかったようです。

この例のように、異性間の結婚における不貞行為の定義が非常に大きな問題となっていることは否定できない事実として私たちの前に横たわっています。
しかし、それでは法律を整備すればいいのではないかというと、そこにはまた新たな問題が浮かび上がってくるようです。
例えば同性間の不貞行為を法的に認めた場合、「配偶者のある人が終電を逃してしまいたまたま同性とホテルに宿泊した」というようなケースも不貞行為とみなされかねないという懸念が生じます。

こうなってくると、不貞行為とは法的な問題というよりも結婚している者同士の信頼関係という点に大きく関わってくるのではないかと思ってしまいます。
もちろん現行の法律を適した形態へ整備することは必要なことだと思いますが、そうした法の落とし穴をうまく利用するようなことがないよう、もう一度『結婚』ということについて考え直す時期なのかもしれません。


同性婚における離婚にもハードルがあった

また、同性婚を巡っては別の法的な課題が存在していたようです。
それは、同性婚をしたカップルが離婚するのが難しいという問題です。

ジョージア州サバンナ在住のマリー・グリフィンさんは同性パートナーとの離婚を望んでいましたが、ワシントンDCで結婚した2人は同性婚の認められていないジョージア州では離婚することができずにいました。
しかし、今年の6月に最高裁が「全ての州は同性婚を認めなければならない」との判決を下したことにより、マリーさんはやっと離婚をすることが出来たのだそうです。

このように、6月の判決以降離婚を求める同性カップルが相次いで弁護士の元を訪れているとのこと。離婚の割合は異性間の結婚の場合とそう大差はないそうですが、離婚に至るまでの過程には大きな違いがあったそうです。

アメリカにおける同性婚の場合、州によって法律が異なるため同性婚の認められていない州では事実上離婚に踏み切るのは不可能でしたが、今年になってやっとそれが解消され離婚を望んでいた同性カップルたちはとても喜んだということです。

結婚や離婚についてはそれぞれの価値観が大きく関係しますが、性や法律に縛られることなく互いの信頼を築いていけるような関係が望ましいですね。

関連外部サイト

コメント3

投稿順|最新順

改めて、この記事読むと、ちょっと違うんじゃないの~ってことも言いたくなってきた。
浮気の相手が同性であった場合も不貞行為とみなされる可能性はあるよ。
法律改正必要なしよ。

リンクであげている「【同性愛】夫が男と妻が女性と浮気した時の法律【不倫】まとめ」を見たのだけど。
ある弁護士さんが「同性が相手の「不倫」でも不貞行為とみなされる可能性はある」と書いているじゃないの。
http://www.bengo4.com/c_3/c_1001/n_220/
確かに立証が非常に難しそうだけどね。

この記事では、«不貞行為とは「配偶者がある人による配偶者意外の異性と性行為」»って書いてるが。
意外じゃなく以外であることは、まぁ置いておくにしても、
判例は「異性と」とは言ってませんわよ。
確認したほうがいい。

この記事を書いた人は、勉強し直しましょう。
(ちなみに私は法学部だった)

気になって六法を繰りました。
「不貞な行為」についての記載がある民法770条には具体的な定義がありません。
最高裁判例によると
「不貞な行為とは、配偶者のある者が、自由な意思に基づいて、配偶者以外の者と性的関係を結ぶこと」
となっているので、法律家の解釈に委ねられているのでしょうか。

異性間でも裁判離婚だと大変なのに異性間ともなると、もっと大変でしょうねぇ・・・

海外で、男同士だと『不貞』になろうがなるまいが、
同性婚の場合、離婚が難しかろうが難しくなかろうが、
BL界では関係ないような気がする。

おっしゃるとおり、
「性や法律に縛られることなく互いの信頼を築いていける」ってのが
BLカップルの良さだとも考えてるんで、
リアル世界のその後の暗~い未来を記事にされても、
こっちまで暗~くなるだけじゃん。

PAGE TOP