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表題作跪いて、永遠の愛を誓う。

古家孝彰,ゲイで雄太の父の秘書,雄太の従兄弟
橘雄太,タチバナグループの御曹司

同時収録作品跪いて、永遠の愛を誓う。

宮坂希一,専務の息子/修 遼平 辰夫,悪友
城宮学,大学生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

日常はつまらないことばかりで、何もかもが億劫だ…。橘グループの御曹司、雄太はその恵まれた環境に甘え、毎日を好き放題に遊び回っていた。そんな雄太を運れ戻しに来るのが父の秘書、古家孝彰。雄太は、冷たくいつも取り澄ましているこの男が大嫌いだった。2人は従兄弟だが、孝彰が同性愛者だと知った時から、雄太は孝彰を避けるようになった。同じような、家が金持ちの連中と粗悪な遊びを行い、ついに最悪な事件を起こしてしまう…。追い詰められた雄太を救えるのは結局孝彰だけだった。だが孝彰は事件を隠蔽する代わりに雄太にとって最も屈辱的な要求をしてくる…。衝突する激情と異常なまでの執着心。愛と下剋上の物語。

作品情報

作品名
跪いて、永遠の愛を誓う。
著者
夜光花 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
ISBN
9784812427743
3.4

(94)

(14)

萌々

(31)

(36)

中立

(10)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
19
得点
312
評価数
94
平均
3.4 / 5
神率
14.9%

レビュー投稿数19

説得力が欲しい

久しぶりに読みたくなって数年ぶりに3か4度目の再読をしようと思ったのに最初の数十ページで一旦挫折。読んで一度手放してやっぱりまた買って手元に残したのに。
2006年発行なので16年前の作品ですね。すでに文章はさすが夜光花さんです。

そして別荘の悪趣味なパーティーを乗り越えると、引き込まれてページをめくる手がとまりません。

出来栄え点は満点だと思うのです(何様?)
ただ好みの問題です。
雄太が初めて働いてやりがいを感じて前向きに頑張るようになったのは、読んでて達成感がありました。

孝彰の仕打ちがエスカレートしていき、そこまで雄太を打ちのめしたいの?もう人間の尊厳も壊して言いなりにさせて自我も無くさせるの?とハラハラして。

なのに二人ともあっさりくっついちゃって。
あんなにされたのに雄太はタフというか単純というか…。クズで考えなしで子供で何年も馬鹿な反抗して、やっと矯正更生されたかと思ったのに、孝彰の気持を確認するために一世一代の賭けに出て。
ころっと変わり身がなんとも。やっぱり子供なのかな?

孝彰も顔が好きでってだけでよく何年も我慢して、支配して調教して躾して…。

うーん。もうちょっと緻密というか説得力のある設定だと良かったなあ。まあ顔だけ好きってわけではないと思うけど。

そして奈良さんのイラスト!本当に色気がありますよね!最高です。

0

あらすじの割にシリアスではない

思いのほか皆さん高評価で驚きました…
が、個人的には萌えられませんでした。

人を殺しそれを攻めに隠蔽してもらった生意気な受けですが…弱みを握られたことにより言うことを聞くようになります。

殺人部分は予想通りの真実がありましたが、まだ種明かしされていない時点で怯えつつも(更生)生活に馴染み始める受けに対しては複雑な気持ちでした。

またゲイである攻めを毛嫌いし馬鹿にし続けていましたが、体が堕ちるのも早すぎ。
もう少し根性見せてほしかったな(笑)なんて思っていたら攻めのことが好きだったからこその嫉妬故…みたいなありきたり展開で私のHPは0でした。

エロシーンは多かった気がするので、そこ目当ての方は楽しめるかもしれません。
私はゲイ地雷なクズ系受けが痛い目みつつも自分が嫌悪している方向に転落していく物語…かと夢見すぎていたかもしれません。

0

序盤はドシリアス、でも読後感は良し!

