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いろんなものが詰まっていて形容し難い・・・
ヤリチンDKと重めの過去持ちゆるふわDKがカラダの関係から恋人まで発展していく話なんですが、姫川くん(受)の生い立ちがなかなかエグいです。一応救われてる?んですが、幼いころ母親の彼氏?から、、でいろんな感覚を感じなくなってしまった、というかなりセンシティブな設定です。
そんな中、攻くんとのえっちもはじめは何も感じず、、気持ちがノってきたらカラダも反応し始めて、という流れはだいぶファンタジーですが、受ちゃんの過去を思うと心があったかくなります。二人まとめてぎゅーーーっと抱きしめたい・・・♡
そんな特殊設定、ストーリーも面白いんですが、一番の想定外な収穫は、えっち度。
こんな可愛い絵柄なのにめちゃくちゃえっち・・・!
感じるとき/感じないとき、それぞれのエロさがあって、真田くんがドキドキムラムラするのがすごくわかる・・・!
2019年に終わってて絶対続編ないんですが続編を強く希望したい1冊です。
あずみ京平先生の作品は初読みになります。
カバー表紙から姫川は繊細で気難しいイメージだったのですが、読み進めるうちに繊細で可愛らしい一面を持ってる事に気が付いて、俄然面白くなって来たんです。
一方で今回の攻めにあたる真田が恋愛面では酷い男で、嘘をついてまであちこちで身体の関係を持つ姿には高校生なのにって驚きました。だから、相手も似たような人間が寄って来て…余りにも世間知らずな姫川に真田に執着する女が近づいたりと気持ち悪い面が多かったように思います。
高校生って真実を知っても高校まで乗り込んで来たりで、警察に突き出される危険とか考えて無いのが糞でした。
そして姫川への執着が何処から来るのかも分からずに、安易に身体の関係を続ける真田もかなりの糞だと思ってしまいました。
でもそんな真田だからこそ、姫川が救われた面も事実な訳で…。
姫川の重い過去を知った真田が反省する面は良かったけど、その後の迷走がやはり合わなかったです。初めに姫川の事を良いと言ってた友人の方がよっぽど良い子でした。なので、無理矢理のこりの友人同士をくっ付けなくてもと思ってしまったんですよね。
表紙綺麗だな...繊細な話なのかな、と事前情報なしに読んでみたら、想像していた数倍えろかったです。
でもえろメインで内容なし、というわけではないので楽しめました。
買ってよかったと思います。
ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー
受けの過去がかなり重く、母親の恋人に、母のいないところで何度も犯されていたという事実。
それがあって、表情が乏しく感覚が鈍い、今の受けができあがっています。
過去は重いですが、さらっと説明されている程度。でも過去描写はあります。
攻めとのきっかけが、なし崩しのえっちなのはトラウマを刺激しないのか...と不思議でしたが後々解明されました。
ほんと2人が出会えてよかった、と思える結末です。
攻めのチャラいけれど、案外真面目な部分が発揮され、受けと向き合っていく過程が丁寧で読みごたえがありました。
描きおろしも多くて、大満足です。
博愛主義と言う名の薄愛DK真田。
大学生と偽り偽名も使い、男でも女でもとりあえず寝ちゃうが
別れる時にはこじれちゃうタイプ。
そんな真田がぶつかってけがをさせたことから
他のクラスの姫川と話すようになるが
世話焼き体質が発動して、何かと自分を卑下する姫川に構い始める。
姫川が大人しいだけのキャラかと思ったら
中々の重い過去持ちさん。
自分の感情を押し殺してきたことで痛覚まで鈍くなってしまう程に。
序盤の真田の軽さからパパっとくっついてパパっとラブラブになる展開を想像したけど
姫川の口下手(?)さや、真田の意外にも誠実(?)なところで
モゴモゴもたついて、結果初々しく可愛い男子高生の恋愛って感じでした!!
何よりも、感情の出にくい姫川が
セックスで感じるようになったり、真田との会話で
表情を変えたりするようになるのが
見ていてめちゃくちゃ癒されました!!
真田の友人2人が
描き下ろしで可愛いことになっちゃってたのでそちらも可愛くてキュンキュンでした♪
キレイな絵柄の表紙ですが画が好みではなく、試し読みもチェックしてスルーでしたが、
電子サイトでの高評価が気になり購入したところ、予想外な展開で、
最後まで読んで、すぐに読み返してしまいました。
受けが感情の乏しい人形のような可愛さ…これがネックですが、
読み返すと、けっこう深い内容だなと感じる難しいテーマでした。
博愛主義という名のヤリチンモテメンDK雄貴が、怪我をさせた姫川に責任を感じて、
ケガが治るまで世話を焼くことになり、関係が深まっていく展開です。
人形のように可愛い不思議な魅力をもつ姫川ですが、控えめな性格でどこか掴みどころがない印象。
ひょんなことからカラダの関係を持つ二人ですが、その経緯も独特でした。
姫川とのカラダの相性がいいこともあり、それ以降も雄貴から行為を求めますが、
対する姫川は感じる様子はなく、かといって嫌がるでもなく淡々とし、雄貴が良ければいいという感じ。
自己アピールの強い異性にウンザリしていたモテメン雄貴は、
いつも控えめで自分に価値がないかのように振る舞う姫川に、どんどん惹かれていき、
関係が深まるほど、姫川が少しづつ感じだしたことで、何度もカラダの関係を持つようになります。
姫川に好意を寄せる雄貴の友人や、雄貴のストーカーが当て馬となりますが、
人形のような姫川の背景が解る経緯に驚き…。
昔母親の連れの男から乱暴されていたと、姫川がストーカー女に淡々と話し、
そのまま雄貴に伝えられるんですが、姫川の行動がリアルだなぁと感じました。
誤解もありすれ違う二人ですが、雄貴が姫川を大事に想う気持ちから向き合うことに…。
雄貴もけっこうゲスなモテメンのヤリチンですが、
性虐を知らなかったとはいえ、自分の欲求を優先して姫川を抱いていたことに、
もの凄い罪悪感をもつことができる人間で本当に良かったです。
人形でいろと言われ、人格を否定されて性虐を受けてきた姫川…
本当の人形のように何も感じない状態になり、反応がないのがつまらないと捨てられる。
祖母宅で生活しているのも、感情が乏しく、自己肯定感が低い理由も、これで納得ですが辛い。
雄貴との性交がトラウマを悪化させることにならず、
感情を取り戻す再生につながる結果だったのが何よりです。
背景を知って読み直すと、姫川の初めの反応が普通ではなくて怖いと感じてしまう。
祖夫母に大事にされているのも、雄貴と関われるようになったステップかな…。
姫川が雄貴を好きになれて良かっただけでなく、これからは溺愛で大事にして貰えるはず!
表紙からは想像がつかないダークな内容ですが、深く掘り下げてありいい作品です。
画が好みではないので評価は萌2よりの萌。
友人二人のスピンオフがあるんでしようか?
眼鏡を外した黒髪クールイケメンの岩瀬くんの恋にも興味津々です。
※シーモア:修正・棒は白抜きです。