今宵は、どんなセックスをお望みですか? 元後輩の年下記者×訳アリおじさん娼夫

コミック

  • 憧れた人は42歳の娼夫でした

憧れた人は42歳の娼夫でした

akogareta hito wa 42sai no shoufu deshita

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表題作憧れた人は42歳の娼夫でした

伊部,出版社雑誌記者
奥田(ダンディ)42歳,ミドル・ムスタングの娼夫

同時収録作品憧れた人は42歳の娼夫でした

横井,出版社編集長
奥田,出版社雑誌記者

同時収録作品夢の泡

ダンディ,ミドル・ムスタングの男娼
桐ヶ谷郁郎,桐ヶ谷組若頭

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

いくらでも抱かれてあげますよ、料金分なら

医師でも上司でも、貴方のお父様でも…理想の姿になってお客様を癒す、
ミドルガイたちによる楽園「ミドル・ムスタング」。
そこの人気娼夫として働く、ダンディ(源氏名)42歳。
ある日、新規のお客様からの指名を受けて待ち合わせ場所へ向かうと、
そこにはダンディの過去を知る人物・伊部の姿があって…。

【収録作品】
夢の泡
憧れた人は42歳の娼夫でした1~4話
描き下ろし

作品情報

作品名
憧れた人は42歳の娼夫でした
著者
松基羊 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
ISBN
9784815501167
4.2

(170)

(77)

萌々

(61)

(24)

中立

(5)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
26
得点
706
評価数
170
平均
4.2 / 5
神率
45.3%

レビュー投稿数26

やさぐれ年下×イケおじ

松基先生作品初読みです。
絵がとてもきれいですね。
おじ受けはあまり興味ないのですが、ストーリーが良ければいいのでおもしろそうだなと読みました。
お話としておもしろかったてす。
好みとしては冒頭のダンディ×若でしたが。
そのダンディが素顔の奥田に戻って愛し愛されるようになるというお話。
ダンディの時の高級スーツを身にまといセクシーイケイケな感じと、出版社時代のマジメリーマンとのギャップ、描き分けがいいですね。
伊部の新人時代のウブな感じと、現在のやさぐれた感じの違いも好きです。

伊部が年下ながら態度がデカくてグイグイいくのがよかった。
ウブな時に奥田の衝撃場面を見てトラウマになって人生変わっちゃったから、10年近く経ってもあきらめられなかったってことですもんね。
でいて実は嫌われたくなかった…とかわいい面も見せてくれるのが憎いなと思いました。

0

オジ神様

綺麗なおじさんはやっぱりいい‼︎

部下とか年下の客にも敬語なところが紳士的で…
とてもお品がある!
そんな紳士が甘え下手なんだよなぁー
いつもそう‼︎そこがいいのですがね‼︎笑

そんな甘え方を知らないオッサンを
好きな子をいじめてしまう小5のような
生意気な部下が小5から大人へ変わり
真っ直ぐさゆえの強引さに少しずつ
心を溶かしていく…

これまた部下は泥臭くて
何がしてぇーんだと思うこともあるけど
そこが重要なんですよね〜
だってそんな馬鹿な事が
オジさんには、響くのだから。
大人になって染みついた強がりは
なかなか消えない‼︎

娼夫もエロさ増し増しで良かった‼︎
イケオジは、受けても攻めてもいいなぁ〜

0

42歳の選択

 42歳で男娼をしているキャラなんてそうそうお目にかかれないので、それだけでも一読の価値があるのではないでしょうか。ダンディという名の通り、客は彼に紳士的に包み込むように抱かれたい人ばかりなのかと思いきや、細かい設定のシチュエーションプレイから道具を使ったプレイまで、どの濡れ場もかなり濃かったです。彼の客だった組の若頭の物語も、スピンオフで読みたいくらい気になりましたね。

 同性愛者である限り、自分には一生人並みの幸せは得られないのだと強い諦めを持っている奥田。そうして過度な期待をせずに、自分が傷付かないよう生きるのも1つの処世術だとは思います。年をとればとるほど、生活に新しい風が吹き込むことへの抵抗も大きくなる。でも、その風は人生を華やかに、豊かにしてくれるもの。最後は伊部を受け入れることを選んだ奥田が、今まで色のない世界で生きてきた分を取り戻し、心から楽しいと思えるような日々を得られることを祈ります。

0

良かった!

