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今話題の「オネエ」とは一体何なのか?

2015/09/18 18:18

BLでは、オネエモノ、女装モノ、性別の枠を超えたオメガバースなどが人気!
そして昨今メディアには多数のセクシャルマイノリティのタレントや芸能人の方が活躍し、まさに世は群雄割拠のオネエタレントブーム!
でもちょっと待って、「オネエ」と一口に言っても人によってそのカテゴリは実に様々。
そこで今回は実例や紹介を交え、それぞれの違いを簡単に解説したいと思います!

ゲイ(非女装、非異性装)の人達

まずはじめに自身の身体的性別に違和感を感じはしないが、好きになる相手が同性であるという同性愛者の芸能人の方々を紹介します。
特に異性装なども行っておらず、見ただけでは男性にしか見えない方が大半です。


おすぎピーコ
双子でファッション評論家と映画評論家を務めるオネエ芸能人の元祖とも呼べる存在。いずれも明るいキャラクターと毒舌が人気。美意識や生活の在り方こそ非常に女性的ですが、お二人とも特に女装や女性に見える化粧等はされておりませんでした。

前田健
「マエケン」の愛称で知られる振付師、また物まねタレントとしても有名な前田さん。
メディアに出る際はものまね披露時こそ女装や仮装をしているものの、そうでない時には男性としての出で立ちのまま出演する事が大半です。他のタレントとは違い、極度に「オネエ」的な振る舞いもされない為、カミングアウトしている男性同性愛者芸能人の筆頭株と言えそうです。

クリス松村
芸能界活躍以前はフィットネスでインストラクターをされていたクリスさん。
ゲイの方の特徴は当然ではありますが、そうと思って見ない限りは性的指向がストレートであるかゲイであるか分からない、といった部分が特徴として挙げられます。





女装の人達

ゲイの方同様基本的には身体的性別の違和感を感じはしない同性愛者の方ですが、こちらは一方ショービズの世界に身を置いているという前提もあり、自己演出の一環である一方、過剰に女性性を演出する事により、より個人の特徴を際立たせるという狙いも多分に含むと思われ、またゆえに圧倒的存在感を放つ「女装」にカテゴライズされるであろう芸能人の方をご紹介します。


美輪明宏
元々銀座のシャンソン喫茶で謎の美少年シャンソン歌手として人気を博す。当時男性でありつつもその美貌には多くの文豪や著名人も魅了されたそう。
今や日本国民の誰もが知るセクシャルマイノリティ界の重鎮とも言える美輪さんですが、基本的には「女装」の人である筈です。
自身の肉体に異性へ近づく為の何らかの外科的処置を施している、或るいはホルモン療法等を行っているのかは不明。

池端慎之介/ピーター
美輪さん同様少年当時に外見上の美しさを買われ芸能の世界へ躍進したピーターさん。
元々由緒正しい日本舞踊の名家の生まれで、上方舞吉村流の家元、吉村雄輝氏を父にもつすごいひと。
基本的にテレビ出演の際は女装して登場しますがご本人のセクシュアリティバイセクシュアルであるそう。



美川憲一
日本国民であれば誰もが知る歌謡曲の定番「さそり座の女」であまりにも有名な美川さん。
毒舌キャラとしても揺るぎない地位をもつご意見番ですが、人々が潜在的にイメージする所謂「オネエキャラ」のイメージ像のステロタイプ的な人でもあるかもしれません。
そういった意味では現在のオネエタレントブームの源流的な存在であるともいえるかも。

マツコ・デラックス
この方が今最も日本で有名な「オネエ」タレントだと言っても過言ではないのではないでしょうか。
仕事や自身のキャラクター性を際立たせる為、はたまた趣味の一貫でもあるでしょうが、ドラァグクイーン、または異性装、女装を行うゲイの男性です。
元々コラムニストとしてゲイ雑誌「BÁdi」でコラムを寄稿しており、コラムニストの仕事を退いたのち、その切り口が小説家でエッセイストの中村うさぎさんの目にとまり再起したという来歴をもち、その後舌鋒鋭い語り口がテレビ番組で話題となりあれよあれよという間に今ではお茶の間の人気者に。

