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リトルローズハウスへようこそ

little rose house e youkoso

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表題作リトルローズハウスへようこそ

ノア,24歳,小さな宿屋店主
岐崎隆一,人生に疲れて海外へ

その他の収録作品

  • その後のはなし(描き下ろし)
  • カバー下漫画

あらすじ

花だけじゃない 目を向けてこなかった色々なものに 俺はここで出会うんだろうな

起業失敗→仲間に逃げられ→恋人にフラれる。
どん底に落ちたリュウイチは、思いつくまま海外に飛んだ。
そこで出会ったのが、ノア。営む宿へなかば強引に連れられていく。
なれなれしく世話を焼かれ、スキンシップの近さに調子がくるわされっぱなしだ。
「僕はリューイチのこと好きだよ 恋人になりたいって意味でね」
自由気ままなノアの言葉は冗談なのか・本気なのか・・・
わからないまま二度もキスされて──!?
人生の分岐点×運命の出会い×ヒューマンラブロマンス♡

作品情報

作品名
リトルローズハウスへようこそ
著者
幸田みう 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813032946
4.3

(107)

(55)

萌々

(38)

(11)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
16
得点
463
評価数
107
平均
4.3 / 5
神率
51.4%

レビュー投稿数16

一本の短編映画を見ているよう

幸田みう先生の作品大好きなんですが、その中でも『十年後にあがった、あの日の雨。』に次いで好きなのが、こちらの作品。

バラ咲き誇る庭が描かれた表紙からして、目を惹きつけられます・:*+.

なんといっても、ノアがリューイチへ注ぐ目線、その表情に、憧れや恋する気持ちが溢れていて、読んでいるこちらもたまらない気持ちになります。

海外(スコットランドとかかな?雰囲気的に…)が舞台の美しい短編映画を見ているような気分に浸れます。幻想的な雰囲気が流れているんですよね。

今でも時折読み返している、大好きな作品のうちの一つです。

0

素敵な街

日本での生活が何もかも嫌になり、大学時代に短期留学をした場所へふらりと訪れた隆一。
せっかく素敵な街にいるのに頭は固いししかめっ面のままな彼にちょっぴりイラっとしましたが。そんな彼がノアとの生活の中で少しずつ人間らしさを取り戻していく様子が良かったです。

いつもにこにこで明るいノアですが今も胸に刺さっている辛い過去があって。それは簡単には乗り越えられるものではないけれど、彼なりに前向きでいようというのが伝わってくるのが素敵でした。
ノアがノアらしくいようと思ったきっかけが隆一との最初の出会いだったところに繋がるのも面白かったです。

その街で暮らすふたりは本当に幸せそうで、とてもあたたかい気持ちになるお話でした。

0

現実逃避の旅行で大切な物を見つける

仕事での結果を求めすぎた為に、仕事の仲間も恋人もいっぺんに失ったリューイチが、現実逃避したのは学生の時にホームステイした外国の街でした。

人懐っこい旅館の主ノアや近所の子供マシューと、のんびりした生活を送ります。

最初、積極的にリューイチに迫るノアに違和感ありましたが、ちゃんと理由がありました。
2人のキューピット役のマシューが可愛い!近所の子供って言う設定もよかった。
花が咲き誇る庭の風景や外国の田舎の雰囲気、背景の書き込みが美しいです。ただ、少し体の線がもう少し綺麗だと良いなぁ。と、感じてしまいました。

しかし、田舎の外国の雰囲気はとてもキレイな空気を吸ってる気分になりますよ。

0

美しい風景に合ったストーリー

「作画が楽しい連載でした」との先生のお言葉通り、ずっと絵が美しかったです。

漫画でも空が広いのいいですね。
風景は美しいし、建物や内装はかわいい。

ノアが隆一に花を渡しながら、キスするシーンはきゅん萌えでした。

いい雰囲気な流れでの2回目のキスは、隆一からも向かっていてきゅんきゅんでした。

で、いい感じだったのが、衝突してしまい。

2人が過去に出会っていたことは予想できてしまいましたが。
全裸で泳ぐ隆一がきれいだと見惚れるノアの場面は、おとぎ話か神話のようで美しい。

隆一が仕事に一生懸命で感情にフタをしてきたこと。
ノアがゲイであることを受け入れてもらえなかったこと。
過去の負の背景を最低限な描き方をされるのが、幸田先生の好きなところです。

