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表題作オメガポルノ case.たつる

山岡勇太(α)高3・同級生
日吉たつる(Ω)偽装βの高校生

その他の収録作品

  • 彼はΩの自覚が足りない⁈1~6話
  • おまけ漫画(描き下ろし)
  • あとがきイラスト
  • カバー下:漫画・登場人物紹介

あらすじ

普通の人生を歩みたいΩのDK・たつる。偽装βだということがバレてしまい!!?

Ωのたつるは学校ではβを装っている。β男子としてβ女子と結婚して幸せになるのがたつるのささやかな夢。
β女子のるみとつきあい、βとしてクラスに馴染んでいた。
そんなある日、たつるは学校で発情抑制剤を落としてしまう。焦るたつるの前に拾った薬を届けにきたのは、
隣のクラスのα・山岡。だが、そこで発情がはじまってしまい…!?

単話配信作品として各電子配信書店でヒット中の学園オメガバース作品、待望のコミックス化!

作品情報

作品名
オメガポルノ case.たつる
著者
広里かな 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ジュネット
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
シリーズ
オメガポルノ
発売日
ISBN
9784909460486
3.9

(90)

(29)

萌々

(33)

(23)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
14
得点
350
評価数
90
平均
3.9 / 5
神率
32.2%

レビュー投稿数14

えっ…?これで終わりなの?

発売から二年ちょっとの今読んだからなのか、何の捻りも無いオメガバースものに思えてしまいました。βと偽っていたΩが発情して、たまたまそこにいてヤられちゃったαとくっつくお話。
二人とも体に流されたようにすら見えないんだけど、どうやらBLしてるらしいです。たつるが友人αともヤっちゃうエピソードを入れたのは、体は誰にでもなびくけど心は山岡だけってことを示したかったからでしょうか。
二人の恋愛感情はなんかよく分かりませんが、オメガバースだしと思ってスルーすると、別のモヤモヤが放置されたまま終わってしまいました。えっ…?山岡の親問題どうなったの?
納得できるところが全然ないままで、スッキリしない読後感でした。

1

軽い、軽すぎる

悲壮感のないオメガバース、いいですよねぇ。
明るくて、ちょっとおばかなΩが、実直なαに愛されちゃうパターンは大好物です。

そんな大好物な設定のこちら。
主人公のたつるはΩであることを隠して、βとして生活しています。
βの彼女もいて、将来の夢は可愛いβの奥さんと楽しい家庭をつくること。
そんなある日、抑制剤を落としたせいで発情してしまって…。

薬を拾ってくれたαの山岡と…でございます。
さんざん致しても、結構あっけらかんとしてます。
たつるの楽観的なところは楽しい反面、危うい。
Ωとしての危機感がゼロすぎて、見ているこちらが心配になるほど。
親友はαだし、親友も含めてよくつるんでいる後輩もα(親友の従兄弟)。
発情期の周期や薬の効果を過信しているところがもう危なっかしい!

たつるはそんな感じですが、山岡がいいんですよー。
山岡がエリート意識の強い実家を離れて一人暮らしをしている山奥の一軒家に、たつるが遊びに来るようになってからというもの、何気ない瞬間にキスしてくる。
出迎えてくれたたつるにキス。食事の前にちょこっとキス。
無口で生真面目っぽい感じの子だけに、このキスで山岡の気持ちが伝わってきます。

一方のたつるも山岡と番になれたら…と思い始めるのですが、Ω嫌いの山岡の家の事情や、Ωだった山岡の母のことなんかもあって、そうそううまくはいきません。
しかも危機感のないたつるは学校で発情して、親友とやってしまう始末。
この件に関しても軽い。
あっけらかんとしすぎ。

さらになんだかんだと番になる流れもすごく軽い。
軽いだけでなく、山岡の実家のこととかいろいろ解決しないまま終わる。

うおー、消化不良!!

