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  • 小説Chara vol.41 2020年 1月号(雑誌著者等複数)

小説Chara vol.41 2020年 1月号(雑誌著者等複数)

  • 紙書籍【PR】

あらすじ

祝♥創刊20周年記念!!
◆Chara Selection連動 オリジナル図書カード応募者全員サービス!!(全10種)
◆著者サイン本 抽選プレゼント(全20タイトル)!!

◆表紙イラスト/大人気シリーズ最新作!!
「ミステイク 美しい彼シリーズ」
凪良ゆう CUT/葛西リカコ
初の個展開催を目前にした平良を、応援する清居だけど…!?

巻頭カラー/新作読みきり♥
「バーテンダーはマティーニがお嫌い?」
砂原糖子 CUT/ミドリノエバ
ゲイ嫌いのバーテンダーが、
男を誘惑するよう頼まれ!?

カラー/小説初登場!!
「別れた彼氏とお日柄も良く」
尾上与一 CUT/高久尚子
別れたばかりの元カレと
義理の兄弟になることに!?

街を守る男たちのハードLOVE!!
「赤い瞳は闇夜で歌う」
久我有加 CUT/金ひかる
人喰い鳥を駆除する組織に
赤い瞳を持つ謎の男が現れて!?

不器用な大人の疑似恋愛
「恋愛に向かない男」
西江彩夏 CUT/麻々原絵里依
ワケアリな年下の部下と
期間限定の恋人同士に…!?

大人気キャラ文庫をコミカライズ!! 原作書き下ろし★
「興国に咲く恋の花」 「興国の花、比翼の鳥」番外編
原作:櫛野ゆい 作画:夏河シオリ

大人気シリーズ番外編豪華5本立て!!
「Happy anniversary」 「DEADLOCK」番外編
英田サキ CUT/高階 佑

「霊能力者の友情について」 「守護者がめざめる逢魔が時」番外編
神奈木智 CUT/みずかねりょう

「受験生の悩みごと」 「玉の輿ご用意しました」番外編
栗城 偲 CUT/高緒 拾

「花屋の挨拶」 「毎日晴天!」番外編
菅野 彰 CUT/二宮悦巳

「暇人たちのアカデミー」 「FLESH&BLOOD」番外編
松岡なつき CUT/彩

20周年特別企画♥
[その1] 小説家直筆アンケート
全43名のキャラ文庫執筆陣に、緊急アンケートを実施!!
[その2] 漫画家おすすめのキャラ文庫
キャラ文庫の推し作品を、11名の漫画家がガチで推薦♥

ESSAY「20にまつわるetc.」
緒芋みお/白松/ツバダエキ/らくたしょうこ

POSTER
本誌初登場!!
柳ゆと

作品情報

作品名
小説Chara vol.41 2020年 1月号(雑誌著者等複数)
媒体
小説
出版社
徳間書店
発売日
4.3

(11)

(7)

萌々

(2)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
47
評価数
11
平均
4.3 / 5
神率
63.6%

レビュー投稿数4

今号に限り、期間限定で電子化されています!!

言いたいことはぴれーねさんがほとんど書いてくださっているので、レビューはいいやと思ってたのですが、どうしても姐さまたちにお伝えしたい。

「今号に限り、12月20日から電子化されてます!!!」

期間限定なのでどうか買い逃さないように。

BLはオール電子派の私ですが、どうしてもこの号だけ読みたくて初めて小説charaを買ったんだけど、本当に面白くて、小説読み始めて1年半くらいの私ですら「全43名の作家さんによる直筆アンケート」とかめーっちゃくちゃ楽しめたんです。
だから小説読みの方なら隅から隅まで楽しめる事、間違いなしだと思います。
今はコミック読みだけど、小説もちょっと気になる……という方でも、後で後悔しないように買っておいたほうがいいと思う。

私は紙で買ったけど分厚くて嵩張るので、電子で買い直しましたよ。

初めて買った読者の一般的な感想としては、小説charaはオール読み切りというところがすごく良かった。
半年に一回の刊行ペースで前後篇とか長編だと、出た頃には前の内容をすっかり忘れてて再読必須は絶対に億劫になると思うんですよね。
その点、読み切りというのはいつ買っても読者が置いてけぼりにならないので助かります。

