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表題作神様のウロコ(1)

鱗,嫁を待っている龍神
泉妻智治,田舎の故郷に帰った小説家

その他の収録作品

  • はじめての夜
  • 止まらない好奇心

あらすじ

小説を描いていた智治は行き詰まって田舎に帰った。
久々に降り立ったふるさとで出会った見知らぬ美形は、なんと龍神様で……!? 

作品情報

作品名
神様のウロコ(1)
著者
日ノ原巡 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403667053
4.2

(193)

(97)

萌々

(65)

(24)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
23
得点
821
評価数
193
平均
4.2 / 5
神率
50.3%

レビュー投稿数23

丁寧な導入!!

(2)まで既読状態で投稿します。
本作、作家先生買いです!もともと人外モノ(とくにヒト型じゃない人外が出てくるやつ)は異種間交際感が強すぎて敬遠しがちだったのですが、日ノ原先生のセラピーゲームシリーズが良すぎて購入。
読んでみましたが、この作品大好きになってしまいました…!

ストーリーとしては、田舎に帰ってきた小説家先生が、実は神様の嫁になる契約がされていたたため婿になる神様が迎えに来てあの手この手で嫁として連れ帰ろうとするお話ですね。でもこの神様、単に生贄としてじゃなく”愛し合う夫婦”の嫁として連れ帰りたくて、しかし小説家先生はそんなこと受け入れられるはずもなく……

一巻では、舞台設定の提示とキャラの馴れ初めが丁寧に書かれてる感じで、「ちゃんとこれBLに行き着くのか…?」と思いつつ読んでおりましたが、普通にストーリが面白くて楽しめました!!
特に!カップルになるはずの鱗さんと智治さん、ほんとにカップルになりますの君ら?って最初心配してたんですが、なんかだんだんそういう関係に繋がっていくんですね……(もっとBL要素が強くなって来るのは次巻なんですが笑)
ノリ合わな過ぎてお友達すら厳しそうじゃん大丈夫か…ってそんな心配しながらBL読むのも珍しいですよ笑
でもそこが、物語としてひきつけられるというか読みごたえがあるというか……
2巻での展開への土台としてひzzっじょうに重要で、この馴れ初め話があってこそ2巻の展開が生きてんなーーーと思ったのですんごく感動しました。

あとこれはもう好みなんですが、日ノ原先生の描くキャラは見た目もそうですが、人間性の出し方が非常に魅力的で、のめり込んで見てしまいます。上巻では智治がだんだんとほだされていく様がありありと書かれていて、読み込んでしまうんですねー……

いろんな意味で眼福な時間でした……

0

魅力たっぷり

やっぱり先生の作品はどれも刺さる。幸せ♡

まずね、話のテンポとトーンのバランスが凄くいい。今回の一巻ではBの ”L” 要素がまったくないとも言えるんですが、シュールな設定でありながらリアル感を完全に忘れてないトコが逆に好きでした。

智治はノンケ(?)っていうか、そもそも恋愛自体に興味がない人なので、鱗の求愛行動がすぐに効くわけがないw 
しかし、二人が少しずつ仲良くなっていく様子が微笑ましい (^^)

続き読むのが楽しみです!鱗さまカワイイよぉ~

1

智治がすぐに鱗になびかない所がいい!

作者買い。
相変わらず可愛いワンコが出てくるv

今回は神様と、
なにか訳ありそうな小説家のお話。

お嫁さんを迎えにきた神様と、
いつのまにか許嫁にされていた智治。
その辺の詳しい経緯も
まだ明かされていないので、
ちょっとすっきりしない感じ。

押せ押せの鱗に、
少しずつ絆されながらも心を開けない智治。
彼も色々ありそうなのですが、まだ謎。
でも、智治が簡単に鱗に落ちない所がいい!

それでも、
一途に智治を想い大切にする鱗。
神様なので、世間ズレしている所もありますが、
とにかく一生懸命!

今後この二人の距離が、
どんなふうに近づいていくのか、
智治とおばあちゃん、
そして鱗とおばあちゃんの関係も気になります。

まだまだ物語の始まりという感じですが、
今後の展開に期待大‼︎
いいところで終わっているので、
次の巻を入手してから読むのをおすすめしますv

評価は今後の展開を期待しつつ、
この巻は「萌×2」で‼︎

0

天然な神様ってこんなにも尊い…好きです………

龍神様×人間の異種間の恋愛作品で、とてつもなく作画が美しかったです。

お話は田舎が舞台になっており、この上巻はひたすらに鱗が献身的に智治に尽くしていて、ずっとツッコまれるわ、ふわふわしているわで、神様のというよりは天然な男の子感が溢れていました。
でも鱗が本当に智治の事が大好きで、尽くしたいという気持ちが伝わってきてかわいかったです!特に恋バナをしているシーンからの作った料理を持って行く描写は、指をけがしていたりとすごく健気で、母性があふれ出しました。
普段の少年のような雰囲気からの、神様として振る舞っているギャップにかなりやられます……!

