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表題作渇仰 新装版

青沼達幸,24歳,人気俳優「青沼幸」
鴫谷明良,24歳,建設会社を不当解雇された会社員

同時収録作品渇命

青沼達幸,25歳,人気俳優で明良の恋人
鴫谷明良,25歳,達幸の恋人で飼いマネージャー補佐

同時収録作品フェイク・ファーザー

青沼達幸,33歳,人気俳優で明良の飼い犬
鴫谷明良,33歳,達幸の恋人で飼い主でマネージャー

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

お前は僕の一番大切で、可愛い犬だよ

家も仕事も恋人も全て失った明良の前に、一人の男が現れた。達幸――ある事件以降、六年間連絡を取らずにいた幼馴染だ。
若手人気俳優になった達幸との再会に戸惑う明良だが、気づくと高級マンションへ強引に連れ込まれ、「俺を明良の犬にしてよ」と懇願されながら身体と心を彼の熱い雄で、激しくかき乱され……!
大人気シリーズ「渇仰」「渇命」を一冊にまとめ、大ボリュームの新規書き下ろしを加えた新装版、ついに登場!

作品情報

作品名
渇仰 新装版
著者
宮緒葵 
イラスト
梨とりこ 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
シリーズ
渇仰
発売日
電子発売日
ISBN
9784773063202
4.1

(40)

(24)

萌々

(8)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
9
得点
162
評価数
40
平均
4.1 / 5
神率
60%

レビュー投稿数9

「執着攻め」の基準を作り変えられた作品

宮緒先生の作品にどハマりするきっかけになった、こちらの作品。

いや〜〜……この作品を読むまで、これほどまでの執着攻めに出会ったことがありませんでした。

想像の何万歩も上をゆく狂気・執着っぷりに震えながらも、読み進める手を止められませんでした。

\無事にヤンデレ執着ワンコ攻め沼に両足を突っ込んで、ズブズブ浸かるようになりました。/

あーちゃんあーちゃんあーちゃんあーちゃんあーちゃん…!!

作品の中に出てくる「あーちゃん」の数(尋常じゃない)=達幸の執着心。

カニバリズム的なシーンもあり、狂気300%濃度の攻めを堪能できます。(受けも一緒に狂気の世界へ堕ちていくわけですが)

恐ろしいのに、なぜか何度も読み返してしまう作品です。

狂気を感じたい方、ぜひ…( ̄∀ ̄)

1

特濃レベルの異常すぎる愛

こんなにぶっ飛んだ作品読んだことない。

達幸が異様・異質・気持ち悪いです(笑)
ここまでやるか〜っていう明良への執着。気持ち悪い通して恐ろしい。
あからさまな性的シーンがヤバいですね。とんでもない本を買ってしまったのでは?と読みながらビクビクしました。
明良とのセックスシーンはねっとりとしつこい、そして濃厚。明人の前では子どもっぽく、おねだりなのか催促なのか時に強引に激しく抱く達幸の頭のネジぶっ飛んだ様子に、どう反応したらいいのか困惑しました。

反面、役者の達幸はめちゃくちゃカッコいい。オンとオフの気持ち悪さとカッコ良さがここまで共存し振り切った人物も珍しいですね。私の好みではないんですが、でもなんかクセになる。明良の"犬"の色んな顔は必見です。


ストーリーはすっごい濃厚で面白いです。明良への激しい執着とセックスシーンを50%くらい抑えめにしてくれたら良かったかな……ちょっと胸焼けしちゃいました。
まぁでも、それを加味してもストーリーが抜群に読み応えあったので神評価にしました。達幸こと青沼幸の演技のシーンが素晴らしかったです。映画や舞台の裏の部分がシリアスでダークでハラハラドキドキが止まりません。
ただでさえ明良と達幸のセックスシーンにハラハラしてるのに、物語の本線自体もそんなテイストなので、全体的にホッとする場面がごく僅か。……唯一心から楽しめたのは、達幸が類いまれな演技の才能を披露して、皆をあっと言わせるシーンですね。「ガラスの◯面」ばりにワクワクしました。


明良が事件に巻き込まれてしまうので、必然的に達幸がそこにも絡んでくるのですが、達幸の尋常じゃない報復や反応にゾクゾク…。大切な飼い主であり恋人の明良に手を出す輩たちだから仕方ないのかもですが、達幸の明良への愛情は真っ直ぐなのか歪んでるのかよく分からなくなってきます。それが面白いではあるんですけどね。


なにせ分厚い本なので、心にゆとりのある時に読むのが一番かなと思います。
異常すぎるほど受けへの愛に満ちた攻めを楽しみたい方はぜひ。

0

いい意味で狂ってる

執着攻めの作品を読みたくて、こちらにたどり着いたのですが
いい意味ですごく狂っている攻めだなと思いました。

達幸のすべてが明良の為に存在すると言っても過言ではなく
とにかく頭の中に明良のことしかない達幸。
彼は明良の犬になりたいと懇願するのですが
読む前は何故犬なのか?と思っていました。
でも読んでその理由がわかって切なくなりました。

達幸の執着心はとてつもなくて、個人的に今まで読んだ作品の中で一番執着心がすごい人でした。
執着攻めが好きな私からしたら、何故いままでこの作品を読まなかったの!?と思うぐらいドンピシャで最高の作品でした~!(*´▽`*)

0

犬になりたい

読んだのは旧版なので渇仰のみです。渇命は別途取り寄せ予定。

で、これは・・・
達幸、君は賢いのにアホだ。。だから最後には明良に飼われることになったんだね。と言ってあげたい。
頭も良くて、運動神経も、ルックスも完璧なのに。明良さえ絡まなければ。

いやもう、深い、明良さえこんな結末は予想できなかったでしょうに。子供の頃から一緒に居て、情がひねくれてたのかな。最後の最後まで達幸を理解しきれずに、本当に最後にやっと達幸には明良が必要だったと。そう、明良が達幸をちゃんと調教してあげれば良いんですよ!(^^)

最後の方まではずっしりどよーんでしたけど、明良が達幸に対する感情を認識してからは達幸の幸せワンコぶりが微笑ましくて読後感は良かったです。

2

伝説のワンコ攻め

攻めの達幸はサイコパスな異常者で変態、他の作家さんの作品に出てきたら間違いなく悪役なのですが、読んでいくうちになぜか「人間の振りした犬」に見えてきます。そして常識的に考えると、受けの明良は異常犯罪の被害者なのですが、途中から「最高の飼い主」に見えてきます。
最初は「ヤバイ!頭おかしい!」と思って読んでいても、途中から倫理観が麻痺してきて、忠犬とその飼い主の至高の愛の物語のような気がしなくもなくなるのが、宮緒先生マジックというか、宮緒先生のBL作家としての実力の高さだと思いました。
達幸は作品を通して一貫してヤバいのですが、恐怖に感じる時と笑えてしまう時があって、その落差がすごく面白かったです。

1

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