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表題作桐生弁護士の真夜中の秘め事

桐生康隆(弁護士)26歳
西條敦之(弁護士)27歳

あらすじ

大学生の頃、一度だけ体の関係を持ったことがある桐生康隆と、偶然にも同じ仕事を受け持つ事になった弁護士の西條敦之。
傷つきたくない一心で敢えて過去から目を反らす西條だったが、深夜の会議室で桐生に「過去をバラさない代償」として体を要求されてしまう。
「お前とするのはセックスじゃない、ただの性欲処理だ」そう宣言されつつも、封印していた恋心が次第に西條の中で燻り始めていき…?決して僕を愛してくれる事のない貴方が与えるのは、真昼の仮面を脱ぎ捨てた快楽の秘め事―極上ラブストーリーをどうぞ。

作品情報

作品名
桐生弁護士の真夜中の秘め事
著者
ふゆの仁子 
イラスト
陸裕千景子 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044505059
2.6

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
7
評価数
3
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

頑張れ西條と応援したくなる、お仕事BL

前作に続いて弁護士さんの情事で、パターン的には同じ感じなのですが、
不思議とどっちがどっちとごっちゃになることはなく。
受も攻も同じようなキャラクターなのに!
その辺が流石ふゆの先生という感じです!

前半切なく、後半ゆるゆると甘みが増して、
最後にどーんとガムシロップ!という感じv
この甘さ、嫌いじゃないですv

しかし、特にこれといった事件もなく丸く収まってしまうので、
やっはりもう一波乱、二波乱欲しかったかなと。
この後の甘々なSSとか読んでみたかったです。

評価は、悪くなかった分、物足りなさを感じて「萌×1」!

0

ツンデレな暴君

受けはちょっとドジだけど真面目で誰からも好かれる西條弁護士で、
攻めはクールで優秀だけどわがままで暴君気味な桐生弁護士。
とどちらも私の好みのタイプではないのですが、
シリーズ4作読んでラストなのでこれも読みました。

二人は別の事務所に所属しているですが、
今回共同で案件をやる事になったのですが、
初っ端から暴君ぶりを丸出しの桐生。
しかも、昔一度だけ寝た事をネタにして、
西條に性欲処理として抱かせろと脅すと言う暴君ぶり。

実は恋心を抱いていたというのに、
いくら照れくさいからってそこまでするのだろうか、
と改めて思い返すとそんな気がしないでもないのですが、
話自体はするすると読めます。
抱かれる場所は深夜に弁護士事務所の会議室なのでまさに秘め事。
程よく濃厚なエロシーンを楽しめます。

終盤、桐生が優しくなっていく事から二人は近づいて行って、
一気に甘くなっていくツンデレっぷり。
傲慢なツンデレ好きな人にはお勧めです。

1

最後は…ツンデレ攻様!

あとがきにもあるんですけど、本当に「昼ドラ」な展開のお話でした(笑)

今回も、やはり再会もので、無理矢理な関係から始まり、実は昔から好きだった…というパターン。
しかも攻め限定という、ほとんどがお決まり展開なシリーズでした。
一応、この作品で、リンク本計5冊終了です。

舞台は、引き続き、佐久本法律事務所の弁護士。
今までの作品を知らなくても大丈夫にはなっていますけど、
前作の「朝比奈~」での案件のその後が描かれているので、仕事面で知っておきたいと思われる方は、読んでいた方が楽しめるかもしれません。
今回も、バッチリ佐伯弁護士は登場しています!

清水服部法律事務所弁護士・桐生 × 佐久本法律事務所弁護士・西條の元同級生&再会もの。

「朝比奈〜」で案件とされていた、グローバルとケーブルテレビ会社の営業譲渡事後処理のお話。大学時代、一度だけ関係を持った過去がある2人。
違う弁護士事務所同士協力して案件を進めていく、初の試みとして、スムーズにら仕事を進めていかなければならないのに…最初からぶつかってばかりの2人。
一度だけ寝たことバラすと脅され、大学時代の苦い記憶の様に、性欲処理につき合わされる事になる西條…でも実は…⁉

タイトルは、「桐生弁護士〜」になってますけど、お話の視点は西條で進んでいきます。

今回は、攻様がツンデレでした。
このツンデレぶりは楽しめます。
弁護士として、優秀過ぎる人材でクールないい男桐生。
でも、西條が、他人と仲良くしてるとキレちゃうし、
本当は愛があるから抱きたいのに、性欲処理のためって言ってしまったり…
字がきたなくて、凄く気にしていたり…と
すべてにおいて、逆効果になってしまっているところがおかしかったです(笑)
こんな傲慢な性格で、仕事が上手く行くのか不思議なくらい、ワガママな人でした。
西條に対しての、暴言ややり方は好きじゃないですけど、一応読み手には、桐生の本心が伝わってはくるから、まだ救われたかと思います。

お互いの想いが通じ合ってみれば、一気に甘くなっていく桐生。

西條が、扁桃腺で高熱を出して、本音を言いあったあたりから、すごく優しくなっていきます。
しかも、留守電には、愛の告白メッセージが…
さらりと言ってしまうあたりが、一気に魅力が増して、甘甘っぷりが良かったです?
それまでのツンっぷりは、水に流してあげてもいいかなあと思えてしまいました(笑)
でも苦手系の攻め様には変わりなかったです…ごめんなさい。

西條は、本当に誠実で人が良く、仕事も半人前ながらも、一生懸命な頑張り屋さん。
普段滅多に風邪を引いたりしないのに、何年か稀に…
しかも、大事な場面で扁桃腺の高熱を出してしまう不運な男。
でも、今回はそのおかげで桐生といい感じに慣れたので、良かったなあと思います。

全く正反対のタイプの2人。
昼は良きライバル…夜になると秘密の恋人っていう関係が、最後の終わり方として好きだなあと思いました。

毎回、スタイリッシュないい男を描いてくれる、陸裕さんのイラストも楽しめるのは、ポイントの高い作品でした。
癒されました♡

全体的にパターン化された展開ばかりでしたけど、テンポよく、さらりと読みやすい作品ばかりでした。

0

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