お前はもう俺を初めての相手だと思っとけ 世話焼きイケメン×初恋こじらせ男子

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表題作悪い男には裏がある

諏訪帆舟・ジゴロのような外見の技術部の同期
北原光成・経理部の狂犬と言われている会社員

その他の収録作品

  • 君は花より花らしい
  • なんでもない日のプレゼント
  • あとがき

あらすじ

会いたい できることなら今すぐ たった今 恋に落ちたような気分だ
見た目だけで恋人を選ぶせいで、過去の男遍歴はクズばかり。
そんな経理部の狂犬とあだ名される光成が想いを寄せるのは、同じ会社に勤める技術部の諏訪。
吊り上がった眉に垂れた目元、厚めの唇に甘い雰囲気…なによりこじらせた初恋を刺激する長めの襟足。
見た目はどストライクの諏訪だが職場恋愛は後々面倒だからと避けてきた、はずなのに…。
「 ホテルへ行こう ! 」 ―― 捨て身の告白が功を奏し (?) なぜか期間限定で恋人同士になることに… !?

シャレード文庫の大人気作がコミカライズ !
見た目ジゴロ、中身オカン×経理部の狂犬。
光成はクズ男遍歴に終止符を打てるのか !?
漫画オリジナルストーリーも収録

作品情報

作品名
悪い男には裏がある
著者
魚谷あお 
原作
海野幸 
媒体
漫画(コミック)
出版社
二見書房
レーベル
シャレードコミックス
発売日
ISBN
9784576190761
4

(31)

(7)

萌々

(18)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
123
評価数
31
平均
4 / 5
神率
22.6%

レビュー投稿数9

原作小説に忠実なコミカライズ

海野幸先生の原作小説の大ファンです。何度も読み返しています☺︎

なんとコミカライズ版があることに気付き、ワクワクしながら読んでみることに。

原作の再現率が高い!!…ゆえに、漫画にしては文字量が多く、読み進めるのにちょっと時間がかかります。漫画なのに小説を読んでいるような、不思議な感覚に。

そこは”絵”が使える漫画の良さを活かして、もう少し文字数少なめにしてもらえたらなあ…と思いました。

でもやっぱり、内容は大好き(*´˘`*)

「”悪い男”の裏の顔」=超優良男、ってことですもんね。
イメージ違いの”世話焼きオカン攻め”、コミックでも最高でした✨

1

原作未読でも楽しめました!

実は魚谷あお先生の名前は存じ上げなくて、ちるちるさんの情報欄にもコミックスはこちらの作品しか載っていませんでした。
なのでTwitterアカウントまで行ったのですが2021年12月から動いて無くて、時代が時代なだけにちょっと心配になってしまいました。

海野幸先生の作品は好きなのですが、こちらの作品は未読でした。でも原作未読でも充分に楽しめました。

タイトルから「悪い男」を勝手に諏訪のことだと思っていたのですが、良い意味で裏切られました。来る者拒まずだった理由もちゃんとあって、思わぬ優しさにキュンと来たんです。ちゃんと丁寧に北原に向き合う姿勢に好感が持てました。諏訪によって北原が自分自身を大切にするようになって行くのが良かったです。

そして北原ですがそつのない内面に隠されたトラウマに、彼の誠実で真面目な性格が伺えました。北原がずっと面影を引きずってた先輩ですが、再会してみれば諏訪とはどこも似てない矮小な人間だったのが、魚谷あお先生によって上手く描かれてました。

ちょっとどこか変わってる2人が、北原の思い切った働きかけで、いつの間にかお互いにかけがえのない相手になってたところに凄く萌えました。絵に雰囲気もあるし他の作品も読みたいと思ったのに情報が無いのが悲しいです。

2

幸せなお話

私はこの作品を読んで、
とっても幸せな気持ちになりました。

お互いの気持ちを大切にしながら
1歩1歩進んでいくお話です。
160p程ですが200p程読んだ満足感がありました!
そして絵も好みでした◎

二人の関係は幸せ極まりないのですが、
受けの幼少期だったり中高時代だったりで
ちょっと苦しい・悲しい展開があったりもします。

個人的には過去の恋愛経験から感覚がズレている
受けが可愛くて、攻めが男らしいなと思いました。
そしてハンドクリームのシーン(?)が
(深読みしてしまって)とても好きでした。

オススメの作品です。

1

気を使い過ぎたんでしょうか?

