ホストは天職、エッチも天職、結婚なんてできません!

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表題作セク☆ツガ

聖籠堂 暖(だん)αの会社員
輝(ひかり)Ωのホスト

あらすじ

田舎から単身で上京してきたΩ、輝(ひかり)。
水商売を仕事に選び、率先して身体を使う彼はそれなりの成功を納めていた。
毎日楽しくて気持ち良くて何の不満もない。
自由な日々を謳歌していたのもつかの間、いつもの枕営業が大変な事態を巻き起こす。
純粋で一途なサラリーマンのα・暖(だん)とのセックスは最高だった。
しかし最高すぎるがあまり、快楽に流された2人はうっかり番(つがい)になってしまう。
責任を取ろうとプロポーズする暖、逃げ続ける輝…決着はどうなる!?

イヤよイヤよも好きのうち…攻防戦がてんやわんやなラブコメ・オメガバース。

作品情報

作品名
セク☆ツガ
著者
さとまるまみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
発売日
ISBN
9784865895513
3.8

(96)

(29)

萌々

(39)

(20)

中立

(2)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
17
得点
363
評価数
96
平均
3.8 / 5
神率
30.2%

レビュー投稿数17

ギャップが最高!


純情ワンコα×枕もするホストΩ

ホストにあまり興味のない真面目な攻めが、受けのフェロモンに充てられて体の関係を持ったついでにその場で番っちゃった!
というスピード感のあるお話です。

誘発されたとはいえ、攻めは責任を取ろうと結婚を持ち出しますが、縛られたくない受けはイヤイヤと邪険にあしらいます。
けれど一途で真面目な攻めは、毎夜受けの店先に通い、健気に毎日メッセージを送り、時には危険なストーカーから庇ったことで段々と受けが絆されていき…。

最初はツンツンしていた受けもまんざらでもなくなっていき、好きを自覚するまでの描写がとても萌えました。

また、仕事にこだわる受けにも訳アリ過去があり、飽きないよういいスパイスになっています。

個人的な萌えポイントは受けがヒール履いていたり、普段は柴犬のような攻めが理性をぶち壊すと激しいエッチをしちゃうところ。
それにトロトロになっちゃう受けも可愛い!

0

番から恋人へ

事故?で番になってしまった、真面目リーマンとハイテンションホストが、恋人になっていく話。

心に傷を負って、田舎から出てきた、Ωのヒカリ。自分の『居場所』をつくるため、枕営業も厭わず、日々精力的に働く。

そんなヒカリと番になるのは、真面目と優しさ、誠実さが服を着て歩いているような男・ダン。番になってしまった責任を取るため、蔑ろにされても、ヒカリにアプローチし続ける。

ラストは絆されかな?と思いましたが、ヒカリがきちんと自分の心と向き合う、素敵な終わり方でした。田舎の先輩も、初めからヒカリを利用しようと思っていたのではなくて、本当に意気地がなかっただけで、その行動は優しさからだったんだろうな。

後味の良いオメガバースです。
ストーリーは萌2ですが、ヒカリのビジュアルが好みとは違ったので萌とします(上京前が可愛かった!でもホスト辞めた後の姿は、リアリティがありました!)。

0

頑張って生きてきた!

頑張って生きてる輝が可愛くて愛しいです。

せっかくαと(おそらく運命の番)出会って番になれたのに、しかも良い人そうなのに何でそんなに嫌がるのかなあと不思議でしたが…。

真面目な暖。番になったからには結婚して責任とって幸せになりたいのに、そんな暖が輝には暑苦しくて鬱陶しいくて。避けまくってでも発情期が来たら相手をさせて。

自分勝手な輝なのですがなぜか憎めないんですよね。
上京して一人で体をはって頑張ってて。
回想では田舎で差別されたり居場所がなくて。
居場所が欲しかったんですね。
必要とされたい気持ちよくなりたい、ホストは天職。