軽く読むにはいいけど、軽すぎるのでスッキリしませんでした。

0

明るいオメガバース

たつるチョロ可愛いな〜♡

βとして生きて、βのお嫁さんをもらおうと思っていたのに、学校で抑制剤を落としたことから同級生の前で発情してしまう、、からはじまる明るいオメガバ

卒業したら番になろう!って言ってたのに盛り上がって思わず噛んじゃいます

その前に、一回エッチしたら発情が酷くなって(?)番になる前に友達ともエッチしてます(悲壮感はまったくない)

そんな、今風?の貞操観念ゆるめでちょっとおバカな明るいたつるくんのオメガバース

0

ダメな人はダメな描写があります

注意、メイン攻とは別の攻とえっち描写あり。
三角関係でもNTRでもなし、ただΩが発情してそこにたまたま居合わせた友達のαとヤッてるだけなんですけどね。
Ω・たつるが「α相手なら誰とでも気持ちよくなっちゃうみたい」って、事後に床に転がりながらつぶやくんだけど。α・山岡が「そんなもんだろΩなんて」っていうセリフがこの作品の前半の中核を成している。
たつるは周囲にβを偽って生活していた。薬で発情期来る前に抑えていたが、α・山岡に会って事態は急展開。よりにもよってαの前で発情してしまう。
本能に抗えぬまま、学校で体を繋げる二人。
たつるの将来の夢はβと結婚して、βとして一生を平穏無事に終えることだった。けれど、発情の前ではαもΩも理性なんてないに等しいと悟る。
だからこその「そんなもんだろΩなんて」だ。

体だけ繋げて理性がなくなった二人が、どう心を寄り添わせていくのか。
山岡の家庭事情、この世界でのαの扱い共に絡めて、二人が番になる決断をするまで。高校生で、初めて迎えた発情に心はどう引っ張られていくのか。

とりあえず、エロを求めてるならいいぞ、これは。
一話につき、一回はヤってる。
ヤってるけど、私的にちょっと淡泊にも見えてしまって、熱量が足りない。
もっと、こっち側まで汗飛ばすくらい、ハッスルしてほしいです!!!

1

地雷でした!笑



うわーん!地雷でした~!泣
『明るい』オメガバースという事で、ナニソレ!めっちゃ良いじゃん!と、飛び付いちゃったんです。泣


「絵も好み~♪受も明るくて可愛い~♪お話も面白いし、買って大正解~♪もっと早く買えば良かった~♪」
…なんて、思ってたんです。
途中までは…泣


【攻以外とのHありでしたーーー。】
いやー、ショック!!!
見事に地雷を踏まれちゃいました~。泣


しかも、そのNTRに必要性あったかと言われると、特にないんですよね。
何となくでブチ込まれた感がある~。
だから尚更、納得がいかない!笑


・「受はαが相手なら、誰とシてもめっちゃ気持ちよくなる!好きな相手(攻)とスる方が…とか全っ然ないよ!」

・「受はαが相手なら、誰にでも簡単に股開いて誘っちゃうし、ヨガりまくるし、理性残ってるけどキスも求めるよ!」

・「Ωもαも、ヒートがきたら我慢できなくて、友達とでも軽々ヤっちゃうよ!」

…というのを、わざわざ伝えたかったんでしょうか?
だとしたら、正解…。ちゃんと伝わってます。泣

↑こんな感じなのに…他の本とか、後になってから「運命」みたいな匂わせがくるんですよ。
他のαと攻の違い0なのに。悩



私の感想としては、
完☆全に、【しゅみじゃない!】ですが。笑
それじゃレビューにならないので、評価をちゃんとしていきますね~。

『攻以外とのH』に抵抗がない方にとったら、萌~神評価が妥当な作品かな?と思います!