上巻は日常回といった感じでほのぼのとした日常が描かれています。最後だけ下巻に繋がる事件が起こっていますが、基本はただただ癒やされるお話です!

また、作家さんが大好きで、この作品も作家買いだったのですが。本当に登場人物全員が美形です!!特にメインの二人はまごうことなき「美形×美形」。それに相まってお話も引き込まれるものがあるので、ほんとうに素晴らしい作家さんだと思います!!また特に今回は田舎が舞台だったので、瓦屋根の家や木の上から夕日などの景色の描写が多く、とても綺麗で幻想的でした。

何度も読み返したくなる作品で、とてもおすすめです。

1

まだまだ謎な事ばかり

起承転結の「起」の部分くらいでしょうか?
まだ1巻なので、現状の説明と伏線がいくつか。
なぜ、智治は都会から田舎に戻ってきたのか。
おばさんの存在。
智治はおばあちゃんに何をしたのか。
おばあちゃんと鱗の約束。
智治と鱗の出逢い。
そして鱗の存在。上司や部下って?体調大丈夫なの?
謎だらけでBLという事を忘れて楽しみそうです。

智治は田舎に来た時はやる気がなさそうだったのに、今は美味しい食事を食べてぐっすり眠れるから体調良さそう。スランプなのかな?仕事が捗るといいですよね。
鱗はおばあちゃんとどんな約束をして、智治を嫁に欲しいと思ったのか。智治に惚れてるのは本物なので、理由を知りたいな。
少しずつ前進している二人の関係。とても楽しみです。

0

龍神×男嫁の異種恋愛譚

(※タイトルは帯タイの煽り文です)
和装姿の謎の男(龍神様)×新作を書けずにいる小説家(男嫁)のBLです。
神様のウロコ1️⃣とあるように元々長編予定だったのか話の展開としては起承転結の『起承』くらいまでのお話です。

人外度について
攻めが龍神と人外ですが、基本は人の形をとっている為(カバー表紙参照・白髪の男性の方)、基本的な人外度はそれ程高くありません。
受けが獣に襲われた時等に完全龍神化しますが、それ以外は人型なので、人外の姿とのカップリングが苦手な人でも苦手意識なく読めるかと思います。
描き下ろしの番外編では様々な部位の一部龍化が描かれています。
本編から番外編を通して一通りの龍化を収められており◎
人外度が高くはないけれど多様な龍化が描かれている為、個人的には人外BLの筆おろしの一冊としてお勧め出来る本だと思います。

3

2巻まで読了

神様と人間の身分差が好きなので、設定で購入に決めました。
1巻はまだ導入の話で、2巻からBLっぽくなります。全体的にはきちんとストーリーがあり、起承転結のある漫画だと思います。ただ、個人的には智治さんが鱗様に落ちる理由にもっと説明がほしかったです。

キャラに関しては、1巻では受け受けしい鱗様が2巻で攻めっぽくなります。自分は今まで攻めだとスパダリで落ち着いている神様しか見たことなかったので、こういうタイプがかなり新鮮でした。自分にはそれでも受け受けしすぎるのですが、ギャップが好きな方にはたまらないのかもしれません。
一方で、智治さんは常識的で芯のある人間性をしています。普段がしっかりした感じで強気なので、デレるときがとにかく可愛いです。

BLとしては個人的な趣味に合わないところもありましたが、絵柄がとても綺麗で丁寧ですし、ばあちゃんの願い事、ばあちゃんが亡くなる前のこと、智治さんの幼馴染が勘づいてるっぽい描写、鱗様とこれからも居続ける方法…などなど、伏線がたくさん張られてますので、3巻が出たら追おうと思います。

0

読みやすい人外BL

とにかく絵が綺麗で読みやすいです。人外BL苦手なのですが、ほとんど人間の姿でストーリーが進むので、全然気になりませんでした。

新人小説家・智治(受)は帰ってきた田舎の駅で生き倒れになっていた男を助ける。なんとその男・鱗(攻)は智治の事を妻だと言い、しかも小さい頃よく遊んだ泉の龍神様だった。「どうかわたしを受け入れ、生涯の伴侶となってくださいませ――」智治に受け入れられるため、人として暮らし始める鱗の頑張りに、少しずつほだされる智治。龍神様が助けた人の娘を嫁にした伝説が残る田舎で繰り広げられる、龍神×男嫁の異種恋愛譚。

設定はありきたりのようですが、面白いです。しかも神様といえば俺様系が多い中、ワンコ溺愛系なのが新鮮。小説家の性なのか鱗のプロポーズは断りながらも、人外の存在に興味津々な智治も可愛くて、ほんわかな気持ちで読みました。そしてエロもなければ、キスもない!!ゆっくりと2人の関係を育んでいくのも良かったです。すでに2巻が出ているということで、続きを読むのが楽しみです!