憧れた人は42歳の娼夫になってました。

泡の夢がとっても良くてこれで一冊描いてくれたら良かったのに…と思ったら。
本編にも繋がってたんですね。

ダンディ。みんなのダンディ人気者。誰のものにもならず何役にもなって。

だけど本当は性指向を拗らせて悲しい男だったね。初恋で諦め演じることを覚えて。
そんなところに…。
ズルい男に恋をしてしまって、身を引いて娼夫になって。

伊部がいい感じに年を重ねましたね。男臭くなって、ダンディこと奥田を探し続けて。10年も忘れないで。ジーンと来ます。
伊部だけは奥田を諦めないで、本当の?奥田を好きになって追いかけて抱きしめて。

良かったです。ダンディ卒業?
郁郎も幸せそうだったし、奥田も素の自分を求められて幸せそう。
ずっと気になってた作品なのでやっと読めて良かったです。表紙から受ける印象と違ってさらに良かったです。

0

夢を売る

あざとくないオジ受け、最高でした。
娼夫としてお客様相手に夢を売り、適度な距離感を保って現実ではない美しさをみせる。
そんなダンディとしての顔もすごく良かったですが、伊部の前での素の姿もたまらなかったなー
お金を貰って抱かれていた時からきっと、今までみたいな"ダンディ"ではいられなかったんじゃないかなと思いました。
伊部の眼差しで過去が思い出された時、奥田は何を考えたんだろう…。

まさかヤクザのイザコザに巻き込まれる展開になるとは思いませんでしたが、結果的に甘々なラストになって良かったです。
貴島と郁郎のふたりのお話も読んでみたいなと思いました。

0

イケオジ

イケオジやばいですね~。
タイトル通りなんですが、男性専用のそっちのお店で売れっ子(No.2のようです)なダンディさんの魅力にあふれた作品。

冒頭は、お客さんのきれい系な若者とのシーンで、本筋には関係ないキャラなんですが、この短いエピソードでラストに重要な働きをする人物が紹介されるのはさすがの構成です。

相手の望む人物になり、颯爽としたダンディ。しかしあるとき、彼を若者が訪ねてきて、奥田さんと呼ぶ。

以前には編集として働いていたが、職場での上司との関係を見られてしまい、仕事をやめこの道に入った奥田なのでした。
当時教育をしていた新人、伊部に慕われ、今もこうして探し出してくれた。最初はすげなく断る奥田ですが、仕事だったらいいんでしょうと、体の関係に。伊部の本気に押され、ついにダンディという仕事の仮面を脱ぎ陥落する奥田でした。

イケオジもいいのですが、後半では素のおじさんがかわいくてたまりません。
よい一冊でした。

0

あぁぁんもぉぉ ごちそうさまッ!  って感じだよッ

娼夫として生きるダンディ
お客さまの要望にはすべからく応えてきた かつて記者・奥田として勤めた出版社の後輩・伊部に一晩を買われるまでは


古傷を辿るように伊部との関係にピリオドをうった出来事
困惑と拒絶から生じたズレ


ダメだ たかだかボールペンに昔の上司への想いが込められてて胸が突き上げられて鼻が痛い

娼夫としてオーダーを演じたと言い張るダンディのどうにもできない気持ちとか

これキッついわ

自分を殺して望まれる姿に擬態化するように生きてきた男がはじめて掴んだ幸せはすべてが絵空事 そんな過去を思い出しながら客の要望に応え続けるダンディ 切り捨てたはずの過去に追いすがられ求められた矢先に起きる贔屓筋絡みの案件に翻弄され

イケオジ攻め読みたさに買ったはずなのに 表紙に反して年下攻めに全部もってかれたわッ!
ごちそうさまッ!

1

娼夫という響きが好きだ

若い頃ネコだった紳士がタチとして娼婦のように客を取る。
冒頭のシーン。
「娼夫」というからには年下攻かなとおもっていたので
受っぽいオジ様が攻めていたのは驚いた。
でも、昔ネコだった攻って上手そうでエロイ((ノェ`*)っ))タシタシ

そこからの後半戦でございます。
ずっと憧れていた先輩を追いかけてくるとか可愛い攻の一面と
久しく誰にも抱かれていなかった身体を蹂躙され
快楽を覚えるオジ様はエロス。
ストーリーもよかったです。
あえて言えば、52歳くらいでもよかった気がするわw

1

色気の塊

源氏名・ダンディこと奥田がとってもセクシー。
設定上では42歳との事ですが、色気があるからか、年齢はもう少し上に見えてしまうかも。
松基羊先生の描かれるおじさまが本当に色っぽいのです。
きっと、おじさま受けがお好きな方には大ヒットするのではないでしょうか?
注意点があるとすれば、同時収録かつ元となったお話の「泡の夢」では奥田が男娼として攻める側だということ。
本編の攻めではなく、逆である別の人物とではありますが、ポジション違いが気になる方はご注意ください。
どちらも出来るだなんて最高じゃないか!という方にはとてもおすすめ出来る作品です。