▼絵…サッパリしていて、特にクセ等はありません。ほとんどの方に受け入れられる絵柄だと思います。
私は好みのタイプでした。
(「阿部あかねさん」の絵に近いように感じます。)

▼内容…うーん、少し軽いかな?という印象は受けますが、サクサク読めて個人的には好きです。
ただ、この作品にしかない!というようなインパクトは無かったように思います。
(私的にNTRはインパクト大でしたが…笑)

▼イマイチだった所…
それ要るかな~?という所がいくつかあった。(NTRだけじゃなく!笑)
キャラクターの魅力が薄め。特に攻。
登場人物の、思考や行動が軽過ぎる。
話がポンポン進みすぎて…良くも悪くも『THE マンガ!』という感じ。


と、いうことで!
NTRが無ければor必要性があったなら、
『萌』か『萌2』だったのですが…

やっぱり、どうしてもダメージが大きいので…『中立』にさせてください~!涙
すいません!泣

以下は、読まなくて大丈夫です。






___________吐き出し。

せっかく処女だったのにな~。あのくだり必要だった~?
あのシーンで分かったことは【受は攻に自衛しろって言われてもしない!そんでヒート起こしたら、近くに居るα誰とでもヤる!というか、誘う!友達でも関係ない!そんでもって攻じゃなくても感じまくって、メロメロになる!】って事だけじゃん。

↑こっからの「攻とじゃなきゃイヤだって分かった!番にして!」とかの流れなら分かるけど、それもなし!なーんもない!
なんなら、攻に「俺α相手なら誰とでも気持ち良くなっちゃうみたい。」だって~。 それ言う必要あった?

ヒート起こしちゃって、当て馬とHしちゃうのは分かるけど、…キスまでする~?思考しっかりしてたクセに~?

受、アホっぽくて可愛かったのに。ただの淫乱にしか思えなくなっちゃった。

番になるのも早すぎない?
なんか、お互いじゃなきゃいけない必要性が 全っっ然感じられなかった…。


NTR君が(俺の方が先だったら…。)って思ってたけど、
「うん!多分、君がくっついてたと思う!」って即答できる。そのくらい、攻と受の関係性が希薄。

BLマンガ読んで、攻と受の関係性がうっすうす過ぎてビックリしたの初めてだった。


受にとって、攻のHもNTR君のHも同じ。相手がαなら誰とシても同じように気持ちいい。
つまり、攻は特別なαじゃない。NTR君やその他αと一緒。…だったよね?…だったよね!!!怒

それなのに、突然、取って付けたように、
受に(アイツは何か違う…)みたいに思わせたり、「~千昭編~」では、この2人は運命の番みたいに出てくる…

いやいやいや!!
『運命』ってさーーー
ヒートの起こし方とか、出会った時にビビっとくるとか、攻のHの時はものすごく感じてるとか…そういうのあるじゃん!!

コイツら『運命』っぽい描写マジで0じゃん!!微塵もないじゃん!!

もう、心底……ハァ??って感じ。
運命ってしたいなら、最初からそういう描写入れてよ!
他のαとの違いが全力で0なのに、なんで運命??イミワカラン。後付け過ぎでしょ。むりむりむり。


オメガバ全く詳しく無いのに、オメガバ人気にあやかろうとして描いたんじゃない?。って思っちゃたよ。ゆるっゆる過ぎ。

・Ωは発情してるときαを見たら、全く我慢できないんだよね?
・ΩはαとHするの、スッゴい気持ちいいんだよね?
・首噛んだら番になるんでしょ?
・何か知らんけど、運命の番ってのもあるんだね!

…知識↑コレだけで描いた感ある。
でも、「~千昭編~」ではマシになってました。
こっちも、もっとちゃんと調べてから描いて欲しかった~。悲




不快にした方がいらっしゃったら、ごめんなさい。泣

でも、悔しくて悔しくて…どうしても我慢できなかっんです…。すみません。泣

2

暗さはない!

広里かな先生のオメガバース。

広里かな先生の作品は今までお読みした事はなかったんです。
でも、こちらを読んでから一気にさらうように他の作品も読みふけってしまいました。
あとは私、以前はオメガバースが苦手だったはずなんですが今やオメガバースどんと来い状態です。

こちらのオメガバースのたつる。
βとして平凡な幸せを望んでいたのに。
Ωの自分を隠していたはずが、突発的なヒートによってあっという間にαとのヒートセックスに耽ってしまう。

で、たつるの初めてのαの山岡くん。
ぶっきらぼうだけど優しくて、たつるに甘えたの部分も見せたり。良かったです。

たつるのキャラも、あっけらかんとヒートセックスしてからΩの自分と向き合うところが良いです。
たつるのヒートの時の蜜滴る花の描写。
エロかった…

男子高校生同士ですから、性欲とヒート、普通の日常生活も当たり前にあります。特別だけど普通の高校生だなぁと思いました。
たつるのなんとかなるさ、と言うポジティブさは山岡くんにとって宝物みたいになるんじゃないかなぁと感じました。

たつる山岡くん周囲のオメガバースエピソードを読みたい。広里かな先生お待ちしています!

