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第1回のテーマは『アンドロイド』 ちるちる小説アワード開催決定!

2015/09/04 00:19

ちるちるBL小説アワード開催のお知らせ



今月8月、ちるちるでは「ここをこうしてBL小説!」と題し4回に渡って記事を掲載し、ユーザーの皆さんからたくさんのコメントを頂きました。
そこで、「普段BL小説を読まない人にも小説の良さを分かってもらいたい」「まずはBL小説に触れてみて欲しい」という願いを体現するべく、ちるちるではこの度『ちるちるBL小説アワード』の開催を決定!

こちらの企画の概要は、決められたテーマに沿って5000字以内で短編小説を書いていただき、応募作品をWeb上に掲載後、ユーザーの皆さんの投票によって大賞を選ぶというもの。
オリジナルBL小説に触れる第一歩として、また自身の萌えを発表するチャンスとして、幅広い世代の方に楽しんで頂けるような企画を目指しています。

第1回のテーマはズバリ『アンドロイド』
「キャラクターや世界観を一から生み出すのは難しい」というオリジナルBL小説初心者の方に向け、第1回となる今回は物語の舞台背景やキャラクター像をこちらで設定させて頂きました。(次回以降についてはまた適宜検討させて頂く予定です)
小説の投稿はこちらから

第1回ちるちる小説アワード『アンドロイド』 
【舞台設定】
舞台は近未来、人間がロボットと暮らすことが当たり前になった世界。ほぼ全ての家庭に家庭用アンドロイドが普及し、人間とアンドロイドは日々の生活を共にしている。
そんな時代に暮らす高校生・高梨和希と、和希の家で家事手伝いとして暮らすアンドロイドのユキ。
ユキが高梨家にやってきたのは和希が小学校に上がる頃で、それ以来ユキは和希の一番の友人であると同時に和希にとって最も特別な存在となっている。

 

ユーザーの皆さんには、こちらの設定を踏まえ5000字以内の短編を応募して頂きたいと思います。

こちらの設定を使用し、一例としてちるちるスタッフが2000字程度のSSを書いてみました。

 

【36℃の隙間を埋める】 

 あ、これは完全に捻ったな。
 夏空に高く上がった犠牲フライを無事ミットに収めた瞬間、和希は自身の右足がぐきりと悲鳴を上げたのを聞いた。全力疾走で勢いのついた身体に思わぬ急ブレーキが掛かったせいで、和希はばたんと派手にその場に倒れこんだ。  足首を押さえて起き上がらないチームメイトの姿に、一緒にプレイしていた草野球の仲間達がざわつきながら駆け寄ってくる。そんな中、和希を取り囲む近所の野球少年達の群れをやや強引に掻き分けながら近付いてくるひとつの影がある。

「和希んとこのアンドロイドだ」

 誰かがそう口にすると、皆一気にほっとした顔で蜘蛛の子を散らすように和希の側から離れていった。
 『アンドロイド』と呼ばれたその色白の青年は、真夏日だと言うのに汗ひとつ浮かべずに涼やかな顔をしている。手足が長く線の細い造りの体躯は、和希やその仲間達とそう大差はない。にも拘らず、青年は早足で和希の元へと辿り着くと、地にうずくまる和希の身体をひょいと軽々担ぎ上げた。もうすっかり見慣れてしまった光景なので、周りの誰も驚愕の声を上げたりなどしない。

 「また怪我しちゃってごめんな。今度の試合までには治すから!」

 担がれたままの和希が慌ててチームメイトへの挨拶を済ませると、青年は足早にせっせとグラウンドから去っていった。

◇◆

 土手を上ると、眼下に先程まで二人のいたグラウンドが広がった。ユキは和希を芝の上に座らせると、斜め掛けの救急バッグから湿布と包帯を取り出し手際よく手当てを始める。

「わざわざ悪いね、ユキ。ありがと」
「別に。もう慣れた。誰かさんのお蔭で」

 捻って熱をもった右足首を、ひやりとしたユキのてのひらが包む。その冷たさはとても心地が良かったけれど、和希の心はざわざわと波立つばかりだった。
 精密機器であるユキは体温を持たない。どんなにひとのかたちをしていても、こればっかりはどうしようもないことなのだ。
 熱が集まって火照っている自分の肌と、それに触れるしなやかな指先。その温もりの差が、二人を繋ぐ関係性の全てだった。それがどうしてこんなに寂しい。
 握る拳に力がこもる。和希のそんな様子など知りもしないユキは、湿布を手に不満そうな声を上げた。つん、とした薄荷のにおいが鼻をついて、胸が詰まる。