そして今号に限らず、これからずーっと電子化してくれたら絶対に定期購読するのに。
小説雑誌こそ、分厚いから電子化向きだと思うんですよね。



9

フランク

なるほどね。
上下を別の雑誌でサンドイッチ状態にして、しれっと出しちゃえばいいのね。
まぁ背表紙がうっかり見えたとしても、BL小説雑誌だとは腐ってない人にはわからないでしょうしね。
(きっと多分。)
背表紙見ただけでわかる人がいたならば、それはお仲間ってことでいいや。


ぴれーね

それが一番の問題なのよ・・・。
私は上下を別の雑誌でカバーして、シレッと資源回収に出してる。
コンテナが置いてあって、自由に出せる所をオススメします!

フランク

こんにちは!

クローゼットの奥深くにしまいこみすぎて、忘れちゃうの。
小説ディアプラスも買ったのに、しまいこみすぎてすっかり忘れて半年寝かせてたしね……。

クローゼットにしまってある紙のほうは処分しようと思うんだけど、
どうやって処分すればいいのかなぁ?
しれっとごみ収集所に資源ゴミ(雑誌)として出していいものか、悩む……。

ぴれーね

おはようございます!

私も早速購入したよ!(≧∀≦)
小説雑誌こそ電子化向きに、完全同意ですよ。
これで、落ち着いて読める・・・。

買わないと損しちゃうぜっ!(≧∀≦)

普段、雑誌は買わないのですが、今回は創刊20周年記念号と言う事で、我慢出来ずに買っちまいました。
小説の執筆陣も豪華な上に、なんと言っても20周年記念企画が楽しすぎる。

総勢43名の作家さんによる、直筆アンケートですよ!
11名の漫画家さんによる、オススメのキャラ文庫の紹介ですよ!!
そして、「20にまつわるetc.」のエッセイですよー!!!

いやいやいや、これを700円って、なんて太っ腹なの!?てなもんですよ。
私も教えてもらわなければスルーしちゃってたので、これは気づいていない姐さんにお知らせねば!と、鼻息も荒くレビューさせていただきます。

で、内容に関しては既に素敵なレビューを挙げてくれてますので、個人的に訴えたい部分だけ書かせていただきます。

まずですね、一番嬉しかったのが「43名の作家さんによる、直筆アンケート」
いやこれ、すっごい豪華な作家陣なんですよ。
英田サキ、犬飼のの、海野幸、華藤えれな、樋口美沙緒、凪良ゆう、夜光花、etc.etc.(敬称略)
ざっとでも、これだけ豪華!

また、嬉しいのが「直筆」って所でして。

キレイな字でカッチリ書かれてる作家さん。
細かい字で目一杯書き込んでくれてる作家さん。
可愛いイラストとか描いてくれてる作家さん。
こうして一同に並ぶと、個性がハッキリ分かって面白いんですよ。

で、肝心の内容が、「ペンネームの由来は?」「棺桶に入れてほしい1冊とその理由」「最近面白かった本・映像作品など」「おすすめしたいBL小説」「自分の作風を一言で言うと?」になるんですけど、これまた自虐ネタからお笑い系、真面目すぎか!まで様々。

いや、おすすめしたいBLとか、忖度無しなのです。
他レーベルのも堂々とオススメしておられる!
好きな作家さんが、私の好きな作品をオススメしておられると言う、この感動を分かっていただけるでしょうか!?
私もDEADLOCK大好きー!
フレブラも大好きー!!
アドリアン・イングリッシュも、暴君竜もめちゃくちゃ大好きーー!!!と、嬉しくて嬉しくて仕方ないんですけど。

あとですね、思わず吹いちゃうユニークな回答が多かったのが「自分の作風を一言で言うと?」。
えーと、「お花畑」から「すけべ大魔王」、「地味」に「金太郎飴」まで、さすが言葉のプロ!
いや、「お花畑」の作家さんですけど、上手い事言うなぁ。
私は「チェリー」って言葉を送りたいけど。
すけべ大魔王とか、金太郎飴とかあたりは、どの作家さんか予想が付くんじゃないでしょうか。

他、漫画家さんによる「オススメのキャラ文庫」

円陣闇丸先生がですね、フレブラをオススメしてくれてるのです。
円陣先生による、ジェフリーとナイジェルが格好よすぎー!
カイト、主役なのにちっさすぎぃ!

