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表題作本日はお日柄もよく、

井口渓介,28歳,会社員
朝倉 櫂,28歳,webライター

その他の収録作品

  • 本日もお日柄はよく。(描き下ろし)
  • 晴れの門出に(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

朝倉 櫂は、かつての想い人の結婚式にやってきた。 櫂の隣には、高校の同級生で今はセフレの井口渓介がいる。 当時、行き場のない想いを抱えた櫂にお互いの都合のよい関係を提案してきた渓介。 その本心を聞き出せないまま、10年の月日が過ぎていた。 渓介は今、どんな気持ちで俺の隣に立ってるんだろう……? 渓介の優しさに触れ、次第に心惹かれていく櫂だったが、 心地よい今の関係を壊すこともできずーー。

作品情報

作品名
本日はお日柄もよく、
著者
青梅あお 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コスミック出版
レーベル
Spicy Whip Comics
発売日
ISBN
9784774732022
4

(39)

(13)

萌々

(18)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
157
評価数
39
平均
4 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数7

切ないけど…

青梅あお先生の初コミックスだそうで、初読み作家さまでした。元々は同人誌だったそうで、お話を膨らませて一冊の単行本までになったようです。

とても丁寧にお話が進んで行くのですが、それ故に起伏がなくて単調に感じてしまいました。

読者は渓介と櫂がお互いを思っている事には、早々に気が付くと思います。
渓介が10年前に櫂に切り出した取引きを卑怯だったと思って、後悔しているのは理解出来ました。
でも、櫂が渓介の気持ちを知ってるのに、今の関係を壊したく無いから気持ちを伝えないのは余り理解出来ませんでした。

でも二人の親友である航一の結婚式にぶつけて、二人の見せ場を盛り上げる為なんですよね。その辺りがありきたりと言うか、いまいち盛り上がれませんでした。

まだデビューして間もないですし、これからに期待したいと思いました。

0

切ないけれど温かい

いびつな関係ながらも一緒に居たふたりは
お互いにその本心を明かすまで随分時間がかかってしまったけど
それが無駄なことではなかったんだというのがわかるストーリー展開ですごく良かったです。

航一のことがずっと好きだった櫂と
そんな櫂を好きになった渓介。
お互いに叶わない恋をしているというのはなかなか切ないものがありました。

航一の結婚式の夜の場面から
櫂と渓介が出会った高校時代まで遡り
そしてまた現在まで、それぞれの気持ちの変化やふたりのエピソードが丁寧に描かれていて感情移入しやすかったです。

切ない場面も多かったですが、櫂も渓介もお互いを想う気持ちが強くて温かい気持ちにもなれた作品でした。

0

心だけは

青梅先生、紙の単行本は初なのかな?同人誌から生まれた作品のようです。派手な演出がない分淡々と見えてしまうのが損してる気がする。じんわり

◾︎渓介×櫂 ゲイ,高校生〜社会人
話の流れが、途中一瞬分からなくなりました。社会人になっても同棲してるのか!これで互いに好き合ってないはもう無理があるな。2人とも、ずるずるここまできちゃったんですね。

櫂が、ソレに気づいたのに知らないふりをするのがとってもずるい。しかし、そのずるさはお互い様なわけで。渓介が涙ながらに想いをぶつけなければ、櫂は知らぬフリを続けるつもりだったのかな〜と思うとなんとも言えないけど、はじめたのは渓介だものね。
このずるずる期間に、渓介に他の男性の影が見えたりして、焦る櫂が見てみたかったかも。

櫂視点だったところにくる渓介視点で、「だけどもう心だけは絶対に手に入らない」と言い切ってるのが切ないです。ほとんど手に入りかけているんだぞ!

もう一つ渓介のセリフで好きなのが「じゃあ高校生の恋愛って〜他の奴はみんな軽く〜」ってとこ。そうそう、フィクションの世界では大恋愛しか描かれないけど、吹けば飛ぶような恋愛だらけなんですよ世間は。

1

10頁に一度は胸がキュンっ!と

しました。多方が切なさのキュンなんだけど、ラストの方はラブいキュンっ♡読み終わった時は思わず拍手したくなった。
青梅あお先生は初コミックスだそうですが、とても丁寧に創作されていて、ストーリーにとても深みあります。名ストーリーテラーになりそうな予感。これからのご活躍が楽しみです。

1

切なくて、繊細で

すれ違ったままの関係が、切ない……
友達以上恋人未満。
自分の気持ちを伝えられない、素直になれないもどかしさ。
それぞれのキャラクターが、繊細に描かれています。

しんみりとした美しい物語は苦手な質ですが、この作品は 1本の映画を観ているかのように 読み終えることが出来ました。

ストーリーは、王道。
「何処かで読んだことがあるような気がする……」という感じは、否めないです。
コマ割りの大きさと、画面の白さが目立つような気も致しました。

2

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