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「食べないの?おおかみさん。」がとても素敵な作品で、こちらも試し読みして面白そう!ということで読んでみました。前知識なしで読まれた方が楽しめると思います。ネタバレ少なめでレビューします。
奴隷商人から殺されかけたところを、雪豹の獣王殿下に救われた、狐獣人の砂かぶり。王様は紅藍(こうらん)と名付け、とても大切にして「運命の番になれ」と言う。二人の間には何か過去があるようで…というお話。
雪豹獣人の王様がすごくカッコいいです!そして猫っぽい仕草をたくさん見せてくれて、猫好きにはたまらないです。尻尾や舌が大活躍ですw
王様は時々人間に変化します。銀髪(多分)碧眼の美丈夫で、すっごい美形です。スパダリというだけでなく、ツンデレみもあるところが可愛いです。大変萌えるキャラです♡
狐獣人の紅藍はフサフサのしっぽが可愛い。健気で芯の強さもある優しい子です。
ファンタジー作品として、設定がしっかりしていて大変面白く、また絵もとても丁寧に書き込まれていて美しく、ストーリーに没入できます。
中盤までは、紅藍と家臣たちとの交流など、平和なシーンが多くて、読んでいて優しい気持ちになってほっこり癒されます。
後半は紅藍の昔の仲間が出てきたり、過去編になったりで、ドラマチックな展開で読みごたえがありました。大変面白かったです!
王様は初めから一貫して紅藍を溺愛執着しているので、萌えるシーン、キュンとするシーンが散りばめられていて、それも大変良きでした♡
終盤、王様が紅藍と子供を助けるシーン、王様の過去の台詞も被って、胸がキューンとして泣けました。素敵なシーンです。
読後は多幸感に包まれました。
そしてもう一度初めから読み返したくなりました。
「おおかみさん」に続いて、またもや素敵な1冊に出会えて幸せでした。
先生の他の作品も読んでみようと思います。
DMM購入 濡れ場は1回 修正必要な描写なし
※電子限定おまけ漫画は3P
小石川さんのモフシリーズはいいですね~
可愛すぎる子供に手をやく犬さんのお話もとっても好かったですが、こちらも面白かった~
今作は雪豹の王と、その運命の番である狐さんのカップル。
砂かぶりと呼ばれ、一人だけ違う経路の紅藍は、幼い頃商人一団の中で異分子扱いされながらも健気に生きてきたのですが、あるとき手負いの豹に出会います。そのときは離れてしまったが。。
冷酷な王が紅藍を溺愛してデレを垣間見せるあたりが美味しい作品です。
王の忠実な部下がいい味。
おとぎ話と獣人という内容は、前作の「食べないの?おおかみさん。」の路線を踏襲しているようです。
物語はある国の獣人の国王陛下が、一見見すぼらしいキツネの少年を「番」として城に。
しかしキツネの子は贅沢に馴染めず、また王が言葉足らずで不安が拭えず、自分が王の「運命の番」ということを信じられない…
…というストーリー。
このキツネの子がも〜う不憫で健気で。
「砂かぶり」という名前からもわかる通り「シンデレラ」的な要素もあるんだけど、獣王陛下がキツネの子を愛するのはちゃんと理由があって、王の一途で誠実な愛がとても胸アツ。
何よりも「番」のために賢王として国をきちんと治めてきた姿が良い。だから国民達も王を信頼して慕っています。
王は勿論のこと、キツネの方も王の優しさ誠実さが伝わって恋心を抱くようになる、でも「両片想い」的展開が長いのがジレジレするんですよね〜。
お約束の「誤解とすれ違い」もキッチリ入り、2人がようやく心を通じさせるシーンにたどり着いて、心から良かった〜!という気分に。
獣王陛下は雪豹型でもヒト型でも非常に麗しい。
キツネの子は……ちょっと幼いかな。
国に伝えられている伝承も、話の起承転結もとても良くまとまっていて一冊の物語として読み応えがありました。「萌x2」で。
受けが可愛いし、攻めの獣人もとてもステキです。過去を振り返る場面があるのですが、読んでいて自然と涙が出てきました。ゆったりと集中して読んで欲しい作品です。ありがとうございました。
とてもとても優しくあたたかなお話です!癒されます!
ある国に伝わるお伽噺の紹介から始まり、そのお伽噺の続きが描かれていく。
名前すらも付けられず、砂かぶりと呼ばれていた狐と雪豹の王様とのお話は、導入の通り、お伽噺のような雰囲気がある作品です。
襲われていたところを王様に助けられ、そのまま王宮に連れてこられた狐にとっては、わからないことだらけですが、王様にとってはずっと昔から探し求めていた相手。
運命の番だからというだけでなく、幼い頃、実際に出会い、関わりがあったから探し求めていたというところが良いです。
色の名前が重要なポイントで印象的な作品でもあります。
王様が紅藍と名付けたことにも意味があり、表紙もしっかりと作品世界の色を映し出してくださっていて素敵です。
紅藍は思い遣りがあって可愛いし、王様もとても魅力的。
柔らかな気持ちになりたいときに読んでほしい作品です。