2

明るいΩ

好きな作家さんですが、その中でもこれはなかなか良かったです。

ジュネットからのオメガバース。高校生ものです。βが主流で、β同士がつきあうことが標準な世界。
たつるはオメガであることを隠していたけれど、発情でばれてしまう。そんなとき、無口なアルファに救われる。性欲だけで体の関係から始まった二人だけど、次第に心を通わせるようになります。

異色なのは、オメガだから、とたつるがネガティブになっっていないこと。明るくて前向きなところが好き、だとアルファの山岡は言う。
一方の山岡は、アルファだけれどおごらず無口。そして強い意志を持っている。性別による偏見に満ちた家庭を飛び出し、ひとり山奥の一軒家に住んでいる。

そんな変わった二人は、お互いに自分にないものを相手に見いだしたのでしょうね。フェロモンによる関係から、愛し合った関係に。

よいお話でした~

3

明るいオメガバース

「オメガポルノ・単話」を未読でしたが「case.たつる」とあったので勝手に1話から順番に収録されてると思っていたら5話でいきなり知らないキャラがなじみ顔で参加しててびっくりしました(笑)
しかもその子が何気に私の好み顔だったのでなにか面白い展開を期待しましたが・・・それは贅沢だったようですね(笑)

一番の感想はやっぱり『明るい』ですね!
オメガポルノの他のカプは分かりませんがこの「case.たつる」に関してはとにかく明るい!
ポジティブオメガバース。ちょっと言い方変えるならノーテンキオメガバース(褒めてます!!)

山岡のお家事情は何も解決してませんが、それはきっと後々・・・なのかな?とかってに思ってます。

暗くなりがちなオメガバースをここまで可愛く描けるのはさすがです♡
たつるの友人芳野も、途中参加の蓮も、気になるので早く単行本化しないかなぁ♪

1

ポジティブ

電子版から気になっていて、やっと一つにまとまったので読んでみました。

オメガバースは悲しかったり、重いお話が多いのですが、オメガのたつるは明るくポジティブであまり悲観的にならない子だったので、オメガバース作品にしては少し軽い感じで楽しめました。
アルファの山岡くんは硬派ではあるのですが、たつるを好きになってからの嫉妬や独占欲が可愛らしくてきゅんとしてしまいました。

全体的にゆるふわな感じでハッピーエンドなので、オメガバースが苦手な方でも読みやすいかと思います。
今回はたつる編だったので、他のシリーズも纏まるのが楽しみです。

7

たつるがカラッと明るくて救われる

紙本
修正…光ぼかし
カバー下…あり
あとがき…あり

1

知らずに読みましたが、面白かった!

電子版が目に留まり、購入しました。なのでシリーズものだとは皆様のレビューを読むまで知らず、一冊のコミックスとして楽しみました。もちろん他の作品も読みたいです。

この作品の面白かったところは、やっぱり全体的に明るいところです。アルファの山岡は家族がかなりエリート意識むき出しで、オメガのたつるにとってはこれから困難がありそうですが…作中にもあるように、たつるの根拠のない明るさがとても効いてると思います。
たつるの発情期にぶあっと咲く花の描写は、分かりやすくてとても良かったです。オメガの香り、というものをイメージしやすいです。

この二人の続きを読めたら嬉しいです。

7

一気に販売して欲しかった

電子で読みました。
たつる編なのでアルファの山岡と番になったところで終了してます。
高校生で番になってしまってるし、エリート意識が強い山岡の一族との関係もどうなのか分かりません。

たつるはオメガなのに悲観的にならずにポジティブです。

山岡はアルファとしてエリート意識が強い一族が嫌で家を出て、亡くなった祖父の家に一人暮らしです。
母親はオメガで既に亡くなってます。一族と縁を切りたくて祖父の遺産を運用して貰って暮らしているみたいです。