だけど暖のことでだんだんホストや枕が苦しくなり…。

αがお金持ちじゃないのも新鮮ですね。
純粋で好きな人と番になって仲良く幸せになりたいって。

可愛いって言葉がエッチのときに威力があって素敵でした。エッチが本当に多いですが想いが通じ合ったエッチはまた格別でしたね。

ラストの輝が黒髪になると誰?状態でした。

0

運命には逆らえない

本作もにぎやかで楽しい一冊でございました。
オメガバースですね。
奔放な受。
不特定多数と快楽を求めたセックスも日常的に。
そんなとある日、偶然出会った二人。
いつものように快楽を求めてセックスしたのが具合がいい。
いいどころか思考が錯綜した挙句、番になってしまうほど。
とはいえ、一夜限り。
一人に決めるなんて毛頭考えない受。
番になったことを重く受け止め、結婚を真面目に迫る攻。
二人の攻防の行方やいかに!!? なのであります。
あきらめない攻の姿勢に感服。
なんやかんや陥落した受も最後かわいらしかった。

個人的には、オメガバースの初期のころの
番になったら、番以外の雄は受け付けない(生理的に)ていう設定が
凄くすきなので、昨今のΩはほかの男に股ひらけすぎじゃね?
とは思うのですが、これはこれで

0

思いがけず!

何気なく読んだら良かった。
予想していなかったしみじみした良さがある作品でした。

始まりは、枕営業している輝の冷めた感じです。とにかく、顧客をはなさないためにセックス。でも、つまらないなんてぼやく。

セックスは、生活のなかで日常的な行動のひとつなんですよね。あまりにも特別じゃない。

でも、αの暖が現れて。輝のフェロモンに当てられた暖が暴走してセックス!
そりゃあ獣みたいに、興奮して!
挙げ句に、番になってしまうわけで。

輝は、過去に傷ついた部分を守るように強がって生きている。暖とは、初めから素を出した付き合いです。実は穏やかで、真面目に輝を愛している暖の事を知れば知るほど、自分の仕事であるホストを枕営業込みでするのが辛くなっているんですよね…

次第に、考え込むような切ない表情を浮かべる輝が、とても印象的でした。

暖といると、ダメになるような気がしていた輝が、本当の自分自身の望みを理解したところ。

自分を、受け入れて安心出来る居場所、暖の側にいること。気付けてほんと良かったです。

あと!とにかく、セックスがすごかった。
暖、激しいんです。輝が、無理~!となるほど。輝の事を可愛い、可愛いしながらはヤバい…

読んでみたら、輝自身の幸せを掴む物語でした。
暖に与えられるのみの幸せじゃない。
そこが良かったです。

0

奥付も気を抜いてはならない

◾︎暖(真面目なα)×新津輝(ひかり,枕ありホスト,Ω)
読まずにあっためておいたら、今の気分にあってて大変よかった。ダメそうなら一度距離を置くべきですね。
たしか最初無理やりっぽい始まり方だったから、一回やめたんだと思います。番になってしまったことについては、輝が割にあっけらかんとしてたから読み続けることができたかな。結果、輝目線の作品なのもあるかもしれませんが、暖より輝の人となりの魅力が深掘りされてた気がします。

輝の過去が語られるシーンで、この作品はオメガバース設定を使ってるけど、特異な設定に寄っかかったものではなく、もっと普遍的なテーマだなぁと。この学校や職場での、直接イジメられてるわけではないけれど確実に存在した疎外感が、ずっと自分を蝕んでる感じ。短くまとめてるのに生々しいです。
決して直接的な事を言わなかった"リーダー"と、でも言わんとするところが全部伝わってくる感じと、夜の田舎道で泣く輝…田んぼと、これでもかと夜空に輝く沢山の星が一層辛い。その次のカット、全然星出てなくてネオンサインが輝いてるんですよ…さとまるまみ先生漫画うますぎる…
騒ぎ倒すホストの職場、目も合わさないファミレスの別れ話、散らかった孤独な部屋…しんどい。
"リーダー"がバスツアーで観光で来てる感じも、えぐさの極み。リアルに想像したら耐えられんて。