お話はめーっちゃ良かったです。攻めがかっこよくて好き。
んー、なんですが、文字が大量に詰め込まれてて読みづらかったです。説明文が多すぎ。漫画なのに容姿を文章で説明するのも意味分からんし。

セリフとかモノローグとかは、原作を変えないように気を使ってこんなことになっちゃったのかな?個人的には、簡潔に改変してくれた方がコミカライズの意味が増すんじゃないかと思います。どれだけ詰め込んでも原作ファンは文句言うんだろうけど、そこは勇気を持ってやって欲しかった。

受けは独特の口調で、まあそういうキャラなのかなって感じなんですが、攻めもたまに違和感を覚える小説調のしゃべり方になってて気になりました。二人とも文語で話されると収集つかん…。

攻めは最初からずっと甘々で、優しくされて受けが変わっていく様子は良かったです。過去との決別も、受けが自分できっちり始末付けるところが好み。

小説の方も買ってみようか迷ってたんですが、ここまで説明文が多いと、これ一冊で満足してしまい…原作はもういいかってなりました。絵で表現されたものを文字でも読みたい!となるのを期待してました。

キャラもストーリーも好きなので萌えたけど、漫画を読んだっていうより絵ノベルを読んだ感じで、原作ファンの方を向きすぎている気がしました。
原作未読で単に漫画として楽しみたい読者がこれで満足できるのか疑問です。

2

小説を読んだ時を思い出す再現度の高い良作

小説は何年か前に読みました。コミックとして読むとだんだん色々思い出して、小説との違いにツッコミたくなり厄介な読者だろうなあと思いつつ、小説の萌えを思い出させてくれてこの評価です。こんなに思い出すということは再現度が高いのですね。

とりあえず一冊でまとまっていてストーリーはおさまってるし巻末に海野さんの短編?もあって良いと思います。

主人公の過去や葛藤も、攻めのおおらかさや懐の深さもよく表現されてました(何様?)

主人公の付き合ってきた男のだめんずぶりや、求められることを当然だと思ったり、自分からは求めないところにハラハラジリジリ切なく、またそんなところを分かってくれる攻めが嬉しくて、本当に小説を読んだ時の気持ちを思い出しました(失礼?)

何年かかっても攻めに甘やかされて与えられることが普通に受け止められるようになるといいですね。

小姑のごとき小説と突き合わせてすみません。

2

もう一捻り

お試し読んで気になり購入
ちょっと期待しすぎたかな
王道展開で終始安定してます

とにかく、受けの思考がしんどい
これに尽きるかな
小説をコミカライズしたものなので多少の省略は致し方ないと思うのですが親子関係とかこれまでの恋愛遍歴とか、一読しただけでは掴みきれなかった

かといって、また読み返そうという気にもあまりならない
個人的にはちょっともったいないかなという感じ

絵は綺麗でキャラクターも魅力的なので読みやすく、まるっと一冊表題作なので満足はしてます

0

コミカライズ版限定の番外編が2つ

原作の小説が大好きなので、コミカライズされたこちらも読んでみました。
小説を手元に置いて読み比べしたわけではありませんが、あれ?と思う点もなく読めたし、文章を読めば脳内にぱぁぁ〜っと映像が広がるという人間ではないので、コミカライズも読んで良かったと思います。

例えば出だし。
ロクに口も聞いたことがない攻めに対して、受けが酒の勢いに任せて攻めの袖を掴み「ホテルに行こう!」と誘うんです。
とりあえずバーに移動するんだけど、席に座っている間も未だ袖を掴んだまま、そして話している最中も攻めの袖を掴んだまま……という状況。
小説だとついつい気持ちを追うことに一生懸命になってしまい「いまだ攻めの袖を掴み続けている」という状態をうっすら忘れがちになるんですよね。
だけど、漫画だと「攻めの袖を掴み続けている」受けの姿が4ページにも渡って描かれているので、あぁ本当に本当にずーっっと掴み続けてるんだなぁという実感を得られて良かった。

ただちょっと感じたのは、会話でのやり取りが多いというか、モノローグが少なめかも……という点。
「蹴り倒してやったぞ!」のあのシーンから最後までほとんど会話で終始しているので、その言葉の裏にどのような思いがあったのか、という点についてまで知りたいのなら小説も読んだ方がいいなぁと思います。


