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表題作かじつ

恭一,高校2年生
松真,高校2年生

あらすじ

恭一と松真は、親同士の再婚で過去6年間義理の兄弟だった。その後両親は離婚。実母のもとで暮らす恭一は、夏休み、ある想いを秘めて1年ぶりに松真の家を訪れる――。

かじつ(1) 19ページ
かじつ(2) 19ページ
かじつ(3) 35ページ
かじつ(4) 37ページ
かじつ(5) 38ページ
かじつ(6) 38ページ

作品情報

作品名
かじつ
著者
阿部はちた 
媒体
漫画(コミック)
出版社
集英社
電子発売日
4.3

(9)

(4)

萌々

(4)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
39
評価数
9
平均
4.3 / 5
神率
44.4%

レビュー投稿数3

君が泣いてて ごめん 俺は嬉しかった

という最初のモノローグがいい。
設定に両片思いのタグついてるけど、松真はどうしても兄弟でいたいって感じで(※その理由は後で分かるのですが)、恭一の方が気持ちの比重が大きく見えるんですよ。
だからずっと松真このやろうって気持ちで読んでたので、最終話のラスト、あの松真の台詞には胸があつくなった。
「あー、ふたりの気持ちはちゃんと対等だったんだな」と。


松真はほんと、ばかー!って叫びたくなることもするけど、その過ちさえ若者っぽくていい。
あとは、キスとか、手の繋ぎ方(←そこじゃ背中痛いよね?の次のコマ)とかそういうところにも10代らしい荒っぽさや不器用さがあって最高。


波音、セミの鳴き声など自然に囲まれた情景描写も素晴らしい。
告白シーンや、初めてのえっちシーンも、植物が共に描かれていて美しいです。
いい意味でいやらしさがないというか。
美しくて、みずみずしい。


分冊版の時からものすごく気になってたけど、期待を裏切られることなく本当にお気に入りの一冊になりました。
義兄弟ものだけど、背徳感はないです。ダークがお好みだとはまらないかも。

1

兄弟モノがお好きな方に

兄弟モノがそこまで好きではないのに、そうとは知らないまま気になって買いました。正直自分にはハマらなくて萌評価なのですが、忍びなくて兄弟モノが好きな方への評価として萌2付けました。

好きな方にはかなりおススメ!ちるちるではあまり話題になってないんですね。ちるちるってたまにこういう謎現象が起きる。レビュー書いてる層が固定してるからなのかな?電子限定だからかな?

ストーリーもよくて絵もとってもお上手なんですよ!!デビュー作にしてはとかいうレベルではない。一般紙でも活躍できると思う。BL界よ一般紙に取られるぞ!
成長して顔つきが変わってくふたりがいい。夏の空気感、汗のしずる感、非常にいい。友人の花城くんが不憫…ハッ花城くんのスピンオフ…?(気づいた顔)
新刊が出て欲しいので応援したい。勿体無いよ〜

コミックス版の書き下ろしは20頁弱ぐらいで、本編その後のお話です。そういえば左右はどうなんだこれ?

1

流れる雰囲気

BLっぽさと、そうじゃない感じのバランスがいい作品。
ちょっと評価しづらい設定ではあるものの、作者様の力量を感じました。

好き嫌いは分かれるかな。
気になる方には先入観なく読んで頂きたいなと思いました。

1

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