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表題作DEADLOCK 2 DEADHEAT

ディック・バーンフォード29歳,CIAエージェント
ユウト・レニックス,28歳,FBI捜査官

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

宿敵コルブスを追えば、いつかディックに会える―。
密かな希望を胸にFBI捜査官に転身したユウト。
彼を縛るのは、愛を交しながら決別を選んだCIAのエージェント・ディックへの執着だけだった。
そんなある日、ユウトはついにコルブスに繋がる企業との接触に成功!!ところがそこで変装し別人になり済ましたディックと再会し!?敵対する二人が燃え上がる刹那―デッドエンドLOVE第2弾。

作品情報

作品名
DEADLOCK 2 DEADHEAT
著者
英田サキ 
イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
DEADLOCK
発売日
ISBN
9784199004254
4.6

(324)

(247)

萌々

(52)

(14)

中立

(5)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
34
得点
1490
評価数
324
平均
4.6 / 5
神率
76.2%

レビュー投稿数34

主人公……

脳が完全に恋愛になってるよー!!!
ディックディックディックディック!!!
主人公がひたすらディックのことを考えてる(笑)

FBIになった理由もテロリスト追いかける理由も全部好きな男に会う為!!!! 強!!!!!!
ここまで来ればいっそ清々しい。ディックに会うことが全て。
ディック第一な所は好感が持てるのですが、テロリストの件が片付かない限りどうにもならない。それが分かった時点で、テロリストに頭を切り替えて欲しかったです。
そもそも主人公、そんなにテロリストに興味無いだろ? そんなんで大丈夫かよ……と思ったのですが、その辺もしっかり回収してくれました。

色々と迷走していた主人公ですが、最終的にどうしたいのか意志を固めます。恋愛大前提ではあるのですが、方向性を提示してくれて良かったです。テロリストに集中してくれとずっと思っていた(笑)

捜査については説明されてる感が強くてちょっと疲れる。展開自体はトントン拍子でした(ご都合主義とも言う)。
スケールがデカいわりにFBIの捜査はなんとも言えない緩さで、CIAよりも一歩遅れているような構図。FBIがちょっとダサく見えます。
というかディックが謎にヒントを出してくるんですよね。どういう立場なんだ。

1

(受)が諦めて立ち去ろうとした時の(攻)のバックハグ!!!!

#DEADLOCK の続編(2作品目)、晴れて冤罪の疑いからシャバに出られたユウト。だけども監獄暴動で檻から脱獄したディックが忘れられず、ディックが追うコルブスを自分も目指せばディックとの再開を果たせるはず、、とFBIに入るお話からスタート。
ユウトの所属するFBIとディックの所属するCIAは対立関係にあるので敵対するふたりが、、、ってのも萌えます
この回からは犯罪心理学者で大学教授のロブが相棒になるのでユウトロブのタッグもいい感じまあでもこの2人はロブがユウトをひたすら口説くけどユウトはディックオンリーって感じなので割とコミカルな感じで進みます
ユウトとディックが追っていたコルブスの陰謀やバックの勢力も徐々に見えて来て刑事ドラマ要素がより強くなっててボーイズラブだけではない面白さが新鮮でいいですね
とはいえ、ガッツリBLなので、ユウトは寝ても覚めてもディックとあの日の熱烈な夜を思い出しながら恋焦がれてるところが健気で切なかったなあ。
.
.
そしてお待ちかねのディックとの再会シーン。冷たくするディックに縋りながらも、諦めて立ち去ろうとした時のディックのバックハグ!!!!

うぁぁぁぁ〜〜〜と喚き散らかしました❤️サキ先生ありがとう〜〜‍‍‍
.
.
その先はとんとん拍子です、ユウト良かったねぇ(;ω;)とはいえ、2人はCIAとFBIという敵対関係。直ぐに別れの時はやってきます...。俺のことは忘れろというディック、2人はどうなってしまうのだろうか‍
ここで2巻目は一旦終了です、兎にも角にもユウトが健気で...
.
ディックとのロミジュリのような関係がこの作品の醍醐味ですが、相棒ロブとユウトの事件の真相を追いながら常にユウトのメンタルケアをするロブも中々作品の良さかなあと思いました
.
ディックを忘れてロブを好きになれたら楽なんだろうけどなぁ。3巻はクライマックスになるので楽しみです

1

読者に親切すぎるのも考えもの……

場を整え次巻の盛り上がりを御膳立てしてくれているような第二巻。シリーズものとしての枠組みが王道パターンで安心感がある。
ラスボスに迫りながら、ユウトが迷いを断ち切り今後への決意を固めるまでの話かな。新キャラで仮の相棒?のロブが魅力的で良かった。

前半は一巻のあらすじ説明を随所に挟み込みながら、末端の事件を次々解決していく。何でも上手くいきすぎなのは一巻同様。背後も含めた追うべき敵の姿が、じわじわと明かされていく。そこで見える国家最高権力の影なんて話をBL小説で読めると思わなかった。

BLに関係のないところで好きだったのが、FBIの描写。リアルな内部は知らないのでイメージだが、権力とプライドのすごくそれらしい感じが出ていて、ぽいな~と楽しく読めた。