「それにしてもあいつら。おれにはユキって立派な名前があるのに、アンドロイドなんてつまらない呼び方しやがって」

 雪のように真っ白な肌がきれいだったから、ユキ。まだ年端のいかなかった和希が口にしたその名前を、ユキは今でも大事そうに抱えてくれている。
 ユキの律義さがかわいらしくて、和希は思わずくすりと笑った。その声に少々むっとして、赤く腫れあがった足首をこれでもかというくらい包帯でぐるぐる巻きにしながら、ユキがぽつりと諭すように言葉を継いだ。

「…おまえの身体はおれのと違って替えが効かないんだから、もう少し丁寧に扱ってやれよ」

 二人の間では既にお決まりになってしまっている台詞。和希が無茶をして身体のあちこちに怪我をこさえる度、ユキはその傷をじっと見つめながら、しかめっ面で決まって同じことを言うのだ。
 この瞬間のユキを、和希はとても好きだなと思う。だって、覗き込んで盗み見るユキの表情は、どこまでも人間みたいだったから。

「うん、そうだな…」

 曖昧に笑ってみせると、ユキの眉間の皺がさらに深くなっていく。元より隠す気もないのだろう、苛立ちを含んだユキの声が和希に降り注いでくる。

「おまえ、どうしてそんないっつも無茶ばっかりするわけ」
「いや、何も別にわざと怪我してる訳じゃないって」
「嘘つけ。さっきのだってそうだ。あんなの取ろうとしたら勢い余ってこけるに決まってる。この間の打撲も、その前の擦り傷も、全部避けようと思えば避けられた」

 容赦のない弾幕。返す言葉がない訳ではないが、本当のことはとてもじゃないが言えなかった。
 怪我をすれば真っ先にユキが駆けつけてきてくれること。文句を垂れながらも、毎回律義に手当てをしてくれること。自分に触れるユキのてのひらに密かに胸を高鳴らせていること。
 そんな些細なことが嬉しくて、飽きずに生傷を増やしているなんて。今はまだ、口が裂けても言えそうにない。

「うん、まあなるべく気を付けるからさ」

 許してよ、ユキ。
 そう言うと、ユキは顔を膨らませながらも「仕方ねえな」と容赦の言葉を呟いて、それから和希の腕を引いた。立ち上がると、不意にユキと視線がかち合う。出会った頃は見上げることしかできなかったガラス玉の瞳は、今は和希のすぐ目の前で輝いていた。
 もう少しで、和希の背はユキを抜いてしまう。それが何だかとても悲しくてたまらない。それなのに、どこか誇らしくもあるような気がして、和希はくしゃりと笑った。

 

こちらはあくまで例文ですので、受け攻めやシチュエーションなど皆さんの萌えを思うままに表現してみて下さい!

 

また、次回以降のテーマや企画のあり方についても、ぜひ皆さんのご意見をお聞かせください。

『リーマン』『学生』『人外』『妖怪もの』などなど、皆さんの読んでみたい&書いてみたいテーマ案をお待ちしてます!

 

募集期間 2015年9月5日~2015年10月4日

応募作発表 2015年10月中旬~

(作品が多い場合はちるちるスタッフが事前に選ばせていただきます)

大賞発表 2015年11月中

大賞(1名)、優秀賞(若干名)には豪華ギフト券贈呈

そして、もしかすると大賞は作品を朗読してもらえる可能性も?(現在交渉中)

選考方法 ちるちるユーザーからの評価ポイントとちるちる編集部の評価ポイントの合算

応募資格 誰でもOK 

規定 舞台設定を利用して、5000字以内のBL小説を制作してください。内容に関して細かな規定はございません。

応募方法

タイトル

ペンネーム

ご自身のだいたいの年齢

タグ

本文

 

こちらからお送りください。

 みなさまの力作お待ちしております!

