課長の乳首、誰に開発されたんですか?

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表題作発育乳首

坂本裕貴、ラブグッズ開発、29
桐生義晶、貿易会社勤務のサラリーマン、29

同時収録作品発育乳首

叶野廉、同会社勤務の部下、25
桐生義晶、貿易会社勤務のサラリーマン、29

同時収録作品発育乳首

桑名守、同会社の上司、39
桐生義晶、貿易会社勤務のサラリーマン、29

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

禁欲的で冷たい容姿を持つ、桐生義晶は、
決して知られてはいけない秘密を隠している。
毎晩、居候の坂本に乳首を嬲られ、大きく育っているのだ。
その秘密が、会社の上司と部下にばれてしまったーー。
「俺たちも君が欲しかったのに、妬けるな」
毎晩の情事のせいで、自慰経験もろくにない桐生が、
乳首だけを念入りに開発されている秘密を知った男たちは…。
絡み合う恋の駆け引き、大人の秘め事。

作品情報

作品名
発育乳首
著者
秀香穂里 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
シリーズ
発育乳首
発売日
ISBN
9784801921511
3.5

(50)

(10)

萌々

(17)

(18)

中立

(1)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
14
得点
173
評価数
50
平均
3.5 / 5
神率
20%

レビュー投稿数14

三者三様の乳首責め

秀香穂里先生の作品は複数、拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

禁欲的で冷たい容姿を持つ桐生義晶はある秘密を隠している。それは居候の坂本に乳首を嬲られ大きく育っていること。しかしその秘密は会社の上司と部下にバレてしまい…。
個人的、各項目5段階で
エロ 5
乳首 5
複数プレイ 3
言葉責め 3
切なさ 2
な感じだと思います。

攻め3人×会社員による複数プレイやタイトル通りの乳首責めが堪能出来る作品です。因みに受けの桐生さんは貿易会社の国内イベント兼雑貨部門の課長で、その桐生さんと大学生時代からの友人で現在は桐生さんの家に居候している坂本さんと桐生さんの上司で部長の桑名さんと部下の叶野さんが今作の攻め達です。

まず物語り初っ端から、大人の玩具を研究、開発している変わり者の居候、坂本さんの実験台として乳首に吸盤を付けられて感じてしまい、扱かれてイかされる絡み描写から始まります。何度も大人の玩具の実験台にされてしまったことで、むっちりした胸に赤く熟れた乳暈、ぷるんとした乳首に育てられてしまった桐生さん。抵抗しながらも本気で拒めないのは、坂本さんのことが好きだから。身体を触られイかされるが、恋人ではない。そんな一方的な想いを抱いている桐生さんが少し切ないです。

打ち上げ中に偶々、桑名さんと叶野さんに乳首を見られてしまったことで、攻め2人からそれぞれかなり性的なアプローチを受ける様になります。
まず手始めに叶野さんからは直接乳首を吸われながら扱かれイかされて、桑名さんからも乳首を責められ攻めフェラも受けフェラも一通りして最後に素股でフィニッシュです。
坂本さんとも何度か絡み描写はありますが、やはり玩具を用いられて扱かれる程度で、責任を取れ、最後までちゃんとやれと、やはり桐生さんは悶々とさせられてしまいます。やっぱり切ないね。

桑名さんと叶野さんの真摯な好意、坂本さんへの断ち切れない想いで葛藤するが、最終的には多様性だよと諭され、ここで坂本さんに好きな人達ができたと告げる桐生さん。そこで坂本さんも桐生さんのことが好きだと判明し、4人でホテルへ。
坂本さんにとって桐生さんは最高のミューズだから俺が汚していい存在じゃないと、今作では坂本さんとは身体を繋げることはなかったですが、ちゃんと桐生さんのことが好きなんだと分かる言動をしていて思わずキュンとしました。
相変わらず桑名さんと叶野さんの桐生さんへの想いも行為も濃厚で激しくて、二輪挿しまでしちゃいます。

3人の攻めそれぞれの絡みや乳首責め、複数プレイや言葉責めなどが堪能出来て、濃厚で濃密な絡みに乱れる桐生さんがとてもエロいので是非とも読んでほしいです。

0

すくすく育ちました

『愛されオメガの授かり婚』がすごく好きで
作家様の他の作品も読みたいなぁと思って
この作品にたどり着きました。

表紙とタイトルで色々と察するものがありましたが
実際読んでみるとすごい…!!!!

