このBLが激甘い♡ プレイボーイ社長令息×恋に臆病な美人歯科医の極あまラブ

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表題作傷あとにくちづけ

来栖誠一,32歳,社長代理
瀬戸尚,26歳,歯科医師

その他の収録作品

  • key to my heart(描き下ろし)

あらすじ

ゲイの瀬戸は失恋し泣いていたところ、身なりの良い来栖という男と出会う。

ひょんなことから彼の高級マンションに上がり、涙の理由を話すことに…。

甘い口説き文句と手慣れた誘い、戯れにしか見えないのに失恋の痛手から関係を持ってしまう瀬戸。

すると後日、二人は瀬戸が勤務する歯科医院で再会する。

重なる偶然の出会いに何かを感じた来栖から「期間限定の恋人になって欲しい」と告げられ――…

もう二度と、恋になんて落ちたくないのに。

それでも惹かれていく気持ちは止められなくて…!?

作品情報

作品名
傷あとにくちづけ
著者
あまきいお 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オーバーラップ
レーベル
リキューレコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784865546934
4.2

(194)

(85)

萌々

(78)

(24)

中立

(3)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
28
得点
812
評価数
194
平均
4.2 / 5
神率
43.8%

レビュー投稿数28

甘い!!!

ひたすら甘いです!

過去の恋愛で傷を負った受けは、男同士の恋愛はこういうものだと思い込んでます。それを、恋人として過ごすことで癒すのが攻めです。

読み終わった後、幸せな気分になること間違いなしと思えるくらい甘くて、攻めの包容力や甘さが受けの傷を癒す過程が素敵でした。

作品終盤で、受けの元カレが受けの手首を強く握ってあざができるのですが、攻めはその手にくちづけます。この場面は作品を象徴するシーンだと思うのですが、そういうふうに受けの傷を癒しています。そういうふうにって、どういうふうに?と思われるかも知れませんが、なかなか言語化が難しく…受けの心の傷に愛を注ぐというイメージです。上手く言えないことが歯痒いですが、癒されたい時に読む作品です!

1

ゆとりがあるってこういうことでしょ!すてき!

相手の繊細な心とか状況を慮って、押すんだけど引いたりはしないで待つ
振り返ったときに腕を広げて待ってくれてるって、そんな最高なのある??懐の深さがはんぱない
当然みたいな顔して帰ってくる弟さんとは形は違うけどちょっと似てる
相手をよく見てるし自分の希望を変に気取って隠したりしない

モラっぽいやつの弱みに付け込んで歪んだ「普通」を押し付けるの本当ムカつくわ
モラにひっかかった被害者は大体元々バカだったりする訳ではなくて自信を削がれて弱くされちゃってるんだよね
きっと、本来の良さがこれからどんどん出てくるようになるでしょう

先輩のキーリングに自分の鍵を付けさせちゃっても良い、とにかく優しくて器のデカい男、最高!!

2

溺愛攻め

『噛みあとにキス』のスピンオフ作品です。

『噛みあとにキス』で出てくる栗栖さんのお話なのですが、
『噛みあとにキス』では掴みどころのなかった栗栖さんのお話が読めて嬉しかったです。


こちらのお話でも栗栖さんはスマートな対応が出来る男性でした…!
尚が流されやすくて心配になったけど、
先輩のことがあったからやけくそになってたのかな…と勝手に思いました。

身体から始まる2人の恋ですが、とにかく栗栖さんが甘いです。
そして尚の泣き顔がすっごく可愛いです。
悲しい涙はだめだけど、エッチの最中の涙はいくらでもみたい。

恋愛に臆病な尚に栖さんが歩調を合わせる感じで
あーほんと早く付き合ってほしい…ってずっと思いながら読んでたんですけど、
最後は先輩との関係もちゃんと終わらせて
栗栖さんの胸に飛び込んでいけてよかった…!!!

付き合う前も付き合ってからも栗栖さんがひたすら甘くて
溺愛攻めが好きな私には最高の作品でした(*´∀`*)

0

甘いモノがいっぱい。

『噛みあとにキス』の橘誠司の兄のお話。そちらを読まなくても読めますが、読んだ方がより深く楽しめるかとおもいます。

次期社長で何事も飄々としてきた来栖は、1度目は美味しいと評判で気になってたパティスリーの前、2回目はコンビニ前で綺麗な顔立ちの男とぶつかる。しかも泣き顔が気になる来栖は、泣いてる理由を聞いてしまう。
失恋したのだと、しかも、面影が来栖に似ていると。
失恋の傷を舐める様に名前も知らないまま致してしまう。
翌朝、冷たいベッドと忘れ物に名前も連絡先も聞かない事を少し後悔するが、歯の痛みと共に3回目の偶然が現れる。

ふたりにとっては出逢うべくして出逢ったのかと、来栖にとっては心の空虚を、失恋の痛手からの幸せ恐怖症の傷を埋めるべくのふたりの出逢い。
互いに幸せになる為のもう一歩を踏み出す為に期間限定の恋人関係になるのだがーーーーー。

32歳これから男盛りで次期社長の来栖と儚げ美人の瀬戸の幸せになる為のLOVEストーリー。

カバー下のふたりの表情がイイ!!!
修正はCモアさんライトセイバー。

2

大人の甘々恋愛!!