ロブとユウトの禅問答みたいな会話も面白かった。深いのか煙に巻いてるのか絶妙なラインのようでいて、単に翻訳文章的雰囲気の妙でもあるような。
でもユウトは押せばいけそうな空気を出しておいていざとなったら拒むんだから、ちょっとロブに同情するかも……この不憫な当て馬感大好きだけど(笑)

メインカプは気持ちを確かめた後に別々の道に進むと決める。ある意味では同じ道だが、それゆえに敵対関係となる。この関係性はめちゃくちゃ萌える!燃えるともいう。

今作で進んだストーリーだけを見ればとても面白い。ただあまりに前作のあらすじ説明を作中に懇切丁寧に入れすぎていて、テンポが悪くなっているのがイマイチ。一巻を読んでいなくても分かるよう配慮したのかもしれないが、正直クドいと思ってしまった。
用語の説明も親切すぎ、そのせいでスピード感が失われており残念。数十ページ前の出来事だと説明セリフで補足するのも読者に過保護すぎだった。

カタカナのキャラ名・社名等がどんどん出てくるが、この作品は不思議と混乱することなく一度ですっと頭に入ってくる。逆にそれで説明を不要と感じてしまったところもあると思う。余計なものを省くと物語があまり進んでいない気がする。

今作ですっかりロブ推しになってしまったが、最後はディックが巻き返してくれるんだろうか。何はともあれ次は最終巻、とても楽しみ。

2

切なくて硬派で

切なくて切なくてハードボイルドで面白くて、でも切なくて!!!
ユウトがディックに再会できたらとFBIとしてコルブスを追うも、CIAのディックとは敵対する関係。そんな必死の思いを捜査協力してくれることになったロブのアプローチや言葉から考えさせられることになって思い悩むのが切ないんだけど、きちんと気持ちを切り替えて進められるのがユウトのカッコいいところ!!そんなユウトがディックを見つけた時はやっと会えたね!と喜んだものの簡単にはいかない…分かっちゃいたけど切ない。ユウトを切り離そうとした時のディックの言葉が辛くて辛くて、ユウト想ってとしてもそんな余裕ないのでとにかく辛くてユウトの健気な対応に涙しちゃいます…からの展開が!!!そりゃエレガントでプリティでセクシーでチャーミングなユウト(ロブの言葉に完全同意)をそのまま帰せませんよね!!限られた時間での逢瀬に滾ります!!事件の方もコルブスが狡猾すぎてアクションがすごくてハラハラ!!!甘みは量は少ないけど濃密で、想いが深くて硬派の塩梅がすごい!!

0

切ないロブにも惹かれちゃいます!

前作で別れてしまったふたりの行方が気になりすぎて2巻も爆速で手に取りました。
ディックを追うユウトの想いの強さに心打たれ、せっかく会えたと思ってもディックはユウトから離れてしまい、本当に切ないです。でも当然ディックにも事情があって、でもでもディックもユウトを想うあまりにその仮面の下を覗かせる……両思いなのに大きな壁を前にして結ばれない二人——。
3部作の2巻。わかっていても切ない!
1巻で描かれた刑務所の時のユウトの辛さも描かれていて、それも切ない!
そして2巻から登場したロブが、ディックを想うユウトに片想い。これも切ない!
ユウトに片想いのロブがまたいい奴なんです!ディックを諦めてロブでもいいんじゃない?って思うくらいに優しくて、でもそんなロブがユウトに振られちゃう。
こんなに焦らされては3巻に手をつけずにはいられないです!

0

面白い!!

英田先生にとっても共感する刑務所作品大好きな人なのですが、刑務所を出た続刊のこちらも大変楽しみました。この1冊で神というよりは、1巻を読んだ上での神!!

じれじれに焦らされた上での再会シーンが非常に良かった!!会おうと決意するのも、別れを決意して出て行こうとするのも、ユウトが愛しい…
漫画では然程ページ数さけないので、小説はキスシーンが長いと嬉しくなるタイプです。気持ちが盛り上がる!
オリーブオイルのためにピザを頼む男(笑)ディックはあまり多く登場しませんが、3巻はもっと見られるかな。早速読みます!

ロブが黒幕かと思いながら読んでましたが、そんなことはなさそうでよかった。ユウトがすぐに人を信用してしまうの、良いところですがヒヤヒヤ。

0

ピザをとる想に脱帽w

コミックスから小説に飛んできました!
面白かったです^^
しかし、やっぱりコミックスも同じくらい面白かったと思い、
高階先生の作品のクオリティの高さも再確認致しました。

FBIのユウトとCIAのディックーー
敵対する組織同士という立場で再開した二人……

非情な態度のディックに少しイラつきましたが、
ユウトはそんな態度を取らせている自分に怒っていましたね。
ユウトの思慮深く懐の深い様を目の当たりにし、
自分の器の小ささに嫌気がさしました(´Д` )

〝Hのためにピザをとる男〟最高でした!
その発想はなかったわ(笑)

新キャラ・ロブも魅力的だし、ネトの登場には歓喜しました!
次は、トーニャにも会いたいです^^

完結編の次巻も早く読まなくては!
続きがすぐに読めるのは既刊作品を読む利点ですよね♪

2

後半の怒涛のBL展開に激萌えw


捜査で大きな進展もなく、息つぎ的なインターバルの巻かと思っていると、後半でユウトとディックとの再会から怒涛のBL展開にやられました。。
ホント終わり良ければ、全て良しですね!