初恋や、後ろ暗い不倫という過去の出来事から奥田が身に付けた、相手に望まれるような自分を演じるかのような処世術が切ない。
出版社を辞めた後に選んだ娼夫という職業。
人に望まれた通り、夢や魔法のような時間を与える…
この奥田という人は、人に対して甘やかしたり与えることは出来ても、逆に甘えたり与えられることには慣れていないのです。
と、この辺りのおじさまのいじらしさと色気、心の危うさはたっぷりと堪能出来たのですが、ただちょっと、今作の2人がくっ付く理由に疑問を持ってしまったというか、あまりしっくり来なかったのが残念。
多分、伊部が奥田に執着をする理由が薄く感じてしまったからだと思うのですよね。
尊敬していた先輩のあられもない姿を見て…と、あれだけでここまで執着をするものなのかなと思ってしまった。
もうちょっとこの辺りの、伊部が奥田に執着を覚えるほどの付き合いがあったような回想シーンがあったらもっと萌えられたのかもしれません。
あとは、よくそんな編集長の居る会社にずっと居られるなあとも…
受けには好感が持てたのですが、攻めにあまり魅力を感じず。
高評価の中、評価を少し下げてしまってごめんなさい。
奥田がとろとろにされていく様子はとても良かったのですけれど。

とにもかくにも、奥田にはこれからたっぷりじっくりと溺愛されて、愛される喜びを知って幸せになってほしい気持ちでいっぱいです。

2

最高です

オジさん好きなんです
ダンディーなんです
本当にカッコイイ

自分の気持ちを押し殺して生きてきたダンディーが切なくて悲しくてけど愛されたいと誰よりも望んでるのにと思うと、きゅんきゅんしました

オジさん好きで攻めでも受けでもどっちも大好きなんですけど、このお話ではどっちの顔も見られてとっても良い

ストーリーも骨太で読み応えがあって、心情描写も秀逸でした
セリフ1つ1つが重たくて、刺さります

若も可愛かったなー
奥田さんの偽名も深いなと思いました
ほんとに素敵なお話でした

3

期待しすぎたかな…?

おじさん受けも不穏BLもヤクザものも大好きなのでめちゃくちゃ期待してました、が…。

うーん、いまいちはまらなかったです。
なんでだろう?受けのおじさまは攻めもできてエロくて包容力もあり悲しい過去もあるナイスミドル。好きな属性てんこもりなんですが、一番萌えたシーンは受けの過去の不倫シーンでした。
おそらく攻めにあまり萌えなかったからかな?
一途、年下、執着と三拍子揃った良い感じの年下攻めなんですが、ここまで受けに執着する理由がしっくりこず…。

あと山場であるヤクザがらみのシーンがいまいち臨場感がないというか、リアル感が足りないような。
いや、BLヤクザにリアル感求めても仕方がないんですが。
もっと緊張感が欲しかったのに問題があっさり解決してしまったように感じました。

絵自体はとてもきれいで漫画としても読みやすいです。
しかしエロシーンもいまいち萌えませんでした。綺麗すぎたからかな?もっとおじさんBLらしい生々しさがほしかったです。

4

表紙の英文が最高

表紙の左端に
“I know who you are and what you do now.”
という英文があります。
意味は「わたしは、あなたが何者か、そして今何をしているかを知っています」です。

さらに帯を外したところに続きがあって
“and I have a crash on you just the same.”
と書かれています。
意味は自分で調べた方が楽しいので伏せておきますが、”crash”を名詞で調べるとことと、“same“の意味を全部読んでみることをおすすめします。

わたしはこの本を深夜に読み終わって、英文の意味を調べたのは日付が変わってからだったのですが、叫ぶことも走り出すことも叶わず、ベッドの上でのたうち回りました。
最高です。

ふつうにレビューをすると、
おじさま受けが大好きな人、一途な年下攻めが大好きな人、不穏な空気感が大好きな人に刺さると思います。

10

オジさまエロ素敵過ぎますっ!!

最近…オジさまが豊作じゃありませんか??
普段から何でもござれ!で摂取しておりますが、今回のオジさまも素敵過ぎました!!

常に丁寧な言葉遣いで、プロの男娼に徹しているミドル・ムスタングのNo.2ダンディ。お口の横にはえくぼでしょうか?(とっても素敵なのでほうれい線とは思えません)ニッコリスマイルで、いつもスマートな身のこなし。

でも本当の奥田さんは、職場の先輩横井との不倫の中で初めてのキスや初めてのセックスを経験していたんですよね。男娼の仕事での完璧なまでに相手の望む姿に擬態する姿も、初恋を拗らせたことで身につけた処世術だった。切なすぎます…。

今回素晴らしいと思ったのは、第一話から伊部×奥田さんへのお話の展開にまったく無理がなかったこと。伊部は「ずっと探してた」と言っていますが、仕事上の取材からの産物として奥田さんとの出会いを果たします。

松基先生のインタビュー記事によると、読み切りからの連載は先生の想定通りだったのですから、無理のない展開は当たり前なのかもしれませんが、スムーズな展開が本当に気持ちいいから、是非読んでいただきたい!!