この1冊で、ガッツガツのヒートエッチも、玄人受けの主導権エッチも、かわいい連呼の溺愛攻め浴衣エッチも、言葉少ななしっとり心通わせエッチも、全部見ることができる!!!こんなに色々見せてくれる作品なかなかないですよ!ストーリーの中に無理やりエッチが挟み込まれてるのではなく、必然の流れでこのバラエティ。拍手

幕間の一コマ漫画も好き…こういうところに先生の作品に対する愛を感じるタイプでして。

ちょっと心残りなのは、輝がオフショルもハイヒールもピアスもやめたところかな。似合ってたし可愛かったし、本当に好きで着てるんだと思ってたから。その世界にはない幸せを見つけたのもいいんだけど、今まであった幸せもまた大切にして欲しい。

ひかり 広めに白抜き

1

勢いがある

試し読みで電子で購入したのですが、修正が思ったより真っ白で…。紙の本だったらどうだったのだろうと…。

作品自体はとてもテンポがあって一気に読みました。ただ受けの輝が売り上げの為には平気で身体を使っているし、罪悪感も無いので抵抗ある方もいるかもしれません。

攻めの暖は真面目で輝が自分以外に身体を使って営業してようが、気持ちは変わらずに一途です。

暖を鬱陶しく思っていたところに、輝の過去の男が偶然に店に来た事により改めて自分の気持ちに向き合う事が出来たようです。

傷付いて来た輝だからこそ暖みたいな真面目で優しい人と幸せになって欲しいです。

0

いろんな意味でいい!

なんか良かった。すごく良かった。
作者さんの作品を色々読ませてもらっているのですが、これが一番いい。

最初の頃に比べると絵が上手くなっててびっくり。
背景がしっかり描き込まれてて好きだし、顔の特徴は失われてないけど、肩幅やお尻、足などがちゃんと男性のしっかりした体つきで良いです。
また、Hががっつりでエロい。何というか、体位やアングル、表情などとても工夫されてて臨場感がある。読んでて照れちゃうくらい。

それからストーリーとキャラも魅了的。
田舎から出てきて、大切にしてもらえなかった自分を変えて、ひたすらホストの仕事を頑張るひかりちゃん。
一方、誠実なサラリーマンの、せいろどう、だんくん。(せいろ◯◯?)
ふとした表情の見せ方などが、内面が現れててぐっときます。

久々に面白かったなあ、と思った作品。

0

広ちゃん推し!

上客が転勤することになり、
その部下・暖(α)に唾をつけたいホストの輝(Ω)。
スキンシップたっぷりに接していると、
暖がヒートを起こし、二人はそのまま番に!?という、
オメガバースらしい始まり方で本作は展開していきます。

田舎から出てきてホストをしている輝は、
自分の居場所を探す迷えるΩです。
対する暖は、浮気性の父親の様にはなりたくないと、
番う相手を大切にしたいと思っているαです。

意図せず番になってしまった二人ですが、
責任を取りたい暖と突き放す輝の攻防が見所です。
初めは拒絶していた輝が、徐々に優しい暖に絆されていく様子がとても良く伝わってきます。

仕事が手につかず、一度は暖に別れを切り出したものの、
田舎での辛い過去や仕事の葛藤など色々なものを乗り越え、
暖の側にいたい・暖の隣が自分の居場所だと気が付く輝。
二人のHは、どのシーンもたっぷりなのですが、
思い合ってからのHが一番幸せそうでよかったです♡

描き下ろしは、二人は〝運命の番〟?と思わせるお話で、
これまた良かったです。
奥付?に入っているイラストまで萌えです!

BookLiveで購入しましたが、修正は白抜きでした…

1

キャラのブレが勿体ないかな?

さとまるまみ先生の作品はこの作品で初めて手に取りました。
ちるちるのTwitterでの紹介を見て購入。

エロも物語も期待していましたが、期待しすぎてたが故に、ちょっと肩透かしを食らった気分…?