昔から創作物では、警察と泥棒だったり、警察とヤクザや殺し屋だったりと、対立する立場の人達が恋に陥るものが多いですが、CIAとFBIのカップルも複雑だなーと二人の立場を見て実感しました。
最後まで読むと、この事件、国家ぐるみの大きな陰謀に繋がるようですね。同じ事件を追う限り、また二人の軌跡は交差するんでしょうね。 前半部分では、任命されたFBIの仕事に職務を果たす使命感で挑んでいたユウトでしたが、ディックに再会してから、ディックを止めるという野望に燃えることとなったユウトに怖いものは無い…。事件と二人の終着点が気になります。

ディックも相変わらず愛するユウトの前でもクールな所もいいし、ディックに恋するユウトの姿が可愛かったです。お互いへの想いが深いけれど、男である以上、志や面子、生き様も簡単に変えられない二人。読んでいて切なくて、 でもそこがまた萌える、萌えるww

一巻の刑務所での出来事を忘れかけていたので、この巻を読む合間に思い出しがてら、漫画版の方も読みましたが、こちらも情景が伝わってきやすく、作画がデッドロックの世界観に合っているので、小説のダイジェスト版として楽しめました。ユウトとディックの色々な表情を見れるのが嬉しい。こちらも三巻の発売が待ち遠しいです。

1

シリーズ第二弾!

ユウトが可愛い!
FBI捜査官として再出発なんだけど、ディックへの想いがいじらしくってキュンっときます。
第一弾の刑務所からは飛び出し、晴れて無罪の身となったけれども、CIAとFBIという水と油な関係の組織なのに大丈夫かな・・・と思っていたら案の定・・・でした。
でも、それは二人の関係性は勿論、ユウトが自分の気持ちをしっかり認識するには相対する組織での再会がベストだったんだなと思いました。
ディックの示唆やロブの手助けでコルブスへの謎に迫っていくのですが、この道のりが山あり谷ありで楽しませてくれます!
次巻に続く・・・ため、まだ収束してないので取敢えず萌×2ですが、面白いのは確実です!

1

海外ドラマのような展開!シリーズ2作目

DEADLOCKシリーズ2巻目です。
前作は刑務所が舞台でしたが、今作はいろいろな経緯をたどり出獄したユウトとディックがそれぞれが思い悩みつつにコルブスを追っていきます。
おもしろい…!深い!読む手が止まらない!
ユウトの相棒としてロブが登場しますが実に良いキャラクターです。
この巻はユウトやディックが思い悩むみすれ違うことが多いので、明るく聡明なこの人なしでは読み進められない!ってぐらい重要な人物となります笑
今作でディックは単独でコルブスを追っているため自ずとディックの描写が少なく、ユウトが会いたがってる以上に読んでるこっちもディック要素欲しました。欠点が大よそ無い恐ろしい攻め様…ディック。
コルブスを廻る大きなストーリーの中では起承転結の承とちょい転でしょうか。DEADLOCKシリーズの世界の深みが増す一冊でした。

2

話がでかくなってきました。

個人的な「新作読む前に既刊を読み返しましょう」キャンペーン第二弾。deadlockシリーズの二冊目です。
主役カップル二人が刑務所を出てから、宿敵を追って相反するそれぞれの立場で活動……というのが(アクションものとしての?)大筋。

BLとしては、主人公・ユウトが、「特殊な状況下で生まれた自分の気持ちが本当に愛なのか? ただの勘違いでは?」と思い悩むことと、ままならない日々の中での仮初めの再開が描かれます。

魅力的な新キャラ・学者のロブが登場し、アメリカドラマっぽいスリリングな展開で今回もするする読破です。

事件はまだ解決には至らず、話が何やら大きくなって!?……次巻へ続くのです。

はー相変わらず面白いです。

1

素直になりやがれっと怒ってしまったので萌2

ドラマティックな引き込まれるお話。
神でいいじゃんと思うのですが、どうにもこうにもディック(攻め)の尻を
げいん と蹴りたくなってしまうので萌2。短気な私。

攻めさんは脱走、受けさんは真犯人発見で釈放され、
今度は舞台を刑務所の外、LAやDCに移しました。
アメリカでの一般的な生活描写よりかは、カルト集団リーダーを追いかける話が
メイン。
新キャラ ロブ(心理学者、犯罪心理学なんかが得意?)の協力により、
受けさんが頑張り、カルト集団リーダーに迫り、ディックにも再会します。
(この再会シーンがまた泣ける~)

ほんとにディックのことが好きなのか、これは恋愛感情なのか と
一生懸命悩むユウトが 健気。真面目で、本当にいい子。
泣かせやがってっ とついディックに怒りを感じます。

一回ぐらいネト(刑務所仲間、リーダー資質満点のいい男!)か
パコ(受けさんの義理兄 受けさんを溺愛)に 
ぼこぼこにされたらいいのに(怒) 
とすっかりユウトに入れ込んでしまった巻でした。

1

ロブの主役感!