スパダリ男前攻めと儚げ美人受けです。
攻がひたすらに甘々で、優しくて、大人の胸きゅん甘々恋愛です。

0

スパダリ攻の色気と美人受の健気さ

前作「噛みあとにキス」で凄く気になった来栖。
ビジュアルも性格も好みだったため、来栖がメインCPの作品と知り、すぐ購入しました。
期待以上の良作で大満足です。

攻・来栖のスパダリっぷりが最高…!の一言に尽きます。
過去の恋愛で傷ついた受・尚をひたすら優しく包み込んで、甘く溺愛して、愛情で癒していく。
理想的なスパダリ攻で、見ていてとてもキュンとしました。
仕事面で悩んだり、たまにちょっと余裕が無くなったりするのも人間らしくてさらに素敵でした。

尚は儚げな雰囲気のある美人さん。
歯科医というのがさらに良い…!とドキドキしました(笑)
過去の恋愛にトラウマを抱えながらも、来栖との出会いでそこから少しずつ抜け出し、来栖への恋を自覚していくまでが凄く切なく、そして健気で。
嫌味のない薄幸美人受でした。

前作の攻、誠司も少しだけ登場したりしますが
前作読んでなくても全く問題はないと思います。

読んで大満足!の1冊でした。

1

読み返してはとろけます

素晴らしい作品に出会うと言葉にならず、でもレビューしたくて読み返して…とエンドレスになってしまいますね。
作中に出てくるフィナンシェのような、丁寧に作られた香り豊かな甘さある作品でした。焦がしバターなんです。

歯科医の尚は、漫画的には女性的になってしまいそうな傾向のある性格なんですが、骨格や表情も繊細且つしなやかな男らしく描かれていて素敵でした。頼りなくポーッと赤くなる表情が儚げで可愛くて、マスクをつけ外しする仕草も色気があります。誠一さんに指で解されながら耳を攻められた時の苦しそうな顔が男らしくて堪りませんでした(笑)

尚は元々好きな人の言うことに流されやすい性格なのでしょうね。引目を常に感じていて辛くてもそのまま受け入れてしまう。学生時代の先輩とのやりとりや描写がなくても、表情で彼の行き場の無い寂しさが伝わってきます。

来栖誠一は所謂スパダリ分類の人物なのですが、全く嫌味がないのです。人に気を遣わせない(人に合わせる)ソツのなさが自然で、会話の返しも優しくて、本当に素敵でした。
帰り際にもう一度顔を覗かせたり、気まずくなりそうになると笑いを交えたり、尚が振り返るのを待ってたり。「寝る前に声が聞けて…」なんて言いつつ仕事してたり。
撫でてほしいと言われ、その時だけでなく幾度も撫でてあげて。
失恋の話を聞けば「そんな風に思って貰えるなんて羨ましいよ」
不安で引目を感じている尚が少しでもホッとするような、気を楽に出来るような言葉をいつも選んでいて…また誘い方も相手がうんと言いやすい言葉を使って(家に上げたい為に「手もこんなに冷えて…」)、大袈裟ではないさりげない優しさがすごく沁みます。そして特別力を入れて描かれているわけではないのに誠一の汗が妙に好きです。

この二人の組み合わせだけでとても魅力的な作品ですが、心情の変化や相手への観察がとても丁寧に綴られていたところも良かった。
キーホルダーやシャツなど、小物も効いていました。尚がタートルネックばかり着ているのですが(とっても似合ってる)誠一と同じように、彼に出会った時の服だからお気に入りになったのかなぁと思うとほっこりします。
彼の謙虚でささやかなキスの仕方が可愛い…

電子限定書き下ろしも、3頁とは思えない密度でした。尚が見た夢のお話で、二人で叶えようねというだけなのですが、最後に照れつつ笑っている尚が、誠一からの優しさや愛を受け取れるようになった感じのするハッピーエンド。可愛い…対面座位も最高でした。

「今日は来栖さんが来院する日だな なんかお花がぽわぽわ出てて1センチくらい浮いてる」
「虫歯ゼロだぞ‼︎」「なんだと⁉︎」に和みました。

3

甘々そしてスパダリ

本屋に置いてあったちるちるさんのBLコミックガイドの無料冊子の「スパダリ攻め」の欄で紹介されていて読んだのですが、攻がとにかくスパダリでめっちゃ甘やかすタイプで最高でした。ウインクが似合う32歳、狡いです。

細かいストーリーは他の方がたくさん素敵なレビューを書かれているので省略するのですが、ストーリーもしっかりしていて素敵でした。更に絵も綺麗なので致す場面もしっかりエロくてめちゃめちゃ良かったです。(あとこれは私の個人的な萌ポイントなのですが、歯医者さんの受が上半身だけ仕事着を着たまま致すシーンがあり、めちゃ可愛くて性癖に刺さりまくりました。)

少しズルくてスパダリでかっこいい攻と、健気で恥ずかしがり屋でちょっと暗い過去持ちの美人な受、という王道ストーリーにも関わらず久しぶりにときめきました。ずーっと幸せでいて欲しい2人です。

1

"萌"寄り"萌2"!

帯にもある通り甘いです。甘いですが、絵がすっきり綺麗なのでくどくはないです。

話の流れも自然だし、絵も綺麗だし、かなり読みやすかったです。

個人的にいいなと思ったのは尚が歯科医だという設定です。今まで制服だったり職業に萌えたりすることってなかったんですけど、尚の歯科医は萌えでした。新しい扉が開けました笑

ここまでいいことしか書いてませんが、なぜ「萌 寄り 萌2」止まりかというと、萌2になるだけのなにかがなかったからです。
具体的にいえば、もう少し尚のコンプレックスに踏み込むなり、エロくするなりなんなり…?ただそれをすると、この作品の良さが損なわれてしまうと思うので、難しいですね。

まだコミックス2冊しか出されていないみたいなので、今後に期待したい作家さんだと思いました!