あとさ、加藤スス先生がDEADLOCKをオススメして下さってるのですが、例の名シーン「賭けバスケの後の上半身裸で寝転がるユウト」が描かれてるのです。ちっさいけど。
こちらを見上げながら、「目のやり場に困るのか?」とユウト。
「困るに決まってる」←(ディック)「だよね!」←(スス先生)
スス先生の同意に、吹いちゃうじゃんかよ!!
その他にも、スペースを目一杯使って
「ユウトが愛しくて仕方ないディック」(優しい目でユウトを見守るディックが描かれてます)
「なにがあっても折れずにディックを愛し抜くユウト」(ヒゲを剃られて気恥ずかしそうなユウトが描かれてます)
なんかも描いて下さってるのです。
もうもうもう、スス先生のDEADLOCKへの愛が溢れてるー!!
やばい、これ楽しすぎて、語り出すと止まんないじゃん。

最後になっちゃいましたが、20にまつわるetc.のエッセイでですね、ツバダエキ先生がペンネームの由来を描かれてます。
いや、どうしても20のお題が思い付かないって事で。
これな!
強烈なペンネームですが、なんとゲイバーのママがつけてくれたそうです。
「これでいきましょ!!」と。
そのペンネームでデビューされた先生に対して、ママの言った一言にリアルに吹きましたよ。
「ママ!?」てなもんですよ。
人生って厳しいー!
そして、先生は素直か!!

まぁそんな感じで、こういう企画がお好きな方にとっては、とてもお得だと思います。
全力でオススメしたい。

ジャイアンじゃないけど、教えてくれた姐さんにも「心の友よ!」とキスを送りたいですね。

8

ぴれーね

おおっ!
小説雑誌って、電子化しないものだとばかり思ってた。

よし、私も買うわ。
拡大、重要だしね。

たかぽ

まさかの12月20日に電子化ですよ〜!
雑誌買ったけど、私もクローゼット族なので電子も買うわ。
拡大出来るし!

ぴれーね

こんにちは~!

うん、普段雑誌を買わなくて耐性が無いから「こんなに入ってて700円でいいんですかっ!?」ってなっちゃった。
もうさ、漫画家さん達の文庫のオススメも、愛が溢れてる!
いやマジで、尊い・・・っ!

私も永久保存するよ!
隠し本棚で永久保存しとくよ!!

フランク

こんばんは!

ですよねっ!!!
まさに歓喜の一冊よね。
とにかくめちゃくちゃ楽しめて、それなのに700円でいいんでしょーかっ!!って感じ。

私はこの号は永久保存することにしました!(クローゼットの奥深くで)

美しい彼最新話とDEADLOCK番外編がめっちゃ良かった

創刊20周年記念号とのこと。
沢山の小説家の先生の直筆アンケートと、漫画家の先生のおススメキャラ文庫の挿絵がスペシャルで載ってます。色々盛りだくさんでしたが、美しい彼の最新話(神)と、DEADLOCK番外編(神)、守護者がめざめる逢魔が時番外編等々、好きなお話が多かったので、萌2にしました。
以下良かったもののコメント。

1.「ミステイク」 美しい彼の最新話!続いたよ!
  めっちゃ良い!きもうざがまたもや進化していますが、この後どうなることやら・・で終わってます。
  キングが何とかきもうざに歩み寄ろうとして、野口やら新キャラ(大人)からいじられていて
  爆笑ポイント、複数あります!楽しいーーーーーーーーーー

2.「バーテンダーはマティーニがお嫌い?」 砂原糖子先生 CUT ミドリノエバ先生
  義父、母が子連れ同志で再婚したせいか、テンプレな幸せ家族を演じようと必死だった戸原。
  バーテンダーをしている店でトラブルがあって、しょうがないと頼まれたことを実行しようと
  ある店に行ってみると、高校時代の同級生がいて・・という話。
  切なさありで、受けの気持ちがちょっとツラかったーーーー