5

言葉の表現も素敵

『熟れおじBL』というアンソロジーに掲載されていた短編『夢の泡』をベースとしたまるっと一冊ナイスミドルなダンディのお話しです。
短編を拝読していたので、そこから広がって繋がっていくお話し作りがお上手だなあ〜と思いました。

ダンディはある時はヤクザの若頭の想い人に、またある時はエッチな医師に…と客の夢を叶えるためにどんな要望・プレイにも応える娼夫。

そんなある日、過去の部下だった伊部が客として現れ、そこから伊部との関係、ダンディがダンディになったいきさつが明らかになっていき、若かった伊部が憧れていた人(ダンディ=奥田)へ抱いていた慕情に潜んだ歪んだ感情も露わになり、開き直ったように想いをぶつけてくる伊部に戸惑うダンディ。

自ら受け入れて演じていたはずのダンディという男の根本の部分は実は乾いていて、執着をも孕んだ伊部の嘘の無い愛情で徐々に満たされていき、奥田という人間として本当の自分を少しずつ曝け出せるようになっていく…。

言葉の表現も素敵な作者様なので、ひとつひとつのセリフにじんわりと浸りながら読ませていただきました。

『熟れおじ』だっただけにダンディは外見もミドルクラスで雰囲気も佇まいも落ち着いていて、終始アダルトな色気を醸す熟れ熟れの身体。
それが伊部とのセックスで乱されていくのがとってもエッチでございました。

3

おじさん…

タイトルの通り、憧れていた人が娼夫になっていた話。

一巻完結なのだがそこそこ内容が濃くて二人の過去や他のカプの話も描かれており充実していたかな。人によってはトラウマになってしまうような過去なのに攻めは受けに恋をし、ずっと焦がれていたのは萌えますね。

本当に個人的な感想なのですが、メガネの方のおじさまはぜひ攻めであって欲しかったな、と。話の内容的には絶対に受けであるべきなのですが私の趣味的に彼の方が攻めだとより萌えたかな…なんて。お顔や身なりが攻めっぽい。

しかしおじさんBLが好きな方にはぜひ読んでいただきたい!話もよかったが、絵がとてもきれいなので読みやすかったです。

ダンディさんほんとにえっち。

2

年下攻めの最高峰と言ってもいい

こ、この攻め~~~!!!
好きだ~~~!!!

最近の年下攻めは可愛いタイプのワンコ攻めが多い(当社比)ですが、
このタイプは久しぶりで…滾ってしまう…。
ワンコにも執着にも全振りせず、ちょっとぶっきらぼうだけど優しい…。
「俺ならあんたを大事にするのに」というセリフ…健気に受けを想う攻め…。
えちは大人な甘さ…年上の受けを甘えさせてくれる…。
好きだ!!!

受けも受けですごく良い、質の良いおじ様です。お上品。
仕事ではタチの方が多かったようですが、攻めに抱かれてから一人で後ろを弄るシーンは最高です。
最高にえちです。

受けも良かったですが特に攻めの方がタイプで神評価です。
おじ様受けが好きな方はもっと好きだと思います。

6

性癖たっぷり詰め込んで

眼鏡のイケオジがダンディって源氏名で娼夫ですって!
もう、もう、このベタな設定と、カバーイラストの足首だけでも神決定!!!なんですが、ストーリー展開もよかった。
短編としてきれいにまとまっていたアンソロジー収録の「夢の泡」から、ちゃんとお話がリンクしているのも上手いなと思ったし、それに、なにより、このダンディなおじ様が、攻めも受けもどちらもいけるっていうのがツボだったり性癖だったりする上に、更に、更に、最終的には愛され年上受けでハッピーエンドって、
好き
神です。

6

理想のイケおじの心の中は…

2018年のアンソロジー「熟れおじBL」に収録された短編「夢の泡」を膨らませた物語、と言ってもいいのでしょうか。
アンソロで「夢の泡」を読んだ時は、受けの「若」の方が主人公的に感じていましたが、「娼夫ダンディ」を掘り下げるのが本作。