個人的には誰かと結ばれる作品が好きなので
坂本…って思ったんですけど
愛情不足の桐生には、この展開が一番幸せだったのかな…?と思いました。

私の中で坂本がやっぱり謎が多くて
ほんとに桐生の事好きなら、他の二人に抱かれるより前に
初めてをもらうものなのでは…?と思ったんですけど
まぁ…相手は坂本なのでね…。

一途さを求めてしまう私には、モヤモヤするお話でしたが
二輪挿しや複数プレイが好きな方には
たまらない作品なんだろうなぁと思いました。

1

タイトル通り!

ハイ、タイトルのままですね!一人の男が乳首を開発され、育てられる&愛でられるという素晴らしいお話でした!

このお話の面白いなと思ったところは、表紙で受け1人に攻め3人の構図なのかな?4Pなのかな?と思わせそうに見えてそうじゃないというところ。そう、1人は開発者だったんです!!

受けは中堅貿易会社の課長。29歳にして課長職という桐生。開発者の坂本は桐生が大学生の頃から思いを寄せる変人。大学卒業とともに親からの仕送りを切られ、桐生宅に居候の身。家事は全て任せろ、その代わり一銭も稼げないと豪語するどこからどう見ても立派なヒモ。大学の頃から飛び抜けた頭脳を持ちながら、坂本が研究しているのは大人の玩具で、桐生はその実験台にされている。それが、乳首開発。坂本の手によって大人の玩具で魅力的な乳首を持つようになった桐生。そんな桐生の美乳首を偶然目にし、虜となってしまった男が2人いる。

攻めは桐生の部下叶野(25)で、もう1人は上司で部長の桑名(39)。2人は競いながら、たまには共闘する形で桐生に手を出す。同居している坂本は当然、桐生が男性に手を出されたことに気付き、今度は後ろの玩具まで試すように…。やがて坂本と叶野、桑名も顔を合わせ、4人の歪な関係が始まる。

面白いのは桐生は坂本に長年片思いをしているのに、その坂本は桐生に直接手を出さないということ。すごく生き地獄だと思うんですが…。桐生は玩具開発のためのミューズで自分が穢していい相手では無い…と。うん?もう充分穢されてるんだけど?

不思議なことに桐生は坂本も、桑名も叶野も同じくらい好きになってしまって誰も切ることが出来ず、4人の関係を維持していくんですよね~。しかも1人は攻めではなくあくまでも開発者として。不思議な4角関係を見せてもらいました。

1

表紙にビビる

これ、神本、あっ紙本じゃ多分読めなかった作品(苦笑)
電子書籍で読みましたが、シチュエーションといい、坂本との関係といい、素晴らしい。

受けが10年思い続けてきた攻め?(なのか?)とは結局合体しないんですよね。なのに読後のこの達成感!
やはり、叶野と桑名の力が大きんでしょうね。彼らが良い味を出しています。坂本と合わせて、三者三様の特色を持っているので、こう言うプレイもありなのかー!と楽しめました。

また坂本の開発製品のネーミングセンスが面白くてプッと笑えるのがいい。リアルにそんな感じのネーミングが多いんでしょうかね?

最後は坂本が電話で呼び出されるシーン、さもなんでも無いふうに好きって言っちゃうんですよね。さらっと。あれ、良かったな。そして、ほっとけ無いからだろうけど、三人がいるホテルにまで行っちゃう。

いつか桐生は坂本に抱かれるのかな。いや、抱いてあげてー!と思いました。

1

楽しい複数もの♡

エロエロだった(笑)好きな男に絆され寄生され玩具の為に開発される事10年。ふとしたきっかけで部下と上司に乳首開発されている事を知られてしまい…といお話。
きっかけはあれだけど、叶野と桑名に迫られてるのは楽しかった、2人ともいい男だし。それでも坂本に引っ張られてるのは、桐生がダメな男が好きなんだろうな〜叶野の分析は当たってると思う。結果3Pの場所に来たし、桐生が好きだけどミューズだから抱かないっていうので納得かな。まだまだ桐生は悶々とする事にはなると思うけど(笑)奈良先生のイラストは美しいし面白かった✧*。

1

乳首が大変

タイトルまんまけしからん内容だった!!!!!
ありとあらゆるtkb責めが読めます!