ユウトが捜査についてロブにアドバイスされるのは当然のことだと思います。
だけど、ディックへの気持ちについてのロブのアドバイスはあんまりないほうが良かったと思うのです。
ディックへの気持ちについてユウトが1人で考え結論を出すことでユウトの主役感がupしたんじゃないかと思うのです。
DEADHEATでのユウトの仕事って、捜査とディックへの気持ちを固めることだったんじゃないかな。

2

素晴らしい相棒現れる! ディック危機!笑

はい。2巻読みました....正直この巻だけだと消化不良です。笑 ディック!何しとんねんお前は!ユウトがロブにほだされかけてるぞ!!!!
この新キャラ、ロブがとてもとてもいいキャラだったのでディックが出てこなくても楽しく読めました。いや〜 ロブ、ほんとにイケメン。デキる男です。ちょっと、いやかなりエロオヤジっぽいところが玉に瑕だけど、そんなとこも好きです。 ユウトのことを好きになって、彼のことを応援し続けます。何度か口どきにかかっていたものの、ユウトの意思が固すぎて全て敗退に終わっていました。ロブ、どんまい。
物語の中盤でやっとディックが出てきます。ユウトとの束の間の逢瀬で、ユウトの意識を飛ばしてしまうほど自制の効かないセックスをしてしまいます。そんなに好きなんだったら復讐やめたらいいのに...まあ、そんな単純ではないのだとは思うのですが...。ディックのユウトへの独占欲は健在で、ロブのことを気にしてイライラしているところに萌えました。
事件は、まだまだ解決しないのでこのまま3巻に読み進みます。

3

ディックはやはりセクシー

DEADLOCKの続編。
タイトルは違いますが、こちらが二巻となります。再読です。

**********************
受けのユウトは元DEAの捜査官で、28歳。
ディックを愛しながらも、現在はFBI捜査官としてテロリスト(コルブス)を追うためにLAへ。

攻めは、CIAエージェントとなり仲間を殺された恨みを晴らそうとするディック、29歳。
前巻ではユウトと想い合いながらも、復讐を優先させ別の道を歩むことに。
**********************

相棒殺しの汚名を着せられ前巻では服役していたユウトですが、入所の際にFBIと結んだ密約によって釈放。
服役中FBIの指示で捜索していたコルブスは逃走してしまったため、そのままFBI捜査官として彼を追うことになります。
それはイコール、ディックを追うことにも繋がるものです。

今回ディック以上に登場シーンが多いのは、コルブスとなにがしかの繋がりがあると目された犯罪学者のロブ。
ちなみに彼は、この後スピンオフの攻めで登場いたします。
ユウトを誘ったり思わせぶりであったりとなかなかのキャラクターなので、わたしも大好きです。
でもやはりディックがカッコ良いですよー!
終盤に少ししか出てこないのですが、それでもドカンと萌えさせられ男臭さにノックアウトされております。
ユウトとディックではコルブスを追う理由が真反対なのですが、それでも二人がお互いの立場に理解を示し尊重し合う姿は男らしく胸をうたれます。

2

対峙する立場でそれでも愛さずにいられない二人

DEADLOCKシリーズ第2弾

今回もときめきました。
作者の言う”刑務所萌え”はありえないと思っていたのに1作めでまんまと嵌り、事件の真相も二人の恋愛の成り行きにも目が離せない状態でした。

前作の終りで刑務所から出た二人ですが、なかなか再会はかないません。
そしてようやく会えた時にはコルブスを暗殺する任務を持ったCIAエージェントと、逮捕する任務を負っているFBI捜査官として対峙します。
刑務所モノから一転ロミ×ジュリ
敵対する立場にいながらも惹かれる感情や求める気持ちは止められないというシチュエーションにすごく萌えました。

前作の登場人物で気になる人たちのその後をさらっと出してくれたのは嬉しかった。
ネトとかトーニャとかマシューとか。

今作から登場した犯罪学者ロブ。軽快で頭のいい教授です。
人の気持ちを汲み取るのがうまく優しいところが素敵なのですが、ディックのライバルしてこの先どうなるのかなという立場です。
ユウトにとっては事件解明の良き相棒でたまに口説いてくるのが玉に瑕。でも、友人としては気の合う仲間になれそうで友達の少ない彼のよき理解者になってくれそうで、保護者的な義兄パコのようによかったねえと言ってやりたくなりました。

真相解明に近づきアメリカ社会の暗部に接触するような怖さを醸しつつこの続きは3作め(完結編)DEADSHOTに続く…

2

警察とCIAと

第2作。1作で刑務所を離れたユウトとディック、そして仲間達。今作では、いったん別れを選んだユウトとディックが、それぞれにテロのリーダーであるネイサンことコルブスを追います。
相変わらずのしっかりしたサスペンスで楽しませてくれます。

別れを選んだものの、ディックへの狂おしい愛をあきらめられないユウト。ただディックにつながるためだけにコルブスを追います。
一方、自己実現の方法としてコルブスへの復讐を誓っているディック。この辺は若干心情を推し量れない部分もあります。何故ユウトと未来を向いて生きる選択肢を選ぶことが出来ないのかー
ちょっと、BLとしてのお約束展開がちらついてしまうところですね。いったんすれ違ってから(マイナスに落としてから)ハッピーエンドでカタルシス(元に戻す)、という。BLとしての宿命はあるでしょうが、これほどまでの作品であれば、もはや自由な展開を期待したかったという気もします。