IKKO
ヘアメイクアップアーティストとして活躍。その後艶やかな出で立ちとコミカルなキャラクターが大ウケし一躍人気者に。その明るい人柄や挙動にかき消されがちですが料理、美容、所作、ファッション等のあらゆる面で優れた実力をもつ大変多才な方。
番組出演の際は女装して出演。肉体的な治療を施されているかどうかについては分かりません…。

GENKING
キャッチフレーズの「やーよ」をひっさげ流星の如く登場。今話題の「ニューキャマたん」として2015年大ブレイク、一躍時の人に。ファッション、美容方面に親しく、彼の手掛けるリメイクグッズ術に惚れ込む芸能人の方も多いそう。本人の弁では「男性、女性どちらという線引きをしたく(されたく)ない、女性的な気分の日も男性的な気分の日もありその日に併せてファッションも変える」と公言。セクシュアリティ的にもバイセクシュアルとのこと。そうした在り方や考え方はピーターさんに近いのかもしれません。


ニューハーフの人達

ニューハーフ」と「女装」の違いについては諸説あり、明確な線引きが難しい所ではありますが、基本的には「異性へ近づく為の外科的な手術やホルモン療法を受けている人」が「女装」の人とは大きく違う点ではないでしょうか。人によっては性別適合手術を受けたのち、性同一性障害特例法のガイドラインに沿って戸籍上の性別を女性へ変更された方もいらっしゃいます。
ちなみに「ニューハーフ」という名称は造語で近年ではその人の性別を表す用語ではなく「職業名」としてその界隈では認知され、明確に性別違和(GID)を持つ方との線引きがなされ始めています。
ニューハーフの語源は諸説ありますが桑田佳祐さんが命名したという説が有力。

カルーセル麻紀
日本のニューハーフ界ではその道の第一人者、パイオニアとも呼べる人。現在よりも手技が困難であったと思われる「性別適合手術」を1970年代に受け、術後のダメージを乗り越え身体的な性別を男性から女性へ移行。そして2004年、性同一性障害者特例法の施行後、晴れて戸籍上の性別も女性へ。
ちなみに現在日本における戸籍変更の要件は概ね6つ挙げられ、①二人以上の医師により,性同一性障害であることが診断されていること。②20歳以上であること。③現に婚姻をしていないこと。④現に未成年の子がいないこと。⑤生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること。⑥他の性別の性器の部分に近似する外観を備えていること。
が挙げられ、⑥に関してはとどのつまり「性別適合手術済みであること」を指します。

佐藤かよ
自身の身体的性別に苦悩し実家を飛び出し、女性としてアパレル店員をしていた所雑誌社からモデルのスカウトを受けモデル活動を開始。家出後、第二次性徴前後である15歳というかなり早い時期から女性ホルモンを摂取するホルモン療法を行っていた為か、女性的な外見の獲得に成功。しかしその反面整形する必要もなかったので卒業アルバムの写真等から身元がバレてしまい同郷の知人によって所属事務所にリークされてしまう。その後2004年に自らテレビ番組で元男性であることをカミングアウト。現在では可愛らしいルックスと長身痩躯な体型を活かしモデルやテレビなど多方面で活躍している。

はるな愛
佐藤かよ同様早くに自身の身体的違和感を自覚、若くして家を飛び出し夜の世界へ。「エアあやや」をテレビで披露した事をきっかけにブレーク。95年に日本国内で性別適合手術を受けるものの、男性と結婚するまで戸籍を変えない事が親孝行だとして戸籍は未だに男性であるとの事。



KABA.ちゃん
元々dosのダンサーだったKABA.ちゃん。当初は女性らしい振る舞いこそあったものの女装はしていませんでした。しかし次第に自身の身体的性別、社会的ジェンダーの立ち位置について違和感を感じるようになり性ホルモン療法を開始、のち男性ホルモンを大幅にカットする為、睾丸摘出手術を受け、現在は性別適合手術を受ける為の準備を進めているそう。



IVAN
現在の様にメディアで活躍する以前はパリコレモデルに抜擢されたり音楽活動を行っていたIVANさん。音楽活動時、事務所との軋轢により突如失踪、ホームレスだった過去も告白しています。
当時は男性として生活していましたが、現在ではホルモン療法を受けておりご自身でも「性同一性障害(性別違和)」であると公言されてらっしゃいます。