同居人に開発されているtkbを信頼する上司と部下に見られ、未開発のtkb以外もあれよあれよと溺愛され…一方で同居人はヘラヘラくず男、でも切れないってのが!怜悧な主人公の揺らぎが良い。
同居人、変人すぎだけど気になるよ…行く末、もっと!!!となりました。

同居人の気持ちも最終的には分かってくるんだけど、結局、結局、どういうことか、どうなったんかすごく気になる!!
紙本の特典SSとか応募すると貰えるかもなペーパーで明かされてるんかな?
もっと続きが読みたいなぁと思いました。

2

ちくびに対する情熱がすごい

電子版挿絵あとがきあり。Kindle版はunlimitedで読めます(2020年12月現在)。

秀先生で、このストレートなタイトル、見たときは期待しかなかったです!
そして結果、乳首責めに関しては大満足! 攻めが3人いるのだけど(正確には2.5人?)、みんな受けの乳首に夢中で、なんだか微笑ましい。受けはすぐグズグズになって可愛いし、濡れ場はどれも楽しく読めた。「だめ…だ…っ」とか言いながらも受けが無理強いされるようなこともなかったし、みんなジェントル。

しかし、個人的によくわからなかったのが攻めの1人、坂本の存在。この人の考えが読めず、最後まで「ハア?何言ってんの?」という気持ちが拭えなかったので、ラストに向かって盛り上がれなかった…。
受けの乳首を開発し、育てた張本人である坂本。クライマックス、受けの気持ちも知って、自分の気持ちも認めたのなら、最後くらいは抱いてあげてほしかったよ。
所詮、彼は竿役じゃなく、お道具担当というせつなさ。まあ、両想いになって坂本とエッチしちゃったら、あとの2人はいらなくなっちゃうもんね…と若干、作者からの圧を感じたまま読了。
一番好きな人とだけは合体できない受けが可哀想で、萌えも尻すぼみになってしまいました。

2

誰でも「えっ…………♡⁉︎」ってなるわ

パラレルとして楽しむには良い台詞と良い展開が散りばめられています。
挿絵の破壊力!(ちょっと攻めの表情がニヤリで大体似通ってますが)あんなクール美人があんな乳首してたら流石に誰でも「えっ……………♡⁉︎」ってなっちゃいます。
受の桐生を好きな上司と部下の台詞があんまくて、一人ずつの相手の時も甘々で個性もあり楽しめます。
同居人で片思い相手の佐々木の気持ちが最後には分かり、そんな風に考えてたのか…ちょっと理解が…からの、そんな絡み方?ちょっと理解が…なんか完全な気持ち良い終わりで無かったような感じでした。続くのでしょうか。
Kindle Unlimited

3

これはタイトルだけで買いでしょ!

3月くらいにアニメトで買いました。
近所の本屋さんにもあったのですが、タイトルと表紙があまりにアレなので、ここでは購入できませんでした。

表紙をスクショしていたものをアニメイトの店員さんに見せて、これありますかと尋ねていっしょに探してもらったんですけど、結局自分で発見、めちゃ恥ずかしかった\(//∇//)\

受けの桐生さんが、おちくび開発した同級生、年上の憧れの上司、年下ワンコから溺愛、主に胸を中心に愛されまくる夢のような作品です。

とにかくいまだかつてこんなに乳首責め(乳首って漢字ってなんでいやらしいだ!手首、足首とはまったく違う趣きよな\(//∇//)\)を綴った小説があっただろうか!!!!!

ほんとにどのページも余すことなく乳首讃歌です。

この作品で、乳首スリットなる現象⁈を初めて知りました。怜悧な美貌の課長がYシャツ脱いだらこれって、興奮しないでいられようか!!っていうハイテンションのまま読めます。

桐生さんお勤めの会社の業務内容がとても具体的でこれが物語に花を添えてます。
キャンプ用品等を扱う部署にいて、顧客のニーズ把握のため、寒空の下山もおちくびも聳え立つ中キャンプですよー!!

おちくびラバーの皆さま読むしかないでしょ!、

5

最後までエロたっぷりなのに飽きずに楽しめるとしたら神エロ作だと思う

エロ四字熟語なタイトルに、直視をためらうハードな表紙。
こんなん、一度見たら忘れられない。
でも買う勇気が中々出ない……と悶々としていた過去の自分に言いたい。

神作。

さっさと読めば良かった。
面白すぎて連日リピート。

まず、主人公の受の子がドンピシャで好み。
有能・美形・常識的なのに、変人に不毛な恋をする童貞処女な所、
押しの強い変態攻め様たちにあっさり、ねっとり快楽と欲望を暴かれていく所、
そんな見たことのない自分に肯定と否定が混じり合い葛藤していく所、
でも結局「いや」と言いつつ、真意を尋ねられると「いや…じゃない」と陥落していく所、

