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ビフォーアフター
エッチな関係になる前となった後で、全くの別人になってしまったインテリヤクザの月島さんが可愛いです。
強面のヤクザのみなさんにまでバレバレなのに、どうしても自分を好き好き言ってくる用心棒の遠野の気持ちには応えてあげない。でも、遠野が他の女の匂いをつけて帰ってくると面白くない。なんともメンドクサイやつですが、最後の最後に受け入れて結ばれてからは、キャラが変わりすぎでしょ？！ってくらい素直になっちゃって、髪の毛をおろしただけなのに表情まで柔和になっちゃってます。
高校生でヤクザに一目惚れして一途に想い続けた遠野、頑張った甲斐がありました。
１０年愛
インテリヤクザとその用心棒。
幹部の梛が大好き過ぎて、周りにも周知されるほどのお熱っぷりの遠野が完全大型ワンコ。
傍について１０年間ずっと好き好き言ってるけど毎度聞き流される始末。
それでも用心棒を続け好きと叫び続ける遠野。
初っ端からセフレとヤル際に声の届く隣の部屋で待機させてる当たりで
梛が遠野を想っていることは分かるけど、元々ノンケである遠野がいずれ女性がよくなるんじゃないか・自分から離れてしまうんじゃないかと、心配して遠野の気持ちを受け入れない梛。
ヤクザにしてはデリケートのようで。
ただ、遠野が梛を好きになった理由が、
アル中の父親に見切りをつけて母親が男と蒸発し、酒とギャンブルに溺れ当時１５歳の遠野に金をたかり暴力をふるう父親から幼い妹と弟を守り、父親を殺してしまおうかとも悩む日々の中、借金苦が原因で父親が死亡。その原因にもなった無謀な借金取りに感謝して元締めに一目見に行った際に梛に一目ぼれ。
それからストーカーのように追っかける日々。
・・・えー！？妹と弟は？？ってなっちゃいました。
母親に捨てられ父親の暴力に耐え、そんな中守ってくれた兄はヤクザに・・・。
かわいそうすぎませんかー！！！お兄ちゃん薄情じゃない？
遠野が梛に惚れるのはいいけど、ヤクザにはならないでほしかった。。。
もしくは遠野一人っ子でいて欲しかった。
受様の粘り勝ち♪
今回はヤクザの幹部の用心棒と切れ者と言われる幹部のお話です。
出会った時から受様を慕う攻様の熱意が実るまでと
本編後日談を収録。
受様は借金を負った父親に殺されかけたところを当時の組長に
拾われてヤクザとなります。
ヤクザに堕ちるよりは奮起する道も有りましたが、親の身勝手さ
に巻き込まれて全てに絶望していた受様には全てがどうでもよく
思えたのです。
受様は誰にも煩わされずに生きるために、非常な手段も厭わず、
手段として身体をも使って組の中で地位を固めて生きてきます。
それしか生きる道がなかったと思っていた受様でしたが、
10年前に当時の男子高校生だった攻様と出会った事がその後の
受様の生き方を変える事となるのです。
この男子高校生こそが今回の攻様になります♪
攻様の母親はアル中の夫を見限って蒸発、残された攻様は弟妹を
護りながら暴力を繰り返す父親をいつか殺してやりたいと思って
いました。しかし、父親は闇金から借金苦からあっさりと死亡、
世間は攻様達に同情しますが、攻様は父親という鎖を断ち切って
くれたヤクザにこそ感謝したほどです。
どんな人なのかと興味を持つて訊ねた組事務所で、攻様は取立て
を行ったのは受様と直接には関係のない二次団体だったにも関わ
らず、受様に詫びてくれるのです。
そんな受様に一目惚れした受様は少ないツテを使って事務所に
まで押しかけ続け、ストーカーとまで呼ばれながらもなんとか
弟分に収まり、今では四六時中傍にいる受様の用心棒となって
いました。
攻様は受様に出会った10年前から変わらず、受様への愛を口に
してきます。受様は誰とでも寝てきますが、攻様とだけは絶対に
寝ないと公言しているのです。
果たして攻様の思いが受様に届く日は来るのか!?
冷酷非情と言われるヤクザの幹部とそんな彼を慕う用心棒との
10年愛を描いたお話です。
初読み作家さんでしたが、小説の挿絵ではよく拝見していて
好みの絵柄でしたし、クールビューティな受様が大好きで年下
ワンコとの組合せもかなりツボなので手を出してみましたが、
ちょっと思ってたのと違い過ぎました (>_<)
冷酷非情だという受様ですが、幹部になってからだからのお話
だかもしれませんが、その手腕が発揮されているような場面や
伺えるような出来事もないのです。
ヤクザと言うダークな世界の中で生きる決意をし、誰にも執着
せずに生きてきた攻様が、高校生だった攻様にロックオンされ
懐かれて徐々に絆されるという流れは良いのですが、ヤクザ
設定にしないと描けない恋愛じゃないかな。
そのあたりがモヤモヤ～とするので「萌」としました。
藤村さんの絵柄はとっても好みなので、また他のお話でトライ
してみたいと思います。
今回はヤクザ系でご紹介作を探してみましたが、小説しか浮かば
なかったので割愛します。
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