初めはたつるのヒートに巻き込まれた形だったものの、たつるの明るさに惹かれて番になりたいと思ったみたいです。
たつるはベータと結婚して平凡な人生を送りたかったみたいですが、山岡に他に相手を見つけろと言われた時に自分の気持ちに気がつきました。

たつるを好きになってからの山岡の独占欲に萌えます。

たつるの親友のアルファの芳野がかっこいいです。

シリーズを読み進めないと中途半端なので萌にしました。

2

足して2で割ると丁度いい二人

広里先生のセカンドコミックスが2年ぶりに発売です。

待ちかねたオメガポルノのコミックス発売だけに、帯が残念…
言いたくないけど、キャラ違いにもほどがある。
この作品の魅力である、ポジティブなゆるふわオメガバース感が一切ない。
表紙と帯で釣られた方は気の毒だな。

2018年5月から毎月第4土曜日にeXピアスで単話配信されているシリーズで、
4日後の配信でもう【episode20】
この作品はオメガポルノepisode1~4、15、16にあたる、
「彼はΩの自覚が足りない!?」1~6話+描き下ろし11Pの一冊になっています。

オメガバースといえば、苦しみと悲しみを乗り越えないと辿り着けない愛…
BLにハマりはじめて読んだ、感動オメガバース作品で私が勝手にそう思い込んでいた頃、
シ〇モア読み放題で出会って衝撃をくらった、初めてのハッピーオメガバース作品です。

オメガバース本格派の方には邪道かもしれない。
オメガバースの萌え要素を、程よいエッセンスで散りばめた王道のDK学園BLで、
えっ?!って感じの軽さ、大雑把さ、お気楽さですが、
私にはちょ~~~どいいゆるふわ感とゆるえろで、
せつなさも然程深刻にならず関係を深めていく、二人の日常風景に癒され満たされました。

町の住人がほぼβの高校で、極まれにいるαとΩ。
偽装βのΩたつるはポジティブな楽天家で、
αの親友芳野やβの彼女とも上手くいっている順風満帆な高校生活。
抑制剤を落としたことが切っ掛けで、隣クラスのα山岡と発情エッチになり、
一人暮らしをする山岡の家で発情期間お世話になるたつるです。

たつるが軽いというか、さっぱりしているというか、
とにかく悩まない楽天家でポジティブな天然キャラ。
この性格が故に学校で再度発情してΩバレ、本人も凹むんですが、深刻にならない。

そして、たつるを何だかんだと助ける、硬派な黒髪イケメンの山岡。
何でも持ってて何でもできるαですが、実は孤独で背景にドロドロαの家族事情あり。
本当はものすごく寂しくて、何でも一人で抱え込む孤独な山岡が、
たつるの存在に助けられていることに気付くと、もうキュンキュキュ~~~ン。
山岡同様に、読み手もたつるのポジティブに救われる、これで何度萌えたことか。

好きな気持ちは同じなのに、好きだから一緒にいたいたつると、
好きだから酷い家族のせいで悲しい想いをさせたくない山岡。
俺ら足して2で割ると丁度いいんじゃない、番にピッタリだ…
こんな言葉をサラッと言える、たつるの男前な包容力に驚かされました。

番になるまでの展開が予想外で、α熱のお陰でレアな山岡が拝めました。
デレまくる山岡にたつるもビックリですが、熱が下がった後の山岡もいいわ。
恥ずかしすぎてぶっきら棒なのに…耳が赤い。可愛い。キュン。

そして、全編通して、ゆるえろのエッチシーン満載。
あま~い匂いを放つ発情エッチは、花の画で甘い香りを連想させて大好き。
発情エッチから、気持ちを通じ合わせた後の普通のエッチ。
気持ちを通じ合わせた発情エッチと、番になってからの描き下ろしお風呂エッチ…
何パターンあるんだと思いながらも、これはオメガバースの醍醐味ですよね。