内容については既に小説のほうで書いてるので省くとして、コミカライズ版限定の番外編二つについて書きます。

【君は花よりも花らしい】
これは5Pの漫画。
付き合い始めて一年後の二人を描いています。受け視点。
「ベランダでクチナシを育ててみたいんだけど、クチナシはかなり虫が付きやすく派手に葉を食い荒らされる」と言う攻めに対して「やめておいたほうがいい、そんな花」と受けは言うんです。
「多少虫に食われても枯れたりせず、根性がある花」とクチナシを評するのを聞いて、「物好きだな まぁ俺なんかと一緒にいるんだから物好きなのは間違いないか」と思う受け。

攻めがプレゼントしたハンドクリームの香りの「クチナシの花」が二人のテーマになっています。
二人のやり取りがとても素敵なので、たった5Pといえど満足度が高いです。

【なんでもない日のプレゼント】
こちらは3Pの小説。
攻め視点です。
何かをプレゼントすることをひどくためらう受け。
そんな彼から、真新しい寝巻きを手渡されて思わず真顔で凝視する攻め……といった内容。

こちらもたった3Pだったけど、愛が深くて満足です。

クズとばかり付き合ってきて恋人から財布兼オナホ代わりにさせられてきたせいで、異様に自己評価が低かった受けが、オカン気質で包容力のある攻めのおかげで少しずつ少しずつ変化していくというところが私はとても好きなんだけど、コミカライズ版の番外編二つも、そういう受けの微妙な変化が穏やかな日常のエピソードを交えて描かれていて嬉しい。
そして相変わらず愛情たっぷりの攻めの様子に読んでて嬉しくなります。

ボリュームとしては番外編は僅かだけど、こういう話が読みたかった!と思える内容だったので神です。

そしてもしコミカライズを気に入られたら、是非小説のほうも読んでみてください!!と声を大にして叫んでおきます。




7

愛され慣れてない光成♪

クズ男ばかりと付き合ってきた光成が、別部署の諏訪の容姿がめちゃくちゃ気に入ってたけど職場恋愛は面倒と避けてきたのに、
二人っきりで飲んでるうちについついホテルに誘ってしまう。ダイタン(笑)

告白すっ飛ばしてホテルに誘った光成に対して「付き合ってみようか」と優しく提案する諏訪。
くっ、カッコイイ!

それからの光成がとにかく可愛かったです。
なんせ、クズとしか付き合ったことないから…
家に誘われれば何かを覚悟し銀行で余分にお金をおろしてから行くし、
食事やタクシーなどの金銭は自分が出そうとするし、
声が聴きたくなっても重いと思われるから連絡できないし、
何か約束したくても怒られるかもと自分から誘えない。
・・・可愛過ぎました(笑)

そのすべてを逆の意味で期待を裏切ってくれる諏訪。
優しくて寛大で料理も作ってくれて…
カッコ良かった。。。そして、そんな諏訪に毎度戸惑う光成が可愛いかった♪

4

どちらも見た目通りではありません

今回はジゴロの様な外見の技術部の同期と
経理部の黒一点で狂犬と呼ばれる会社員のお話です。

恋人に恵まれなかった受様が素敵な恋人を得るまでと
コミックスと小説でそれぞれをかきおろしの番外編を2本を収録。

受様は経理部の黒一点で容赦のない対応に「経理部の取り立て屋」
「経理部の狂犬」とまで呼ばれて怖がられています。

受様は容姿端麗で仕事もできる男ですが、男運はすこぶる悪く、
見た目の好みで付き合ってはとことん尽くし、重たがられて破局
という交際しかしたことが有りません。

社会的信用を守る為に、同じ性癖の者たちが集まる場所や店で
しか相手を探しませんが、実は入社から6年間、ずっと気になる
同期がいたのです。その同期こそが今回の攻様にですね♪

攻様は見た目がとても受様好みな男ですが、部署が違う事から
まともに話したことがなく、受様も社内恋愛はご法度と技術部
に行っても極力、直視しない様にしていたのです。