0

神様パワー

龍神様×小説家。人外BLですが、鱗はあまり龍の姿にはならないので今のところほぼ人間同士のお話な感じです。(変身したり突然高いところに行ったりとかは多々ありますが)

小さい頃の記憶ではあんなに仲良さそうな智治とおばあちゃんですが、亡くなるころにふたりには何かがあった様子。どんなことがあったのか?など、色々明かされていないところが多いです。なので、今のところはすごく情報量が増えていてこの先の展開待ちになっている感じですね~
この勢いのまま2巻にすぐ進みたい気持ちになります。

ふたりの話ではなくなりますが、やっぱ人間の欲って醜いなって改めて思いました。
智治も鱗のふんわりした雰囲気に癒されて、神様パワーでぐっすり眠れて良かったなー。

リスや犬のうらら、鱗の懐に入っているウサギなど動物がめちゃくちゃ可愛くてツボでした。

0

そびえ立つじゃがいも

あやかしや神様が出てくる作品と、狼が出てくる作品って共通点がありますよね。
どちらも「運命の相手に一途」。
それが基本装備なのが、溺愛系好きにはたまりません。

スランプに陥った小説家の智治(ちはる)は、生まれ育った田舎に帰ってきた。
幼馴染の迎えを待つ間、駅で「嫁を待っている」と言うおかしな青年と出会って…。

という始まり。
龍神さまと言うと白髪ロングで長身痩躯、着流し姿が似合う涼しげな綺麗系というのが一般的なイメージではないでしょうか。
この作品の龍神さまである鱗(りん)はちょっと、いや、だいぶ違います。
髪は短くて、綺麗系というよりやんちゃ系。
アップになると大人っぽく見えるけど、ふだんは女の子っぽい雰囲気があって、体のサイズも比較対象がいないと小柄に見える。
つまり、受けにしか見えない。
龍神さまが受けなんて嫌だなあ…というわたしの思いが、智治の「龍神の嫁なんて断固拒否!」という態度とリンクして、中盤までは智治と肩を組んで「断固拒否!断固拒否!」とシュプレヒコールを送っておりました。

甲斐甲斐しく家事をしてくれたって、絆されないぞ。
ポトスを「ポポス」って言っちゃうところとか、スプーンにそびえ立つじゃがいもを見た瞬間は噴いてしまったけれど、まだ絆されないぞ。
と、思いながら読んでいたのに。

絆されました。
本編よりも途中に挟まれた【はじめての夜】で、一気にやられました。
可愛い…。
鱗の体温に安心して、懐に入ってすりすりする智治に、寝たふりをしつつきゅんきゅんしている鱗が可愛い…。
しかも、この子、ちゃんと攻めだわと思えるエピソードなんですよ。

ここから徒党を組む相手を鱗にチェンジ。
「断固拒否!」コールのことなんてサクッと忘れて、「お前はもう包囲されている!一刻も早く絆されろー!」とメガホンで犯人に呼びかける警察官のような気分で、絆されるタイミングを待ち焦がれてしまいました。

1巻で気になることは2つ。
智治のおばあちゃんは何と引き換えに、智治を龍神に差し出したのかということ。
わたしの読みでは、純粋に智治のことを思って、「自分がいなくなったあとに、智治の家族になってほしい」っていう契約だったんじゃないかなと。
ちょっと「物語を紡ぐ才能」の代わりに…なんて可能性も考えましたが、自分のために孫を差し出すようなひとには見えないし。

もうひとつは最後に現れた天狐。
天狐が智治を襲った理由が、その前の洗濯物を干すシーンで鱗の手が一瞬透けたのと関係がある気がしております。
こちらも予想では、神社/沼から離れていると、神力が消耗して、龍神でいられなくなってしまうのかなと。
天狐は敵じゃなくて、龍神の使いなんだろうなと読んでおります。

さてさて、読みが当たっているかどうかを確かめるべく、2巻へ行ってまいります。
親戚のごうつくおばさんの件も片付くといいなあ。

0

神様ファンタジー

神様の妻になる運命、いいですね!小説にありそうな設定です。

智治が一度離れた故郷に戻ってきたところからお話が始まります。

両親がおらず祖母に育ててもらったのに、一人で上京して故郷では恩知らずとか言われてたようで…。

そんな祖母と智治を妻にする約束をしたと言う龍の神様鱗がいます。何を言っても聞いちゃいない超絶ポジティブな鱗。
祖母はどんな契約をしたのか?