全部可愛い。
全部萌える。
表面上は「嘘だ!」とか仰いますが、潜在的に攻たちに踏み込まれるのを喜びまくっているのがバレバレです。無自覚流されたがりやさんです。
だから強引なのに不快じゃない。

そして、攻め様のキャラも良い。
複数モノって一人一人に割く時間が少なく、キャラが薄まりがちですが、今回の攻3人はみんな頑張っております。

お勧めは上司の桑名さん(39歳、部長職)。
多分ねっとり担当。
奈良先生のイラストがたまらなくセクシーな紳士系攻め様ですが、
セリフがいちいち面白い。
「疚しい気持ち、滲み出してしまうけど」で思わず吹きました。
桑名の初回ターンは結構お勧めです。
やさしい口調なのに抗えなくなる、包容力マウンティング技術が光ります。

もちろん、やんちゃ系部下・叶野くんのガンガン行こうぜスタイルも、
変人系同級生・坂本くんの玩具攻めも、エロ面白さに溢れていて素敵です。

さて、流され受複数プレイエロなのはわかったけれど、
エロ作品によくある弱点「延々とただヤッてるだけで、飽きてくる」あの食傷現象は大丈夫なのかというと……無問題です。

なぜならバックボーンストーリーがおざなりじゃない、
かつ一つ一つのエロシーンが長すぎないから。

後ろにあるストーリーは、大学時代から続く坂本への片想いエピソードやら、グランピングの知識やら、クラウドファンディングやら、痴漢冤罪からの多様性の考察やら。
軽すぎず、深すぎず丁度良いボリュームで楽しめる内容ばかり。
頭を使わず読めるけど、空っぽエロじゃないという良バランス。

エロシーンも
「坂本」→「叶野」→「桑名」→「叶野・桑名」→「坂本」→「桑名」→「坂本」→「叶野・桑名・坂本」と次々出てくるのですが、
シーンごとの書き分けがきちんとされているので飽きない。
8ターン8様のエロなんです。
いっそエロ短編集として楽しめるレベル。

全編通しで読むもよし、ぱっと開いたエロターンを読むもよし。
好みの受を愛でつつ、ちょっとヤバめな攻めに笑いつつ、エロから多様性の価値観まで、何回読んでも楽しめる。
これは神エロ作です。


でもすみません、さすがにヤバすぎて電子でしか買えませんでした。

18

ある白昼夢

凄いタイトルだ…これだけでひるむ人もいるであろうハードルの高い作品。
そして読んでみれば、その印象を更に上回るどエロい内容。ここまで来ると最早リアリティは無い。
BL愛好者の思い描くエロ・ファンタジーとでも言えばいいだろうか?これは贅沢な「私本」ともいうべき作品のようにも思える。
誰か一人の女性の白昼夢のような。
例えば…
官能を好むマダム。彼女が手練れの書き手に「とことん隠微な世界を。」という依頼をする。
そこで紡がれる物語。
硬質な美形の男性が、年下の男性、年上の男性、その2人から熱く深く求められ、引きずられ、喘ぎ、感じ、何かこれまでとは違う生きものに変化していく…
2人の男性から崇められ求められる美しく淫らな男は、しかし別の男をずっと想っている。
しかし、その男もまた彼を「ミューズ」として特別視しており、触れようとはしないのだった…
…そんな入り組んだ官能の環。

描写としては、これでもか!と叶野x桐生、桑名x桐生、そして3人による3Pが繰り広げられる。
しかしこの作品は最後に4Pまでも成立させる。そして桐生の「心」が向いているのはあくまで「坂本」へ。
その事で逆に叶野と桑名に対する平等性が確立していくかのような、そんな完璧なバランスが成立したと思いたくなる。

3

課長の愛されエロ乳首

さすがに怯んで通販で買ってしまった意気地なしですみません。
しかしいやらしいのは勿論ジャケだけではありませんよ!