下克上ものが読みたい! できれば主従で! という欲望のもとサーチをかけこの作品にたどり着きました。

奈良先生の描かれた表紙がなんとも刺激的ですが、本文はテンポが良く調教シーンもそこまでハードではなかったので(あくまで主観ですが)楽しくサクサクと読めました。むしろ一番ハードだったのは序盤にある"事件"のシーンですね。「え、これbl小説だよね!?」と何度も思ってしまうくらいエグい描写があります。伏線はあったので何となく展開は読めましたが、それでも恐ろしかったです(というか実際に傷をおわされた○○が可哀想で…笑)。

"事件"以降は主人公にとって目まぐるしい変化の連続。ゲイだと蔑んでいた従兄(攻め)に調教されたり、強制的にホテルで働かされたり…。お陰で受けとしても人としても成長します。もともとやれば出来る子だったんでしょうね。ただ環境のせいで少し拗ねていただけというか。

ホテルで働くシーン良いですね。汗水垂らして自分で働き、自分で稼ぐ。そのやりがいや達成感を主人公が知っていく過程は読んでいて胸が温かくなります。周りもいい人ばかりで良かったです。

二人の関係に関しては、読者は早い段階から主人公(受け)が攻めのことを心の奥底では憎からず想っているのに気付くと思います。肝心の主人公自身がなかなか気付かないのですが(笑)。で、まぁ多分攻めも受けのこと好きなんだろうなということで安心して読めます。色々悩んだりすれ違ったりしますが、アラブからお越しの当て馬さんも一役買ってくれ無事ハッピーエンド。攻めの想いがしっかりと伝わってくる展開でグッときました。

想いが通じあって以降の受けが子どもみたいにはしゃいでいて凄く可愛かったです。多分それが素の性格なんじゃないかな? 攻めとの掛け合いも面白かったです。この攻めは"S"というよりは"むっつり"なんだな、と個人的には思いました(笑)

二人の先行きも明るく、下克上欲も満たされ、いい読後感を味わえました! そして何より面白かった!
主従の下克上ものに飢えてて、かつハッピーエンドが好きな人にはおすすめです(^-^)/

1

裸・首輪・鎖!表紙に尽きる(笑)

夜光花先生に奈良千春先生という大好きなセットだったので、かなり以前の作品でしたが、わくわくしながら読みました。

初期の作品だっただけに、壮大なスケールで緻密に練られた話を書くイメージの夜光先生の作品にしては、最初のショッキングな事件以外はありがちな話で、先も読めていたのですが、それでも放蕩息子の成長話や、孝彰のお仕置きプレイなどを織り込んで、ぐいぐい一冊読ませてしまうあたりはさすがという感じです。

そしてやっぱり夜光作品はエロがいい(笑)
自分の気持ちを頑なに隠して強姦まがいのプレイに出ちゃう不器用さんと、自分の気持ちに気づかずに反発しちゃう困ったさんが『脅迫』や『躾』という言葉を理由に身体を繋げて、心までもどんどん相手にのめり込んでいく課程が不器用なキャラが大好物の私にはたまりませんでした。

身体を無理やり開かれて嫌がる気持ちとは裏腹に感じてしまう姿にはにやにやだし、全裸に首輪と鎖の『躾』が待ってる週末って〰。興奮するなって方がムリ(笑)一回こっきりのプレイじゃなくて、次の週末を待ってる時間さえも縛られてるっていうのがまたたまらない。際どい表紙だけど、この話はこのシーンに尽きる!うんうん。
この二人には想いが重なった後も、上司と部下という身分でも、いつまでもワンちゃんプレイを楽しんで欲しいと思います(笑)

ずっと昔に〈裸でペットリング〉に大興奮したのを思い出し、性癖って何年たってもかわらないなぁ~と苦笑いしながら読んだ一冊でした(笑)

2

し…芝浜!?

どうしようもない状況に陥った主人公を、サドの男がエロ調教する……といった系統のハードでダークな話なのかと最初は思いました。表紙がアレだし、序盤の主人公は金はあるけどクズみたいだし。

実際、途中まではそういう趣でした。「助けてやる代わりに奴隷になれ」というパターンですね。

しかしだんだん様子が変わってきて……。救いようのないクズかと思われた主人公の雄太くん、意外にさほどクズでもないというか…根は素直な子供でおぼっちゃまなんですよね。

ほんでもって最終的な感想は「エロ版芝浜」。古典落語のアレですよ。ろくでなしの夫を更生させるために妻が嘘をつく話。
意外に読後感は爽やかなので、ハードすぎるのはダメだ!という人でもいける一冊だと思います。