椿姫彩菜
デビュー当時より露出こそ減ったものの、芸能界に現れた時にはそのルックスの女性らしさに衝撃を受けられた方も多いのではないでしょうか。
椿姫さんも上述の方々同様、幼少期より自身の身体的性別に強い違和感を抱き、思春期に差し掛かる年齢の時期に家出、そのまま新宿のニューハーフクラブで勤務し始めます。
外見の可愛らしさ、女性らしさが話題となり雑誌モデルを経てエッセイ「わたし、男子校出身です。」を出版。一躍話題となりました。
非常に強い性別違和をもち、度々「女性」ではなく「ニューハーフ」という性別の在り方、周囲からそれらしい振る舞いを求められる事に苦悩し、そういった意味では最も純粋に「性別違和者」としての特徴を体現された方かもしれません。
現在では性別適合手術を経たのち戸籍も女性へ変更。趣味であり特技でもあるゲーム方面でのコメンテーター、司会等を務めており、経歴(元男性であること)をあとで知り驚く人も多いようです。


中村中(なかむらあたる)
シンガーソングライターで舞台女優としても活躍し、マルチな才能を発揮する中村さん。
自身の楽曲「友達の詩」が話題となり実力派シンガーとして認知されました。
豊胸手術によるものか、ホルモン療法によるものかは不明ですが、女性的なバストを獲得されている為、いずれにせよホルモン治療は受けられていたと思われます。

西原さつき
通称「さつきぽん」さん。厳密にはニューハーフではなくMtF(性別違和)の方です。
メディアで肩書きをもち活動しているという点ではニューハーフを呼べるかもしれません。
佐藤かよさんや椿姫彩菜さん同様強い性別違和を覚え、かなり早い段階からホルモン治療を開始し、現在では性別適合手術を終え戸籍上の性別も女性へ変更済みです。
現日本の女装カルチャー界を牽引する市場最大手とも言えるアンダーグラウンドイベント各種を開催し続ける先鋭的な組織、「株式会社UNI」の筆頭イベントでもある国内最大級女装イベント「女装ニューハーフプロパガンダ」の現主宰でもあります。
ちなみに株式会社UNIの創設者である「MOCA(もか)」さんもMtFの方です。



―如何でしたでしょうか?
簡単にメディアはLGBTにおける人々をまとめて「オネエ」と呼びます。
が、その内訳は実に様々で、何をもって「オネエ」と呼ぶかの明確な定義も曖昧なように思えてなりません。
今回は導入部として日本の芸能界やクリエイティブな業界で活躍される方々を例に各属性の違いを簡単にご紹介しました。

今後もう少し踏み込んで、メディアの呼ぶ「オネエ」の実態に迫っていきたいと思います。

コメント8

投稿順|最新順

朝起きて男になってても性別に違和感感じないと思うんで、性同一性障害の性に対する違和感ってどんな感じなんだろーて少し興味がある。まあ私バイセクシャルだからな。結婚するならBL漫画好きな女性がいいし。腐同士お絵かきしたりとか楽しそうだなと。日本も同性婚認められないかな

わたしピーターさんって女性だけど心は男な方だと思っていました…!
男性だったのですね。知りませんでした。
みなさん個性を持っていて地味なわたしはうらやましいです。

オネエ言葉とは(wikiより)
日本の男性同性愛者(ゲイ男性)の中の一部で話される誇張された女性語のことである。オネエ言葉を使うゲイをオネエと呼ぶ。

尾木ママとか織田信成さんは、「オネエ言葉を使うゲイ」じゃないので入らない。

性同一性障害ではなくて奥さんはいるけど、
行動が女性的で、口調もオネエな人たちはこのカテゴリーには入らないのかが気になります。
いわゆる尾木ママとか織田信成さんみたいなタイプ

タメになる記事だなぁ~
私なんて「人間である」こと自体に違和感あるよ。

あれ?中村中ってそうだったのか。初めて知りました。

オネエもどきは最恐ww

マツコが出てる番組はついつい観てしまう。

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