鱗は智治に好かれようと人間の姿になり毎日お世話を焼きます。
しかしどうもその状況は鱗にとっては…。

鱗が過去に智治に会ったことがあるっぽいですね。その時に智治にぞっこんになる出来事があったのかな?
祖母は一人ぼっちの智治のために鱗に智治を差し出したのかな?
結婚したら智治も龍になって泉に住むんですよね、どうなるんだろう。

1

続きが気になる

龍の神様とその事を何も知らされていない許嫁のお話です。コメディと主人公ちはるのたまに見せる陰の部分が半々ですが何を言われようともポジティブに一途にちはるを振り向かせようと頑張る神様のりんにほろっとさせられます。

途中人間に擬態したりんの手が透明になって消えかけるシーンがあり、これはきっとちはるとキスするとかエッチなことをして精気を貰わないと死んじゃうパターンだ!そろそろちはるさんにお願いしてみようって、そういうことだ!と思って読み進めるも全然違うお願いに肩透かし。神様のお願い、可愛すぎるでしょ。

人間同士じゃない結婚なのでラストがどのパターンで来るのか続きが気になります。とりあえずは1巻ラストで怪しい黒い陰にちはるが傷つけられたのが気になります。早く次を読まないと!

1

可能性を秘めた1巻

 1巻ではメイン2人の関係性がまだ探り探りの段階だったので、とりあえず萌評価にしました。2巻のストーリー次第でどちらにも転びそうな予感。鱗の人生も、智治と生前の祖母との間にどんな確執が起きていたのかも、まったく想像がつかない分、今後の展開がとても楽しみでもあります。鱗という存在は、あくまで人の作った物語から生まれた、という言葉が印象的でした。真理をついたこの言葉が、何か重要なキーになってくるのか、ワクワクしています。

1

麟さまの一途な想いに絆されます♡

初めて読んだ日ノ原巡先生の作品です。
私は地雷ではないですが、あまり人外には興味がありませんでした。
でも、ちるちるの評価が良く、表紙も綺麗だったので読んでみたのですが…
いや~びっくり!すごく良かったです (;・`ω・´) ナニコレ?!
1巻と2巻を続けて読んだのですが、早く3巻が発売して欲しい~。

水神で白銀の龍 鱗(リン)と小説家の泉妻 智治の伝承に纏わるお話。

何かしらの事情で故郷を離れた小説家の智治が帰郷したところから始まります。
何もない寂れた駅で愛犬うららと迎えを待つ智治。
何気なく、駅の壁に飾ってある古い伝承を読みます。
「昔々、日照りに困った農夫が白蛇に「雨を降らせてくれたら娘をやろう」とお願いします。
すると、白蛇は白銀の龍に姿を変えて、村に大雨を降らせました。
その晩、農夫の家に龍が現れ、龍は娘を背に乗せ天へと…」

智治が駅でボーっとしていると、人が倒れていることに気が付きます。
慌てて駆け寄ると、それは若いのに髪が真っ白で和服を着た男性でした。
なんと、彼はお腹が空いて倒れていたのでした。
智治があげたカツサンドを頬張りながら、彼は「幼い頃に1度会った妻を待っている」と話します。
彼は、ずっとこの日がくるのを待っていたそうです。
その時、智治の幼馴染みの司が車で迎えに来ました。
お礼を伝える彼は、自分の名前は「鱗」と告げます。
麟に名前を聞かれ、智治は言いました。
「泉妻です 泉妻智治(いずのめちはる)」
その瞬間、麟の顔が変わり…。

智治の帰ったお家にはもう誰も住んでいません。
一緒に暮らしていた祖母はもう亡くなってしまっています。
その祖母は生きている時に麟さまと契約を結んでいました。
それは、「自分の願い」を叶える代わりに、智治を麟さまの妻として差し出すこと。
そうです。麟さまは、昔から伝承されている水神だったのです。
普段、麟さまは人間の姿をしていますが、何かあれば白銀の龍に戻ります。
その龍の姿も見てしまった智治ですが、現実が受け入れられません。
でも、麟さまが頑張るんです!
とても健気なんですよ。
それに、ポワポワしていて可愛い〜。
智治のお家に同居しながら、お料理やお掃除などに励みます(涙)
でも、智治はそっけないのですが…。
なんと、神社に電話してお祓いを頼んでしまうんです!
神様をお祓いするって(笑)

この作品は麟さまと智治以外にも脇キャラがそれぞれ重要な役割で登場します。
智治の愛犬 うらら→主人の危機を察知する警察犬よりデキる柴犬(?)
智治の幼馴染み 司→市役所で働いていて、智治の良き理解者
司の姉 百合→恋のアドバイスもする、麟さまのお料理の師匠
百合の息子 幸太→麟さまの正体どころか稲荷神と狐の存在も知ってしまった小学生