グランピングプロジェクトの好調なスタートを祝う居酒屋でのシーンは
初期あたりの秀さんのお得意なお仕事BLを彷彿させるようなワクワク感が序盤にあり、
気遣いと行動力がある部下の叶野、おしゃれで人格者の上司・桑名という
二人の男にアクシデントから桐生の乳首を見られてしまうプロローグ。
もうね、若さと勢いの叶野、大人の余裕と色気の桑名、二人とも個々の魅力がたまらない!!
桐生自身も、クールで近寄りがたいような美貌の持ち主なのですが
10年来の友人・坂本に、アダルトグッズ開発の為、乳首を開発され続けていたというなんともいやらしいギャップ…。
もうそんなの桑名も叶野もぷっくり熟れた乳首に釘付けで当たり前!
とにかく奈良さんのイラストが美しすぎてため息がこぼれます。
上司と部下に愛されながらも、坂本への想いも消えない桐生…ここだけは疑問に思ってしまいました。
坂本は桐生を自分の商売の為に利用しているようなものなのに
なぜ好きでいられるんだろう。
クラウドファンディングの件にしても、桐生を感じさせながら言質をとるなんて卑怯だと思ってしまいました。
好きだから実験台にさせられても感じてしまっていた桐生は、
最後まで抱いてくれない坂本と一緒にいてツラくないのかな…。
でもその分、桑名と叶野が桐生のM要素を見抜いて優しく激しく愛してくれるんですけどね。

二輪挿しもあります。
坂本は結局挿入無しでしたが4Pと言っても過言ではないホテルでの七章は本当にエロかったです。
終章の、出社してからの“モーニングセックス”、
始業前に濃いHしちゃったら仕事にならないのでは??と思いつつも詳しく読みたかった……!!
坂本の気持ちは納得出来ませんでしたが(まだ言ってる)
めちゃくちゃえっちだったのでちょっとおまけの萌×2で。

7

エロに特化してる

秀さん×奈良さん。そしてこのタイトル。
まー、とんでもなくエロいんだろうなとは思っていましたが、書影が出る前から予約してました。

が、ですよ。

この表紙…!
これはリアル書店では買いづらい…(爆
肌色率が高い表紙でもリアル書店でしれっと買えてしまうワタクシではありますが、これはネットで予約しててよかった、と思いましたです。はい。

はじめに書いてしまいますと、今作品は恋愛の切なさとか、恋の成就までの物語とか、そういったストーリーではありません。完全にエロに特化した作品です。エロに、というか、「tkb」に、と言った方が良いかも。とにかく、受けさんが3人の良い男に嬲られ、攻められ、快楽をむさぼるお話です。

主人公の桐生はいわゆるエリートサラリーマン。
実家もお金持ちで、自身もエリートというハイスペック男子。

が、そんな彼は大学時代の友人・坂本に片想いしている。

アダルトグッズの開発で金銭を得ている坂本は、夜な夜な桐生を実験台にして新たな製品の開発に勤しんでいる。10年来の片想いの相手に、グッズの開発のために身体をまさぐられる日々。そして坂本に毎晩触られている乳首は、男のそれとは様相が異なり、まるで女性のような形になってしまった。

その乳首を、よりにもよって腹心の部下である叶野と信頼している上司の桑名に見られてしまい―。

というストーリー。

序盤、長年の片想いの相手である坂本に、まるで道具のように身体を嬲られる桐生のシーンからスタートしていて、タイトルからは想像できないような切ない恋のお話か…?なんて思いつつ手に取りましたが、想定通りのエロメインのお話でした。

秀さんらしい、複数攻め×まっさらな受けさん、というCPで、受けさんがあんなことやこんなことを致される描写に多くのページが割かれています。もういっそ、すがすがしいくらいに、エロに特化しています。

エロに特化していて濡れ場のシーンに少々食傷気味になります。
なりますが、BL的な萌が皆無かと言われるとそうでもない。

坂本という男性が、これでもかというくらいのクソ男(いや失礼)なのですが、そんな彼に惚れてしまった桐生という男もまたアホだなあ、と。
けれど、それが恋というものなのか。

そしてそんな桐生を、身体も心もぐずぐずになるまで愛するのが叶野と桑名の2人。

叶野と桑名の2人の存在を通して、最低のクズ男に見えた坂本の桐生への深い愛情もまた、見えてきます。歪み、恋愛的な意味ではないにせよ、坂本も紛れもなく桐生を愛しているのだと。

そんな4人の男たちの内面も描かれているので、萎えずに最後まで読み切れました。

3人の男に無情に攻められる桐生、という構図は成り立っていますが、そのどれもに桐生がきちんと快楽を拾うので、痛い展開になることもなくひたすらエロを満喫できる一冊になっているかと思います。

とにかくエロを補給したい!

という気分の時にうってつけの作品かと思われます。

11

タイトルが全てを語ってる・・・!

