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表題作それは、甘くて苦い。

松縄芳春,30歳,強面カフェ店主
カズム(春無),30歳,芳春に言い寄る男

その他の収録作品

  • それは、とても甘い(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下漫画

あらすじ

カフェを営む傍ら、姉夫婦の娘・スウの面倒を見る毎日。
誰にも言えないある想いを胸に秘めつつも穏やかな時間を過ごしていた芳春。
そんな芳春の店の裏で傷だらけで倒れていた見た目の派手な青年。
口を開けばデリカシーの欠片もなく、ズケズケと心に踏み込んでくるカズム。
早々に追い出そうとするも、「好きだ」のなんだと距離を詰められ居つかれてしまう。
野良猫のような彼を助けてしまったことで、芳春の日常は大きく変化していく。


はやく、こっちに落ちてきてーー

強面カフェ店長×心も体も直球な野良猫ビッチ
正反対なふたりが出会って、ほんとうの恋を知る。

作品情報

作品名
それは、甘くて苦い。
著者
こん炉 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
ISBN
9784801967977
2.8

(34)

(5)

萌々

(5)

(12)

中立

(5)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
7
得点
86
評価数
34
平均
2.8 / 5
神率
14.7%

レビュー投稿数7

苦さの後に、甘さがあった。

スッキリシャープな絵柄で、お気に入りのこん炉先生。
表紙のカズムの顔はキレイ系なのに〜本編だとシーンによっては下瞼のラインが濃すぎて怖いよwww
病み系なのかと思ったら、そうでもなかったな。

義兄に報われない恋をしていた芳春が、カズムの登場で色々気持ちの整理をつけたり。
30歳金髪ビッチなカズムが、芳春に本気の恋をした事で、爛れた生活から足を洗い〜幸せな生活になるんだけど。
それまでが、考えるより先に行動すると行き倒れだったり、考えて行動するとハチャメチャだったりwww
薬盛られた所〜ここどうせなら、ガッツリやられて欲しかったな。
ストーリー的に重めかと思ったけど、サラッと楽しめました。

登場人物、苦さを知って甘さを掴んだね。
みんなハッピーエンドでした。

0

絆され上手?

カフェを営むハルと
客として通っていたカズムのお話。

倒れていたカズムを保護して
何だかんだ言いながら面倒もみてあげるハル。
そんなハルのことを好きなカズム。
話の流れはよくある感じですが
時折カズムが見せる狂気じみた表情に
「これはもしやメリバなのか‥?!」
と、読み進めていきましたが
あっさりハルは絆され、カズムも普通にイイ子になり‥
普通すぎるラストがちょっと残念でした。

ハピエンがダメな訳ではないんですけどね。
カズムが常識のない発言をするので
もっと狂った感じを求めてしまったのが
いけなかったのかもしれません‥

0

受けが・・・・・

私の好みなんぞで評価を下げて申し訳ないのですが・・・
受けがちょっと私には受け入れがたかった。です。
ビッチ設定なので今までの経験からそういう行動に出るっていうのは分かるのですが、やはり人としてちょっと理解不能だったので。

芳春に一目ぼれしたカズムが怪我の手当てをして貰ったまま芳春の店(家)に住み着くお話でしたが、
芳春が姪のスウの面倒を見ているのを見てスウの目の前で「お姉さん死んじゃったの?」と聞くカズム。
実際は亡くなっていないけど離れて暮らしてるので寂しさから号泣するスウ。芳春だけじゃなくて私も「ギョッ」ってなりました。
芳春が想いを寄せる義兄の言葉にショックを受けた際にその言葉を再認識させ芳春を完全に叩き落す言葉をかけたのにそれで自分の体で慰めるも自分の気持ちが伝わってないとショックを受けるカズム。そりゃ伝わらないでしょ。しかもショックを受けて芳春の家を飛び出た後他の男とセックスしてることにビックリ。
連れ戻され改心したカズムが、自分が店にいることで芳春に迷惑がかかると思い優しい芳春が自分を追い出すように仕向けようと、画策して義兄に自分たちのセックスシーンを見せ芳春がゲイであることも義兄を好きなことも全部バラすカズム。
いや、それは人としてダメでしょ。結果オーライとかの問題じゃない。


スウは可愛いし、義兄もちょっと頼りない感じなのがホッコリするし、なにより芳春の顔は冷たそうなのに実は優しい性格にはキュンってなっちゃいました。
でも、どうしてもカズムが受け入れられませんでした。

0

受けのクセが強い

表紙の攻めが好みで電子購入です。

気づけばこん炉先生作品は作家買い状態で、既刊作品は既読済みという、不思議な魅力を持つ作家さん。
アホギャグコミカルな「コールコール」が好きで、シリアスものは微妙な感じですが、
どの作品もキレイな画と、好みのキャラで満足しています。

