その眼差しに、唇に、吐息に、心に、──貴方にふれたい。

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ピンクハートジャム 上

灰賀優希
大学1年生,18歳
金江凉
大学4年生で,「リョウ」という源氏名でハコヘルでバイトする青年

あらすじ

大学で重音研究部に入部した新入生の灰賀(はいが)は、そこで印象的な先輩・金江(かなえ)に出会う。

彼の圧巻のギター演奏に魅了された灰賀だったが、金江と話すチャンスをなかなか掴めないでいた。

そんなある日、重研部の飲み会に参加した灰賀は先輩の提案でゲイ向けの箱ヘルを体験することになる。

自分のセクシャリティに悩んでいた灰賀がその箱ヘルで対面したのは、憧れていたあの金江で──!?



ひたむきで心優しい朗らか男子×クールビューティーな男前先輩が、ゆっくり丁寧に時間を重ねていくハートフルラブストーリー。

作品情報

作品名
ピンクハートジャム 上
著者
しっけ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス メロキス
発売日
電子発売日
ISBN
9784834265125
4.6

(795)

(608)

萌々

(111)

(47)

中立

(19)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
68
得点
3644
評価数
795
平均
4.6 / 5
神率
76.5%

レビュー投稿数68

エモい!!

もう、表紙からエモい!!!
お洒落で音楽かファッション雑誌の様なかっこいい表紙に引き込まれて、上巻表紙は金江涼(21)大学生、重音研究部、ギター担当かなりの使い手、常に気怠そうで喫煙者の美人さん。
実は二丁目の箱ヘルスに勤めているのだが、、、

4月、新入生の灰賀優希(18)田舎から芸術大学に入学、重音研究部に入部、部員紹介で金江と出逢う『美人だな』うん、かなりの美人さん雰囲気もあり過ぎるから尚更引き込まれる美人さん!!
新入生歓迎会ライブがまた、カッコイイ!!
何処に行ったらあのバンドのライブ観れますか??
ってくらいの、作画の中から音が響いてくる様です。

新歓の罰ゲームで、灰賀は二丁目の箱ヘルスに行く罰ゲームを、灰賀には自分の中にある、ある思いを確認したく、罰ゲームの名を借りて二丁目へ向かう、そこで気になる先輩金江と店で出逢いーーーー。

きちんと、日常生活も大学生活も描かれつつ、灰賀と金江の関係やその他の先輩や同級生との関係も描かれている。
合宿がかなりガチにやってるのが、『重音』研究部だからなのかと思いました。

2

何もかもバランスのいい作品。

作家買い。
しっけさんて、キャラの温度を描かれるのが凄くお上手だなあ、と思っていつも拝読していますが、今作品はワンコちゃん×温度の低い受けさんというCPのお話。上巻の表紙の彼は受けさんの金江くん。もう、彼のこのクールビューティーさに心打ちぬかれました。カッコよ!

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





大学に進学した新入生の灰賀くんは重音研究部に入部。そこで彼は見目麗しい金江という先輩と出会う。まるで女性のように美しい彼に一目で目を奪われた灰賀くんだったが、金江くんは美しいだけではなくギターの技術力も素晴らしく、どんどん彼に興味を惹かれてしまう。

そんなある日、灰賀くんは諸事情あって、同性愛者向けの箱ヘルに行くことに。
自分の「バイではないか」と常々思っていた性癖を確認するためだったが、そこで彼は「リョウ」という源氏名で働く金江に会ってしまい―?

