Renta!限定ペーパー付
極道が受ける、スパルタ実地訓練
内容は作家と編集者で見たことある感じのエロコメ。
そこに主人公の元ヤクザ設定がプラスされているのですが、それらしさはあまりありません。
もっと極道ギャグみたいな内容を想像していたのでちょっと残念。
思ったより普通にラブコメでしたが、これはこれで楽しかったです。
ツッコミどころは多いですが、出オチでそうはならんやろなので終始深く考えず楽しめました。
一番気になったのは主人公の作品(BLではない)にBLの感想が来た事ですかね……! ネット怖い!
そして漫画の参考にする為にエッチなことをしている設定なので、ほぼ毎回録音やら録画やらしながらセックスしている二人。凄いなこの人達……と思いました(笑)
主人公、自分のハメ撮りチェックしながら漫画描いてるの……?
絵が可愛いくて良かったです。
ちゃんと男なのですが、もっちり柔らかそうな感じの肉感のある絵。
横顔が特に可愛いと思います。
まず体の描き方えっちです。
ポーカーフェイスの広瀬(攻め)が、軽く赤面するのを見て、久々に攻めキャラにいいな……となりました。
広瀬(攻め)の笑いなが照れたり赤面してる表情を見たレイジ(受け)がときめいてるのも可愛い。
役になりきってヤる流れで、レイジ(受け)が攻めの本名で呼んで煽るところが最高でした。
過去に庇った時に撃たれた傷痕を舐められて感じてしまうシーンは見物です。
「お前のちんこケツに突っ込んで腹の中めちゃくちゃにしてほしいって思ってるけど、それ俺じゃなくて役としての乾が思ってるだけだから!」
↑このセリフを言っちゃうレイジ(受け)は誘い上手かな?? 拍手。
ギャグテイストなのですが、ヤクザが流されちゃって受けるというのがなかなかよいです。
組が解散となり、失業?した須藤。前から得意だった漫画家に。SNSに投稿していたところ、編集の広瀬に声をかけられます。
いつもクールで厳しく表情を崩さない広瀬。
でも漫画(仕事)には真剣で、須藤の漫画にも厳しいだめだしをしつつ、育ててくれる。
ここでBLあるある設定ですが、BLのHが描けないなら体験するしかない!と作家の須藤を抱く広瀬でした。
抱こうと思う時点で好きなのかもしれませんが、そんなそぶりを見せない広瀬。一方須藤は流されすぎですが、Sな広瀬さんに絆されちゃったのかな?
明るくギャグを楽しめる、そしてヤクザ受けというおいしい設定の漫画でした。
他にも書かれていたら野田さんの作品を読んでみたいと思いました。
☆登場人物
攻め:広瀬(BL雑誌ボイラブの編集者)×受け:須藤(元ヤクザのBL漫画家)
当て馬:林(須藤とは別組のヤクザだが、仲が良い)
元手下:新
元手下の彼女:ちゃこ
他の漫画雑誌の編集者:東出(広瀬の元上司…須藤にBL漫画を描くのを止めさせ、自らの編集する雑誌に引き抜こうとする)
ヤクザから足を洗った後、入れ墨と喧嘩っ早い気質のせいでバイト先でことごとく首になる須藤(受け)。
悩みつつも引越しの荷物を整理していたら、昔趣味で描いていたアメコミっぽい漫画原稿が出てくる。
それを見た元手下の新の勧めで、TwitterのようなSNS「つぶやきったい」のTLに漫画を投稿してバズる。
その投稿を見たBL漫画雑誌編集者の広瀬(攻め)が、須藤(受け)にメールを送ってくる。
だがBLを知らない須藤にBL漫画を描かせる為に、広瀬が教育する…ところまでは、現代的でテンポが良い展開だった。
BL漫画を描くの為に経験を積む必要があるから、男同士でセックス&デートしてみた。
あれ?なんかドキドキする?吊橋効果のせい?体も開発されたのか、すごくエッチしたい…BL的に良い展開。
二人三脚で努力した結果、見事BL雑誌でBL漫画「任侠ラブ」の連載ゲット!!
だけど他の組のヤクザ:林(当て馬)他の漫画雑誌編集者:東出(須藤にBL漫画を描くのを止めさせようとする)の二人が出た後半から…
話の展開がごちゃごちゃして、なんだか話がとっ散らかっている印象を受けたのが少し残念だった。
結局、須藤(受け)は、広瀬を選んでカップルになってBL漫画も描き続けるハッピーエンドではあるけど…
広瀬との恋愛か、BL漫画を描き続けるか…どちらかのテーマに話を絞って描いて欲しかったと思う。
あと須藤のヤクザらしさが、生真面目な性格と入れ墨しか無かったのも物足りなかった。
しかし絵は好みなので…判定:萌
☆えっちシーンについて
局部の修正:白線ノリ、白抜き
全えっちシーンでコンドーム着用描写あり、汁描写あり
結合部は見せない構図を多用
体位:正常位、バック、バック騎乗位
元ヤクザと言うことなので暴力的なシーンやエグい抗争などは出てきません。初っぱなから背中にバッチリ入った入れ墨が登場して来るくらいで、ヤクザものではないのでご安心を。
どちらかと言うと、そう言う男っぽい世界に生きていた昔ながらの男なので、義理がたいし、こうと決めたら貫き通すって感じで、それがある意味良かったのか悪かったのか…。
ボーイズラブを知らない元ヤクザが漫画の参考にと自身が男同士を経験していくのですが相手の担当編集者との恋愛は最初こそありませんが体から入る恋愛とはまさにこの事、エッチをしているときのお互いの表情などからだんだん意識していくのがわかります。須藤さんが肩の傷痕を舐められて感じてしまう描写はなんかエロかったです。