1

生意気受けがモジモジすると可愛い

ザックリ言うと生意気なお坊ちゃん受けの成長物語?
途中途中キツイシーンはあるけれど、
表紙のようなシーンもあるけれど、
どこか甘さもあって楽しく読めました♪


受けの従兄弟で社長秘書兼お目付役の攻め×金持ちで甘やかされて育った受け。
金にものを言わせ、ドラッグが横行する場所で遊び、家を継ぐ気もなくただただ悪い連中とつるんでる受けは、ある日とんでもない事件を起こします。それを処理し隠蔽した攻めは、警察に黙っている代わりに体を求めてーー。


ドラッグで飛んでる描写に頭がクラクラ。
"とんでもない事件"の部分もしっかり書かれていて吐き気が…。
薬のエグさを目の当たりしてしまった気分です(;ω;)

ラヴァーズ文庫だし、延々とエロ調教のみかと思いきや、
自堕落な息子をまっとうに躾し直す…というのが意外でした。
平日はまっとうに社会勉強をし真面目に働く明るい描写と
週末は家でエロ調教してる仄暗さのコントラストにワクワクw

生意気な受けが屈辱に耐えながら開発され
ボロボロ泣きながら快楽を知っていくのに萌えますヾ(*´∀`*)ノ

攻めはただ下克上がしたかったわけでなく
受けに対して好意があるのかな?というのは匂っていたので
意地悪な調教も嫉妬に狂ったヤンデレに見えてニヨニヨ( ´艸`) ♪

お坊ちゃん受け変換は2度あり、
生意気期→調教期→現在と3パターン。
個人的には調教期のしおらしさがすごく可愛くて萌えた!!
だから…うん。終わりはチト残念かな(´‐ω‐`)

BがLしてるという意味では正しい。
2人が幸せそうに笑ってるのは嬉しい。
だがしかし。
生意気小僧がモジモジしてる姿にグッときたから
誘い受けでグイグイいくのにコレジャナイ(ФωФ)感。
対等な関係といいながら攻めも敬語に戻っちゃってるし…。

あと話の雰囲気もガラッと変わってて戸惑いも少々。
前半のダークさは一体どこへ行ったんだろう。

ラストに萌え失速してしまったので評価は抑えめ。
途中までは萌えツボにきてたので、萌え×2寄りです♪

1

最後のイラストに癒されました

お金持ちのお坊ちゃんで、
まともな人間関係を知らずに育ったから
我儘放題、ロクな奴が周りにいない。
そんな彼に想いを寄せる幼馴染が、
ある事件をきっかけに彼の弱味を盾に彼を更生し、想いも達成するってお話。
読み始めでこうかな〜?という展開通りで、
ちょっとつまんないかな?と思ったけど、
推測の展開通りだったけど、
全然がっかり感はなく、それがちょっと逆に不思議でした。

とにかく前半の描写がエグい。
友達と軽井沢の別荘に乱行パーティをしに行くんですけど、
結構ちゃんと描かれてて、想像できちゃうからキツかった。
また、幼馴染に弱味を握られてから彼の犬状態になっちゃうんですけど、そこもキツかった。
イマイチ裏が感じられなくて、せつないとかそういうのもなく、
一体何が楽しいの?って感じ。
ただその分、彼がホテルに就職してからが気分良く読めて、
そのまま最後までいくので、読み終わりはすっきりした。
きっと夜光花さんの思惑通りですね。

あとがき、今回イラストレーターの奈良千春さんのもありました。
その絵に癒されましたね〜。
日向ぼっこしながらクゥクゥ寝ちゃってるのかな?
思わずクスッとしてしまいました。
最後にこういうイラストでしめるっていいですね。

1

下剋上に萌えます!

一冊まるまる1つのお話です。
この作家さん、初読みです。
あまり期待せずに購入したのですが、かなり、好きな感じかも。
すごく、楽しく読ませていただきました。
要所要所にスパイスがきいていて、飽きずに読ませてくれます。
流石です。

さて、この話、下剋上ものです。
攻めが生意気な御曹司の鼻っ柱をへし折ります。
もうね、そりゃあ、思いっきり。ぺきっと。
生意気なガキが、屈辱にプルプルと震える様は、かなり萌えます。
はい、攻めの孝彰も、私たち読者も。
攻めの萌えが、ちゃんと読者にも伝わってきます。