1

激甘い

もう大好き!
帯の通り「激甘い」です。
連日の猛暑でぐったりの中、糖分補給と癒しにもってこい。
こういうのを欲してたんだよなー。
全くのノーチェックだったのですが、ちるちるのランキングで知り、電子じゃなくて紙でほしくて本屋さんをはしごしてしまいました。

すぐ泣く尚はちょっと繊細すぎるけど、
男性同士の恋愛のイメージも自己評価の低さも
先輩の影響(洗脳?)がそれだけ大きかったのかな。
美人で歯医者さんなんて、十分自信をもっていいスペックなんですけどね。
優しくされると寂しいとか、先にいくときに「ごめんなさい」と謝る、
期間限定恋人になって、してほしいことが頭をなでるだなんて、不憫すぎる・・・。
そんな尚が自ら選べるように、
来栖さんが尚を丸め込めずにちゃんと待ってくれてるところが大人の包容力!

薄幸受けが甘やかされるのが大好物なので、文句なしの神です。
大人同士でちゃんとエロがエロいのもよい。
スピン元も読んでみましたが、今作は絵がさらに上手くなってられますね。
イケメン社長代理や美人歯科医の肩書きに説得力がありました^^

3

フィクションの甘さを浴びたいときに

帯で期待値爆上がりでした。スピン元未読です。
プレイボーイ×美人…大好き…
激甘い…大好き……好きの予感しかしない作品が来てしまった。そしてその期待通りの作品でした。

帰る帰るって言いながら、中はしっかり準備してきてるのね!なんて子でしょ!(好き)
2人とも綺麗で爽やかなのに、ここ超えたら寝るんだなってラインを分かっててぬるっと超えちゃう大人な雰囲気が根底にあるのが良いです。
最後あえての仕事着にフェチシズムも感じるし…先生、心を捉えてくるのがうまい!

看板に偽りなく激甘で、フィクションを読んでるなって気持ちにはなるんですが、少女漫画的トキメキというか、完全にリアルではないからこその良さというか、そんな潤いを得られます。

最後「お揃いがいい」とまで言えるようになった尚に、にっこり。幸せにおなりよ!

萌2〜神
電子書籍 カバー下あり(「好きな子の前で饒舌になる」っていいな)
限定おまけ3枚 4話でみた夢の話

2

甘い!!!

受けの尚くんは綺麗系幸薄美人、攻めの誠一さんはスパダリ男子でした。

1度目の出会いは洋菓子店、2度目の出会いは尚くんが不注意でぶつかりコーヒーをかけてしまい誠一さんの自宅へ、3度目の出会いは尚くんの職場の歯医者で。

期間限定の恋人関係となり、エッチは2回ほどするもののちゃんと付き合うのは最後の最後。

好きなシーンは誠一さんが尚くんを甘やかしてるところと、付き合うとき男同士や立場の違いを気にして僕達の人生は交わっても一緒には歩けない的なことを尚くんが言ったとき「並んで歩かなくてもいい ゆっくり歩くから後ろからついておいで」と返す誠一さんの言葉が良きでした。その後の優しく抱きしめる所とか、最近こういう溺愛甘々系大好きなんですよね。

今は控えめな尚くんだけど誠一さんに愛されていることを感じてもっと欲張りになったらいいなとか、2人で温泉旅行行って欲しいなとか、これからの2人を色々妄想したくなるお話でした。

4

とろけてしまう~

スピンオフということを知らずに読みましたが全然大丈夫でした!

受けを溺愛してどろどろに甘やかす攻め様が好きなのでツボりました…>_<…
3話の別れ際、離れ難くて振り向いた尚くんを待ってた誠一さん。スパダリ万歳!
あと攻めの涙って最高すぎる。。
大人だけどすごく可愛い2人で読んで幸せな気持ちになれました。

えろは序盤有り、中盤無し、そして終盤取り戻すようにドッカーーンていう流れが良かったです♡♡
歯医者さんの仕事着のままっていうのも、ネームプレートついたままでとってもえっちでした…

過去の恋愛で辛い思いをした尚くんが幸せになれてよかった。
疲れたときに読みたくなるBLです。

3

未亡人受と紳士攻、一歩踏み出したあとのラストは必見

不幸に慣れちゃった系の、薄幸美人受。
対して包容力カンストの紳士な攻。

受には忘れられない昔の男(先輩)がいて「男同士はライトな関係で楽しむもの」だと教え込まれている。他に恋愛など知らない受はそれが男同士の常識だと信じていたが、先輩はやり逃げくそ野郎。久しぶりに連絡してきたと思ったら「結婚するから」「久しぶりに会わない?」等軽薄な様子。
そして、受・瀬戸は攻・来栖によって、愛そのものの価値観を変化させていく…。

パパしたとか、僕は全てを知っているとか好きなら絶対好き。私はちなみにどっちも好き。
瀬戸はパパした系で、来栖はぼくすべ系。
瀬戸が先輩との過去のせいで、距離を置いてるんだけど、来栖への気持ちを自覚してもその過去があるから全然踏み込んでこない。それが、一歩踏み出したときの萌え感は心臓潰れる。

来栖はいわゆる金持ちなんで、「与える」ことに慣れてる。それが初めて自分から求めた恋が「瀬戸」だった。でも、全然自分に飛び込んでこないわけよ。カー!モヤモヤするわ!ってとこから、やっとモノした後の来栖がまたハッピー満開で、すごい良い。

続きを切望する。

2

尚くんの泣き顔が可愛い!