3.「別れた彼氏とお日柄も良く」 尾上与一先生
  彼と別れて泣きながら帰ってきたら、母が再婚するとカミングアウト。就職独立するまでの間
  母の再婚相手と同居することになって、いざ会ってみるとその人の息子は別れた元カレで・・というお話。
  大学生でまだまだ先は分からないのに、揺れる気持ちと一歩前に進もうと思う気持ちが
  きゅうきゅう言ってます。高校生ほど青くなく、社会人ほどスレてなく。人生まだまだこれから。
  
4.「赤い瞳は闇夜で歌う」 久我有加先生
  関西弁のお話じゃなかったです!なんちゃって日本の警察組織部隊(人喰い鳥を駆除する組織)が
  舞台になるお話。シリアスより・・ちょっと怖かった。

5.「興国に咲く恋の花」 「興国の花、比翼の鳥」番外編コミカライズ版 
  皇帝になった李由だけど、雷全となかなか一緒にいられず寂しい。
  そこで・・という可愛いお話でした。

6.「Happy anniversary」 「DEADLOCK」番外編 英田サキ先生
  泣いた・・ディック目線で、ユウトと再会して2年目の記念日のお話でした。
  本当にディックが幸せになって良かったよ・・・・本編お好きでした方は是非!
  3巻のあの海のシーンが思い出されます!

7.「霊能力者の友情について」 「守護者がめざめる逢魔が時」番外編
  櫛笥さんが所属事務所の近くで、ある霊に会ってしまうお話。
  凱斗も出てきます。ちょっと怖かったけど、短めだったから耐えられた!
  櫛笥さんも頑張っている!凱斗も頑張ってよーーーっ

8.漫画家先生方の推し小説の挿絵
  円陣先生がFLESH&BLOODを、コウキ。先生がパブリックスクールを
  稲荷家先生が輪廻の花を描いてくださってました!(総勢11名の先生がおられます)
  まじで目がつぶれるかと思うキラキラしさ・・・ほんま尊いってこの事!と思いました・・

6

前作同様いい所で終わってます…!

小説Chara vol.41
美しい彼シリーズ「ミステイク」

※ネタバレしてます。
文庫化を待ってる方はご注意ください。










今回小説Charaに掲載されたストーリは平良の初個展がメインになっています。
メインと言うか、その一点に絞られています。

※再び警告※ネタバレします※

平良の個展は大成功です。
清居が望役を掴むまで稽古中に他の役者の前で叱咤され、
演出家から見放され窮地に立たされてる姿を長々見せられて
読んでてしんどくなった事を考えると平良の個展開催は拍子抜けするくらいスムーズでした。
作者さんはいったいどんな事をして平良を苦しめるのか…とまで考えていましたから。

開催まではシンデレラストーリーです。
全て師匠である野口さんのおかげで。
悩ましい彼が「清居編」ならシリーズ4冊目は間違いなく「平良編」です。
平良編は個展開催までがメインテーマではなく個展開催後がメインになるんですね。
文庫に掲載される後半を読むのが今から怖ろしい…。

平良は「作られた幻の評価」を受け入れて前に進めるのか。
野口さんとの師匠対決の行方。
「平良と自分はもう師匠と弟子じゃない」という言葉の真意。
弟子ではなく、一人の写真家として平良を見ているという意味なのか…。

憎らしい彼の時から大好きでしたが野口さんがほんっとうに魅力的です。
平良が長野で出会った彼は野口さんの昔の恋人なのか。
文庫の発売が待ち遠しいです。


が。
「美しい彼」シリーズを読んだという満足感、
大好きなBL作品の続編を読んだという幸福感は全く感じませんでした。
今まで二人のすれ違いは、なんだかんだ言って「微笑ましい」ものでした。
独自の平良ワールドを展開する平良にも自分にもツッコミをいれる清居は可愛かったし
そんな二人のやり取りがあったからこそ辛くて重い展開も耐えられた。
「お互いしかいない」という、平良と清居でしか形成できない世界と関係性が好きだったのです。


なのでBL作品としての評価は中立です。
文庫が発売されたらまたレビュー書くと思うので
その時に自分の評価が変わっていればいいなと今は思います。

7

この作品が収納されている本棚

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