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表題作騎士の祈り

ランスロット、ラフラン領の領主でキャメロットの騎士
樹里、神の子でキャメロット王国・アーサー王の妃

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

アーサーのいなくなったキャメロット王国で、モルガンを退け、一時的な平穏の中、樹里は国一番の騎士ランスロットから深く愛されていた。
夜毎抱きしめられ、いつの間にかランスロットの匂いを覚え、その熱を心地よく感じるほどに。
けれど、アーサーとランスロットを罠に嵌めた神官ガルダが王宮に現れたことで、事態は急変する!
モルガンとの闘いは? アーサーの復活は?
樹里とランスロットの愛は?
『少年は神』シリーズから生まれた、騎士と神の子のアナザーストーリー堂々の完結!!

作品情報

作品名
騎士の祈り
著者
夜光花 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
少年は神の花嫁になる
発売日
ISBN
9784813013228
4.7

(96)

(80)

萌々

(12)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
458
評価数
96
平均
4.7 / 5
神率
83.3%

レビュー投稿数12

アナザーストーリー完結。「騎士の祈り」

最後まで読み終わって。
このシリーズの結末はこれで良かった、と思った。

何より。
スピンオフは数あれど、一つの物語の分岐点から「あったかも知れないもう一つの物語」アナザーストーリーという一つのジャンルを創り、送り出して下さった先生に感服です。
戦って勝ったアーサー王との幸せなキャメロット王国を築く「少年神」。
志半ばで命を落としたアーサーとその後の、パラレルを描く「騎士」。
その着眼の凄さ、面白さ。

とまあそこは勿論素晴らしい作品ですが。
「少年神」では一途のみのランスロットは。
「騎士」では無理やり強姦野郎に。そして樹里は結果的に快楽流され未亡人。
異論はおありでしょうが、私的にはそんな風に読めて。
石像になったアーサーが他ならぬ息子に壊されたこと、死にかけた樹里があの世のアーサーと会話できたこと、アーサーも一応許してたこと…
その辺で私のような不満分子を抑えたんですかね…
終盤のモルガンとの最終決戦は手に汗握る。
まあここも。苦しい時の妖精王頼みになったのは仕方なかった?
ともかく母・翠との統合が成ってひとまず樹里は母を失わずにすみましたね。
また、トリスタンが魅力的な存在だったのも救いでした。

1

よくまとめられた良作だと思います

遅ればせながら少年神シリーズを通して拝読、本編も面白かったのですが特にこのスピンオフである騎士シリーズが本編の上を行くんじゃないかと思うほど良かったのでレビューしました。

本編にも少し出てくるアーサーのいない世界が舞台のお話。
その完結巻の今作ですが、よく3巻でこれだけ凝縮された内容にできるなぁと感心しました。
読む前はなんとなく、アーサーのいないランスロットのお話なら暗い話なのかなと勝手に考えてたのですが、全くの杞憂、実にドラマティックな中身であっという間に読み終えてました。

とにかく面白かったです。
イラストもすっごく素敵で、特に絡みは本編よりも濃厚な描写が多くてドキドキしました…
ランスロットが真面目でいつもは紳士的なのに、樹里への執着愛の塊(夜は特に)で、とっても好ましく。
本編から通して読んでるからか各キャラへの愛着もあり、どのシーンも楽しめました。
神獣のクロに埋もれて眠りたい…
終始ハラハラドキドキしますが、全ての謎が解き明かされ、辛かったことも悲しかったことも全て受け入れて訪れる幸せな結末に、読んでよかったなぁとしみじみ思いました。

いつか、パパとママのいいとこ取りに加えてマーリンとランスロットから学んだ最強のルーサーのお話も読んでみたいです。

2

少年は騎士と神との子を育てる

アーサーが好きだったので、アーサーが死んでしまうことや樹里がランスロットとくっつくらしいこちらのシリーズは避けていたけど、少年は神シリーズを読了後、時間を置いてから読み始めたのが良かったのかとても楽しめた。

ただ騎士シリーズもランスロットより明るいトリスタンが気に入った。
両方の物語を読んでて感じたけど、魔術を使う敵に対して剣で対抗するのは難しく、結局、アーサーやランスロットや騎士団よりマリーンが活躍してたように感じた。妖精王の助けも大きかった。
その点、トリスタンは魔術も剣も使えて無敵。
ジュリは冬眠状態なわけだし、是非、トリスタンVSジュリを読んでみたい。

両方のシリーズ通してイラストのサンとクロが可愛かった。
電子で読んだけど、スクリーンショット撮って時々眺めてる(^^)

4

本編にも負けず劣らず

いやー、素晴らしかった。
同じ設定のパラレルワールドにおいて、本編と全く違う展開とラスト!
ほんっとうにワクワクさせられたし、二つの世界を最高のラストに導いてくれた夜光先生の手腕に脱帽です。

アーサーのいない絶望的な世界で、少しの希望を頼りに奔走する人々。
モルガンを滅ぼす手段がない中、まさか!というトリッキーな展開には驚かされっぱなしでした‼︎
トリスタン、いいキャラだったなぁ〜^^
無邪気な小鬼感で出ました(笑)

ランスロットと生きていく決意をした樹里、樹里を心の底から愛するランスロット。
この二人のハッピーエンドは本当に胸熱でした。
ランスロット、良かったね。本当に良かった。
かなりしつこくて、かなりムッツリな執着愛も大好きでした♡

キャメロットの面々の未来、もっと詳しく知りたかったな。
グィネヴィアはユーウエィンと結ばれたんじゃないかと思うのですが、本音をいうとユーウエィンにはマーハウスと愛し合って欲しい!
さて、どうなったんでしょうね?
こんなことを想像させる終わり方も素晴らしくて、きっと夜光先生の術中にまんまと嵌められてるんだろうな^^;

3

ありがとう、「少年」「騎士」シリーズ

ヤクザものが大好物な私は、なかなかファンタジーものには食指が動きませんでしたが、皆様の高評価レビューに背中を押されて、「少年」シリーズから一気に読破しました。

「ありがとう」の言葉しか思い浮かびません。

夜光先生、奈良先生、そして、同人ではなく商業誌として出版することを許可してくれた出版社さま。どれが欠けても「少年」に始まり「騎士」に終わる壮大な物語は完成しませんでした。

本当にありがとう。

最後に、ランスロット、良かったね。どうぞ、最愛の樹里とお幸せに。

あまりの感動に、初レビュー投稿です。

9

クッキーブー

うにラッコさま

こんにちは、昨日コメントを頂きましてありがとうございました。ちるちる内でコメントを頂いたのは初めてでしたのでとても嬉しかったです。

「薔薇」シリーズもまたチャレンジしてみますね。現在、別の先生のシリーズ物を読んでいます。3巻目にして思いがけない展開にぶち当たり、ちょっと動揺しています(笑)

うにラッコさまにもまた素敵な萌えが訪れますように!

うにラッコ

突然、すみません。
そうそうなんです!!
「ありがとう」その一言につきますよね。
こちらがお気に召されたなら、
ぜひ、薔薇シリーズもおススメです。

ずいぶんと読み散らかしながらも、
とにかく面白かったんじゃ〜!
としか!感想を書けない人間なので、
非常に貴女(でよろしかったでしょうか?)
の感想に親近感が湧きコメントしてしまいました。
このコメントが失礼なコメントととられませんことを祈っております。

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