 

 

注意

●すでに他所でご応募入選されている作品はご遠慮ください。

●投稿作品の出版権、複製権その他の隣接諸権利は当初3年間、弊社に帰属します。

●出版権を持つ他媒体に投稿した作品は、審査結果が判明した後に投稿お願いします。

●他の作品と著しく類似した作品・明らかな模倣などが確認された場合は受賞取り消しいたします。またそのことにより弊社に生じた損害を請求する場合がありますのでお気をつけ下さい。

コメント17

投稿順|最新順

★ ちるちる小説アワード『アンドロイド』133編ありがとうございました!
作品掲載は来週末になりますので、もう少々お待ち下さい。
(~メルマガ「ちるちるにゅ~す348号 2015年10月9日」)

けっこう数が集まるものなんですね。
キャンペーン中に小説レビューを行った人数よりも多いってことじゃないですか。

小説アンケートに私が「ちるちるで小説募集すればいいのに」と書いたせいじゃないかと、
少し責任を感じてました。
成功して何よりでした。

匿名9番さんありがとうございます。
そうなんですね…では1作品、集中してネタ練ってきます(´・ω・`)

匿名9番さん、ありがとう。
ちるちるは、投稿は1人1回だって書いてくれないと!!!


投稿してみましたが、一人一回だけみたいですね。投稿した後に投稿フォーム開いたら「このフォームの投稿は既に完了しています」みたいな文章が出て投稿できなくなってます。せめて自分の投稿したものが確認出来るようになっていたらいいのになぁと思いました。送ったらもう確認できないので注意です!!

特に応募要項に記載がないみたいですが、一人何作品でも投稿オッケーなんですかね?

基本設定アリということは、その二次創作と考えれば良いのかな。
5000字以内とは、2400字限度一杯のレビュー約2つ分ですね。
まとめ方次第では、ギュッとエッセンスの詰まった面白い作品に仕上がる可能性大かと。
てなわけでユーザーの皆さんの力作、期待しております!


…え、自分ですか?
いやーウケ狙いのペンネーム考えてるだけで期限になりそうな予感しかしませんよねートホホ (^_^;)

おもしろそうな企画ですね。
私は文章は書けませんが、他の方の投稿作品ぜひ見て見たいです。

初心者の方は、原稿用紙5枚程度(2000字)をとりあえず書いてみましょう…と、ある小説の書き方の本に書いてありました。
いまだ小説の書き方を読んでる段階なのですが…間に合いますかぁ?

5000文字以内にまとめるのは、けっこう難しそうですね。冗長を省いて、肝心な部分を書き、色をつけるのは大変でしょう。それでこそのSSスキルでしょうけれど。
投稿作品を楽しみにしています。

匿名一番さん、ありがとうございました。
さて、ネタを練るとするか

イラストの綺麗さを見て買うけど、そのほとんどを売る。
活字飽きて最後まで読めない性分。コミックスが1番読みやすい。

応募は「9月5日にアップされます」「投稿フォームからお送りください。」
(ちるちるを勝手に代理…)

やりたいけど応募のしかたがよく解らないです……

こういう企画いいと思います!
BLの小説好きなのってBL漫画好きに比べると肩身が狭い気がするので嬉しいです。
もっとBL小説好きな方を増やしていきましょう( ・∇・)

ちるちるの小説推し企画の本気度を感じました。
が、コレはものすごくハードルが高いように感じるのは私だけだろうか。
ちるちるユーザーにも二次や同人誌作っておられる方もいらっしゃると思うし、自分で書き溜めている方も多分いらっしゃるでしょう。私としてはそういう方に出て来て欲しいですが。
出て来てくれるかなぁ?
ちるちるのレビューで文才凄い方もいっぱいいるから、そういう人にも書いて欲しいな、と思います。

私も小説読まない層にはまずSSかな、と感じています。

エロは無しなのか?あってもいいのか?

舞台設定の登場人物の名前とアンドロイドが来た時期や主人公との関係は自由設定にしてほしかったですね。

突然の小説募集は無謀だと思いますが…
とりあえず、ちるちるの「BL小説の書き方講座」のリンクをあげておきますわ。

http://www.chil-chil.net/viewer/compBPrinceBN/

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