輝のキャラは筋が通っていて、読んでいても納得出来たのですが、暖のキャラがちょっとブレてるかな??
特に初めの方は、真面目キャラなのか、ストーカーキャラなのか判断がつかない感じ。

あと、これは超個人的な感想になってしまうのですが、えちの時の絵が好みから外れるかな?
(目とかかな。)
すっごく細かいところですみません(_ _)


でも、ストーリーは割と王道展開だったので読みやすいです!
総合して『萌×1』にさせていただきます!

0

番から始まる恋

〖DMM電子書籍〗
修正:白抜き
カバー折り返し:なし
カバー下:なし
帯:あり(ありver.となしver.両方)
裏表紙:あり
備考:

〖紙媒体〗
未読

2

本当の居場所はどこにある?

コミカルな展開で、ぐいぐい読者を引っ張って行く勢いのある作品です。
明るくて元気いっぱいの輝(Ω)。
東京で天職である水商売ライフを満喫する日々。
とあることがきっかけで、一途なサラリーマンの暖(α)と枕営業をしたところ、あまりに体の相性が良すぎて、うっかりヒートを起こした暖と番になってしまいます。
真面目な暖は責任をとろうと輝にプロポーズしますが、結婚も出産もせず自由な日々を送りたい輝は必死に逃げまくり…。

始めは暖と輝のドタバタ劇が見所で、Hも多め。
ド真面目過ぎる暖に真っ直ぐ愛をぶつけられ、うっとうしがりながらも、徐々に変わっていく輝が時折見せる素の表情が印象的です。

上京前はΩであることに劣等感を抱き、居場所を見つけられなかった輝。
そんな時優しくしてくれた先輩を好きになったのに、結局裏切られてしまった過去。
上京してやっと見つけた大切な居場所。Ωであっても受け入れてもらえる水商売という仕事。

なのに、暖と出会ってから楽しかった仕事を虚しく感じてしまう。
輝が本当に探していた居場所は…という切ないテーマに徐々にシフトしていきます。

ふたりで温泉旅行に行き、客とホストとしてではなく、ヒートを抑える手段としてでもなく、浴衣エッチするシーンはすごく良かったなぁ。

ただ、今まで読んできたオメガバースでは、番を結んだ後は他の誰かと寝ようとしてもΩに拒絶反応が出てしまう。それゆえに番を結ぶというのはかなり重要な意味を持っていたと記憶していたのですが、この作品では、番を結んだ後は発情期のみ拒絶反応が出るという設定になっており、輝は番を結んだ後もガンガン枕営業しまくりなんですよ。
その点にちょっと違和感を感じたというか、これじゃ番の重みがなくなっちゃうなと個人的には感じました。

楽しく読めて、じんわり泣ける。そしてラストは純愛に繋がっていく。
定番ではありますが、最後まで飽きずに一気に読める心地よい作品です。

1

我、最高のオメガバースを見つける。

とにかく最高でした。
もともと、オメガバースが好きで読んでたのですが、ここまでオメガバースを最大限に活かせた作品はないと思うくらい最高でした。
オメガの子もチャラくてエロいのにどこか闇を抱えていてそりゃアルファも守ってやりたくなるはと思いました。
そして、なによりも、アルファのヒートを起こしたときの変貌っぷりは最高ですね!今まではオメガの発情期で乱れまくるのがオメガバースの醍醐味だと思ってたのですが、攻めのヒートでオメガが乱れてしまうのを見て、思わず口許を押さえてしまいました。控えめに言って最高かよ。

もう自分にとっては休む暇もなく全てが面白かったです。本当に買って良かったと思えた作品でした。

9

ピュア真面目(α)とチャラ淫乱(Ω)のオメガバースだけど、、、

さとまるまみ先生初読みです。
知人から「オメガバースだけどコミカルでおもしろいよー」とオススメされて読んでみました。
Ωのマイナス面も描かれてはいますが、ポップな表紙イメージ通りの楽しい作品です。

ただオメガバースじゃない方が良かったんじゃ?って気も…


Ωの輝は、枕営業OKで売上アップが楽しいホスト、エッチも好きそうです。
常連客のαが転勤になると聞いて、送別会の相談にやってきた部下・暖(α)を代わりの客にしようとエロく接客すると、暖はヒートに!