それでも、この作品は評価をしゅみじゃないにしようかと思ったくらい微妙で、
独りよがりで掴みどころのない、癖のある受けに萎えた。

もともと襲いビッチ受けがイマイチなんですが、
自分がすり寄れば落ちない男はいないという感じの、野良猫ビッチ受けカズムが可愛くない。
しかも、自分本位で独りよがりな行動にずっと苛々させられ、
最後まで攻めの為にと尽くし系に見せてますが、しっくりこなかった。

なのに、攻めの強面カフェ店長の芳春が好みなんです。
ズケズケ踏み込んでくるカズムに揺さぶられ、結果ほだされ攻め。
なんでほだされたのか私には解らない…でも、一途な世話焼きでメチャクチャかっこいい。
切れ長の眼、ガタイのいい筋肉質のキレイな身体、
元やんちゃをしていた名残りの左腕タトゥーが、脱いだら凄くエロいんだなぁ。

あ~カズムには勿体ないわ。

描き下ろしは、芳春に髪を切って貰ったカズムとのエッチシーン。
うなじに発情する芳春が、カズムのうなじを噛む、噛む、噛む。
噛み癖のある攻めも好きなので、芳春はやっぱいいなぁ~。
寝バックもエロかったわ。

※シーモア:修正は斜線の上から更に白抜き。
 Renta:修正は白い斜線。

2

ほだされ攻め?

突然転がり込んでくるチャラ男のカズムは芳春が好きで、芳春は芳春の姉の夫が好き。
カズムが芳春に姉に想いを告げさせるために、ワザと最中を見せつける荒療治…でもそれによって芳春は苦しみから逃れることができて、そんなカズムにほだされてしまう芳春がチョロ!!(笑)でした。
でもみんなしあわせハピエンでこれはこれでアリだなと思います。

カズムが薬を盛られて今から犯されてしまうという絶体絶命のピンチに助けに来てしまう芳春がとても王道展開!

1

中立よりの萌

うーん。ちょっと悩みます。ボリュームもあり丁寧に描いてあると思うんですが、たまに顔の輪郭が気になりました。

それと前半のカズムの表情がホラーにしか見えないんです。カズムが本当の恋を知るまでとの違いなんだろうとは思うんですが。

両思いになるまでの過程も何だかちょっと感覚的に違うというか、2人が泣くたびに冷めていってしまいました。

芳春がカズムを好きになるのが理解できなかったです。長年に渡った義兄への感情が昇華されるにしても、カズムに行くかなと思ってしまいました。

あれだけ長く描くならもっと違う風に出来たんでは無いかと思ってしまいました。

カバー下が1番面白いって問題です。

2

甘くて苦いは恋の味?

あー
評価に迷う作品だーー
こん炉先生の作品は全て拝読していますし、
本作も総じて面白かったですよ!
ただね、受けのカズムが好きになれなかったなぁ……

姪っ子の面倒をみながらカフェを営む芳春。
そんな芳春が拾ったのは、ボロボロの青年・カズム。 
カズムは、芳春の生活と心にズカズカ踏み込み、
挙げ句の果てに身体まで……


このカズム、世間知らずというか常識がないと言うか……
とにかく、一言で言えば変人。
男を手に入れるには、身体さえ繋がれれば……と、
考えているのです。

カズムは、芳春に一目惚れして家に住み着きます。
挙げ句の果てには、
芳春の義理の兄・秋仁への気持ちを刺激して身体を差し出し、
「そのままこっちに落ちてきて」なんて思っているのですから、
ちょっと怖い……´д` ;
    
だけど、実際は身体を繋げても心までは手に入らないことを知るのです。
芳春のことが好きで好きで堪らないのに、
相手の気持ちは手に入らない……
という、切ない気持ちはよく伝わってきました。

ただ、やり方がいろいろ間違ってる!

秋仁に自分と芳春のセックスを見せ、
芳春の気持ちまでバラしてしまったり……

結局、秋仁に気持ちを伝えて、
芳春はやっと動き出すことができたので、
結果的にカズムが背中を押す形になったのかなぁ。

最終的には、芳春はカズムのことが好きだと伝えてハッピーエンドなのですが、どこが好きなの?と真剣に思ってしまった^^;

その理由、カバー下で明かされてますが、
ちょっと笑った^^
芳春がヤンキー気質ということなのかも(笑)

芳春の身体はカッコいいし、
姪のスウは可愛いし、
話自体は面白かったのですが、
いかんせんカズムに魅力を見出せなかった……

たぶん、大人子どもなのでしょうね。
初めて恋の苦しみを知り、
思い通りにいかなくて行き止まってしまう。

ただね、本気で好きだと言ってるのに、
相手には伝わらない悲しさは共感できました。
もう少しカズムの生い立ちとかバックボーンを知れれば、
また違ったのかもしれません。

何度も言いますが、面白くないわけではありません‼︎





5

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