さて、人間味が感じられない冷酷なコルブスは、存在を感じさせながらもなかなか尻尾をつかませない不気味な存在。
ユウトは冤罪が晴れてFBIの捜査官となり、新たに犯罪学者のロブ(ゲイでユウトにべた惚れ)と協力して操作を進めます。ロブのサポートが暖かく、けれど切ない。
コルブスを追うのか、コルブスを追うことでディックを止めるのか、目的が曖昧だとロブに指摘され、揺れ動くユウト。

一方、ディックはCIAのエージェントとしてコルブス暗殺の任を負っています。

気持ちがあっても一緒になれないユウトとディックが痛々しいですが、あまりにも痛いばかりだと読者がつらいと思われたのか、作者さんからつかの間の2人の逢瀬のプレゼントあり。まあ、恋愛は重要なんですが、かたくななディックにしては安易な気も。そんなに我慢できないなら、コルブスもういいじゃん、と思ってしまいますが、ユウト目線で描かれるためこの辺のディックの心情は少し分かりづらいところ。

事件のクライマックスと2人の恋の行方は最終巻へ。

3

せつなすぎる

一作目に続き、臨場感がありとにかく引き込まれます。
イラストも作品とマッチしていて気持ちを盛り上げてくれるし、読む手が止まりません。

刑務所でコルブスを探しをしていたユウトは、刑務所を出てからもFBI捜査官としてコルブス探しを続けますが、ユウトが追いかけているのはその先にいるはずのディック。
ユウトの一途な思いもせつないし、コルブスへの復讐を一番に考えるディックの葛藤もまたせつない。
2巻は心をぐりっとえぐられてしまいました。

1

相変わらず恋愛色薄い

シリーズ2作目。
前回、やっとのことで気持ちが通じ合ったと思ったら……あらら、な感じで続きが気になり、結局今作も一気読み。
夜中に読み始めたのが失敗でした。
久しぶりに途中でやめられない状態に……。

無事に釈放されたユウトに待っていたのは、ディックと繋がるための手段としてFBI捜査官になるという道でした。
CIAエージェントであるディックと、立場的には敵対関係になると理解しながらも、何とかディックともう一度会いたいというユウトの健気さがいじらしい。
いじらしいんですが、偶にこの子みてるとイラっとするのは何なんでしょうかね……捜査官としていちいち詰めが甘いところでしょうかね、迂闊すぎるところでしょうかね。

そんなやらかしユウトですが、不思議と心強い味方って常にひっついてくれるもんでして。
それが今回登場してきたロブです。
私的にはこのロブがツボすぎて、当て馬にはまるという悪い病気を発症しました。
もうディックのこと忘れて、ロブとよろしくやればいいじゃん……と、途中なんだか良い感じになったあたりで思ったのですが、当て馬は当て馬だから魅力的なんですよね。ロブ格好良い。
そしてネトも娑婆に出てきて、これまた英田さんのサービスでたくさん登場。

本編にほとんど攻が出てこないという、BL的異常事態にもかかわらず、私の心はヒートアップ。
ロブとネトをおかずに新米3杯はいけそうな美味さでした。
物語終盤、漸くふたりは再会して気持ちを確かめ合いますが、熱い夜もあっさりと無粋な電話によって遮られ、再び離ればなれに……。
最後のエレベーターのシーンはとても切なかったです。

次回でラストだそうなので、どんな風な結末を迎えるのか、楽しみにしたいと思います。

3

ゆずれないもの

DEADLOCK2巻目です。

コルブスを追いかけていれば必ずディックに会える──。ユウトはそう信じ捜査を続ける。
コルブスへ繋がる糸をたどり、かつて本物のネイサンと会ったことのある大学教授のロブと出会い、重要な証言を得て、そこからこに繋がる企業との接触に成功したユウト。
ところがそこで別人になりすましたディックと再会する。

あぁぁぁ、もう。
かっこいいよう、ユウトとディック。
話の半分以上はユウトの奔走が描かれていて、ディックとの時間はほんの刹那。
けれどその刹那的な時間がお互いの立場や葛藤を感じれて、まぶたが熱くなりました。
それからネトの登場に心躍る!ユウトを見守るお父さん(笑)的存在の彼が大好きです。

ディックの冷たい態度、だけどいざユウトを前にすると抑えられない感情。
俺はお前が怖いんだ。
ディックのその言葉が胸を締め付ける。

CIAエージェントとしてコルブスを抹殺しようとするディック、FBI捜査官になりコルブスを法の下裁こうと追いかけるユウト。
どんな理由でも、法を犯してはならない。殺人は認めちゃいけない。
そう思いながらも、ユウトはディックのしようとしていることを邪魔したくないという気持ちが働いてしまう。
そんなユウトの弱さを突いたロブがものすごく男前に思いました。
…ロブとだったら、余計なしがらみなんか気にせずに幸せになれるのにな、と思ってしまう。
だけど、ユウトはディックがいい。

ユウトは決意し、ディックに布告します。
ディックより先にコルブスを見つけてみせる。お前にコルブスを殺させない。必ず奴に法の裁きを受けさせる、と。

ディックのしようとしている事を、『邪魔』すると決めたユウト。
二人の中にある、ゆずれないもの。
一体二人はどんな決着をつけるのか。
次はいよいよ最終巻!