いいわ、下剋上。
そして、メガネ攻め。
この作家さんの他作品も大人買いしたので、読むのが今から楽しみです♪

1

サスペンスと思いきや

題名と表紙のイメージ通り、序盤からサスペンスに突っ走っていて、
「さすが、夜光先生…」という感じでした。
あまりにも重い展開だったため、恋愛よりも事件の方が気になってしまう始末(笑)

とは言え、終盤でいろいろと明らかになり、「そうきたか!」と安心できますので大丈夫です(^ ^)

あらすじだけを読んで、弱みを握った孝彰が雄太を奴隷のように扱うという展開を予想していたのですが、それだけではありませんでした。
ワガママ放題に育った雄太の根性を鍛え直すため、規則正しい生活と仕事を
させます。
はじめは不平・不満しかなかった雄太ですが、真っ当な仕事仲間との交流により、徐々に変わっていきます。
恋愛モノでありながら、受けの雄太の成長記でもあるんですね。

終盤で、雄太が孝彰の気持ちを試すためにいろいろと画策するところに
感心しました。
やられっぱなしではない雄太にあっぱれです!

5

最初と最後で印象が様変わり

サスペンス?、調教もの?、と思わせておいて実は…
最初と最後でガラリと印象が変わる話なので、ネタバレ知らずのまま読むのをおすすめ。
最初の乱交パーティーの惨状で、自分の身の保身に精一杯なボンボンをやり込める孝彰の行動に何かスカッとするな~とは感じていたけれど…。
エッチシーンも気兼ねなく楽しめて、あの方向へ話がまとまるとはさすが夜光さん!!

読み始めは、
孝彰: 弱みを握ったサド攻め×雄太: どうしようもない放蕩息子
だったのが、読み終わる頃には
孝彰: 大胆な荒療治を仕掛けた策士×雄太: 実はやればできる子
っていうふうに印象が様変わりしちゃっていた。

以下、ネタバレ感想を。

受けの雄太は確かにおバカな問題児だけど、彼なりに超えてはいけない倫理観を持っていたってのが鍵で、これで他の悪友達と人生を左右したと言っても過言ではない。
あと、孝彰の事をホモと見下して毛嫌いするのは、逆に彼を独占したい気持ちを隠す為だよなと、読み始めからすぐにピンときた(笑)。
孝彰のほうも、雄太にやきもちを妬くと沸点が一気に上がってりするので、何だかんだと主従関係の噛み合ったカップルだったのだ。

2

大好きです。

前から夜光花さまは好きだったので、ワクワクして読み。読了も期待を裏切らずな展開で、大満足です。執事と坊ちゃんの勢力逆転も大変おいしゅうございました。
BL本でガッツリ仕事するの大好きなので、慣れない仕事に四苦八苦しながら頑張る雄太の姿は大変好ましく思いました。でも、これも会社を継ぐための試練なのね…。
エロは安定感のあるエロエロで興奮です。表紙からしてもエロエロですが、挿絵が文章と逢っていてすごく良かったです。

1

わがまま坊ちゃんの躾方

ふぃー(^ω^)
正直アラブ系王子殿と一悶着あってほしかった、、、
そしたら躾方どころではないか(。-_-。)
古典的なお金持ちのダメダメ坊ちゃんと分家で従兄弟の社長秘書である孝彰の坊ちゃんの躾方。

こんな金にものゆーお坊ちゃんいるんかね〜。
いるんだろうな、、、。刺激が欲しくて遊び半分で薬に手を出し人殺しをしてしまったとパニックになるゆーた。
ゆーたの悪事を隠蔽するための条件として下剋上を突きつける孝彰。
今まで孝彰に傍若無人にふるってきたのが一変ゲイである孝彰にペットとして奴隷として扱われる。それと同時に父のホテルで身分を隠しアルバイトとして放り込まれる。
孝彰のしうちに一喜一憂するゆーたは可愛いです。
かまってほしくてあて馬に取引先のアラブ系お金持ちを使うあたりがかなりのわがままっぷり(笑)