あらすじが「同居人から開発されている胸を、上司と部下に見られてしまった!!」で、タイトルが「発育乳首」。
一体どんな話だ!?とワクワクしながら手にとりましたが、まんまタイトルとあらすじ通りの作品でした。
えーと、乳首責めと言うか、乳首開発が主軸になる作品です。
プラス4P。

ちょっと引っ掛かったりイマイチ理解出来ない部分もあるんですけど、基本的には好みのお話で大変楽しく読ませていただきました。
いや、クールビューティーがいい男三人(一人は変人)に、乳首をエロエロに開発されちゃうのを読んでみたい方はぜひ。
私だけかもしれないけど、クールな受けが信頼していた部下や上司から強引に迫られて、怯えてるのにも最高に滾っちゃいましたよ。

でも、エロ特化だしラストも爽やかとは言い難いので、苦手な方はくれぐれも手を出されないようにご注意下さい。

で、ザックリした内容としては、乳首開発+4Pです。
怜悧な美貌に禁欲的な雰囲気と、隙の無さそうな会社員・桐生が主人公。
彼は、大学卒業と共に自宅に転がり込んできた変わり者の友人・坂本から、ラブグッズ開発の実験台にされてるんですね。
彼からラブグッズで毎晩のように開発されるうち、大きくいやらしく育ってしまった乳首。
それを、会社の上司・桑名と部下の叶野に見られてしまいー・・・と言ったものになります。

こちら、一番の見処ですが、そのまま「乳首開発」だと思うんですけど。
いや、レーベルがレーベルの為、完全にエロ特化なんですよね。
多分、本編の1/3くらいはエロ描写。
また、奈良先生のイラストがどエロい事になってるんですけど、表紙で書かれてる乳首クリップだの手錠だの、あとバイブだったり乳首吸引機だったりとお道具も盛り沢山。
もう、ひたすらエロエロエロなんですけど、特に乳首責め描写がすごくて。
個人的に、乳首責めと言うとバーバラ先生のイメージでしたが、負けず劣らずすっごい事になってる。
乳首描写だけで、こんなにエロいってびっくりだよ!って感じでしょうか。
ついでに、複数での伝家の宝刀、二輪挿しもあるよ!と。

で、偶然乳首を見た事で興奮してしまったワンコ系部下・叶野から襲われた事を皮切りに、紳士的で包容力のある上司・桑名からも、甘く誘われるままに流されて寝てしまう。
更に、桐生を手に入れたいと望む二人が結託して、今度は3P突入。
いやもう、桐生と言うのは、実は童貞処女なんですよね。
あくまで坂本は、ラブグッズ開発の実験台としてるだけで。
無垢な彼が、二人の男から強引に迫られ、冷静さをなくして怯えてるのが萌えちゃうんですよ。
こう、震え上がってるのにゾクゾクしちゃう。
ちなみに、甘く蕩けさせるように抱く桑名に、ガツガツ求めてくる叶野、ちょいS気味に開発してくる坂本と、それぞれの個性が出てる責め方も楽しかったりして。

と、面白い作品なのです。
なのですが、若干引っ掛かる部分もあって。
えーと、攻めの一人、坂本が理解出来ない。
彼はですね、競馬好きでラブグッズ開発に情熱を注ぐ変人で、桐生に養われてる居候でもある。
で、桐生が桑名達と関係を持った事を知ると、アナル用のグッズも試したいから、アナルをエロエロに開発して貰え的な事を言う。
一応、坂本が桐生に手を出さなかった理由ですが、彼にとって桐生がミューズだかららしいんですよね。
自分が汚していい存在では無い的な。
いやでも、ミューズを別の男に調教させるのはいいんかい?
さっぱり分からん・・・。

まぁそんなワケで、この変人にずっと片想いしてる桐生も理解できない。
どこに惹かれる要素が?と。
あと、ちょい優柔不断ですよ。
坂本が好きだといいながら、あっちにフラフラ、こっちにフラフラと、なんか頼りない・・・。
まぁ、迷う様が色っぽいから、いいっちゃいいんだけど。

あとこちら、最終的には4人で幸せになります。
ラストでの桐生の変貌ぶりにですね、賛否が分かれるんじゃないかなぁ。
個人的には、全然アリですけど。

う~ん・・・。
まぁそんな感じで、好き嫌いはクッキリ分かれるんじゃないかと思うんですけど、個人的には面白かったです。
でも、苦手な方はくれぐれもご注意下さい。

8

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