輝はそのままホテルに連れ込まれ、食べられそうな勢いで暖に抱かれてしまう。
その激しさに輝もつい「番になるぅ」と口走ると、暖に首を噛まれて…

恋人どころか、客とホストにもなってない、なんのつながりも無い二人が番(つがい)になってしまった!


ヒート時の暖は激しいけど、普段はクッソ真面目で、番となったからには「結婚しよう!」と、当然のように言い出す奴です。
でも、輝は結婚なんてしたくないし、子供も産みたくない。
だから暖のことは避けようとしたのに、発情期がやってくると、暖を求めずにはいられなくて…

キッカケはオメガバースらしい発情、ストーカーから助けたり、一緒にお出かけしたりしてるうちに、真面目αの押しにチャラΩもだんだんほだされていく展開です。


田舎で暮らしていた時、輝はΩだからって特別視されるのが嫌で、ネガティブに人を避けていた。
そんな輝を人の輪の中に戻してくれた上司がいた。
Ωを特別扱いしない上司に輝は恋したのに、上司はΩである輝との未来は考えずに婚活していて、輝はショックで田舎を飛び出し歌舞伎町にやってきた。

輝は、Ωにもフレキシブルな歌舞伎町で、ホストとして認められ自分の居場所ができた。
だから結婚なんてしたくないし、ホストとして頑張りたいのに、暖と一緒にいるとホストがうまくできないから、別れることにして…


Ωの輝が欲しかったのは自分の居場所、不特定多数のホストクラブ客より、たった一人の番のαのほうが、強くて確かな居場所に決まってる!
無関係な二人がいきなり番(つがい)になってから、心でも信頼し求め合うパートナーになるまでが描かれたハピエンオメガバースです。

暖のクソ真面目さがおかしくて、それに振りまわされつつ輝がほだされていくのは楽しかったです。
オメガバースならではの展開だと思うのですけど、、、

輝のトラウマは「男同士だから」に置き換えられるし、
カラダの関係の始まりも「酔った勢い」にできると思うんですよね。
暖が真面目だから押して、それに輝がほだされればいいわけだし、
これオメガバースにする必要あったのかな?

暖と番(つがい)になった後も、輝は客と枕営業で寝てるのが「?」でした。
番ができたΩはαとしかエッチできなくなるんじゃなかったっけ???
番となったら、Ω=αの所有物って私のイメージは間違ってるの?
それともオメプロ作品ならなんでもありなの?

私はオメガバースじゃない方が、この作品を楽しめたと思います。


オメガバースも最初の頃は発情期なエロエロが見物だったけど、スタンダードな話は出尽くした感があり、奇をてらったり、普通に成り立つ話にオメガバースを入れこむしかなくなったのかな?
気持ちよりフェロモンの強制支配が重視されるオメガバースには飽き飽きしている私ですけど、最近のオメプロ作品を読んで、ほんと過渡期に入ったなぁと実感しました。

【共同著作権】って謎ロジックで去る者を縛るより、プロジェクト自体のこれからを考えたほうがいいんじゃないの?
リバイバルとはいえ、ガラガラなオメプロカフェを見て、ますますそう思いました。

4

実直突進の攻めに心の鎧も剥がされる~♪

セックス大好きな輝は枕営業もして順調なホストライフ。
そんな中、常連の部下暖に上司の送別会でサプライズをして欲しいと頼まれる。
その準備で2回目にあった際に暖がヒートを起こしてしまいセックス!そして番ってしまう。
翌朝プロポーズをされるが妊娠も結婚も興味ない輝は逃げる毎日。


最初は責任感からプロポーズした暖が、輝に惹かれ熱烈になっていくのはカッコよかったし、刃物を持った輝のストーカーに立ち向かう姿もきゅんきゅん!!
ノーテンキかと思っていた輝の過去や意外な心情には、切なくもなっちゃいました!

