庭師×板前。「この作品で萌え死ぬならば本望です」鶴谷香央理

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表題作てだれもんら 1

あらすじ

『メタモルフォーゼの縁側』の鶴谷香央理、大推薦。
「お庭のむせ返るような緑に、お料理の繊細な香りに、主人公たちの瑞々しく切ない心持ちに、世界の怖ろしさ美しさ可愛らしさに、四方八方から静かに刺されて息絶えました」

小料理割烹「薫風」で働く元ヤンの板前・星野トオル。“厄介”な庭の手入れを専門とする寡黙な庭師・鷹木明。週末には明の家で、ささやかな肴を作って晩酌を楽しむふたり。言葉にはしないけど漏れでちゃってるトオルの気持ち。明の本当の仕事には気づいていないけれど……。

美味しい料理とモノノ怪退治? 指先で魅せる手練れ者たちの謎めく愛しき物語、ご堪能あれ。

作品情報

作品名
てだれもんら 1
著者
中野シズカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
ビームコミックス【非BL】
発売日
ISBN
9784047357693
4.4

(45)

(31)

萌々

(6)

(7)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
201
評価数
45
平均
4.4 / 5
神率
68.9%

レビュー投稿数9

無愛想な庭師がイイ

 庭師と板前という組み合わせがもう素敵ですよね。BL要素は薄めなのかな?と思っていましたが、1巻だからといって相手への恋愛的好意がまったく描かれていないわけではなく、板前のトオルから庭師の明への好意は結構分かりやすく様々な場面で描かれています。付き合いたいという欲や男同士という柵に囚われず、何の縛りもなくただ明のことを考えてしまう、そんなトオルの様子が愛おしかったです。庭師の仕事は予想外にファンタジーな要素もあり、BL以外の面でも面白い作品だと思いました。どんな風に話が展開していくのか、楽しみです。

1

続きも必ず買う

気になってずっととってあった本
予備知識は、表紙と評判が良いということのみでした。庭師が出てきて、非BLって話だけど界隈の評判が良いってことは匂わせな感じなのかな?と。
日常系かつご飯ものでもありつつ和ファンタジーで、読み進めるうちにどんどん引き込まれました。続きがとっても気になる!

最初に板前の星野をメインとしたお話があって、その後に種明かしのように鷹木のお話がある構成がまず良い。ぐっと世界観に引き込みます。
鷹木の渡仏歴もいい設定ですね〜。こういう主役の会話の中で自然に過去が語られるようなシーンが大変好きです。
そして終わり方!1巻の引きとしては絶妙!!登場人物が増え、謎が増え、次も必ず買います。

萌2〜神

1

ちるちるありがとう。

勝手に「非BL」と勘違い/思い込みで、レビュー上がっててもスルーしてた作品。
ちるちるの「隠れA5作品」記事を読んで、え?そうなの?と急に読んでみたらアナタ!
コレ私の大好きなヤツやん!
オカルトっぽい。ホラーっぽい。不思議ものっぽい。
しかも、日本ならでは、っていう設定。
じわじわくる怖さや、恐怖だけではなくてそこには哀しみがあってそこの救済がある点や、物の怪がちょっと可愛いところや。
そんな点も良い。
これ、私的には全くBL要素無くても好きなパターンなんだけど、そこに片想いが絡んでるから今後の展開も大いに期待。
さて、記事では神評価率についても最大の賛辞があったけど、私は「萌」をつける。
私にとって「萌」は別に低評価じゃないし、この1巻は庭師の明に異能があり、板前のトオルに火事にまつわる何かがあり、トオルは明に片想い、明は気付かず、もう一人訳ありげな男登場、というところでまだ何も始まってはいない。神はまだ早いな。

4

いい!