そうして始まる「ダンディ」の仕事ぶりは、楽しんで、と言えるほど。
顧客の要望になりきって、顧客のファンタジーを満足させる。そこに本人の何があるのか。
モノローグにて『誰かの理想になりたい…』というダンディ自身の渇望が綴られるが、そう思うようになる過去の出来事が一人の青年の出現で明かされていく…
…と物語が進んでいきますが、冒頭「夢の泡」で見せる「何が本心かわからない」ダンディの本当の姿、奥田という自分自身がこぼれ落ちていくんですね…
なんで伊部と寝ちゃったんだろう。
そりゃ「娼夫」だからそれが仕事だし、そう言えば伊部が逃げるだろうと思って言ったんでしょうね。でも伊部はダンディを奥田さんとして抱いた…
そしてダンディはかつて奥田だった自分、男に抱かれていた自分を思い出す。
そこから全てが始まる。この展開は非常に巧みだと思いました。
続いてここから「夢の泡」と関連してストーリーが大きく動いていきます。
「夢の泡」の若の恋も伊部の想いも、もちろん奥田の屈折など、全てが回収されていくラストは爽快感すら感じました。
伊部は年下だけどリード感がすごい。それでいて奥田の愛を乞う感じがあってそこがすごく良かったです。萌x2寄りの「萌」で。

2

胸が熱くなりました…

読み終わっても、熱が籠ったみたいにぼうっとする。
ストーリーの初めを読んでから、予測出来なかったラストまで目が離せずに一気に読みきった感じです。

うわ~なんてなんて格好良くて、そしていじらしい。こんな42才のお話はちょっとないです。

DANDYと呼ばれる娼夫。
プレミアキャストなんですけどね。序盤のDANDYは、高級なスーツと持ち物に身を包んだ理想的な男性です。バリタチで、欲しい言葉とセックステクニックで顧客を満足させる。
ここの件での、ヤクザの若頭の郁朗とのエピソードは色っぽくて、素敵なんですよ。

でもやはり、突然現れた過去の中の人、伊部とのエピソードが、もう本当に溜まりません!
詳しくは、語りたくないです。
でも、伊部とセックスしてからのDANDYがガチガチに堅めた鎧のような娼夫としての自分を少しずつ、半ば強引に剥ぎ取られていく様はセクシーそのものでした。

伊部、なんていい男なんだ!
伊部とのセックスは、DANDYとして生きていた今を剥いでいくんです…
ですが、剥がれる事を望んでもいたのかなぁと思いました。

DANDYから、奥田へ。
初めのエピソードから、一気に読みきった高揚感と解放感を味わえる最高の作品でした!

今期のマイベストに間違いなく入りました。
読んで良かった!

3

文句なしの(オジ受)神!

うまい!
ものすっごく巧い!

先生の作品は以前からも読んでいますが…
今回の作品の設定も物語の運び方も最高でした。
しっかりとカッコいいオジ様を描けるコトも素晴らしいですし
年齢を重ねた分、重みのあるストーリーも素晴らしい。

『ダンディ』の名前で娼夫をするナイスミドルと
彼の元後輩、職場の新人だったコが先輩を追いかけて追いかけて。

結果、先輩を見つけて抱きます。
客として先輩を抱くコトをしなければ、もう会えなくなるから。

『ダンディ』はお客様の思うままに変身します。
医師になったり先生になったり…
ヤクザの若の想い人の身代わりになったり。
攻をするコトが多い『ダンディ』ですが、後輩相手には受…

もうね!受攻できるナイスミドルのオジ様とか…エロいしかない!
ともかくオジさま受(攻もするからリバはイヤじゃ!いう方は注意)が好きな方には手放しでオススメしたい!

円熟したオトナの男の訳ありセックスとか最高すぎですわ✨

3

執着年下×しっとり年上

シーモアでフラゲしてたのに、読むのはこのタイミングになってしまいました。

◾︎伊部(雑誌記者,元部下)×奥田(ダンディ)
試し読みは1話からですが、本は「夢の泡」から始まります。「夢の泡」の読後、印象がだいぶ違った状態で1話に突入しました。最近はあまり試し読みをしてから買わなくなったのだけど(勢いが削がれて勿体無いので)、こちらは試し読みしてしまったんですよね〜。奥田は「夢の泡」でのポジションも挿れる側でかつ思慮深そうな印象、1話は下品(すみません)な始まり方だからなぁ。※追記:試し読みだと1話最初の数ページすらないですね…!