美人な受けとスパダリ攻めが気になり購入。

過去に付き合っていた先輩から結婚の知らせを受け、失意のどん底の尚がコーヒーを買って泣きながらコンビニを出た際に来栖とぶつかってしまい、服を汚してしまう。
家が近いと言うことで来栖のマンションにお邪魔して汚れた服を洗い、涙の理由を話す。
来栖は尚の想い人の先輩に少し似ていて、お互い惹かれる部分があり、一夜の関係を持つ。数日後尚の勤務する歯科医で2人は再会し、来栖が歯科医に通院する期間だけの恋人にならないかと提案を受け、期間限定の恋人関係が始まり・・・

と言う感じのお話です。
1冊完結の作品はサラッと終わることが多いのですが、この作品はきちんと2人の心理描写や関係が描かれていて満足度がとても高いです!!
そして、なにより受けの尚の泣き顔が可愛い。
ワンワン泣くのではなく、ホロリと流す涙が美しいです。最後の方では来栖の涙も見られ、温かい気持ちになりました。

スピンオフ作品とは知らず、作中に意味深に弟の名前がでてきたので尚の先輩は来栖の弟?だから顔が似ている?とか考えていましたが、全く違いました。
前作未読でも楽しめますが、気になったので読んでみたいと思います。

作者の先生は2冊目とのことですが、とてもいい作品でした。今後も期待大です^ ^

4

距離感が絶妙

元カレへの気持ちを断ち切れず、似てると思った来栖さんに元カレを重ねていたのに、次第に来栖さんを好きになる…尚の気持ちの変化にキュンキュンしました(*^▽^*)来栖さんが、軽くてちょいチャラそうに見えて笑、めちゃくちゃ良い男なんですよ(#^.^#)来栖さんも、単に良い男なのではなく、自身のことも結構冷静に客観視できるし、余裕って言っちゃうと少し語弊がありますが、尚の少し先を歩いていてくれているというか、甘えさせてくれる懐の深さがあったり、尚に考えさせてくれる時間をくれるんです。あ、でも、尚に委ねるだけじゃなくて、ココってとこはちゃんと想いを伝えてくれます(^○^)!!それって凄く大事な気がします!

尚の元カレ…、いや、彼氏のつもりだったか不明な"先輩"ですが…なかなかのクソ野郎ですが笑、言ってることを全否定できないんですよね…同性同士の関係の現実的な部分、痛いとこついてくるんですよ(-_-;)捉え方にもよりますが、酷い話ですが、夢観てるのは尚で、先輩は現実主義者なだけだったのかも。。でも私は、尚が誰かを好きになること、誰かに憧れること、それが同性だったとしても、それを不毛だなんて思いたく無いし、来栖さんとの出会いでこんなにも幸せになれてるんだから、恋する相手を同性・異性で決めつけるのは幸せになる幅を狭めてる気がすると思いました。

傷ついた尚をそっと見守り、ときに抱きしめ、ときに突き放し、誰よりも心に寄り添ってくれた来栖さん。甘え下手から、来栖さんの思いやりに触れて一歩を踏み出せた尚。2人が素敵なのは勿論、2人の心の距離感が絶妙で、読んでいて感情を揺さぶられ、幸せな気持ちになれました( ◠‿◠ )

9

包み込まれたい

前作の「噛みあとにキス」のスピンオフみたいでした。

お話自体は王道かと思いますが、とにかく甘くてほっこりと安心して読めました。
攻めがスパダリで大人の余裕があり、気遣いのできるスマートな人で、過去の恋愛で傷ついた受けをそっと包み込む懐の深さと安心感が素敵でした。自分も包み込んでほしいと思ってしまうほどかっこよかったです。(笑)
受けも幸薄な美人さんで、攻めに少しずつ甘えられるようになっていく姿が可愛らしかったです。

スピンオフ元の前作は読んでいなかったのですが、未読でも支障がなかったので問題なく楽しんで読める作品かと思います。

7

傷あとに甘いくちづけ

包容力の塊のような社長令息・誠一×辛い過去持ちの美人歯科医・尚。

しっとりとしていて、ちょっとせつない大人な恋、なんですけどめちゃくちゃ甘くて、甘酸っぱくて、焦れったくてくすぐったい!!
んぐうっ…、と胸を鷲掴みにされ、だあ〜、とお砂糖吐いちゃう甘萌えポイントが何回あったか分からないくらい盛りだくさんで、大変満足させていただきました。

恋に臆病すぎる尚を包み込む誠一の包容力たるや…!
決して強引ではなく優しく、尚の気持ちを優先した配慮の仕方…とってもスマートで大人な対応なのですが、たまに必死な所が垣間見えてそれにまたキュンとさせられます。

尚も尚らしくがんばり、抱え込んできた辛い過去と決別して、塞いでいた気持ちを泣きながら、こわごわながらも誠一に伝えるシーンには心が震えました…
その時の誠一の言葉にまた感動して震え上がるという(涙)