この作品を知らなかったことがくやしい、というくらい素敵な本でした。

てだれたちの仕事と生活、そして恋。
板前のトオルと、庭師の明。いつもトオルは土曜日の夜、明の家で一緒にご飯を食べ、眠る。

板前さんのお仕事ぶりが楽しい。そして、明の方は、何やら庭の怪を退治する特殊なお仕事のよう。

トオルは自分の気持ちを言い出せないまま、そばにいられるのを喜んでいる。明は淡々としているようで、懐深い。まあ、惚れちゃうのもわかる。

そこへ第三の庭師が。。

トオルの過去は、二人はこれからどうなるのか、というところでつづく。早く2巻が読みたい〜

3

ゆっくり!ゆっくり!

じわじわとくるらしい。
とだけ知ってようやく読めました。もっと早く知れば良かった!!!
予備知識なしで読んだので途中から急に「へっ?」て、そこからずぶずぶ。

意外に意外を重ねていて、内容も関係もなにもかも気になるところで終わっているので、半年前でこれ。
まだ待つのはかなりしんどい。早く続き。
ていうぞくぞくでいっぱいです。

最初は背景や小物だけ写真的な絵の奥行きがわからなかったんだけど、突然深くなります。
続刊待機の、期待の神で。

1

中野シズカ先生のBL、お待ちしておりました。

デビュー当時からずっと、
「この方はそこはかとない色気の漂う男性同士の関係性を描かれる方だな…」
と思っていたのですが、いよいよこの時が来ました。

先生の繊細なトーンワーク、独特のペンのタッチや
ノスタルジックで妖しい世界観はそのままに、
いつもより少しかわいくて、少し親しみ深い、
もしかしたらどこかですれ違っているかも…と思ってしまうような
不思議な登場人物達のお話を楽しむことができます。

これからの展開が待ち遠しいです。

4

贅沢な萌え

 BLの世界観やストーリーにマンネリを感じていた今日この頃。久しぶりに心揺さぶられる新しい作風のお話に出会えて喜んでいます。
 料理や庭を通して日本の「和」や職人の仕事を魅力的に描いておられ、更に不思議な世界観で話を進めています。そんなステキなお話に意外と自然にBLを入れてくれて有り難い。なんか贅沢に萌えます。2人がどのように結ばれていくのかとても気になります。早く続きを読みたいです。
 

0

意外な展開に

最初は普通に庭師×料理人のお話かと思ったのですがそれだけでは無いのですね!
裏表紙にも書いてあるし、あらすじもちゃんと読めばキーワードは書いてありますけど、気付かずに読み進んでの意外な展開に、得した気分になりました!もしよければ何も前情報無く読んでみてください。

これは続巻が気になりますね~!!

絵がとても不思議です。主線をあまり使わずにトーンの濃淡で描く部分が多く、この手法と光の表現との親和性が高いため、幻想的な空気感を出すのに一役買っていると思います。この個性はとても素敵に感じます。イマドキの絵ではないかもしれないけど、綺麗だし、イケメンだと(私は)思いますw
仕事中の男はカッコイイよね!

どうやらこの本の前に「庭師の仕事の方」の話が既に一冊出ていて、(BLではなく、このお話と繋がっているとかでは無さそうですが)もともとこの世界観をずっと大切に温めていた作家さんなのではないでしょうか。そちらも読んでみようかと思案中。

たぶん夏目友人帳系統がお好きな人は気に入って頂けるのでは…?

1

秋の夜長にぜひ。

「てだれもんら」=手練れ者たち

登場人物にキラキラしたわかりやすいイケメンは出てきません。試し読みで、大丈夫と思った方、S(少し)F(不思議)な話が好きな方、BL<<お仕事描写くらいの比率が好きな方にはぜひオススメしたいです。
あと、メシテロ的な部分が少しあるので空腹時に読まない方がいいかも。
続きもので、この一巻は終盤に向かってBがLする気配がだんだん濃くなっていきます。そこも楽しめるし私は特に、
明の“厄介”な庭師の仕事描写に読みごたえを感じました。
どうぞネタバレなし、予備知識なしで読んでみてください。

2

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