恋愛への憧れと、不倫への落ち方、商業BL漫画ではあまりみないくどさで大満足。
伊部に対して「くん」付けなのもかなりポイント高いです。そういう細かな点が萌には重要なの…
("人並み"以上だと思う)奥田さんのエッチなところがまたいい。描き下ろしがたっぷりで、奥田さんから伊部を求めるのが堪らなかった。

ちょっとの物足りなさは、単純に時間に換算するととっても短い間のお話なんですよね、これ。過去の描写がありつつも、再会してから伊部と奥田が会話した時間てかなり短いのでは。それでサクッと恋仲になっちゃうあたり、奥田よそれでいいのかと思ったり。
奥田さん、42歳より上に見える作画が少し気になる。心労がたたってるんですかね?
あと「俺の財布から?」っていう伊部…冷めるからやめて…奥田さんのこと、寝てる人の財布からお金とる人だと思ってんの?

※シーモア 白抜き
電子限定?おまけ漫画1枚 部屋でイチャイチャ甘い◎
シーモア限定おまけ漫画1枚 喫煙奥田さん

3

初めてオジ受け作品読みました

伊部さんは一途なのにがっつき過ぎなく、でも守ってる感じが年下を思わせない包容力で素敵です。
必死感のある年下な部分も少し見せるのもずるい男だなーと思いました。奥田さんが落ちちゃうのも仕方なし(笑)
奥田さんは余裕で大人ぶってるのにその仮面を伊部さんに剥がされていくのがすごく人間臭くて好きです。ダンディさんしてる時の色気のある娼夫姿も好きですが、伊部さんに仮面を剥ぎ取られて本当の奥田さんが見えてくるのが魅力的に見えました。

オジ受けを読んだとこがなく、迷ったのですが購入して良かったです。
あんなに紳士そうなイケてるオジ様が受けなのかー。心して読もう!と思ってましたが、始めオジ様がガンガン攻めてて(笑)あれ?オジ様は受けだよね?お仕事は両刀!?とビックリしましたが、お仕事の隙のないイケオジ振りも素敵でした。伊部さんに見せる本当の奥田さんの姿も魅力的ですが、仕事中のNo.2としてお客様を夢中にさせてしまう姿も必見です!
この人を超えるNo.1の存在が気になります!ダンディさんでNo.2ならNo.1のあの黒髪のオジ様はどれほど凄いのか…。

ダンディさんと郁郎くんの関係も凄く素敵でした。
気持ちに蓋をしていたけど、ダンディさんの後押しで変わっていく、一途で真っ直ぐ進んでいく郁郎くん。郁郎くんsideのお話も読みたいと思えるほど素敵に描かれていました。あんなに一途に愛されている貴島はどんな人物なのかも気になりました。スピンオフで出れば買いたいです。

書き下ろしの年下なのにスパダリ感がある伊部さんと、甘えられるようになってきた奥田さんの関係がすごく好きです!

0

熟れおじ受けに無精ヒゲ年下攻めの組み合わせが美味い

表紙惚れ!おじ受けがドストライク!!
という方に是非おすすめした作品でした♪

(正直、42歳?嘘。50代でしょ…と思わなくもない)
(けどおじ受けスキーなら40代も50代も大差ないか)
(お仕事ではタチをするのでリバが苦手な方はご注意を)
(見所は『熟れおじ受け』なんですが、個人的に30代の無精ヒゲ年下攻めも推せます!)

「夢の泡」は『熟れおじBL』に収録された作品で前日譚(0話)という感じです。この前日譚に効かせ方が上手い!「夢の泡」で損な役回りを演じながらも大金稼いで飄々としているつかみどころのないおじさんがメインストーリーの主役になり、無精ヒゲの年下攻め(←ヒョゥ!)が現われ、少しずつ覆っている殻が剥がれていくような展開がとっても面白かったですヾ(*´∀`*)ノ


◆夢の泡
人気娼夫・ダンディが極道の息子・郁郎を抱いています。郁郎には想いを告げられない片想い相手がおり、ダンディを片想い相手と仮想して抱かれていて。(もちろんダンディは理解の上で片想い相手を演じています) そろそろ潮時だと思ったダンディはある人からの依頼に乗じて一芝居を打ちーーーというお話です。

ダンディ視点・郁郎視点・郁郎の片想い相手視点。どこを切り取っても萌えるやつ…!見事に心と体の矢印が噛み合っていなくてNTR要素が盛り込まれているんですが、ダンディは完全に仕事と割り切っているので安心して読めました。登場シーンは少ないですが郁郎の片想い相手の心情を鑑みると腐心が刺激される~~~~!!!(∩´///`∩)郁郎の切なさも好きです。片想いしてる横顔がキュンキュンしました。

◆憧れた人は42歳の娼夫でした

ミステリアスな人気娼夫ダンディこと奥田の過去を知る人物が客として現われます。その人物は奥田が雑誌記者をしていた時代の元部下・伊部。伊部は新人時代に奥田を尊敬し懐いていました。ある日奥田が編集長とセックスしているのを目撃してしまってーーー。それをキッカケに奥田は"自分"を見失い"ダンディ"として居場所を得て生きていました。しかし伊部との再会で偽りの自分を演じ続けた仮面が少しずつ変化していって…というお話です。