2

エージェント萌え

刑務所を飛び出し、別れ別れなまま動き出したディックとユウト。
FBIとCIAのエージェントとして、それぞれコルブスを追います。
ムショ萌えからのエージェント萌えです。
密命を帯びた働く男かっこいいですね!

ディックとユウトのお互いを想う強い気持ちが、太い柱としてこの物語を貫いているように思います。
なので2人の絡みがなくてもあまり不満はなかったし、むしろ再会までドキドキしながら読むことができました。
強く魅かれあってるのにも関わらず、敵として対峙しなければならない切なさ……めちゃくちゃ萌えました。
でもしっかりとお互いの愛を確認しあうこともできて、何も言うことはありません。
ひっそり愛、これまた萌えました。

立場と目的の違いから対立している2人ですが、それでもユウトの存在はディックにとっての救いにしか思えませんでした。
ディックの目が未来に向かう唯一の希望だと思います。
今からでも幸せになれるのに…そう思わずにはいられないです。
そうはいっても、ディックにとって自分の存在意義を揺さぶられるほどの深い傷と憎悪だし、今更引き返せないのでしょう。
ユウトの残された道も全力で阻止することしかないのだなと思います。
最後のディックに対する宣戦布告も、好きだと大声で叫んでいるようにしか思えませんでした。萌え。
もうディックにはユウトしかいないな!と思ったり、過去に囚われたディックとそれを解きほぐそうとする健気なユウトにめちゃくちゃ萌えました。

ユウトの愛され体質も炸裂です。
まさかネイサンにまで執着されていたとは。
凶悪犯に執着される捜査官…これもまた萌えでした。
こうやって書いてみると、今作は萌え所が沢山あったなと思います。

次はとうとうクライマックス。2人には穏やかな生活を手に入れてほしいです。

2

DEADLOCK の2

丸ごと一冊がひとつのストーリー。

ディックもユウトも刑務所を出てからのお話。
なので、「刑務所のお話」だった1巻から「警察モノ」に変わりました。
殺人の動機や事件の大元などの色々な事が
徐々に明らかになってくる一冊です。

ユウトの周りは良い人ばっかりですねー。
何に対しても真っ直ぐで真面目なユウトの
人望という事になるんでしょうな。うん。

ここではロブが俄然いい味出してますねw
このロブとユウトの掛け合いが見ものです。

1

海外ドラマっぽくなってきた

前回どっちつかず?と思われた展開でしたが、ユウトの立ち位置も物語の芯もここではっきりしてきて、面白くなってまいりました。
やっぱりシリーズものは、全部読んでこそ面白いですね。

檻の外に出たユウトはディックとのつながりを求めてFBIに就職し、コルブスを追うことになります。敵は全米で爆破テロ起こしている相手ですしFBIですからユウトもあちこち飛び回ることに。ここからの展開が海外ドラマのFBIものを見ているようで、ワクワクしました。ユウトから逃げ去ったディックの態度やロブの登場など、気になる部分を作りながらも展開はだんだん加速していき、クライマックスのカーチェイスはタイトルを象徴しているかのようで爽快感がありました!

ユウトも前作では守られる部分が目立ってちょっと情けなかったんですが、だんだん腹が据わってきたのかしっかりしてきたな~、という感じ。それでもディックに会ってしまうと途端に乙女化してしまうのも可愛くなってきたし、Hの途中でピザを注文するディックには笑わせていただきましたw
二人のラブ具合も違和感がなくなってきて、素直に楽しめました。

いい感じに盛り上がってきたので、結末が楽しみです♪

3

もどかしい!

もどかしい!もどかし過ぎてもどかし過ぎる!
DEADLOCKの終わりがあれだったので、仕方ないんですけど……

手を伸ばしたら届きそうな……そんなに、近くにいるのに……
離れていくユウトからディック(T_T)

ダメです。そんなの!見てよ!ユウトが泣いてる!

新キャラ、ロブ登場でユウトの心がちょっと揺らぐ。
そりゃ、ディックに会えなくて寂しいユウトにそんなに優しくしたら揺らいじゃいますよね。

ユウトのディックに対する気持ちが駄々漏れ過ぎます!
もどかしくて可愛い。
もどかしくしてるのはディックですけどね。
もう、いっぱい求めて上げれば良いんだよ!
ユウトだって望んでるよ。

なんて思いながら読みました。

4

衰えない面白さの疾走感!


普通に物語としてもすごく楽しめるDEADシリーズ…!今回も楽しませて頂きました。

刑務所萌えで入ったわたくしですが、刑務所から出ても本当に惹かれてやまない。FBIとCIA、対立関係にあり敵同士、ディックとユウトはお互いを求めていても立場がそれを妨害する。

綺麗なベッドでのセックスができてほんとよかった!会えない分溜まっていたユウトの気持ちが赤裸々にされた熱い情交がとても良かったです。

DEADシリーズ、やっぱり一番大好きなのはネトです。ユウトだけに甘いネト、説得力があって兄貴肌でかっこいい!!!ネトが今回も出てわたしは幸せです!!出所おめでとう!!