いつもポジティブで一生懸命、そして自分を慕う麟さまに、だんだん心を開いていく智治。
そんなある日、幸太が智治の家にいると「本物」の幸太が遊びに来ます。
驚く智治と「本物」の幸太。
最初からいる幸太は恐ろしい化け狐に姿を変えました。
その時、商店街の本屋でバイトをしていた麟さまが気配を感じます。
だれか 来てる
化け狐に一瞬で目を傷つけられた智治。
その瞬間に現れた麟さまは血だらけの智治を見て…。

全体的に、シリアスというよりはコミカルです。
絵が綺麗で、コマ割りも上手いので読みやすいです。
それに、ストーリーが面白いし伏線があるので、どうやって回収されるのかも楽しみです。
麟さまも智治もイケメンで嬉しい~。
最後まで見守らせていただきますよ!

1巻では、イチャイチャどころかキスもしませんが、麟さまの一途な想いにキュンキュンです。
人外に興味がなかった方も楽しめる作品です。
ぜひ、最新の2巻と一緒にご覧ください!

3

この巻では謎が多いです

この巻ではくっ付いて無いのでこの評価です。

鱗がぽややんとしてて、猪を倒す時にガラッと表情が変わるのがとても良かったです。

智治が祖母の死の際に嫌な思いをした事は分かったのですが、対人関係があそこまで苦手なのがちょっと分かりづらかったです。

智治があまりにも鱗を拒んでいるので、これからどう絆されて行くのかが不安です。程度によっては読みてが冷めてしまうと思いました。

それから智治の祖母がどうして鱗に智治を嫁にやる約束をしたのか次巻に期待です。

1

なんすか?この可愛い竜神さまは…

発売日に買ってから、積んでいました。
なかなかゆっくり読めなくて、気になりつつ。
そして、やっと読めました。

おお~!なんか全然想像してなかった!
ファンタジックで、コミカルな良さがある作品です。

竜神さまの鱗が、キャッキャッしながら人間界の生活を頑張るところは、微笑ましくて、可愛いんだよな~❤️鱗のカッコ可愛い魅力がよろしいのです。

男嫁を娶る、異種婚姻譚って話の時点で既に好きなんですよね。

まだまだ、智治が鱗を意識して恋するには至らない感じです。ですが、竜神とは思えぬ健気な頑張りには心揺れているのがわかります。これからどう心理変化していくのか楽しみなんですよね~

あとは、鱗の竜神姿になった手の場面。さわさわ触れられて欲情しちゃう鱗に、何故かホッとした❤️いや~やっぱりBL要素では、エロも大切ですからね…

次巻も読みますが、不穏な空気も漂ってますし、いよいよ鱗が竜神としての本領発揮なんでしょうね~?
期待して待ちたいと思います。


3

続きはよ〜♡

シークレット×××、セラピーゲームが大好きで、そんな日ノ原先生の新作、しかもファンタジー。これまでとは違った雰囲気でとても楽しみにしてました!

1巻ということでストーリーは健気でワンコな龍神・鱗×亡き祖母と同じ小説家で心に何かを抱えた智治の出会いと、ちょこっと同居?編です。
BL的なことで言うとチューもエッチも無い1巻ですが、ここ大事!というエピソードや伏線、鱗と智治のやりとりが詰まってます。そしてそういうのがなくてもキャラクター達の魅力やストーリーに引き込ませてくれる日ノ原先生の上手さが光ります。
1巻は続きがすっごく気になるところで終わっているし、この先のBL的な展開にも期待しかないんですけど…!?

あと個人的なことを言うと、日ノ原先生の描く動物がすごい好きで。シークレット×××の時のうさぎやサーバル達がめちゃ可愛くてツボだったんですけど、今回も柴犬やらイノシシやら龍やら…動物たちもなんか愛おしいです(龍は動物か?笑)

とにもかくにも二人がこれからどうなって晴れて夫婦になるのかとっても楽しみです♡

4

闇が垣間見えるほんわか婚姻譚

日ノ原巡先生の新刊ということで買わせていただきました!
前作のとても力強い表現力に引き込まれて作家買いです。
既刊も買って損はありません!得しかないです。

今回は受に好きになってもらおうとがんばる龍神×好きにならないと豪語する意地っ張り人間の異種婚姻譚でした。
大好きな展開でワクワクしながら読ませていただきました!
舞台は畦道の広がる小さな町、テイストはコミカルでとてもほのぼの〜なんですが、親族関係、仕事関係などの闇を合間に突然挟んでくるのが素晴らしいスパイスになってます。一切中弛みせず読了できました!!
日ノ原先生、特に親族関係の闇を描かれるのがムチャクチャ上手です……本気でゾクゾクしました……こんなイヤ〜感じの叔母さん本当にいる……。