最初はどうやることやらとハラハラしましたがなんだか急にあまあまラストで笑っちゃいました。
もう少しゆーたの仕事っぷりを見たかったなー。

0

どこか愛にあふれているような

イラストは奈良千春さんなのですが、表紙が秀逸ですね。
2人とも表情も素敵で、
内容をより引き立てているように思います。

内容は、下剋上、調教もので、
時には犬扱いされたりするのですが、
どこか愛にあふれているように感じました。

薬物とかが出てくる物語は好きではありませんが、
甘さがあって、救いがあるのが、良かったと思います。

御曹司でどこか人生に飽き飽きして、自由に謳歌していた雄太ですが、
父の秘書、孝彰に弱みを握られ、服従を強要される。
孝彰に命令され、関連会社で下ッぱの仕事をさせられ、
犬のような扱いをされるのでした。
まさに落ちた雄太なのですが、
雄太の再生の物語ともいえました。

結局は、孝彰は雄太に惚れていたという展開なのですが、
上下に揺れる2人の関係性も面白いと思います。

ハッピーな調教ものを読みたい方には、是非!

3

主従逆転もの

最初はもっと暗い話になるかと思ってましたが、後半はとてもすっきりした気持ちで読めました。

あらすじでは「最悪な事件」と濁してある部分なんですが、本当にこういう描写見るとフィクションでも気が滅入ります。
雄太がこのへんまでは全然好きになれなくて。
ここで孝彰との主従逆転ですよ。敬語から命令口調に変わるのがたまりません。

ホテルでの仕事は雄太が成長していく様子が微笑ましいです。峰さんや佐原さんが良い人で良かった!でも孝彰は峰さんんに対して嫉妬しすぎです。
逆上してホテルで犯たり、自宅に連れ込んで放置プレイしたり。お風呂のところは完全に楽しんでますよね(笑)

終盤はとにかく面白い!シロのことは想像がついてましたが、やっぱりホッとしました。
ホテルで襲われそうな時に攻めが乗り込んでくるというのがお約束パターンですよね。
でも雄太は孝彰の気持ちに気づき、サラムを利用して自分から仕掛けるんですよ。策士ですね~。見直しました。
結局この二人ってずっと両想いだったんですよね。
でもこうして雄太が成長してから結ばれて良かったと思います。

最後の奈良さんのイラストの中川さんと子ブタにほっこりしました。

3

実はいい教育係の攻め

表紙がこれまたすごいですね。

優秀な秘書の攻め×甘ったれお坊ちゃんの受け。
攻めに弱みを握られる→強姦。
この作品の場合攻めがゲイだということを受けも知っているので、このあたりスムーズです。
というか、この事件が怖いです(;´Д`)そりゃビビるよ・・
まぁ悪いボンボンの更生にはこのくらい必要なのでしょう。

攻めに従わざるを得なくなった受けですが、ここで攻めはちゃんと正しい方向に導いてくれます。エロだけじゃなく、こういう愛情を感じられる関係良いですね。

エロで個人的に好きなのは攻めの嫉妬Hかなぁ。中盤のいいスパイスになっているかと。
あとはなんと言っても首輪わんこプレイw

下克上が、最後に本来の立場に戻るのは微笑ましい。
いや~受けが真っ当な道に戻れて本当に良かったです。

1

ハードな主従ものかと思いきや・・

金持ちの典型的な放蕩息子・雄太と、従兄弟で秘書の孝彰。
初めは結構怖いんですよ。                     
人間を白い箱に見立てた表現とか、血だらけのシロの夢とか。
このままの雰囲気で最後までいくのかと思ったら、いつのまにか
雄太の成長物語に切りかわってましたwそして和やか雰囲気~w

エチシーンは最初のが一番萌えました。
初めのは陵辱とはいえ雄太を結構大事に扱ってるのと、
孝彰の眼鏡をはずす瞬間がなんともよかった。
そのあとのエロは、やった後の放置と、ペット扱いで尿意我慢するのが、個人的にちょっとね。嫉妬はいいけど、エロ後放置は・・。

雄太も結構開けっ放しの口だけど、孝彰も負けてない。
雄太がペット状態の時を「至福の時でした」とか、
雄太を「信じられない頭の悪さ」「欠点だらけの人間」「いいところは顔だけ」etc・・とかえらい言われようw。

そして雄太の賭けから最後までがすごく楽しかった。
それまで孝彰の手の平で転がされてたのが、立場逆転!
途中、孝彰の雄太への態度が荒いので、本当はどんな気持ちなのかちょっと混乱してたから、最後ちゃんと態度と言葉にしてくれてすっきりしました。
特にエレベーターでのシーンがいい(挿絵も素敵)。

結果的にすごくいい話でした。孝彰は見事なサポーターです。

2

成長物語


いやーもう…表紙が表紙なだけにひいたけど、内容は単にエロいだけじゃなかった!!