広里先生の描くカラダのラインは少し固めで、カクカクした感じがするんですが、
それが独特の味わいで、切羽詰まった表情も好みなので、私は大好きなんですよね。
エッチの最中や前後の軽妙なやりとりも好みなので、何回も見てしまう萌まくりのエロでした。

オメガポルノepisode1~4の後に同じ学校の別カップル話へと続いてから、
5,6話にあたるepisode15,16になったので、馴染みのない登場人物もこの作品にチラっとでます。
そして、episode5~14には、たつるや山岡がチラホラ登場していますよ。

毎月単話配信される度に1話から通して読む程大好きなシリーズで、
なぜか癒される、満たされる作品。
単話配信が続くのは嬉しいですが、早々に残りのエピソードをコミックスにして欲しい。
特に虎×千昭が好きです。

カバー下登場人物紹介で意外な事実が判明。ムッツリ年下攻めか…やっぱりドストライクだった!

※Renta:修正は白抜きです。
紙本も同様です。

17

苦しくならないオメガバース

電子で配信されていたシリーズのコミックス化です。
19話まで配信されている中の6話+おまけ漫画で構成され、
case.たつる『彼はΩの自覚が足りない⁉︎』を一冊にまとめたものになります。

どちらかというと、軽めのオメガバースです。
それは、主人公のたつる(Ω)に悲壮感がないからだと思います。

個人的には、帯の文句や表紙から受ける印象とは違いました。


たつる(Ω)は、偽装βの男子高校生。
βとして生きていくことを望んでおり、
周囲には自分の本当のバース性を隠して生きています。
しかし、抑制剤を落とした事で山岡(α)にΩだとバレ、
その上、発情期が始まってしまうのです……

本作においては、基本的に本能に抗う人が出てきません^^;
たつると山岡も発情期に当てられて即H。
たつるの友人・芳野(α)とも、余りためらわずH。

そんな中でたつるが惹かれるのが山岡なので、
やはり山岡は特別なのかな?と思います。

山岡の実家はΩ蔑視ですが、母親がΩだった事もあり、
自身はΩに対する偏見もなく、面倒見のいい優しい男の子です。

家族とは溝があるようですが、
悩みを吹き飛ばしてくれる程大らかなたつるに惹かれていきます。

〝αも面倒だけど、Ωはもっとだろ?〟という山岡に、
たつるは、
「勝手に不幸扱いするな」「俺はΩでも幸せになるよ」
と言います。

前向きな発言に、たつるの強さを感じました。
きっと、こういうところに山岡も惹かれたのだと思います。

少し山岡と距離を置いたたつきが、
家族との仲を心配して山岡を訪ねるのですが、
しのごの言わず、「会いたくて」という素直さも良かった!

両思いの2人は、番になる約束をするのですが、
たつるの母親の意向で高校卒業後ということに……

それにしても展開早かったですね^^;
即番の発想になるんだ……と、驚きました。
しかも、山岡家には挨拶もなしで……
結局、他のαに嫉妬した山岡と在学中に番になります⁉︎

番になるのはいいんだけど、勝手になって大丈夫?
と、若干心配になりましたよ(^^;;
山岡と家族の関係修復がなく、
番関係の了承が得られなかった事は、
ちょっと中途半端に感じてしまいました。

本作は、オメガバースに切なさや運命を求める方の好みからは外れるかもしれません。
また、完全なコメディでもないので、
笑って泣けて……というのとも違うと思います。

私は、オメガバースの日常を覗き見!という気持ちで読みました。

本シリーズは、Ωとαを描いた作品であり、
Ωを蔑視せず友人でいてくれるのもαです。
αとΩが普通の友人関係を築いているところに萌えました。
そして、友人の芳野が好きでした♡

発情期Hから始まった二人でしたが、
いつしか発情期以外もするようになります。
行為自体が甘く(山岡がしつこく)なっていくのが、
二人の思いを反映しているようで良かったです。

発情期は花が咲くのですが、
わかりやすい演出で面白いと思いました。

なんだかんだ言ってもオメガバースは好きですし、
スルスルと流れていくストーリーも良かったと思います。
他シリーズも買うと思います^^

11

この作品が収納されている本棚

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