イラスト付き
大好きだから、きみには幸せになってほしい
ひゃ〜…!!こちら、動物・もふもふ・溺愛あまあま攻め様好きにはたまらない作品です…!
もちろん上記3点全て大好きな自分には刺さりまくり。
そして小椋ムク先生のイラストが作品の雰囲気にぴったりで癒されまくりの萌えまくり…特に亜耶の幼少期、蒼星と仕獣たちと遊んでいた描写のところのイラストが可愛すぎて、もうじーーーーっとそのページを凝視してしまいました。最高の癒し・:*+.
以下、ざっと内容です。
一緒に森へ入った父親を亡くし、一人村へ帰ってきた亜耶。彼は額に「森の主」の嫁である印をつけられていました。
森の主の嫁である、ということで一つの場所に閉じ込められ、食事などは不自由なく与えられたものの、村人達から迷惑だと言われ遠巻きにされ、孤独に生きていた亜耶。
嫁入りできる年齢になり、森の社へ向かうと主である蒼星に歓迎され、それはそれは大切に扱われ溺愛されて、頑なだった心が溶けていきます。
やがて、蒼星と共に過ごしたはずの失った記憶を取り戻したいと願うのですが、蒼星に「それはできない」と言われー
と続くお話です。
亜耶の記憶が消されていることから、2人の間に色々誤解が生まれすれ違ってしまうのが読んでいて「あああ…!」と切ないところ。
そして無事誤解も解けて、亜耶も自分の気持ちを自覚して森に戻り…からの、2人のえっちの甘いこと甘いこと!
攻めの言葉責めが優しいのに意外とえっちなのも萌えたー…!!
可愛さと優しさと溺愛に包まれる、大満足の森の神様のお話でした✨
人間の亜耶と森の主の蒼星のお話。
最初、亜耶は色々あって蒼星の事を恨んでいたのですが
蒼星と一緒に過ごすうちに自分の過去のことを教えてもらって
だんだんと蒼星に対しての態度が変わっていきます。
このままハッピーエンド!って勝手に思っていたら
まさかの展開にすごく悲しくなりました。
蒼星はただただ亜耶のことを愛していて幸せになって欲しいから
記憶を消すという選択をしたんだなぁって…。
記憶を消されたはずの亜耶だけど
なんとか記憶を取り戻すことが出来ます。
そして記憶を戻してくれた紅峰に蒼星の過去の話を聞きます。
これがすごく辛かったです。
こんなに優しい蒼星にそんな辛い過去があったなんて…。
自分が戻ってくることを蒼星は望んでいないとわかっていても
亜耶は戻りたいと願います。
そしてー…。
あぁ~ハラハラしたけどちゃんと蒼星が来てくれてよかった…!
紅峰はわざとしたのかな?と後から思いました。
でも、蒼星が来てくれなかったら、そのまま亜耶は食べられててもおかしくなかったよねって。
二人が思いを通わせるところはハンカチかティッシュ必須です。
幸せそうな二人を見れてよかった!(*´▽`*)
優しすぎて切ない、あるいは、優しすぎて寂しい。
ってこういうことなのかなと思いました。
神様と花嫁もの?です。
二人の過去が辛くて切なくて悲しくて。
でも蒼星がずっと亜耶を見守っていていてくれたんだなあ。何よりも大切な特別な存在で。私の亜耶。
はじめのうちは亜耶が嫁入りを嫌がって、蒼星がどんなに素敵な主さまで優しくて穏やかでも、なんだよ!な感じで…。
記憶を失くし13年も村人に監禁され花嫁修業させられ、仕方ないよなあ。
とにかく盛りだくさんでいっぱい色んな事があって書ききれないのですが、蒼星の大きすぎる愛情が優しすぎて辛かった。幼く何も知らない亜耶を自由にしてあげようと…。
蒼星からすると亜耶はとっても心がきれいで優しい子なんですね。
わりと港町の山の主も良いキャラでしたね。
神と契ると問題はどうなるのかな?詳しい説明がなかったけど長生きして神様に近い存在になるのかな?
説明せずに契って大丈夫なのかな?
というか蒼星にも性欲あったんだ…。
短編は蒼星視点で。
長生きしようが神様だろうが亜耶を育てようが、ただの独占欲の強いひとりの男なんですね。
しかも色々物知りなようで…。
亜耶の受けた花嫁修業をとうとう解禁して。
村人を肥溜めに落として鼻緒も切れろ!と思いながらも興奮するのでした。
そしていつもは亜耶を気遣ってしないところまで…。
恥ずかしがる亜耶をなだめて言いくるめて。
蒼星が人間味に溢れてて読めて良かったです。
もう悲鳴をあげっぱなしでした。
攻めがツボすぎて、愛おしすぎて……!!
神様なのに、自らせっせとクッキーを作ったり何かとまめまめしいとか、最高。
超〜〜一途なんですよ。
なのに、受けのことを想うからこそ手放そうとする。
もう、なんて、健気なのっっっ!!!と、鼻息荒く萌え転がりました。
最高潮にぎゃーーーっ!!となった箇所は
受けが「あんたは俺を好きなの、嫌いなの」と問い詰めて、攻めが泣きそうになりながら「……好き、です」と答えたところ。
死ぬほど恋い焦がれているくせに、相手を想うが故にヘタレてしまう攻めに焦れて、はっきりせい!!と叱咤激励するような受けが好きなので、ここは最っ高のご褒美シーンでした。
そして攻めは受けとの暮らしを「期間限定」だと思ってて、ひとときの幸せを噛み締めているという描写が狂おしいほど萌えるんです。
たまにノンケ×ゲイのお話で、ゲイである受けが「こんな幸せ、いつか終わりが来る。ノンケの攻めはいつか本来の道へ戻ってしまうだろう……」と思いながら、ひとときの幸せを噛み締めてるシーンってありますよね。
私、あれが好きで、くぅぅぅ〜!たまらん!!なのですが、これを攻めにやらせるなんて破壊力抜群だな!!と思い知らされました。
攻めの口から「死ぬまで思い出を大事にしようと……」とか言わせちゃうなんて、最高です。
とにかく受けのことが好きすぎて好きすぎて好きすぎて好きすぎる気持ちが、全編に満ち満ちてて、最高です。
そして神様のお世話役として常にそばにいる気のいい狼や可愛いリス二匹、温厚なクマさんといったモフモフたちも最高でした。
蒼星(攻めさん)が亜耶(受けさん)のことを大切にするあまり手放してしまう。
でもそれは亜耶にとってはとても不本意なものでした。
大事だから、手放す。
大切だから、自分の勝手な感情でここに縛り付けてはいけない。
そう思う蒼星の気持ちとは裏腹に亜耶は蒼星のもとにいたいと思っている。
そのすれ違いを解決したのが紅峰さんという神様でした。
最初は味方なんだかなんなんだか分からないのですが、結局二人をくっつけてくれているとっても良い役割を担ってくれた神様でした。
そして、紅峰から亜耶を取り戻そうとやって来た蒼星が素敵でした。
大切な人のために強くあるキャラクターってとってもかっこいいです。
ハラハラドキドキしながらも、最後にはあま~くてほっこりできる作品でした。