わがままなボンボンの雄太がおちるとこまで堕ちて、そこから這い上がっていく成長物語炫

ずっと見下してきた孝彰によって犯される日常。
でも、同時にホテルでのバイトを始めたことで雄太自身人間としてちゃんと成長していきます。

非現実的で悪夢の様な冒頭のシーンから、佐原や峰さんのようないい意味で「普通の」人達と出会って働く充実感やお金の大切さを知っていく雄太。

その間もちろん孝彰による調教もございます(笑)たまに雄太のバイト先を訪ねてはご主人様然として雄太を抱いて…

犬扱いして目の前でトイレさせたのにはさすがに驚きましたが(笑)
イラストを担当された奈良さんも書いてましたが、後ろから抱っこされる形で湯船に一緒に浸かって頭なでなでされたりキスされたり…っていうシチュエーションには萌えましたねڂn[g

最後に悪夢の全貌を知った雄太がまさに仕返しとばかりに孝彰を騙して告白するよう仕向けたのはすっきりしましたn[g
あそこで惚れた弱味で雄太が自分からすがり付いていってたら読者としてはモヤモヤが残りますからねー

雄太はいいところが顔だけとか言われてましたが…私としては性格もお馬鹿だけど憎めなくて可愛いと思いましたよ炫

孝彰の「嘘」は余りにも重くてそこまでしなくても、とも思うけど、あれくらいじゃないとクスリにまで手を出してた雄太は更生不可能だったかもしれないですね^^

2

これが下克上か!

あらすじ読んだだけでゾクゾクしました。
主人公は大企業の御曹司。アホアホの遊び人です。
昨日まで召し使いのような扱いをしていた従兄に弱みを握られ、そいつのイヌに落とされてしまうというストーリー。
凌辱シーン満載の水原とほる的ストーリー展開になるのかと思いきや、意外とイイ話でしたw
御曹司としての特権をすべて取り上げられ、平日は働き、休日は従兄のイヌになるという生活がはじまります。
屈辱的であるはずのその生活のなかで、主人公はそれまでの享楽的な自分を反省し、内面的にどんどん成長していきます。従兄への感情も変化していく。
イイご主人さまだ。

読み終えて改めてタイトルを見て、『なるほど』とニヤリとできますよ。

1

立場逆転

雄太は橘グループの御曹司。その恵まれた環境に甘えて、なんでも好き放題やって遊び呆けていた。そんな雄太を連れ戻すのが雄太の父の秘書でもある孝彰。孝彰と雄太は従兄弟の関係。しかし雄太は孝彰がゲイであることを馬鹿にして、避けていた。
そんな雄太はある日、仲間と事件を起こしてしまう。
そこに駆けつけた孝彰はこの事件を自分が隠蔽するかわりに服従しろと雄太に言い放ちます。

今まで孝彰に好き放題言ってきた雄太が孝彰の言いなりになってしまう、という立場逆転な王道ストーリーでした。
雄太が起こしてしまう事件がちょっと怖かった…wそれは最後にちゃんと解決するんですけどね。
孝彰が鬼畜でした(^;ω;^)雄太を服従すると言った日からほんとにご主人様とペットのような感じでした。雄太も事件のことがあるから孝彰には逆らえないし。
言葉責めもすごかったですよ~wいつも敬語なのに命令口調になったり。
孝彰が雄太を家に連れてきたときが一番萌えました。全裸にさせ首輪をさせなにもしゃべるなと言ったり、雄太にバイ○入れたまま放置したり。
主従好きにはたまらんですよ…!!
夜光花先生はエロかくのが上手い!

あと雄太の成長も見れるのがいいと思いました。
最初は遊び放題で言葉使いも悪いしクスリもやるわで、そりゃもうどうしようもない子でした。でも孝彰の命令でバイトを始め、だんだん更生していって最後にはあれだけ嫌と言ってた父の跡を継ぐという決意を見せてくれて。ほんとによかったです!

あとがきで夜光先生が挿絵の奈良先生の絵をみて、絵に文が負けてしまっているかもと言っていましたがそんなことないと思います!
表紙がすごく主従っぽくて好きです…v

4

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