苦労知らずのいけすかないα、お前にだけは噛ませない!

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表題作子持ちΩと彼とカレ

新道 直太朗(ナオ),α,議員
末永 千広,Ωの未亡人,シングルファーザー

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下・あとがき

あらすじ

駆け落ちした夫αと死に別れ失意の中、子供だけが生きがいのシングルマザーΩ。
「もう生きてる意味なんてないけど、Ω手ひとつでこの子を立派に育ててみせるー」
警備員で細々と生計をたてていたが、突然エリート政治家に「運命の番」認定されて…
その強引さに心は抗うも体は激しく感じてしまうが、彼には大きな秘密があった!?
赤い糸を結び直す感動のドラマチックラブ、幸せすぎる後日談描き下ろし付き

作品情報

作品名
子持ちΩと彼とカレ
著者
ヤマヲミ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイオメガバースコミックス
発売日
ISBN
9784799748060
4.2

(128)

(61)

萌々

(45)

(17)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
17
得点
539
評価数
128
平均
4.2 / 5
神率
47.7%

レビュー投稿数17

IN元番

 赤ん坊の顔がブサイクすぎてずっと嫌悪感。
 二人の関係性が新鮮で面白かった。
 オメガとつがうなんて嫌だけど、攻めの中にいる受けの元番のためにしかたなく番になれ、な攻め。だったけど、うなじを噛んでからはイチャイチャ溺愛攻めにコロッと変わる。
 受けと元番の回想シーン(葬式とか)がぐっときた。

0

爆笑するつもりだったのに泣かされた。

あれ、おかしいぞ?

ヤマヲミ先生のオメガバース作品と聞いて、
笑いとどエロを堪能する気満々で読み始めたはずだったのに…
め っ ち ゃ 泣 い た 。

自分勝手なイメージですがヤマヲミ先生というと
コミカルどエロ!な作風の印象をもっていたので、
まさかこんなにも心を抉るお話を描かれるなんて…
うっかり油断していたら涙腺崩壊の刑?に処せられました。

けれど、悲しみの涙もラストにはきっと感動の涙に変わるはずなので、
どうか安心して二人の恋の行方を最後まで追いかけて下さい!
そして、これから読まれる方はどうぞ箱ティッシュのご用意を。。。


運命の番に先立たれるも最愛の息子・未来に愛情を注ぎ
立派に育てるため、子育てに仕事と忙しない日々を送るΩの千広。
けれど、そんなある日、突然現れたアンチΩ派閥でエリート若手
政治家の直太朗から、「運命の番」認定されてしまいます。
しかも、直太朗の身体には死んだ元番のナオが憑りついていて…。


死んだ元番(α)と元番の意志?を宿した新たな番候補(α)に挟まれるΩ。

なるほど、そうくるのね…。
タイトルと表紙から三角関係ものかなと思ってはいたのですが、
想像なんてつきようもない とても斬新な三角関係でした。

三人ともそれぞれに切ない思いを抱えてはいるのだけれど、
個人的にはナオの心情が一番しんどいなぁ…と。

愛する番と息子を置いてこの世を去るも未練のあまり成仏もできず、
やむを得ないとはいえ最愛の番と赤の他人の縁を結んでやろうと
奔走することになるなんて…切なすぎる。

普段は能天気で死んでしまったにもかかわらず悲しみなんてちらりとも
見せないナオですが、時折見せるやりきれない表情に涙ぐんでしまいます。
特に涙腺に直撃したのは直太朗が愛おしげに未来を抱き上げている場面。
肉体は直太朗ですが、あの瞬間未来を抱きしめていたのはきっと
ナオだったんじゃないかなぁと思うと…ああ、ダメまた泣けてくる。

本当は他人の身体を借りてなんかじゃなく、自分の腕で未来を抱き、
自分の手でそのふにふにの頬を撫でたかったろうに。
本当は自分以外の男に千広に触れさせたくなんてなかったろうに。
そう思うともう涙腺が決壊しちゃいます。
やっぱり死別は反則ですよ…。

だけど、ナオの存在がなければ千広と直太朗が出会うことも、
結ばれることもなかったわけで、ナオというキューピッドのお陰で
最悪の相性だった千広と直太朗は少しずつ家族になってゆきます。

はじめは最低なαだった直太朗が千広と未来と暮らしてゆく中で
それまで知ることのなかったΩの苦しみや愛おしさを知り、
高慢俺様αから溺愛攻めへと成長を遂げてゆきます。
初めてのはずなのに、やけに手慣れた風で未来の子育てを手伝い、
どんどん千広と未来の二人暮らしに馴染んでゆく直太朗が
微笑ましかったです(∗ ˊᵕˋ ∗)
そして、直太朗にもちっとも物おじせず懐き、いつもニコニコと
可愛らしい天使・未来にも癒されっぱなしでした♪
最後は悲しい別れを乗り越えて結ばれた二人に号泣必至です!

ちなみに子育てものだからといってエロも手抜きはございません!
大好きなΩの巣作りががっつり描かれていてめちゃくちゃ嬉しい!
せっせと番の衣類を集めちゃったり、Ωの巣作り本能って可愛いですよね♥
そして、狭い巣(押し入れ)の中で抱き合う二人のエロいことエロいこと///

切なさもあるけれど、感動に笑い、エロもあり、読み応え満載な1冊でした。

2

泣ける!社会派オメガバース

扉絵?(表紙の後のカラー)を見て、
『オメガバえろえろ3Pね、はいはい』
と思ったら!大間違いです!!

こちらのオメガバース、アルファ様がハイスペエリートというのはあるある設定なんですが、
なんと職業が国会議員。それも、オメガのための法律を改悪しようとする党の中心的存在。

そんなアルファ様が、あることをキッカケに番を事故で亡くしたシングルオメガと出逢って、最終的には愛を育んでいく話。

ストーリーが素晴らしく、子どもの存在も生かされていて、未来に希望が持てる系のすごく読み応えがある一冊。

受ちゃんの性格が好みとは違って個人的には萌2ですが、ストーリーは神をつけたい作品です。

0

大満足!

自分の中ではお久しぶりなヤマヲミさん。
絵がきれいに、不自然さがなくなりとっても読みやすかったです。

もう前半泣いちゃいましたよ〜。
そうか!その設定があったか!

赤い糸とか運命の番とか考えると頭が整理つかなくなるんですが、みんなが幸せになって良かったです。

ちびっこも可愛くて、ギリギリの生活でもこの子の為にって頑張ってる主人公。
オメガに反対な政治家筆頭の直太朗。その二人が奇跡の再会をして…。

ナオさんのことを考えると泣けちゃうんですが、直太朗もちゃんと現実を見て向き合い、正しいと信じる方へと進み。

設定を最高に生かしてましたね!

細かいところまで笑えて、しんどい主人公にハラハラし、ちびっこに癒され大満足です。

1

転生とはまた違う

設定は面白い。
正直死ネタは切ないので好きじゃないですが
これはこれでアリかなと思う1冊でした。

大好きだった番のαを亡くした、子持ちのΩ。
そんな彼のもとに現れたのは、新しい運命の番・・・?!

攻がしょっぱなから一人コントしてるみたいで面白いなと
思いつつ、動揺するΩとのやりとり然り、
冒頭の通り設定が斬新で面白かった。
押し入れに巣を作るとか、、、エロス(n*´ω`*n)
大好きだった彼でありながら、彼ではない。
心の葛藤も良き。

後半は思ったより攻がいい感じになって微笑ましい終わりでよかった。

0

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