5

もちろんコミカルエロで終わらない

テンポのいいコミカルエロから始まり、後半でのシリアス反転…
後半に向かうほどまじめな内容になり最後までしっかり構成された丁寧な作品でした。
オメガバースの運命や生き辛さがメインになるのではない部分が個人的にはいいなぁと…。

純情一途なまじめリーマン攻めαのだんと仕事大好きなホスト受けΩひかりが
発情Hでうっかり番になるも、番なんて気にしないと、ひかりはだんを相手にしない。
純粋まじめなだんが求婚するが、仕事を拠り所にしているひかりは結婚などする気もなく塩対応で
健気にひかりを追うだんを放置する。

しかし次の発情がくると持て余してしまい、自分からだんに連絡してHする。
発情時だけの相手と言い放つひかりに、両想いの相手としかしないと距離を置くだん。
ひかりが客とトラブルになり巻き込まれただんがケガをしたことから再度二人は近づいていく。

ひたむきに自分を気遣うだんにひかりは徐々にほだされていく。
友達から再スタートした二人が食事やデートに旅行と…一緒にいる時間が増えるほど
以前より仕事への意欲が湧かないひかり。
上京後ホストとして認められることが自己認証の場であり、自分の居場所だと考えてきたひかりは
悩みながらもだんとの別れを決意する。

ひかりのΩとしての生育歴や職場先輩との悲しい恋愛によるトラウマあたりは
一気にシリアス場面へと反転し、作品の雰囲気が変わるのも面白い。
ホストとして必要とされることで都会で自分の居場所を見つけたひかりが
だんとの別れでホストに意欲を見いだせなくなっている自分に気付き、
素直にだんに気持ちを伝える場面が本当にステキで…貰い泣きレベルでジ~~ンとしてしまった><
何よりステキなのはだんです。
自分で待てができる男って最高ですよね…いいカップルです。

収まるところに収まった後、ひかりが髪型も変わり一気に昼の男へと変身していてキュン!
もちろん、だんも惚れ直してました~。

何といってもこの作品は多様なエロが…いい。
ハードな発情Hからの始まりは印象的で、フェロモンに耐性のないだんが発情して盛り
フ~フ~荒い呼吸で「食いたい」と言いながらひかりを抱き締める場面は本当に食べるかと…
発情Hでだんがえげつない盛りかたをするのが最高です!

通常時はひかりからの誘いに赤面してオドオドしつつ、エロスイッチが入ると止まらないのがすごい!
ひかりも自分から誘っていながら気付くとだんのペースで壊れかけ…
スキの言葉攻めでグダグダになるひかりもカワイイです。
このカップルは二人ともイイです…色んな表情を楽しませてくれました!

ほんと、ひかりはだんに出会えてよかったと…やっぱり運命?オメガバースですね…。

7

気持ちいテンポでグングン読める!

試し読みの勢いがすごくて、気づいたら購入していました。

真面目リーマンαとホストのΩの期せずして番になった二人が本当の恋をするまで
っていうお話です。
まずテンポがすごくいい。
オメガバものにしては運命の番っていうものじゃなかったのがまたいい!

会社の上司の行きつけのお店のホストに真面目会社員が上司の送別メッセージをもらいに
いったのをきっかけに、突如ホストくんがヒートになってしまい
それにアてられた真面目会社員が番にしちゃう。

そこまでは結構ありきたりなんだけど、そのあと
真面目αは結婚して責任を取る気なのに、ホストΩがそれを一蹴。
しかも全くネガじゃない(と感じさせる)

Ωくんの過去の話もあったり
ヒートH中のαくんのケモノ感があったり
一冊なのに読み応えありました。
読み応えだけじゃなく、ほんとテンポがよくって中だるみなし、
不必要なプロットなし、でほんとよかった。

末ながく、幸せになってくれーーーー!
結婚後の家庭編も読みたい!この二人の子育て編も読みたい!

絵柄は好みあるかもしれませんが、
登場人物の性格にあった線だと思います。

14

この作品が収納されている本棚

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