脱線してしまいましたが、攻と受の関係はこれから〜という感じです。なので続巻本当に楽しみです!!
すごく続きが気になる終わり方されてました。ずるいです。待ちきれない……。
あとメチャクチャ絵が好きです……。

3

龍神の嫁取り物語


今回は花嫁を待ちわびる龍神と久しぶりに帰省した小説家のお話です。

受様が自分を花嫁と呼ぶ攻様に押し掛けつつも同居生活を慣れるまで
本編幕間的な後日談を収録。

受様の田舎には龍神伝説が残されています。

日照りに悩まされた農夫が路傍の白蛇に戯れに「雨を降らせてくれたら
娘を嫁にやろう」と告げます。すると蛇は瞬く間に竜へと姿を変え、激
しい咆哮の末に雨を降らせます。そしてその夜、男の元に竜が妻に迎え
に来て娘を背に乗せて天へと・・・というものです。

受様は小説家をしていますが、小説家を目指して大学から東京に出た受
様はどうにも煮詰まってしまい、愛犬連れて久しぶりに祖母と暮らした
実家へと向かいます。

駅から降り立ったもあいかわらず人の姿はありません。受様の目に映る
のは猫に、トンボにカラス、それにカラスがつついていた着物姿の白髪
のお年寄り!?

びっくりして駆け寄った受様が見つけたのは、空腹で倒れている男性で
した。 この男性こそ今回の攻様になります♪

攻様は久しぶりにこの駅まできて体力不足で倒れていたらしく、受様が
差し出したカツサンドを「こんな美味しいものを初めて♡」と、受様の
愛犬にお裾分けしながら嬉しそうに口にします。

攻様はもうすぐ街に帰ってくる奥さんを迎えに来たと言いますが、幼い
頃に1度あっただけで名前しか知らないそうですが、この日を楽しみに
していたと嬉しそうです。

やがて受様は燐家の幼馴染の迎えで祖母宅に向かいますが、祖母の仏壇
に花でも飾ろうと裏山に足を運びます。子供の頃のままの風景に癒され
つつ花摘みしていた受様ですが、突然イノシシと遭遇してしまいます!!

しかも進退窮まる状況を救ってくれたのはなんと攻様でした。受様を
探していた妻になる人だと言い、龍となってイノシシ達を威嚇し、
退けてしまうのです。

攻様は受様が昼間に花摘みしていた泉に住む龍だと言い、受様の祖母は
祖母の願いを叶える代わりに受様を攻様の妻として差し出すという約束
していたというのです!!

攻様が龍だという事も、祖母がそんな約束をしたという事も、受様には
にわかには信じられません。

果たして受様は約束を守って攻様の妻になるしかないのか!?

龍神に花嫁としてロックオンされた小説家のラブコメディです♪

雑誌掲載作に加筆修正してのコミックス化ですが、初回が約3年前と
いう待ちに待っての発刊です。私、連載初回を知らずに2話目から
読みだしたのでコミックスでまとまるのをすごーく待ってたので、
ワクワクで手に取りました♡

2人の出会いがまさか過ぎ(初回から龍姿を披露)てびっくりでしたが、
ドタバタのコメディ色が強くてとても面白かったです (^O^)/

攻様は神である自分を受様に受け入れてもらうためにいろいろと努力
を惜しみません。神様なのでその努力の仕方がちょっとズレていて
受様をさらに怒らせちゃったりしますが、それもまたご愛敬♡

攻様が天然なのは神様だからというよりも元々の神格なのかな!? と
いうノリもすごく楽しいし、なんだかんだ言いつつもほだされちゃっ
てる受様もすごくMYツボで萌え萌えです。

これから攻様が神様であることでいろいろな問題が出てくるのですが
本巻ではまだまだ序盤、次巻も楽しみに待ちたいと思います♡

今回は竜攻で春野アヒルさん「竜の王子さま」を押してみますね。
こちらも受様が攻様に好き攻撃されるラブコメです。

2

どんな結末になるのでしょう

浮世離れしてほわほわだけど強引な龍神様・鱗と
祖母の遺志で鱗に花嫁として差し出された小説家の智治。

古から伝わる龍と花嫁の伝承を元に紡がれていく
お話しです。

鱗は智治を嫁として迎えるのを待ちわびていて、
智治の前で龍の姿を隠す事もなく娶る気満々で
アプローチをしてきます。
そんな夢物語のような話を到底受け入れられない
智治は何とか穏便に且つ全力で拒否をするのですが…

智治の意志とは関係なく祖母の遺志で嫁として
差し出された…なんて言うとどれだけの確執の末に…と
思うのですが、智治と小説家だったお祖母さんの関係は
決して悪くはないように見えるんですよね。
ですが智治は何か心の内に抱えているものがあり、
その引っ掛かりがお話の所々に暗い陰を落としています。

それを鱗の時には太陽のような明るさだったり、
夕空のような凪いだ優しさで包み込み少しずつ
智治の心が解けていく様子がまたよかった…
さすがは天然パワースポットレベルの神様です(笑)

L部分はキス無しのほっこり添い寝のみ…!
日ノ原先生の美麗な情事シーンは持ち越しでした。

さて、これからどんな結末へ向かっていくのか、
全容は続刊で明らかになるのを待つしかないので
来年までの我慢です…。

4

まだまだ掴みの一巻です!