そして、そんな過去があっての今の彼らがいる。説得力がある(重要)。

終盤は映画のようにドラマチックで。

車内で抱き合った後、照れる2人がかわいかったです。こういう緩急も好みです。

全編を通して、美しい背景に合ったストーリーで、読後感が最高ですね。

1

優しさのあふれる場所

外国の片田舎にあるかわいいお家(ゲストハウス)を舞台に繰り広げられる物語です。
仕事にも人生にも失敗したリューイチが出会ったゲストハウス主人のノア。距離感が始めから近いノアに戸惑うリューイチだけど、この強引さがないとリューイチの眉間の皺はずっと取れないままだったと思います。
それにしても、みう先生の描かれる長髪男子はやっぱりめちゃくちゃかっこいいです!ノアのハーフアップ大好きです!根っからの天真爛漫かと思いきや、辛い過去があることも読み進めるうちにわかって...だからこそ、リューイチにも寄り添えたのかなと思いました。
近所に住む可愛い男の子マシューの存在にもたくさん癒されました。元気が欲しい時に繰り返し読みたくなる作品です。

0

受を好きになれるかどうかが重要

一冊まるまる表題です。
絵柄は少し癖がある作者様なので好みは分かれると思います。


海外の小さな田舎町で民宿を営むイケメンなゲイの青年攻×恋人にも仕事仲間とも上手くいかず全てに疲れて逃避行しにきたノンケ受というカプです。

お話は起業失敗し仲間に見捨てられ恋人にもフラれたリュウイチ(受)
全てを投げ出したくなり思い付くまま昔語学留学したことのある海外の田舎町へと飛ぶ。
何の計画もしていなかった為宿を見付けられず途方に暮れていたリュウイチの前に現れたのがノア(攻)だった。
ノアがやっている民宿へと強引に連れられていき……という感じで始まります。


お話全体的には淡々と疲れた心を癒してきちんと自分と向き合うといった感じで進んでいきます。
ただこの話はリュウイチに対して共感や好感が持てるかで随分と変わってくると思います。
個人的にはリュウイチの無神経でキツい物言いや自分を省みない心情が受け入れられず共感が出来なかったので序盤からあ…コレ最後までは無理かも…となったのですがノアとマシューが本当にいい子で途中からはその二人に癒される方向にチェンジしたので最後まで読みきれました。
ノアの一途な思いや幼いながら周りの空気に敏感なマシューは読んでいて本当に好感ばかりでした。
なのでこのお話はリュウイチに対して辛いねと思ってあげられると楽しめると思います。
逆にリュウイチに対して対人で自分本意な考え方やキツい言い方をすれば周囲は疲れて見限られるよ。自業自得だということに気付きなよと思ってしまうと最後まではしんどいかなと感じました。
個人的にはリュウイチはもっと自分が言ってる言葉がどれだけ人を傷付けているかを考えて発言して欲しいと終始思っていました。
お話というよりもキャラで好き嫌いがかなり分かれる作品かなと思いました。

1

このカバーイデザインは買いたくなる

最近出た本の中では、エロさ皆無のカバーイラストで逆に断トツに目立っていたので思わず購入した本。
ストーリーも、エロのためのエロ要素はありません。
乾いた感じの、一歩引いたような絵柄で描かれる、戸惑いがちに進む二人の関係。
あれっと思ううちに雪崩込んだエチシーンも、生々しさをそんなに感じさせない割にはしれっと修正なしだったりするのですが、元々の絵の雰囲気と、むしろ目立つ修正をしないことでエロさを感じさせないという方向性なのでしょう。
このカバーデザインに萌プラスです。