傷ついた尚の心が誠一の甘くて優しいくちづけと身体もまるごと包み込んでくれる愛情でくるまれて、誠一との未来を見つめられるようになって本当に良かったです。

7

糖度500%

帯の通りまさしく「激甘BL」。スパダリ要素を兼ね備えた今まで誰にも本気になれなかった攻め×最低な男に傷つけられ傷心中の美人受け、嫌いな人などいないのでは?という光の腐女子大好きな設定のフルコース。そして私もその一人で。

こちらが所謂スピンオフだと言うことも知らずに読了し、結果としては前作未読でも特に問題はありませんでした。ただ前作を知っていればさらにキャラクターへの愛着は湧くのかな、とは思います。

この作者様のお話は初めてだったのですが、ふんわりと可愛らしい絵柄のわりにエロ要素多めでびっくりしました。作者インタビューも読みましたが受け攻めどちらも「セックス好き」設定だそうで、出会うべくして出会った2人だったのだなあと。

エロとストーリーがいい塩梅です。個人的にちょっと甘さがやんわりしすぎて何か物足りない感じでしたが全然アリでした。甘々好きな人は買って損は無いかなと思う作品です。

2

甘いぃ~~~ぃ♡

こちら(ちるちるさん)の『新刊宣伝』に釣られ、「読みたぃぃ~~~!」と即アニメイトさんへ!
ダッシュ出来たアタシを褒めたいっ!

もうね、絹で出来たシフォンで包まれた様な、そんな甘ぁい優しいぃぃ物語でした。

『受け』 過去に先輩との辛い恋愛(と呼べるのか?)のみで、ずっとそのままそれを引き摺り生きて来た…、それはそれはピュアで奥ゆかしい、そして美しい青年です。
『攻め』 そんな『受け』を、追い詰めず、大きな大きな愛で優しく絡めとって行く、ちょっと今までに無いタイプの心のスケールが大きな人です。しかも、『受け』のちょっとした仕草や電話での声だけで、何か有ったのかを敏感に察してしまう。
でもそれで『受け』を追い詰めたりしない。
ピュアな小鳥の様な『受け』だから、そんな事になったら余計臆病になり、心の扉を開けたり出来なかったでしょう。
はぁうっとり(。╯ᴗ╰)〜♡

試し読みである様に、本当に偶然の出逢いだったのですが、書き下ろしで『受け』が「もしあの時出会っていなかったら……」に、『攻め』が「大丈夫、ちゃんとみつけてたよ」
くぅぅぅぅっ!
たまらんやんけっ!
もうこの『攻め』【スパダリ決定!】
心がふわふわする愛おしいお話でした。
読んだ後も心があったかい♡

そしてねっ!
まぁエロいっ!!
ぐふ(⸝⸝⸝•́ω•̀⸝⸝⸝)正常位って、こうなんだ……と、判っては居たけど、しっかりクッキリ描いて下さるから、もうエロ気持ち良いので鼻血が
(*´ノi`)・:∴・:∴

『噛みあとにキス』のスピンオフだそうですが、未読でも全く大丈夫!
より、そちらも「読みたい!読まなきゃ!」状態です!
こちらも私が大好きな『黒髪攻め』に『茶髪受け』、しかも『受け』が腹黒を隠していて、それをもっと腹黒な『攻め』が堕とす!
ちょっと『サイコーかよ』なシチュエーションですもんね!

こちらの夢見る様な甘い優しい物語とは、一味違っている様な・・・。
『あまきいお』先生、多才だわ~~~。
大ファンになりました♡♡

4

出会わなかった未来なんてない2人♡

初めて読んだ あまきいお先生の作品です。
こちらは、あまきいお先生のデビューコミックス『噛みあとにキス』のスピンオフになります。
『噛みあとにキス』を読んでいなくても大丈夫です。

社長代理の来栖 誠(バイ)と歯科医師の瀬戸 尚(ゲイ)のお話。

父親の入院で社長代理を務めることになった誠は、青山通りのパティスリー前に車を停めさせました。
店内に入る時にすれ違った若い男性から驚いたような顔をされます。
数日後、会食が終わり自宅へと歩いていた誠は男性とぶつかりコーヒーを掛けられてしまいました。
それは、数日前にパティスリーで会った若い男性で…。

失恋のショックで泣いていた尚が誠にぶつかってしまったことから物語が始まります。
パティスリーで誠を見た尚が驚いたのは、誠の顔が失恋した先輩に少し似ていたからでした。
尚のことが気になった誠は尚がゲイだと知ると部屋に誘います。
翌朝、尚と一夜を共にした誠が目覚めると尚の姿はありませんでした。
しかし、誠が虫歯のため訪れた歯医者で驚くことが…なんと担当医は尚だったのです。

タイトルからは想像しにくいですが、この作品は純粋なラブストーリーです。
誠のハイレベルなスパダリに映画かドラマを観ているような感覚に陥りました。
しかも、ずっと甘さと優しさに溢れているんですよ。
誠はハイレベルなスパダリだけでなく、ハイスペックも兼ね備えています(笑)
一方、尚は健気で儚い美人なのですが、これが誠にめちゃくちゃ合うんですよね~。
途中、当て馬で尚の失恋相手の先輩が登場しますが全く心配いりません。
先輩は想像以上に最低な男でした。
こんな男とお付き合いしていた尚が可哀想になりましたよ。
尚が失恋して本当に良かった!