日野原先生の新作は、人外B Lです。
続き物で、まだまだ序章という感じの1巻でした。


小説家の智治が出会ったのは、空腹で倒れている白髪の男・鱗。
駅で嫁を待っているという鱗ですが、
鱗が待っていたのは他でもない智治だったようで……⁉︎

久しぶりに祖母の実家に帰省した智治は、
なぜか龍神の鱗に求婚されるという、
なんともファンタジーな作品です。

本当に謎だらけの1巻で、
そもそも智治は龍神の嫁として祖母に差し出されたというのです!

とても優しく愛情深い印象の祖母なので、
きっと何かの理由があるのだと思います。
ただ、祖母と智治との間には何らかのわだかまりもありそうで、謎多き展開です。

鱗を拒否する智治の思いとは裏腹に、
智治の友人たちと仲良くなっていく鱗^^;
とってもコミカルに描かれていて、
絵もデフォルメされている事が多いです。

でも、だからこそ鱗が竜になった時の迫力が増し、
龍神である鱗の絶対的な存在感と力を緩急つけて上手く表現していると思います。

徐々に絆されていく智治にも納得というほど、
鱗は智治の笑顔のために一生懸命尽くします。
その姿が愛らしく、キュンとしてしまうのです。

ラブ要素まだなしの本作ですが、
しっかり萌え所はありました!
鱗が寒いなか外で鼻を赤くして智治を待つところや、
添い寝で幸せを感じる場面なんかはキュンキュンしました♡

ラストは、〝天狐〟と呼ばれる神?妖怪?が智治を襲い、
傷付けられた智治をみて激昂する鱗……
というところで次巻に続きます。

とても気になるところで終わっているのですが、
何せまだ明らかにされていない部分が多いのです。
もっと面白くなりそうなポテンシャルを持った作品ではあります。

なので、気になる方はとりあえず読んでみて下さい……
としか言いようがありません(^◇^;)
まずは、Dear +のサイトで試し読みしてみてはいかがでしょうか?
H的なことは全くなしですので、
ストーリーやテンポの良いやり取りを楽しんでください!

6

癒やし系龍神攻め×塩対応受けの異種男嫁物語

単行本化待ってましたー!!
1話目掲載から3年越しとなり、加筆修正&シーン追加されています。

主軸となるのは古から伝わる龍神に嫁ぐ人間の物語。
1巻は序章といった感じでわからないことが多く、ラブの動きも遅め。
後半への布石は散りばめられているので個人的には2巻に期待…!といったところ。

キャラクターがめまぐるしく動く割に展開はゆっくりなので
まとめて読むと読み応えのある内容になりそうです(﹡´◡`﹡ )

ちなみに1巻はエロ無し・キス無し・同衾有り。
お楽しみはあとにとっておきましょう…(グスン)


さて、1巻では詳しくは明かされていませんが、
受け:智治は東京で小説家をしていたけれど東京での生活に疲れ果てたようで田舎に帰ります。
しかし田舎は田舎で智治にとって祖母との暖かい思い出と苦い気持ちが混ざる場所でした。

智治の余裕のなさが見ていてシンドく、
チラチラと入る過去の描写は重苦しい空気に包まれます。

田舎に帰って出逢ったのが
攻め:龍神の鱗(りん)でした。

鱗が巻き起こす現実とは思えない現象の数々や、
鱗が突然言い出した「貴方は私の妻」発言。
智治のキャパシティを越えて更にドッと疲れさせるのですね。

なので智治は鱗に対してどんどん塩対応になるし扱いが雑w
「私の妻」呼ばわりにはドン引きし、
手の甲にキスされようものならゾゾゾゾ~と鳥肌ものなのです。

余裕の無さからギスギスしちゃっている智治と、
龍神らしからぬ物腰の柔らかさで癒やし系の鱗。

嫁になるつもりはなく断固拒否を貫ぬく智治と、
一切無理強いをするつもりはない鱗。

さてはて2人の物語はどう紡がれていくのかーーー
昔から伝わる物語になぞらえて展開していきます。


多分カテゴリとしては花嫁モノに分類されるのかな?
でも表紙からもわかるように智治に花嫁らしさは一切ありません。

というか、これは……花嫁攻め?(ФωФ)キュピーン
いそいそと智治の世話を焼く鱗の献身っぷりが良きなのです…!
智治に好かれるために家事を覚え、料理を覚え。
その姿が可愛くていじらしくてキュンキュンします///