新キャラのロブも、賢くてスマートな男で好きです。彼とユウトの絡みが好き……ディックには悪いですが……!

続きも楽しみたいと思います。満足!

4

スーツ萌え

英田サキさんの文章はいいですね。読者にも好みがあるかと思いますが、私はこの方の表現やら言葉の言い回しやらが好きです。

最後の方で、やっと偶然にもディックに遭遇するもFBIとCIAとではいわば敵。ユウトはディックに避けられて初めて、ディックに特別な感情を持っていると自覚します。それまで刑務所内という場所が場所だっただけに吊り橋効果的に一時的な感情だったのかもしれないとか悩んでたけど、ディックと再会しちゃってもう自分に嘘付けなくなっちゃたユウト。
ユウトって肉体的にはか細いかもしれませんが、精神面ではかなりの男前だと思います。

4

刑務所の外で

前作のDEADLOCKが刑務所内でのお話でしたが、こんどは刑務所の外でディックとユウトがコルブスを居って奔走します。
爆破事件があったり、最後はカーチェイスがあったりと、アクションも全編よりグレードアップです!

FBI捜査官としてコルブスを追うユウト、スーツがとても素敵です。
ユウトはNY、DC、LAと大忙しで、この話のスケールの大きさを物語っている気がします。
そしてこの作品でも一貫して、ディックを想うユウトの気持ちは変わりません。
ユウト視点なのでディックの出番は少ないのですが、ユウトがあまりにもディックの事を考えているので、ディック不在をあまり実感しませんでしたw

この巻で初登場、外伝の主人公にもなるロブがいい仕事してくれました。
彼はオープンリー・ゲイで、ユウトへの好意を隠すこともないのですが、
ディック一筋のユウトを気遣って必要以上の手出しはしない紳士さを持ち合わせている魅力的な男です。
大学の客員教授で、パサデナという高級住宅地に住んでいるという、なかなかステータスの高い人でもあります(笑)
普段は飄々としているのに、彼が発する言葉は真摯でいつも正しい、そんな素敵な人です。
彼がよくストーリーを動かしてくれたと思います。

途中で変装中のディックと出くわすユウトですが、
その時のふたりのやりとりがせつなくて、何故かきゅんとします。
ディックはディックなりに、ユウトはユウトなりにお互いのことを想っているのが分かるだけに切ないです。
すぐに離れなければいけないと分かっている状況下でのベッドシーンは必見(必読?)です!

最後はまた離れ離れになってしまう二人ですが、そんな時でもディックはかっこよかった!
そしてユウトの想いの強さも、とてもかっこいいと思いました。

たくさんの方が仰っていますが、
このシリーズを未読の方はぜひ、2巻と3巻は同時に買うことをオススメします。
この作品ほど続きが気になるBLはないのでは?と思います。

9

なんかもうすごいw

前作は刑務所の中での話でしたが、今回は刑務所を出てユウトとディックはFBIとCIAという関係で話は進みます。
読み応えたっぷりでした!
なんかもう洋画見てる感覚ですw
爆弾が仕掛けられたり、最後にはカーチェイスあったりすごい。

刑務所で離れてしまったディックとユウトですが無事再会できてよかったです。
ちゃんとベッドでできてよかったw前回は段ボールの上でしたのでw
ピザを頼んだ理由とユウトの反応に笑いましたw
あと新キャラ・ロブ。彼はユウトを狙ってますねーwでもすごく役に立つ存在でした。

コルプスを逮捕したいと思うユウトと殺したいと思うディック。
2人の関係はどうなるのか、コルプスの居場所は突き止めることができるのか、次巻に続きます!

4

第3作目への序章

【カップリング】CIA×FBI

「DEAD LOCK」シリーズ第2作目。
お互いの気持ちを確かめ合ったその日に別れてしまったふたりのその後。
新しい登場人物として犯罪心理学の大学教授のロブが登場します。
ロブは、ゲイであることをカミングアウトしユウトへアプローチを開始するんですw
ディックを追い続けるユウトの揺れ動く気持ち
ロブのやさしさ、ディックの苦しみ・・・
すべては第3作目への序章といった感じの「DEAD HEAT」
購入する場合は、必ず3冊すべてそろえた状態で読むことをオススメします。

恋愛模様と同時進行する、テロリスト コルブスとの攻防も
目が離せませんっ。

焦れて焦れて焦れまくって、やっとたどりついた絡みシーンだからでしょうか
私は、この2作目の絡みのシチュエーションがかなり好きですv

8

スケールアップ

仲間殺しの冤罪で投獄されていたユウトは、FBIと取引することで刑務所を出た。
刑務所で出逢い、強く惹かれ合った男でCIAのエージェント、ディックにたどり着くため、FBIの捜査官となり、彼の宿敵であるコルブスを追うことを決めたユウト。
ついに見つけたコルブスへの手がかりを追ってたどり着いたとある企業。
ところがユウトはそこで変装し別人になったディックと再会するが……

お互いの所属する組織や、それぞれの思惑から相容れない関係になってしまった二人。
必死に自分の想いを隠そうとするディックと、迷いながらもディックを追うユウトが切ないです。
単純に二人の恋愛だけじゃなくて、コルブスをめぐった複雑な陰謀もこのお話の魅力。
刑務所の中だけだった前回とは違い、どんどん話の規模がでっかくなってきているような気がします。

ユウトを助けてくれる大学教授、ロブも良いキャラです。
割とまじめにユウトに気があって、それを公言しているんだけれどユウトの気持ちを考えて手出しはしてこない。
それどころか傷ついたユウトを時に冗談で時に優しく慰めてくれる。
なんていい人なんだ。

ラストのユウトを助けたディックが格好良すぎです。
そのせいもあって二人の別れが辛いんだなあ。

私はたまたま2巻・3巻を同時に買っていたからよかったんですが、2巻だけで止まっていたらどれだけ続きが気になったことか。
というわけでこれから読まれる予定の皆さまは2・3巻同時購入をオススメします(笑)

4

切ない…

デッドロック第二巻です。

やっぱりディックのことが忘れられないユウト。
FBIに入って捜査をし続ければ、ディックに会えるかもしれない…
そんな気持ちが強く、FBIで捜査を始めます。
新キャラロブの登場に、美しく切ない三角関係も出来上がってきて…。

捜査を続けるうちにユウトはディックらしい後姿を見つけ、必死で追いかけるのだけれど、どうしてだろう、逃げられてしまう。
もう会いたくないということなのか、悲しい、会いたい、会いたい
結局チャンスを逃してしまいます。
が、ある時ばったりと、そして今度はしっかりと目を合わせる状態で、ディックに出会います。
体がなかなか動かなくなるほど動揺している一方で、ディックは完璧なまでのポーカーフェイス。
まるで知らない人を見るかのような視線に酷く傷つくユウトですが、その後意を決してディックに会いにいきます。
そこでもユウトは酷いとしか言いようのない態度を取られ、泣きそうになるけど…―?

二巻も素晴らしかったです。
最後の二人のやり取りは本当に泣かせてくれる…ウウ。
三巻の内で二巻が一番好きかな~というくらいにツボを押す展開でした。
相変わらずデッドエンドですが。
まだ二巻を読んでないよって人はすぐ読んだほうがよろしいかと。超が付くほどおすすめします。

4

焦らされた

ユウトとディックがなかなか出会わず、やっとこさ出会っても他人同士のようなやりとりしかできず、焦らされて焦らされてムキーッとなりながら読みました。
焦らされただけに、やっとこさ辿り着いたエロシーンはいつもの倍萌えました。焦らされるの、好きです。
でもユウトが、状況分からないのにディックを追いかけるのはいただけなかった。
何かしら事情があることを察してやれよ、と。訓練された捜査官という設定でそれはないだろ、と。

2

焦れます

ばらばらに刑務所を出たユウトとディックがなかなか出会わなくて、前半かなり焦らされました。
ストーリーはきっちり組み立てられてます。少しずつ明かされる陰謀の正体は、綿密な取材をもとに組み立てられた硬質なドラマで、そのあたりはすごいなぁと思いました。ただのBLじゃない。
でも私はBLを読みたい。
というわけで、評価は低めです。
約束してた綺麗なホテルでのエッチは萌えました。1では段ボールの上だったからねぇ。段ボールの上のほうが萌えるけどねw

3

二人は再会できるのか……!?

テロリストの首謀者、コルブスを追っていけば、いつかディックに会えるかもしれない。
そう思ったユウトは、スカウトされ、FBI捜査官に転職する。
ディックは、CIAのエージェントとしてコルブスを追っている。
復讐のため、彼を合法的に殺すために……。
ユウトはついに、コルブスに繋がる企業との接触を果たすが、そこで変装し、別人となったディックと再会する。


刑務所で出会い、心を通わしながらも道が隔たった二人の、塀の外でのその後を描いた、シリーズ2巻目です。
真犯人が見つかって、冤罪がはれたユウトは無事刑務所を出ますが、元の職には戻らず、FBI捜査官にジョブチェンジです。
それも、もう一度ディックに会うため……。
復讐に生きるディックに、どうしても会いたいと、あえて危険に飛び込んでいくユウトは、無謀って言ったら無謀なんですが、一途で、健気です~!
ユウトに協力してくれる人物として、新キャラの大学の先生・ロブも登場します。
露骨にユウトねらいだったりして、ディックとの恋の行方を見守る読者としてはおじゃまキャラなんですけど、どこか憎めないのは、軽い口を利きながらも、ユウトのことをはしばしで思いやっているのがわかるからでしょう。
美味しい役所です、ロブ(笑)
謎のテロリスト首謀者、コルブスにも少しずつ近づいていって、事件の展開が気になって一気に読みました。
もちろん、ユウトとディックがどうなっていくのかも目が離せません!
ほんのわずかな間だけでしたが、ディックとも再会。
ユウトを思って、わざと突き放す台詞を言うディック。
そんな彼の真意に気づくユウト。
どっちの気持ちも切なかったです~!
再会しても、また離ればなれにならざるをえない二人ですが、コルブスを追っている限りは、また会える。
そしてその正体不明だったコルブスを捕らえるのも、あと少し……!
気になるところで終わっているので、2巻から3巻は間を置かずに一気に読むのをお奨めします!

3

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