Hシーンも甘くて濃厚です (〃艸〃)♡
尚が泣きながらトロトロになっているのも可愛いですが、誠の気持ち良さそうな顔にもドキドキしますよ。
幸せに満たされる素敵なセックスで萌えました。

描き下ろし『key to my heart』
本編のその後のお話。
もしあの時出会っていなかったら…と不安になる尚に、誠は優しく言いました。
「大丈夫 出会わなかった未来なんてない」
誠のスパダリは本当に半端ないですよ(汗)
その後、尚の「ありがとう」に涙ぐむ誠は必見です!

この広い地球のこの日本で、出会うべくして出会った運命の2人。
お互いの手を離さずにこの先も幸せでいて欲しい。

最初から最後まで、2人の甘さと愛しさにキュンキュンします。
でも、ただ甘いだけでなく可愛さと切なさもちゃんと絡められていますよ。
読後は幸せな気持ちになれるおすすめの作品です。

4

スパダリの中のスパダリ。

「噛みあとにキス」のスピンオフですが、前作未読でもOKなので是非おすすめしたい一冊です。

失恋の傷を抱え、恋に臆病になってしまった美人歯科医・尚(受)を、プレイボーイの社長令息・誠一(攻)がじっくりと癒していく物語。

"偶然の再会" "期間限定の恋人"
なんだか21時枠の恋愛ドラマみたいな設定だけど、安っぽさのないしっとりしたラブストーリーでとても良かったです。



包容力抜群の誠一さんがとにかく最高でした。
優しい。
聡い。
甘い。
フルコンボですよ。
紹介に "プレイボーイ社長令息" とある通り、こなれたリードで場数を踏んできた感はあるものの、過去の関係相手を匂わせるようなところが全く無いところも素敵。
不用意に嫉妬を煽らない。
ひたすら安心だけを与えてくれる。
くぅぅ、まさに傷持ちの受け様に相応しい攻め様…!

こう、年相応の鋭さや冷静さも持ち合わせていて。
すぐ嫉妬することもなければ、すぐ浮かれたりすることもない。
「俺が独身だってことに…」と、冷静に尚の感情を分析するシーンは痺れました。
誠一さんは精神的にも本当に大人。



そして、尚がこれまた庇護欲そそる受け様でした。
尚の元彼は、「男同士なんて体の関係だけだろ」と言い切る最低な男でした。
雑に扱われることに慣れているのが、尚のちょっとした言動に表れていて切ない。
着実に誠一さんに惹かれてるのに、もう傷つきたくない気持ちから、あと一歩踏み出すことができないのでした。

そんな尚が、我慢しきれなくなったように甘える瞬間は本当にきゅんとしました!
甘える度に、「ごめんなさい」と謝ってしまうところも健気でたまらない。

特に第3話。
デート終わりにバイバイした後、やっぱり寂しくなってそっと誠一さんの方を振り返るくだりがめちゃくちゃ可愛かったです。



初めての恋人だったからだと思いますが、尚にとって元彼の存在が大きすぎるんですよね。
偶然出会った誠一さんが気になったのも、元彼と顔が似てると思ったからだったし。
もらったキーケースをまだ大事に持っていたり、デート中に名前を呼び間違えたこともありました。

元彼の色が強く残っている尚に、わたしは結構ハラハラしたのですが、当の誠一さんはいつも優しくて、辛抱強くて。
本当にスパダリの中のスパダリでした。

カバー下で先生がおっしゃっていたように、次期社長ということで、これから先乗り越えなければいけない問題もあると思いますが、誠一さんになら安心して尚を任せられるなと思いました。

あぁ、もっとあまあま後日談が読みたいです( ⸝⸝⸝¯ ¯⸝⸝⸝ )♡

11

糖度高め!

攻めが受けを溺愛、めちゃ甘えさせるの大大大好きなんでもうツボすぎました!
前作未読ですが全く問題なく読めました。

攻めの来栖さんがスーツ姿がカッコよく気遣い出来まくりの甘えさせ上手、大人の包容力でつまりはスパダリ。受けの尚は昔の恋を引きずっている奥手な歯科医、美人さん。この2人の立ち姿がどちらも綺麗でとーっても絵になる!

全体のお話としては当て馬(尚の元カレ)も過激な登場の仕方ではないしさらっと引いたから波風あるわけでもなくあっさりめなんですが期間限定で恋人になった来栖と尚が互いに惹かれあっていくのがゆっくりじっくり描かれていてよかった。

臆病な尚の気持ちを柔らかくゆっくりときほぐして甘やかして本音ひきだしていく来栖さんがもうもうとってもイケメン…これなびかない相手おらんやろ。
期間限定だから、とか迷惑かけちゃいけない、とか色々気持ちに制約かけちゃう控えめな尚だけれどおセッセはなかなか積極的、このギャップが良かった!
キーチェーンを返してもらう為に寄った時に実は後ろの準備もしてきてたとか…ギャップ〜!!
後半の歯科医のお仕事着での着衣おセッセもやらしくてステキでしたー。
あまーい、かわいーを心で連呼して読みました。

夜の公園のキスの場面が無茶苦茶好きです。
本当はキスしたかったけれど遠慮してウンと言えなかった尚の気持ち察してそして自分もキスしたかったからだけれど振り向かないかな、って待っていた来栖さんに尚の気持ちが溢れるステキな場面でした。

