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表題作宵待の戯れ~桃華異聞~

聚星,最高級の妓院で一番人気の男妓
関灯璃,地方富農の御曹司

その他の収録作品

  • 雨夜の戯れ

あらすじ

富農の御曹子・灯璃は十四歳。
桃華山の麓にある遊郭・桃華郷の中でも最高級の妓院・東昇閭へ向かった灯璃は、一番人気の男妓・聚星を選ぼうとして一蹴される。
ようやく聚星と会えた灯璃に、半年後の元服までにいい男になれと聚星は言い、灯璃も再会を誓った。
それから一年、信頼していた人々に裏切られすべてを失った灯璃は、男娼として聚星と再会し…。

作品情報

作品名
宵待の戯れ~桃華異聞~
著者
和泉桂 
イラスト
佐々成美 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
宵待の戯れ~桃華異聞~
発売日
ISBN
9784344808393
2.9

(13)

(2)

萌々

(1)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
6
得点
34
評価数
13
平均
2.9 / 5
神率
15.4%

レビュー投稿数6

挿絵を見たいので紙本を買う予定

2006年発刊の古い作品。
書き下ろしが二編入ってます。
電子版は、挿絵が無いのでつまらない。

世間知らずの豪農のお坊ちゃんが、流行病で父を亡くし、
母と家の為に頑張ろうとしたことで、逆に騙されて、家も財産も失い、
借金のカタに男娼として売られて
憧れの男娼と最悪な再会をする
・・・冒頭から、過酷な展開。

美人攻、ショタ受。

0

桃華郷その一

中世中国っぽい架空世界にある遊郭「桃華郷」を舞台に様々な人達の物語が描かれるシリーズの第一作です。

初めて遊郭モノをしっかり読みましたが…なるほど。面白さが分かりました。男妓という存在を設定することで男性同士という設定が無理なく展開されて、世界観にすんなり入ることができました。また、男妓=抱かれる側という先入観があったのですが、本作の聚星は抱く側で目から鱗でした。

さて、第一作の主人公二人は男前の攻×ショタ受です。イラストの灯璃がまた可愛いくて、真っ直ぐないい子であるだけに居た堪れない場面もありましたが、楽しく読めたと思います。ショタが苦手な私としては快挙です。聚星は文句なしに粋でカッコ良い男。彼にも複雑な過去があるようですが、くどい描写はないので全体的に重い印象はなく、思ったより読みやすい作品でした。

物語の転機にも登場し、同時収録の短編の主人公にもなっている雨彩夏がとても切ないキャラクターで印象的でした。第三作の主人公のようなので、読むのが楽しみです。

0

挿絵に飲み込まれた感じがしました。

内容は可愛らしいというか健気な感じでしたけれど、挿絵があまりにも可愛くてその印象が強く残ってしまいました。

実はこのシリーズ一度この本だけ購入してフェイドアウトしたんですけれど、後になってすっごく評価が高いシリーズになってしまったので、思い切って再購入しました。

灯璃は可愛くて女の子みたいだけれど、結構心は強いですね。
辛い境遇に立たされながらも頑張っているところが健気で良かったです。

いろんなキャラが出てきてこれからがすごく楽しみですね。

日本でいう遊郭になるんでしょうね。

桃源郷の設定もいい感じだし、中華風だから衣装も素敵♪

これからの展開が楽しみです♪

2

イラストのおかげで……

富農の御曹司として育ってきた少年、灯璃は女の扱いを学ぶため、桃華山の麓にある遊郭・桃華郷へやってきた。
この色街でも最高級の遊郭にやってきた灯璃は、誰より美しい男妓、聚星を相手に選ぼうとするが、一蹴されてしまう。
この遊郭において聚星は特別な存在なのだ。
彼に見合う男になると行って街をはなれた灯璃だが、信じていた人たちに裏切られ、今度は自分が遊郭に売られてしまうことになり……

中華風ファンタジーな世界観で遊郭モノ。
男妓×見習い。
元お坊ちゃまなせいで世間知らずだけど、まっすぐでがんばり屋さんな灯璃には好感が持てるけれど、佐々さんのイラストとツインテールのせいでどうにも変な罪悪感が消えなかった。
年齢的にはぜんぜんセーフなんだけどなあ。

百戦錬磨の聚星が灯璃に振り回されるのはほほえましいです。

しかし最後の短編ですっかり彩夏に心を持って行かれてしまった。
義兄に焦がれ、男妓を身代わりにする青年。
この人の話が読みたい!!

2

ショタなのに男前!

攻めが遊郭ナンバーワンの男妓で、受けがお金持ちのお坊ちゃま。
美人攻め×可愛いショタ受けですね。
表紙買いだったので、受けが14歳だということにまず驚きました。
もっとずっと幼いかと。
ぴっかぴか童貞で世間知らずのお坊ちゃまが、初めて訪れた遊郭でトップ男妓に一目ぼれしてしまうお話。
何にも知らない箱入りで女の子みたいに可愛いショタっ子なんですが、これが正味はなかなか男前で、攻めに初めて会ったときは面会させてもらうために魔物の出る夜の山道を7日間通うという試練をこなしたり、実家が乗っ取られ娼妓として売られたあとは、攻めとの約束を守れなかったのだからと、その事をひた隠しにして必死に働いたり、とにかく頑張る。
受けの想いがまったくぶれないのが好感が持てました。
とにかく攻めが大好き。
攻めしか見えてない。
攻めまっしぐら。
けなげに頑張るショタっ子、一途なショタっ子が好きな人にはオススメです。
あと、終わりの方で、攻めが攻め専門娼妓と知ってびっくりしました。
なんとなくどっちもイケる系なのかと思い込んでいたので。
それから、受けのお目付け役が後半で豹変しますが、本当は、彼は憎悪だけでなく歪んだ愛と執着も受けに抱いているのではないかな、と思いました。

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