2

どん底でみた景色は

起業したはいいが、うまくいかず仲間に逃げられ
恋人にも振られ……

学生時代来たことがある場所へやってきた主人公。
シーズン中ということもあり、宿が取れず途方にくれていたところに、
1人の青年が通りかかり、うちに泊まればいいとなかば強引に話をすすめられる。

ゆっくりしたくて海外までやってきたのに、
ペースは崩れっぱなし……


初めのほうのページと、終盤とまったく表情ががらっとかわります。
それが二人共!!(ちいさな子供をいれると3人かな!!)
お互いに、お互いが与えた影響が、まさに「人間関係」。
不思議ですよね、そういうしがらみから逃げたくて主人公は海外まできたのに。

とにかくお花など自然の素朴な雰囲気が続くのも魅力。
仕事に疲れたらまた読み返したいですね。


そりゃ今だな(笑)

1

心の充電

成功や利益の為に感情を切り捨てて生きてきたリューイチ。
それだけ心が擦り切れて枯れてしまうような現代社会に生きる心苦しさにしんどさを感じます。
そんな生活の中何もかも無くしてしまったリューイチの向かった先は以前語学留学で訪れたことのある海外の田舎町。
そこでリトルローズハウスという宿を営む青年ノアと出会い…。

今までは目が向かなかった景色や感じなかった感情。
ゆったりとした環境の中、擦り減り疲れていた心が少しずつ充電され、ノアの存在や七年前の自身の言葉によって変わっていき、自分の直感に任せて生きていくことを決める。
ノアと過ごすことを選び満たされた生活を送るリューイチの笑顔は清々しくて羨ましいくらいの穏やかさです。

ノアがリューイチに向ける視線や表情も意味深で、もう一度読み返してみるとリューイチに対する気持ちが溢れているのがまたよくわかって、ノアもリューイチに出会ったことで自分の想いを貫く覚悟ができたんだなあ、と胸にグッとくるものがありました。

幸田先生の優しい絵とカントリーサイドなのんびりとした空気感が心地よい素敵なお話しでした。

2

リトルローズハウスに癒されました!

まず、この作品の優しい空気感に癒されました。

外国の田舎町の時間がゆっくり流れているような雰囲気が、とても心地よくて、このご時世で閉塞感ばかりな日常なので、こんな所で暫く癒されたいと思いました。

隆一も何もかも上手くいかない時に過去の事を思い出して、無意識のうちに来てしまったんだろうと思いました。

そこで出会ったノアは結構強引に距離を詰めてくるのですが、それもすぐに絆されてしまいそうな優しい空気感が漂っていて、隆一の事を愛おしいと思っているのがありありと伝わりました。

ギスギスしていた隆一が、ここの暮らしで柔らかくなっていくのがまたいい。

ノアの過去や隆一と初めて出会ったシーンを見て、ノアがグイグイ距離を詰めていた理由も判明して、強烈な印象を残した過去の隆一カッコイイなと思いました。

全体的に優しくて癒しな話でした。意外に情熱的なノアも好きでした。

1

疲れた心にひとときの癒しを

カントリーな絵柄によく合った、海の向こうの田舎町が舞台のお話。背景や小物がかわいらしくて、見ているだけでも癒されます。特にリトルローズハウスの外観が好きでした。
主人公は仕事も彼女も失い、勢いで旅に出た隆一。泊まる場所がなく困っているところをノアに助けられます。
最初はツンケンする隆一の失礼さにむっとするんですが、こういうキャラが変わっていくのは分かりやすく、心に余裕を持つ大切さが身に染みます。窮屈そうに生きていた隆一が、少しずつ解放されていくのが伝わってくるんです。
ノアは一途で純粋で、隆一にまっすぐな想いをぶつけるところが素敵でした。
ラストは旅先の恋を叶える、ちょっと夢みたいなハピエン。仕事で疲れた人の心にめちゃくちゃぶっ刺さりそうでした。
気になるのは最後のマシューの反応。初恋だったの?何かを察したの?と妄想が膨らみます笑。成長したマシュー視点の小話なんかも読んでみたかったな。
可愛くて素敵な癒しの一冊でした。

追記:カバー下漫画らしきものは電子だと収録されてませんでした…泣。

5

この空気感、いい!!