恋に臆病でなかなか自ら動けない尚をゆっくり待ってあげる来栖さんの寛容さな、これに尽きるな。溺愛攻め最高でした。

6

とにかく甘い

レビューが甘々で溢れていたので読みました
スピンオフとのことですが、前作未読ですが問題無しだと思います

そして、とにかく甘かったです
お話はスパダリ攻めと不幸な恋愛をしてきた美人さんのお話
定番といえば定番なのですが、驚くくらいキャラクターに嫌味がなくてとにかく甘かったです

受けの元カレというか先輩が、クズなんですけどそれすらサラッと流せるくらい浄化作用の高いお話

絵も美しいし、エロかったです
とにかく読んでいて幸せになる一冊

3

甘くて切ない、しっとり読ませるラブストーリーです

心に傷を持つ美人受けが、超包容力のあるスパダリに、これでもかと甘やかされるお話です。

これ、もうとにかく激甘なんですよね。
元々、どこか寂しげな美人受けと言うのは大好きなんですけど、彼の場合は、過去の辛い経験が恋に臆病にさせてまして。
こう、自分が傷つかないよう、予防線を張ってる状態と言いますか。

で、こちら、何が萌えたって、そんな主人公をスパダリ攻めがひたすら大切に甘やかしまくるところ。
来栖(攻め)ですが、大企業の次期社長でセレブでスマートで穏やかで、その上とにかく優しい。

瀬戸というのは臆病で繊細で傷つきやすい印象なんですけど、来栖はそんな彼を絶対傷つけるようなマネはしないんですよ。
何だろう。
彼も人間なので、当然、焦れたり傷ついたりする事はあるんですけど、それでもそれを瀬戸にぶつけたりはしない。
ただほろ苦く飲み込んで、ひたすら優しさを与え続けるところがすげーな!と。
こんだけ忍耐強くて大人な攻め、BLを山ほど読んでるけどめったにお目にかかれないですよ。

もうね、迷惑をかけてはいけないと辛くても平気なふりをしようとする瀬戸に、「ほん少しでも頼ってくれるなら、我慢しないで」ですよ。
「俺のためにここにいて」ですよ!
なんて、なんて甘い・・・!
なんか、夢見心地でうっとりしちゃうセリフのオンパレードなんですよー!!

あと、瀬戸が来栖から口説かれ、期間限定の恋人となるのが二人の始まりなんですよね。
そんな二人が紆余曲折を経て・・・というのが大筋。
そう、めちゃくちゃ甘いけどどこかほろ苦い部分もある、大人の静かなラブストーリーなのです。

これ、瀬戸が本気で好きになってしまう前にと、自分の気持ちをセーブしようとするところもまた、切ないけど萌えました。
いっっっつも思うけど、「本気で好きになる前に・・・」って言ってる時点で、もう好きになっちゃってるんだよなぁ。

また、イラストもとにかくキレイなんですよね。
瀬戸の泣き顔と言うのが美しすぎて、ため息ものでした。
エッチシーンも上品でありながら艶っぽくて、萌えまくりました。
ついでに、これほど大切にされる瀬戸が惹かれてゆくのは勿論、来栖が瀬戸に惹かれてゆく過程も丁寧に綴られていて、その点でも素敵でした。

大人の甘くて少し切なくて優しい恋なので、ロマンチックな気分に浸って読めるのでは無いでしょうか。

ところで、瀬戸ですが、過去の男がクズです。
普段なら「受けは何故このクズに惚れたのか(忘れられないのか)?」と疑問で仕方ないところですが、逆に瀬戸の真面目で一途な性格が読者に印象づけられ、共感を呼ぶのがすごいと思います。

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萌えの全部盛り♡

『噛みあとにキス』のスピンオフですが、未読で問題なしです。
いやー、攻めがスパダリですよ。間違いない!
ストーリーは王道だと思うのですが、切なさと胸キュンの応酬に萌えまくりました♡
偶然の出会い・再会に運命を感じさせ、読者の心に恋の火を灯す素敵なストーリーです。


失恋して泣いていたゲイの尚は、来栖という失恋相手の先輩に似た男と出会います。
その後、勤先の歯科医院で偶然再会した栗栖から、〝期間限定の恋人関係〟を提案されてーー…

まず、尚が健気で可愛い。
元カレの先輩を忘れられず、結婚すると聞いては泣き、思い出のキーリングを宝物のように大切にしている。
セリフも表情もいちいち可愛くて、セックスの時、先にイキそうなときは必ず「ごめんなさい」って言うんです。
先輩からの扱いが酷かったんだろうな思わせる、とても切ないセリフ。
「優しくされると寂しくて…」っていう言葉には胸がキュッとなりました。優しさが尚の心を攻め立てるのかな。
まだ好きな先輩への罪悪感なんかも感じちゃってるんだろうな。

そんな過去の恋を忘れられない尚を優しく包み込み、前を向かせていくのが来栖です。
会社の次期社長でありながら驕ったところが全くなく、相手のまなざしや表情から言葉がなくても意思を読み取り、優しい気遣いができる人なんです。
帰り際、名残惜しい尚が振り返ると、そこにはまだ来栖が立っていて……なんて、まさにトレンディーなシーンも違和感なし!
恥ずかしくなるほどの胸キュン展開に転がりました♡

格差ある関係、過去の恋愛から恋に積極的になれない尚に迫る恋人の期限ーー。
どちらも終わらせたくないと思っているのに、そう簡単にはいかない焦ったさに悶えた。
尚がクソ先輩と決別した時にはスッとしたし、来栖の告白は王子です♡
「並んで歩かなくてもいい ゆっくり歩くからついておいで」という言葉にグッときました!