6月のある日、男ばかりの技術部の親睦会に女性の多い経理部に
お声がかかり、受様も参加します。一次会で帰るつもりの受様
でしたが、三次会のバーの先導役が攻様でついついて行ってしま
います。

ところが攻様に迷わず着いていっていたのは受様のみで、攻様に
「2人で飲みに行くか」と微笑まれた受様は無意識に攻様の袖を
掴んで「ホテルに行こう!」と誘ってしまうのです(笑)

受様の話を訊くために入ったバーで、攻様の見た目が受様の初恋
相手に似ている事、受様が移動が控えているから長くは付き合え
ないだろう事を知った攻様ですが、なぜか"受様にお付き合い"を
申し込んでくるのです。受様はもちろん快諾しますが、現実味は
あまりありませんでした。

翌朝、自室のベッド目覚めた受様はバーでの会話は鮮明に思い出
せますが、どうやって帰宅したかが全く思い出せません(笑)

攻様と付き合うことになったのが夢で、本当は誘いを断られヤケ酒
を飲んで前後不覚で自宅に帰ったのだろうと記憶を補正した受様
でしたが、受様のスマホには登録した覚えのない攻様からの着信を
発見してさらに焦ってしまいます。

いったい何と返すべきかと悩んで結局1日を過ごしてしまった受様に
攻様からまた着信が入ります。攻様は酔っ払いと化していた受様を
心配していた模様で、改めて昨夜の顛末の確認をされて週末に攻様
宅に招待される事となります。

受様は酒を奢らされるのか!?体目当てか!?とアワアワし、とにかく
恋人=財布代わりなゲス男なら金がかかるはずとお札を準備して挑み
ますが、攻様宅で受様を待っていたのは攻様の手料理でのもてなし
でした。攻様はどうやら見た目と中味のギャップがある模様です。

果たしてこんな2人の"お付き合い"の行方とは!?

海野幸さんの同名小説 「悪い男には裏がある」のコミカライズ化で
受様が気かかっていた同期とお付き合いするラブコメディです♪

シャレード文庫人気作品のコミカライズ企画で電子書店配信された
単話をまとめて紙版でコミックス化した第2弾になります。

第1弾の「嫁にこい~あやかし癒し~」がカット部分が残念だった
ので今回もドキドキで読み始めたのですが、本作はすれ違いが主体
な為か流れも自然でそれほど違和感なく読めました。

容姿端麗で仕事もできるのに、男運が悪くてゲス男としか付き合った
事がない受様は"お付き合い"した相手には嫌と言えない男なのです。
その為に受様が相手に尽くし始めると重い男と言われて捨てられると
いう悪循環なのです。

片や攻様は両親が自営業で忙しく、姉弟の世話焼いてきた世話焼きな
体質なのですが、ジゴロ風の風貌故にラテン系肉食男子と見做されて、
付き合うと思っていたのと違うと振られるというのです。

技術部の社員にはオカンと言われる攻様は、受様との"お付き合い"も
お試しから始めようと言われてしまうのですよ♪

初デートは果物狩りと野菜詰め放題なバスツアーだし、受様にフェロ
モン垂れ流しと思わせるほどでもお試しの1ヶ月の間はキスすらしない
のに隙あらばベタベタひっついていたいという攻様の言動に振り回され
ながらも、受様のドキドキは加速するまま高まる一方♪(笑)

そんな時に受様が初めて恋をした先輩に再会した事で、攻様との間に
大きな波風が立ってしまうのです。

受様も攻様も見た目と中味がギャップがあります。人は見た目通りとは
限らないとは思いますが、一度かかってしまったフィルターを外すのは
容易ではないですよね。

そんな思い込みの怖さを時にコミカルに、時にシリアスに描かれていて
受様の言動にハラハラさせられながら、幸せな恋人同士になるまで
とっても楽しく読めました (^O^)/

小説版は受様視点なので受様の見たままが攻様事情でしたが、コミックス
では受様と一緒に読者も攻様の言動を見れられて、受様のグルグルを招く
解釈違いが一目瞭然でわかり易いです♪

書き下ろしとして後日談が収録されています。受様視点コミックスも
攻様視点小説もひたすら甘い♡です。

今回は社内恋愛で吉田ナツさん『ひよこ、ロマンチック始めました!』
はいかがでしょうか。こちらの2人はお仕事面でも絡み有りです。

4

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