好きになった男には運命の相手がいたー―。

コミック

  • 僕たちは運命に嫌われている

僕たちは運命に嫌われている

boku tachi ha unmei ni kirawareteiru

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表題作僕たちは運命に嫌われている

九條(α・高校2年生)
八尾 かなめ(β?・高校2年生)

その他の収録作品

  • after story(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

あらすじ

高校2年の八尾のバースはベータだった。
しかしある日、同じ陸上部のライバルでアルファの九條と一緒にいる時に突然ヒートを起こしてしまう。
抑制剤は手元になく、周りの人間にまで影響を及ぼしてしまったヒートを治めるためには、
九條とセックスするしかなくて――。
バースに弄ばれる高校生たちの純愛ストーリー。

作品情報

作品名
僕たちは運命に嫌われている
著者
KINACO 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
ISBN
9784864423755
4.1

(53)

(25)

萌々

(18)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
16
得点
216
評価数
53
平均
4.1 / 5
神率
47.2%

レビュー投稿数16

切なさがヤバい、運命に抗うオメガバ高校生

初読みの先生でした。表紙絵からもっとなよなよした主人公なのかと思っていたら、明るく元気な陸上男子で。後天性Ωで悩むも、自分らしく生きようとする姿が、読んでいて楽しかったです。

そして、そんな主人公・八尾を助けてくれるαの同級生・九条。一緒にいるうちに、九条に惹かれていく八尾。でも実は、九条には運命の番がいてー…。

この話は、ここが本題なんですよね。数あるオメガバでも、ここまでの設定は珍しいのでは。

運命に抗うと、最悪死ぬこともあるー…。

なんとも、残酷な設定です。

運命の番がいても、好きな人は別にいるのに。どんなに好きでも、本能は運命の番に反応する。それでもー…と必死に抗う姿は、まさに青春でした。

ラストの展開には、意見が分かれると思いますが、個人的にはハピエンで良かったと思います。

ただ、九条の運命の番くん…。この子が最後まで好きになれませんでした。八尾は良い子だから許して友達に…的な感じでしたが、最後まで自分勝手過ぎてイライラしてしまい…。もう当て馬レベルではない。確かにラストはこの子のおかげもあってのハピエンかもしれないけど、それにしても〜。…という感情が止まらなかったです(笑)このモヤッと感さえなければ、もっと面白いと素直に思えたかも。

本が割と分厚いので、好きになったきっかけなど、細かなところまで書かれていたのは◎。

オメガバ好きな人は、是非読んで見てほしい一冊です。

0

そんなにです。

面白そうだったので購入しました。レビューを見ずに購入して、こんなに評価が高くてびっくりしました。申し訳ないんですけど、涙が出るほどではなかったです。結構涙もろい方なんですけど、そんなに感情移入して読めませんでした。運命のΩの方の性格がよくわかりません。
また、設定があまりフィットしませんでした。違和感しかなくて、運命の番ってそう簡単には見つけられないと思うのに番になるリスクが高すぎてΩがかわいそすぎる。もうちょっと受けの子の気持ちがしっかり表されていてもよかったと思います。

0

初めて読んだ作者様!泣けたぁーー!キュンしたー。

初めて読んだ作者様。KINAKO様。

何かのフェアーで購入しました。なかなか新しい作者様を知るのはわからないので購入に迷いますが、こちらの作品はキャラも設定も良かったー!神です神!
買おうか迷ってる方私はオススメです!
結構ハードな性差別世界設定ですね。
でも寡黙で一途なα九條くんと純粋で前向きなΩ八尾くん。
何でしょう?なんだろう久々に、キュンキュンしました〜青春〜。そこにオメガの世界設定が重なって
お互いを想う純粋な気持ちとかなんか初恋の淡い苦しい感じとか良かったです。泣きましたーー小説ではよく泣きますが漫画で泣いたのは久々です!



ここから下はちょっとだけネタバレです。
後天性Ωと言う事で、Ωになった事で辛く嫌な思いもします。ひどいし、辛い〜。
しかし、元々の性格が差別をしない元気なやんちゃな男の子なので最初はかなり落ち込みますが九條くんの区別や差別をしない優しい強い気持ちに助けられ、明るく自分の居場所ができます。お互い純粋なんだけどやはりオメガの世界観いたしちゃいます。沢山。ありがとうありがとう〜笑。
元々αの九條くんは八尾くんが好きだからちゃんと優しいんですよ。なんかかわいいんですよね。
九條くんにライバル心丸出しだった八尾くんも後天性Ωになってから、彼の優しさとかに惹かれてくんですよ〜キュンですよ。

しかしながら運命の番の設定がまぁ本当に残酷で
やだーどーなっちゃうの!後こんだけしかページないよ!って思いましたが。笑笑。
きちんとまるっとおさまりました。
九條くんの気持ち側はない?のかな。また続きがあれば寡黙なイケメン九條くん目線の恋に落ちた瞬間話しが読みたいです。その後の片思い的な部分とか是非読みたいです!

1

神×2

オメガバース作品はけっこう読みましたが、こちらの作品は間違いなく自分にとってNo. 1でした。

実はオメガバースはあんまり好きではないのです。
最初は物珍しさで読んでいましたが、やはり設定の縛りがあるので、だんだん飽きてきてました。
作中にもある、αは確かに優れてはいるけど、それは生まれつき備わっているものなので、努力は関係なく、金持ちの子と同じでそれは生まれたもの勝ちみたいなところがあるし。
運命と言えば聞こえはいいけど、所詮敷かれたレールを辿るだけのもので、じゃあこれってただの出来レースな人生じゃないの?って思えてきてあまり萌えなくなってました。

それがこちらの作品のように、まさに運命に抗うというのがテーマで、とても面白かったです。

二葉みたいなキャラは、性悪っぽく描かれそうなものなのに、八尾と九條のことをちゃんと理解できる人間だったからこそ、本当に好きになった人と結ばれて幸せを掴むところも心地よかったですし、八尾と九條の人間性によってわかめ先生や、友人達もどんどん変わっていくのも読んでいて爽快な気分になれました。
九條が意識を取り戻した時のわかめ先生が面白かったです。
ほろっとくるシーンも多かったです。
美少年好きですが、八尾は普通っぽい男の子というのがこのストーリーには合ってたと思います。
感動の物語をありがとうございました。

1

オメガバ苦手な方にも読んで欲しい…!!

(感想を述べるのが少し苦手ですがとても素敵な作品なので是非読んでみて欲しいです!)
この作品、初めて読んだ時の衝撃は凄かったです…。
オメガバの世界には「運命」が絡んでくる作品も多いと思います。この作品もまさにそうで、「好き」とか「その人自身」関係なく「運命」に翻弄されてしまいます。とてもとても切ない…。切ないお話好きな方めちゃくちゃオススメです!
そんな「運命」に抗って好きな人と一緒にいることを大事にしていく、ハラハラドキドキのお話です。
途中涙が出るくらい感情移入してしまってとても切なかったです。

2

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