尚が来栖によって溢れるほど満たされていくところ、本当の恋を知っていく過程がとても丁寧に描かれています。
自分を成長させてくれる恋愛って素晴らしいと思う。
かっこいい攻めと美人な受けは、目の保養にもバッチリ!
枯れた心を潤す大人の甘キュンラブストーリーに夢中になってしまいました♡

Hも丁寧で美しいです。シーモアは白抜き修正。

9

甘々がたまんない!

うわ~!甘かった!
でも好きです!

これ、『噛みあとにキス』の弟編のスピンオフなんですが、こちらのお兄ちゃん編。
こちらが甘くて、断然好きです。
多分読むタイミングも有るとは思いますが、今の私はBLの糖分を求めているんだなぁ!

このお兄ちゃん、来栖がなんと言うかスパダリ。ひさびさにスパダリを見たよと思う正統派でした。あ、傲慢な要素はありません。
ひたすら、ジェントルなスパダリです。

偶然のコーヒーぶつかり出会いから始まった歯科医の尚との関係。
いやいや、この尚も美人、健気、ちょっと精神的負債とベストオブ受けちゃんです。

来栖と尚の甘くて切なさも有る恋までの経過が、糖分を求める私にベストマッチでした。

そりゃハピエンなんで、読後感良し良し。
甘々のが、お好きな方には是非ともお勧めしたいなぁと思いました。

以前、弟編もレビューしたんですが、当時よりは読み返すと弟編も好きになっていました。やっぱり、読むタイミングって有りますよね。

8

攻めが甘々でとっても素敵

攻めの来栖の包容力が素晴らしくて萌えました。読んで良かったです。
絵も綺麗で色気があって最高でした。
そして2人の出会いがまた良いです。

甘いもの好きの来栖がパティスリーに入ろうとして、中から出て来る人物の為にドアを開けてやるとそれが受けの瀬戸なんです。礼を言う瀬戸の視線が意味ありげで来栖は気になってしまいます。実は瀬戸の元カレに来栖が似てたらしいんですよね。

そして次はコンビニから出て来た瀬戸とぶつかって、彼の持っていたコーヒーが来栖に掛かってしまいます。
服の汚れを取るのを理由に瀬戸を自宅マンションに連れて行きます。瀬戸が泣いてた理由を聞いて、それが大学時代の元カレの先輩が結婚するからだと聞き出します。

ゲイばれした瀬戸は慌てて帰ろうとすると、来栖は大丈夫どっちも好きだからと部屋へ誘うのです。2人はすぐにセックスに雪崩れ込むのですが、これがエッチでイヤらしくて最高でした。
流れから来栖は遊び人かと思いましたが、瀬戸に掛ける言葉や表情がとても優しくて。

翌朝にベッドから瀬戸が消えていて、来栖は連絡先を聞けば良かったとガッカリするのです。
2人の3度目の再会は来栖が訪れた歯科医院でした。瀬戸は来栖の担当医になります。2人は再び来栖の部屋で会います。

意外に見えて来栖は人との出会いを大切にしていて瀬戸との関係を続けたいと告白します。来栖が社長の息子だと知った瀬戸が躊躇した為、来栖は治療が終わるまでの期間限定の恋人を提案するのです。

恋人同士でやりたい事を聞かれた瀬戸が頭を撫でて欲しいと言ったことで、前の恋愛はいいものじゃなかったと来栖は気が付きます。でも悲しいことに瀬戸はそれが普通だと思ってるんです。

瀬戸の元カレが最低で勤めてる医院の娘と結婚しながら、セックスの相性が悪いからと瀬戸と関係を続けようと連絡を取って来ます。
過去に初めての恋で何も知らない瀬戸を縛ってセックスしてたようで、まさにクズです。

一方で来栖は父親の入院先の病院で妹と甥に会っていたのですが、瀬戸が誤解して問い詰めて来ましたが、来栖の説明を聞いて震えて泣いていた瀬戸を、思いやることの出来る素敵な人です。

公園で遠慮してキスを拒みながらも寂しくて振り返った瀬戸を、同じように去りがたくて瀬戸が振り返るのを待っていた来栖が抱き合ってキスを交わすシーンが胸熱でした。

近づきそうでなかなか近づかない瀬戸の気持ちをじっと待っている来栖が良い男です。無理矢理じゃ無くて、瀬戸から近づいて来るのを待つんです!

瀬戸はクズの元カレに無理矢理呼び出されても、来栖と出会って変われたので流されること無くもう会わないと伝えてました。

そして元カレと来栖が全然似てないと確信しても、来栖への想いが消えないことに気が付きます。

偶然掛かって来た来栖からの電話に瀬戸は平静を装いますが、人の感情の機微に聡い来栖には分かってしまうのです。
心配する来栖に迷惑をかけまいと取り繕うとする瀬戸に、来栖が掛ける言葉が本当に最高なんです。

会いたいと言った瀬戸の元に駆けつけた来栖と、2人が告白し合うのがとても甘いです。

本当の恋人同士になった2人のセックスシーンもめちゃくちゃ良いですよ。
とにかく瀬戸を見つめる来栖の眼差しが良い!
来栖が瀬戸の事がめちゃくちゃ好きって顔してエッチしてるんです。

こんなに幸せになれるなんて思わなかったから、俺のこと見つけてくれてありがとうって泣く瀬戸に、なんか俺まで泣けてきちゃうなって涙ぐむ来栖は今年1番の甘々攻めでした。←当社比

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