奥田がお客としているシーンが何度かあるんですが、伊部相手の時と客相手とでは全く違っててめっっっちゃ良き!です!!╭( ・ㅂ・)و ̑̑

客の時は完全に"ダンディ"なんですよ。一切隙をみせないおじさま攻めで何考えているかわからない飄々とした空気感が堪らなく魅力的。 しかし伊部に抱かれると一転、ダンディとして演技しようとしても漏れ出る奥田の顔がそそられるんですよね~~~~~(∩´///`∩)そんで事後はまたダンディの顔に戻して何事もなかったかのように取り繕う。このギャップがグッときました。

そのギャップの相乗効果になるといいますか、事後に奥田がダンディの顔に戻して淡々とする度に伊部がちょこっと傷つくんですね。これが!もう!年下攻めスキー的に萌えるやつ!!!どっちももどかしい~!切ねぇ~!なんですよ(;///;)

信頼し合った上司部下の関係に亀裂が入るキッカケも切なくてですね。伊部が奥田に酷い態度をとってしまったのも仕方っちゃー仕方ないんですけど(信頼していた上司だけにそりゃビビるよね…っていう)、それを長年悔いている姿にキュンときました。

再会してから少なからず互いの傷を抉る場面もあるんですが、伊部の真っ直ぐな想いにグッときました。最初は単に贖罪に駆られての行動だったんですが、奥田の魅力を前に伊部の自覚が少しずつ引き出されていくのが良きです!(熟れおじ受けのエロさよ…)奥田の過去の恋愛を振り返ると、本当の意味で奥田自身を見つめて愛したのは伊部が初めての男なんですよね。カーーーーーッ(つ///;)

ダンディの顔が少しずつ剥がれて自分を取り戻していくのがとても良かったです…!伊部は30オーバーで作品によってはおっさん枠に入る年齢ですが(無精ヒゲだし)+゚。*年下攻め*。゚+ という点も個人的に刺さりました。ガチのおっさんの前では30過ぎなんて若造ですもんね!年下攻めの可愛さもありながら男盛りの色気もあって良き良きヾ(*´∀`*)ノ

3

ダンディーー!

『熟れおじBL』に掲載されていた「泡の夢」という短編を膨らませた作品で、こちらは本作にも収録されています。
この短編が伏線となり、本編で活きてくるところが面白いです。

主人公のおじさまがスパダリ攻めかと思ったら、実はネコ寄りのリバでした。
おじさま攻め・受け両方見られます。
そして、飄々としたおじさまに強引な年下攻めがグイグイ迫ってくるーーここに萌えました♡


「ダンディ」こと奥田は、お客様に夢を見せ、癒す娼夫。
ある日、そんな奥田の前に客として現れたのは、前職の部下・伊部でーー…!

かつて週刊誌の記者だった奥田は、上司との不倫現場を伊部にみられ退職しました。
一度は奥田を拒絶してしまった伊部ですが、どうしても奥田のことが忘れられなかったのです。
そして、奥田はあくまでも客として伊部を扱いながらも、次第に絆されていき……というお話。

頑なに閉じた奥田の心の扉を叩き続ける伊部。
そんな時、客だったヤクザの若頭との関係で、組に目をつけられた奥田はーーと展開していきます。
ここが「泡の夢」につながるエピソードです。

伊部が一途で、年下なのにわんこじゃない。
強くて男らしくて、少し強引な姿にきゅんきゅんしました。
それでも、嫌われるのが怖くて攻めきれない……そんな弱さを垣間見せるところにもキューンとなります♡

本当は誰よりも心の通ったセックスを夢み、誰よりも愛されたい奥田。
初めての奉仕されるセックスで恥ずかしがる奥田が可愛すぎた♡
そして、甘え慣れてない奥田を甘やかす伊部は、やっぱり男前だと思います!