というお話。

王道と言ってしまえば王道のストーリー、そこに華を添えるのが灰賀くんと金江くんという男の子たちの中身。この二人がとってもナイスなんです。

イケメンで優しくって人当たりがいい、まさにザ・好青年、といった体の灰賀くん。
美しいビジュアルにギタリストとして有能、寡黙でちょっとミステリアスな先輩・金江くん。

この二人の恋のお話がベースにありますが、恋愛という部分だけではなくって大学生らしい楽しさとか、友人たち先輩たち、といった脇を固めるキャラやストーリーに嫌みがなくって終始温かい空気感に満ちているのも良い。

なぜ、金江くんは箱ヘルでバイトしているのか。

という部分を軸に、そのバックボーンを生かす展開で二人のすれ違ったり勘違いしたり、けれど少しずつ育っていく相手への感情がきちんと描かれていてめっちゃ萌えました。今作品には女の子の存在が常に見え隠れしていますが、彼女たちの存在もなかなか良かった。大学という場所が舞台なので、全く女の子が登場しないのは違和感があるし、けれど彼女たちの存在を介して二人が近づいていくツールにもなっているので読んでいてするんと和気あいあいと楽しそうなこの作品の世界に入っていける感じ。

表紙をはじめて拝見したときに、もしかしたらシリアスベースのお話?と思ったんです。金江くんは箱ヘルで働いてもいますし。けれどシリアスになりそう…、でならない。コミカル過ぎず、でも読んでいて気持ちの良いノリの良さはきちんとある。そんなバランスのいい作品でした。

今作品は上下二巻が同日発売になった作品ですが、この上下二巻に加え28Pの小冊子付きの特装版も販売になりました。有償特典にはなりますが、この小冊子もめちゃめちゃ良かったので、これから買われる方にはぜひとも特装版をお勧めしたいです。

上巻は箱ヘルのスタッフとその客、という形でかかわってしまった二人、ということでエロシーンはそれなりにあります(ただし挿入まではナシ。その理由もまた良い)。身体だけ、の関係だったはず、なのにちょいモヤモヤする、という部分までが描かれています。ジレジレモダモダと進む二人の恋に萌え滾る上巻。特装版まではいいや、と思われる方も、下巻はまとめて買われることをお勧めします。

3

きてます!!

しっけ先生やっぱり絵がいいですね。
特におはこである絡みシーンがめちゃくちゃお上手。
金江が色っぽいんだ、これが。でいて、かっこいい。この描き方が好きです。

灰賀視点で進み、灰賀の気持ちと金江のことが徐々にわかってくるわけですが。

クールながら金江が灰賀のことを最初から気に入っていそうなのが伝わる描き方がいいですね。
そこからじわじわ意識していく金江にドキドキ萌えしました。

お店で灰賀のことを、押されっぱなしで余裕なさそうだから…と言うの、素直な気持ちだろうけど、そうなってほしいとの願望でもあるだろうし。

されるがままで何もしてこない灰賀に煽るようなことを言ってみたり。

合宿へ出発の朝、灰賀が来ないかもと焦ったり。

他の男子が灰賀に距離近くウザ絡みした時、その男子を追っ払ったのイラっとしてたし。それヤキモチもあったのかもと思ったり。

早朝の灰賀とのセッションは楽しそうだったり←このシーン、ぶちぬき引き絵がめちゃくちゃいい。朝の光、空気まで表現されているし、何より2人の表情が最高。

灰賀と亜美ちゃんをチラ見する目が鋭かったり。
亜美ちゃんへのヤキモチが明らかだったり。
その後、素直に謝るのがいい奴〜と好感度アップしました。

でいて、灰賀が金江のことを好きそうなのにハッキリしないものだから、夜お誘いするのもいいなと。話が早くて。しっけ先生らしくて。
合宿場面をつくるということはそういうことですもんねw

ここまできて灰賀が生真面目なのがいいんだか、もどかしいんだか。
悪くはないです。
自分にも金江にも誠実だし、でも気持ちと体は素直だから金江に誘われると流されるけど。

でも、灰賀が手を出さないことによって金江の方が焦れたり、意識していく展開がめっちゃ萌えポインツです。
さすがしっけ先生!

金江も風俗の仕事をしていても恋愛に誠実なのがいいんですよね。
ちