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表題作トリップ!あくま先生

マルティヌス,スロン王国で騎士団長(代理)を務める旅人剣士
珍道剣次,道場の次男で異世界に召喚されてしまったリーマン

その他の収録作品

  • 描きおろし
  • あとがき

あらすじ

堅実に生きてきた会社員・剣次は大好きだった祖父が亡くなり、天涯孤独に…。
ヤケを起こして酔っぱらっていたらなんと異世界に召喚されてしまいました!!
異世界での剣次は、尻尾と角が付いた絶妙にえっちなあくまの姿に!
剣次を召喚した騎士のマーチンと・・・な雰囲気になりますが…
赤星ジェイクの描く異世界トリップ

作品情報

作品名
トリップ!あくま先生
著者
赤星ジェイク 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
ISBN
9784799755310
3.8

(18)

(9)

萌々

(3)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
5
得点
65
評価数
18
平均
3.8 / 5
神率
50%

レビュー投稿数5

アホとエロスはなんぼあっても良

刺さったままのアイスの棒が脳裏から離れないんだよぅ(/ω\)ぷっ
良い子はマネしちゃいけません。

さて、異世界トリップものですね。
最近転生ものも多くなりすぎて胸やけ気味ではありますが
ファンタジー設定が好きな方にはお勧めです。

一人ぼっちになってしまった受
気づいたら悪魔的な姿で異世界転生!?
なお話なのでございます。
あれよあれよ展開なので、特段これといった感想がないのだが
キャラクターや、細かい遊びが面白い作品だったかなと思います。
冒頭のアイスの話、
最初の召喚時の召喚方法
少々ふざけたと言ったらいい方が悪いかもしれないが
個人的にはツボでした。

アホで可愛くエロスを探求するのはいいことだ。
余計なことを考えないのであれば良作



0

作家さんのカラー

作家先生にはカラーがあって、それが自分の好みに合うわけではないということ。これを痛感しました。
これまで未修の作家様で初トライでした。自分は雑食だから色々な作品をどんどん読むけど、この作品はまさに今までのカラーとは違うもので、私自身が世界観にあいませんでした。
異世界もののお話で、悪魔として召喚される。そこで恋をするって流れなのですが、自分は電子で購入しているのですが、一コマ一コマ書き込みが細かく、少し読むのが辛かったです。
そして詳細設定を理解するのに困難で途中から雰囲気で読んでおりました。
自分には少し難しかったな。

0

その瞬間はいつも突然

泣きました。切なさと感動と喜びで泣きました。
赤星さんの作品は独特の設定や切り口と雰囲気が好きで何作も読んでいるのですが、泣いたのは初めてです。
いつものように、独特の雰囲気やおもしろさに浸っていると、胸が締め付けられる切なさに襲われて、最後は安堵と喜びに満たされました。

土台は異世界召喚ものですが、一風変わった異世界召喚で、最後には転生要素も加わります。
ファンタジーです。ファンタジーですが、元の世界(現代)との行き来もあるので、異世界にどっぷり浸かりきるわけではない。
この辺りの感覚も独特で、心地好い居心地の悪さのようなものがあります。読んでいて、そわそわする感じ。そこが癖になる。

日々の暮らしに疲れていた剣次。この剣次の背景がなかなかに重いというか、波乱万丈というか、賑やか。そのせいで心が疲弊していたところ、突然異世界に召喚されます。
召喚したのは騎士団長代理のマーチンですが、召喚方法は有効期限の切れたカタログのチケットという斬新なもの。マーチン本人も有効期限切れのカタログでまさか呼び出せるとは思っておらず、駄目元で使ってみただけ。
マーチンも疲れていたのです。いろいろ限界に近づいていたのです。そうでなければ、正体のはっきりしない物体を触りまくることはないでしょう。相当疲れているんだなぁ、と思いながら出会いの場面を見守っていました(笑)
ですが、召喚された剣次が異世界で姿を得る方法には、最初こそ「それでいいのか?」と思いましたが、話が進むにつれて心があたたかくなりました。

悪魔先生として召喚された剣次は外見の変化こそあれど、悪魔になっているわけではありません。マーチンもそれを理解した上で、剣道を嗜む剣次に興味を持ちます。生き生きと剣を交える二人の姿が印象的でした。
そうして異世界でマーチンと過ごす時間は、いつしか剣次にとって癒しとなっていきます。でも、召喚方法がチケットであるが故に、意図しないタイミングで元の世界に戻されてしまう。
この事実にびくびくしながら読み進め、願うのは剣次とマーチンがずっと一緒にいられることでした。
マーチンにとっても剣次は愛しい存在となっていたから。
それでも、いくら用心していても、唐突に訪れてしまう二人の別れ。
剣次がマーチンの目の前から消えてしまう瞬間は何度も訪れるのですが、最後の別れは本当に辛かったです。消えていく描写がもう……。
その後に召喚された本物の悪魔先生とマーチンとの遣り取りには焦りました。動揺しました。

元の世界へと戻された剣次がずっとずっとマーチンを忘れない姿には胸が締め付けられます。
本当にもうこのまま永遠の別れになってしまうのかと悲観しかけたときに訪れる、まさかの再会には驚かされました。驚きましたが、本当に嬉しかったです。まさかマーチンが転生しているとは……!
マーチンも剣次も、二人ともがすぐにそれを理解できて安心しました。大切な相手なのだと気付けて、本当によかった。
同じ世界に生きられるようになった二人の様子をもっと見たかったです!
剣次の祖父と異世界との繋がりなど、他にも気になる点がちらほら。続編などで明かしてもらえたら嬉しいですが、語られすぎない謎のままでもいいかなぁ、とも思ったり。
剣次とマーチンが再会できた喜びに浸れることがとにかく嬉しいです。

0

赤星ジェイクせんせいの悪魔ものだあああ

作家買いしている社畜、赤星先生の作品は独特の世界観と描写で
ふしぎなきもちと感心のきもちで読んだ後胸いっぱいになるで
定評があります。(私の中で)
ぎゃぐなかんじもあり、めっちゃまじめで、絵はちょっとあらいのに
丁寧で・・・・・・まじでふしぎなきもちになる・・・・・

今回ちんちんとあだ名がついてしまった変な名前のサラリーマンが
婚約相手の女性にさらっとふられて独り身のところ、
異世界の剣術をまなびたい、えっちなことしたい攻めに
「あくま先生」として召喚されます。
もとは人間なので悪魔ではないですが、召喚した攻めの趣味で悪魔に。
最初ぽよんとしたスライムとやっちまったらスライムがはじけて受けが受肉。

なんやそれ。いみわからん。すき。

こういう変なところがあっても、攻めと受けの心理描写と葛藤がほんと
丁寧に描かれていて赤星先生すき・・・・・・・・・・・・・

受けのおじいちゃんが剣道の先生だったので、剣術が教えられる受けが、
異世界のほうであくま先生として生活しますが、召喚には回数制限と
元の世界に戻る条件があり、召喚されたときにお尻に張り付いた
ハートのシールがびりっといってしまったら即帰国(国?)
どんな時でももれなく元の世界に帰ってしまいお互いすきになってきて
いい感じになってきたときにはっといなくなるので見てるこっちとしては
その設定はすごく不安。破れないでシール。

波乱はあったもののいい感じに心が通じ合ってこれから共に生きていこうみたいな
ところで、突然の帰国。そのあと何年も帰れなくなりました。
ここで残りページ数マジ少なかった。しんどかった。
結果としては、攻めがきちんと成長する感じで転生。
剣道の道場を継ぐことにした受けのところへ、教え子として来ます。
大人と学生で年の差はあれど、待ってたよってハッピーエンドでした。

サクッと感想述べたので話の流れがうまく説明できませんでしたが、
話の構成はほんとうにほんとうにほんとうにちゃんとしてて
ちょっとあほっぽいところと、赤星せんせいの絵がいけるひとは
もれなく買っていいと思います!

えっちなところ、赤星せんせいはお話重視なところはあるので
回数はそんなにみたいなところでしたが、えっちでで申し分なかったでございます。

アッ ツノは取れました。笑

赤星せんせいすき。

0

笑いとエロ、深い愛情のミックス。

赤星さんの新刊は、先生にしては珍しく?と言って良いんじゃないかな。ファンタジーものです。ファンタジー、というか異世界トリップものといった方が正解か。赤星さんらしいエロとシュールさはそのままに、一風変わった物語でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




主人公は祖父を亡くしたばかりの青年・剣次。
祖父は道場を営んでおり剣次も剣道をかじったことはあったものの最近はすっかりご無沙汰で、このまま自分は実家とは離れて普通に生きていくのだと思っていた。

が、祖父の死をきっかけに家族が離散。みんな各々好きな道を選んで出て行ってしまった。祖父が遺した家と道場をどうすべきか思い悩んでいた剣次だったが、なぜか異世界にトリップしてしまい―?

と、剣次視点でレビューを書き始めましたが、今作品は、剣次を呼び出したマーチンという青年の視点でスタートします。スロン王国で、騎士団長の代理をしている彼。あまり自由に動けない(騎士団長(代理)という立場のため)暇を持て余した彼は、押せば沈むに張りのある肉体、を触りたいと思うようになる。そこで彼はたまたま見つけた本を使い、その「肉体」(本には悪魔先生と書いてある)を召喚しようと試みることに。そして召喚されたのが、剣次だった、というお話。

マーチンがなぜ騎士団長の代理をしているのか。
なぜ剣次が召喚されたのか。
そして、召喚された剣次には角としっぽがあってー。

と、とにかく序盤は謎だらけ。読んでいて頭の中に「?」マークが飛び交います。けれど読み進めていくうちに少しずついろいろ分かってくる。

マーチン(本名はマルティヌス)は騎士団長という立場ですが、闘いがあるとかそういうお話ではなく終始コミカルに話は進みます。でも、その立場ゆえでしょうか、剣次がもともと道場の息子だったという部分がきちんと生きているのはさすがというべきか。二人が練習で剣を交わすシーンはめちゃめちゃカッコいいです。

この二人はですね、相手に対する好意を早い段階で自覚するんですね。
けれどお互いにその想いに目を背けるっていうのかな。もともと豊満な肉体に触りたくて召喚したマーチンと、男同士だしあり得ない、という固定概念にとらわれている剣次と。けれど、彼らはその思いを昇華していく。剣次は、ずっとスロン王国にいないんです。時々自分の世界に帰ってしまう。

どうしたら召喚できるのか、なぜ元の世界に戻ってしまうのか。

離れ離れになっている時間を経て、彼らは自分が欲しものにやっと気づいていく。
エロは多いし、コミカルなシーンも多いですし、シュールなギャグもてんこ盛りなんです。なのに、その根底にあるのは紛れもなく純愛。

良い…。
めっちゃ良い…。

マーチンが騎士団長「代理」になったその理由とか、経緯とか。
マーチンが呼び出した「悪魔先生」(こちらは本物)とか。
剣次に生えた角やしっぽとか。

シリアス…、になりそうでならず、あっさり解決していってしまいますが、そこはおそらく今作品の根っこではないのでしょうね。

スロン王国に住むマーチンと、現代日本に住む剣次。
二人の恋の行方は…?

あまり深く考えず、さらりとエロと甘々を堪能するが良き作品かと思います。

3

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