奥田は、本当は寂しがり屋なんでしょうね。
娼夫になったのも、きっと寂しかったからなんじゃないかな?
客の理想になりきろうとする奥田だけど、本当はずっと誰か一人だけの理想になりたかったんだろうなぁ……

奥田の心理描写がメインで、心の変化が詳細に描かれています。
それを言葉だけじゃなく、表情の変化でも表現しているところが好きでした。
最後まで伊部に好きと言わなかったのは引っかかりましたが、
そこは奥田の照れの部分なんだと思います^^

全体を通してエロエロですが、レンタは白抜き(汁はそのまま)
そこがちょっと残念だった……

4

42歳の妖精さん。

恋をすれば、人はきっと。
何にだってなれる。42歳だって、おじさんだって。恋はあっという間に魔法をかけて。
いつだって「あの頃」の気持ちを呼び戻す。

42歳の「ダンディ」は、巷にはびこる「レンタルおじさん」などという生易しい存在では無い。
あけすけなまでに娼夫なのだ。金を貰って一夜の夢を売る。
求められれば、理想の姿で客を癒す。恋人にも、父親にも、淫乱医師にだってなれる。それはもぅ完璧なまでに演じて。『誰かの理想になりたい…。』
そしてそれは、「現実じゃないから、美しい…。」
「ダンディ」の見せてくれる夢はいつも。儚くて美しくて、とても気障。
彼がいつからそんな仕事をしているのか、何者なのか、客は誰も知らない。そう、ずっとそうして来たのに。1人の男の出現で、それは危うい均衡を破られる。
客を装って現れた伊部は、瘡蓋の下に封印していた過去へと否が応でも引き摺り戻す。
そして私たちは、「ダンディ」の心の奥を知ることになって行く。

くーっ。「ダンディ」こと奥田さんの、過去が、彼の儚い初恋が。苦しくて涙。
薄く微笑んだ柔らかい表情の裏に、こんなにも切ない想いがあったとは。
自分が人とは違うと性癖を自覚して、想いを告げる事なく涙した思春期。その危うさにつけ込まれるように、職場でクソ上司に関係を迫られ、それでもそれに縋るしか無いと諦めていたのに。当時新卒で、眩しいまでにキラキラとしていた伊部に慕われる事が後ろ暗くて。そして、終わらせた恋。
奥田さんの回想と、伊部の記憶で語られる物語が切なくて涙。伊部は少し怒りながら、奥田さんを抱く。奥田さんはプロの娼夫であるだけに、物凄く淫らに乱れる。
伊部が降参するかの様に告白するところもすごくいい。だけど、奥田さんは直ぐにその手を取るわけには行かなくて。今更。そう、もう今更なのだと。涙ーーー。

そこで。冒頭の、「夢の泡」というエピソードが効いて来る。
この序章とも言える短編は、単に「ダンディ」の或る一夜の仕事を説明する、粋なエピソードだと思っていたのに。思わぬ展開に驚かされてしまうのだ。
序章では、「ダンディ」の手の内に踊らされて、本当の心のままの幸せを掴んだ郁郎と貴島が、今度は奥田さんのピンチを救う為に一役買って出ることになっていて。もちろんそこにはプリンセスを救うごとく、勇者として伊部も登場する。実に心ニクい!オシャレ!
郁郎の幸せを願っていた「ダンディ」は、少し大人になった郁郎に幸せを願われる側になっているのだ。
奥田さんは、42歳になって、ようやく。少年だった頃の初恋を実らせた。
彼はもう、誰かの一夜の夢を叶える妖精さんでは無くて、たった一人の恋人になったんだと思う。
切なくて、涙して。ホッとして涙して。作者の粋な、気障なまでに粋な、物語に酔わされて涙。ニクいなぁ、もぅっ。
奥田さんの、柔和なおじさん顔が、どんどん可愛く見えてくるのにもギュンとしたよ。
一途に奥田さんを想い続けた伊部の、大人になったカッコ良さにもきゅん。
ずっと、いつまでも、幸せでいて欲しいです。

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ダンディを指名してみたかった…

アンソロジーで読んだ時からずっとダンディが気になってました。
とても余韻が残る素敵な短編でしたが、
続きが読めて本当に幸せです!

カバーのダンディ、性癖のど真ん中です。
高級スーツを着て片足を掛けてらっしゃる…
靴下が見えるのがいい…
ビッチそうなおじさんってなんってエロいんでしょう。
指名させてくれえええええ!!

ダンディから奥田さんへのグラデーションもすごくよかったです。
社会で揉まれた人間なら誰でもある程度奥田さんの気持ちに共感できると思いました。
仕事では理想な自分を演じて、
人たらしで快感を得て、
人たらしを演じることに疲れても、
本性を出すことはもうできなくて…
そんな自分と重ねながら少しずつ伊部くんと奥田さんに救われていった気がします。

物語の中では「ダンディ」は奥田さんが本当に望んでいる自分の姿ではなかったかもしれませんが、
読者視点からは奥田さんもダンディも両方素敵で、
伊部くんが言ったようにダンディの優しさも実は奥田さんの中にもともとあるものだと、
それが伝わってくるところがすごく素敵だと思いました。
この作品を愛おしいと感じる最大の理由だと思いました。

またどこかで彼らと出会えれたらいいですね!

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