幸田さんが「私もヨーロッパでひと月くらいのんびりしたいです」と書いていらしたけど、ほんとそれ!!
コロナ禍でどうしても閉塞感付きまとう日々なので、景色の美しい田舎でのんびりしたいわ…。
読んでいるだけで、そういう希望が少し満たされたような気持ちになれます。

起業に失敗、恋人にも振られ、人生行き詰った隆一。
衝動的に、七年前に短期留学したヨーロッパの田舎町へ飛びます。

多分英国なのかな?
作中に漂ってる空気がのんびりしていて、マイナスイオンたっぷりで、読んでて本当に癒される。

そこで宿を営む青年ノアと出会うんだけど、攻めのワンコ感も良き。
かなり早い段階で恋人志願するので、早くない?とは思うものの、読んでいくとめぐりめぐってるところがわかるのでそこもいい。

「勝ち組」とか「ありとあらゆる無駄を省く」とかそういうのを追求して、カリカリし狭量になっていた隆一が、ゆるやかな空気の中で、本来の自分を取り戻していく……

「ここでのんびり過ごすのが一番の贅沢」とノアが言うのだけど、ほんとそれに尽きます。
羨ましいわ。

4

フランク

この空気感が好きで、何度も読み返しているので
神評価に変更したい!!!

ほんわか優しいストーリー

この作者様の作品は初めて読みました!世界観が優しかったです。
人物の絵柄があまり好きじゃないかなぁと思った瞬間もあったのですが、どんどん読み進めるうちに気にならなくなってました。

軽めなワンコ攻め×ツン受けかな?
受け様は肩肘張ってツンツンしてたのが、攻めのノアくんと出逢った事によって柔らかくなってく王道なストーリーではあるのですが、ノアくん、チビッコのマシューくんがホントにかわいい!
読んでいるこちらまで癒やされました。

ちょっと気になる部分も少しありました。
優しい雰囲気に反して、物語は割とざっくり進むため、英語での会話とかの表現もなく、そのまま日本語ベースで会話がスタートしたので一瞬攻め様も日本人なのかと混乱しました。字体が変わるとか、横書きになるとかもなし!潔いくらいナチュラルに進みました。

あとは外国でタクシーでもない知らない人の車に乗ってはいけません。
BLのファンタジーの世界とわかっていてもあまりにも危険な行為すぎて、導入部といえどツッコミが止まりませんでした。危ないよ!
あと受け様はきちんと謝りましょう。ごめんなさいは大切なコミュニケーションです。
この3点がすごい気になりモヤッとしたのも事実でした。

総評としてはノアくんが可愛いのと、攻め様度が高かったので良きでした!
初セは情熱的攻めで最高です。

3

スローライフで取り戻すもの

仕事も恋人も一度に失ったリューイチが学生時代に短期留学していたヨーロッパの田舎町(英国の田舎町かな?と想像)で宿を営む青年ノアと出会い…な始まりでした。
初っ端から馴れ馴れしく接してくるノアは実は…なストーリーです。

舞台となっている田舎町の宿や、風景が美しいです。
薔薇の咲く広い庭…憧れてしまいますね。
ノアの家に出入りしているマシューという少年が可愛くてまた癒されます。
何気にいい事言ってくれるのよね、彼。

昔ノアを救った自分の言葉が今度は自分の背中を押すという、何かの巡り合わせのような、運命的なものを感じたりもします。
またこの土地を選んだのもきっと、当時の自分に背中を押されたのかも知れませんね。

仕事仕事で凝り固まった心を解してくれる、優しくて癒される作品でした。

3

和む

ヨーロッパを舞台にしているので、町も室内もオシャレで優雅に感じました。マシューという小さな男の子が活発で明るい子でとても可愛くて癒されました!