そんな鱗の姿にほだされて智治は少しずつ態度が軟化していく。
息苦しく追い詰められてた心が鱗の懐でようやくホッとできる。
じわじわと解れていく関係をニヨニヨと楽しみました。

特に同衾のシーンはふぁぁぁぁぁ~!(∩´///`∩)
なんで手を絡めてるだけでエロいんだろう…。
素直になってる智治がかわいい…。
キュ~ンとなってる鱗もかわいい…。
2人の間に流れる温かい時間がジンワリきます。
(その後一転する塩対応もテンポ良くて◎)

智治が少しずつほだされて楽しみもありつつ、
結ばれたらハッピーってだけの話じゃないのですよね。
様々な障害が見え隠れしているのでドキドキ待機です。

異種恋愛の結末ははたしてーーー?
そして智治がデレる顔が見られるのかどうかも楽しみです←

精神的にだいぶ参っている様子が窺えたので
鱗と過ごす時間の中で心の中にあるシコリが早くなくなるといいな…(;ω;)

4

コミカルでほのぼの可愛い。時々不穏。

異種婚姻譚で、竜神の押し掛け婿(?)ものです。

人気漫画家さんですが、初読みになります。
個人的にこういう設定が大好きなんですけど、実際に読んでみたら、終始楽しくて楽しくてひたすらニヤニヤしちゃいましたよ。
いや、とぼけた攻めと、そんな攻めに塩対応の受けと言う、二人のやりとりが超ツボなんですよね。
くっ、この二人の会話が楽しすぎる・・・!

基本的にコミカルでほのぼの可愛いんですけど、その裏に不穏な「何か」が隠されているのも、また面白かったです。
いや、伯母さんの笑顔が怖すぎるわー。
次巻で痛い展開が来るんじゃないかと、今からドキドキするわー。

ザックリした内容です。
スランプ中の小説家・智治。
久しぶりに戻った故郷で、行き倒れていた男・鱗の介抱をします。
和服姿な上に現代の常識からズレている不思議な彼は、「妻を待っている」と嬉しげに語りますが、その妻が自分の事だと分かりー・・・と言うものです。

で、実は鱗ですが、この地を預かる龍神であり、智治の亡くなった祖母が、自分の願いを叶える代わりに智治を妻として差し出す約束をしていた・・・と言うのが「妻」の真相。
ここから、愛しい妻のそばを離れる事は出来ないと、押し掛けてきた鱗と共に(無理矢理)同棲生活って感じになります。

これ、個人的な萌え処なんですけど、二人の関係性でして。
そもそも鱗ですが、龍神と言っても全然偉ぶった所が無いんですよね。
どちらかというと、ちょい天然。
で、無邪気に智治を妻としようとする。
こう、「私は夫となる身。愛しい妻のそばを離れる事は出来ません」みたいな。
えーと、そのトボけた言動に愛嬌があって、笑わせてくれるんですよね。
またこれ、智治の方は、至って常識的な普通の青年です。
その為、二人の温度差がすごい事になってるんですよ。
早く鱗を追い出して平穏な生活をしたい智治に、嬉しげに「妻」の世話を焼こうとする鱗みたいな。
しつこいですが、こういう関係ややりとりが超ツボでして、読んでて楽しくて楽しくて仕方ないんですよね。

あと、笑えるだけかと言いますと、ちゃんと萌え展開もございまして。
こう、鱗ですが、トボけていてお目出度いだけかと言いますと、実はしっかり深みのあるキャラなんですよね。

こちら、全体的にはコミカルな雰囲気なのですが、智治は「何か」を抱えていてと、彼の心の傷が匂わせてあります。
そんな彼に「あなたと家族になりたい」と、穏やかに告げる鱗。
これ、鱗もまた、何らかの隠してる事がありそうなんだなぁ。
その上で、智治をとても大事にしてるんですよね。
普段はトボけてるくせに、時折見せる大きな器に惚れちゃうじゃないかよ。

う~ん・・・。
智治を育ててくれた小説家の祖母が、鍵を握ってそうなんですけど。
とても良い関係にしか見えない祖母と智治の間に、過去に一体何があったのか。
これが、次巻でのキモになってくるんじゃないでしょうか。
ついでにラストですが、結構不穏な展開です。
龍神としての本性を出したような鱗に、ドキドキしちゃいますよ。

最後になっちゃいましたが、こちらエロは無し。
キスすら無し。
早く結ばれてほしいものです。

8

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