ネタバレ注意
リューイチは仕事や恋愛に疲れ切って無計画で海外に行きそこでノアに出会い宿に泊まらせてもう事になる。数日一緒に過ごしノアの距離感ゼロで直球なアプローチでいい雰囲気になりヤる。次の日の朝恋人になったと思っているノアとその場の勢いでヤっただけと言い張るリューイチが気まずい空気になり新しい仕事も決まり日本に帰ることになるけど、ノアやマシューと過ごしたことで価値観が変わり帰るのをやめるしノアと恋人になるというお話でした。

昔偶然会っていた2人がまた偶然再会する素敵な物語だしリューイチは日本よりもこっちの暮らしの方が合っていて幸せそうでよかったです。

4

想いは巡り巡って。

中盤でグッと胸が詰まった印象が後を引きました。

息苦しさを覚える人生の中で、
救われた想いが巡り巡ってーーというのかな。
人と人が出会う摩擦がシンドイけど悪くない、みたいな。

うーーん、なんとも表現しずらい息詰まりが抜けない。
ただそれは決して悪いモノじゃなく心地良いのが良き。
外国の風景の中で鈍らせた感情が動き出す空気感がとても好みでした。

また、攻め受け以外の主要キャラ・マシューが
めっっっちゃ可愛くて癒やされましたヾ(*´∀`*)ノ
近所に住む子供なんですけどね、純粋さにキュンです!


さてさて。

外国の田舎風景の中で穏やかに暮らす攻め・ノア
現代社会で精神すり減らして神経質な受け・リューイチ
天真爛漫な子供・マシュー

ほのぼのとしているようでそれぞれの人生が少し切なく、
その中で出会った喜びや縁の妙が効いているストーリーになっています。

リューイチは現代社会で何もかもを失いました。
本人は自覚があるのかないのか、
遠因はリューイチの性格のキツさが垣間見えます。

何もかもが嫌になったリューイチは海外へ行くんですね。
そこで出会ったのは宿屋を営むノアでした。

ノアはリューイチにやたら構います。
リューイチを客扱いせずに友人のように距離を詰めて、
マシューも遠慮なくグイグイとリューイチに話しかけていって。

人との摩擦に疲れ切っていたリューイチはノアやマシューを煩わしく感じるけれど、
次第にその生活に溶け込んでいくようになりました。

そんな中でノアと良い雰囲気になって…。

雰囲気に飲まれたまま一夜を共にしたノアとリューイチ。
翌朝リューイチは言葉強くノアを突っぱねて傷つけてしまいーーーと展開します。


リューイチが見ててシンドイです。
「無感情な生活に慣れて鈍感になりすぎた」と自嘲するセリフがあるんですが、
ホントソレ!と言いたくなるほど他人に対する気遣いの言葉が見られない。
人の考えを否定的な言葉で断ってしまうような部分がチラホラするんですね。

ノアは最初からリューイチを気に入ってて、
出会ってすぐのころから恋人になりたいと言います。

正直、なんで?ってかんじなんですが、
本来のリューイチの本質は違うのが見えてくるんですよ!
それをノアは知っていて…っていうのがすごく良かった!

今でこそニコニコと平和に暮らしているノアだけど、
思春期の頃は傷つくことがいっぱいあって疲弊しててね。
その時に救われた恩返ししたい想いがグッときました…!

けど今のリューイチはそんなことに気付かず、
ノアを知らず知らずに踏みにじるのがズーンとシンドイ;;
リューイチ自身が心を失っていることに気付いてないのが現代社会の辛さよ…;;

リューイチが日本に帰る日。
別れ際のマシューの言葉や、引き留められないノアの迷いなどが涙腺にくる!!!
中盤に感じた息苦しさが、良い意味で胸が詰まる思いに変化していって(;///;)
(何度読んでも泣いちゃうやつ)

この息苦しさがすっごい良かったです!!!

ノアが人生に行き詰まったときに出会って、
リューイチが人生に疲れたときに再会して。
人と人の縁の不思議さや惹きつけ合う運命にロマンを感じるお話でした(∩´///`∩)

あとマシューの可愛さは推したい。マシュー可愛い。

8

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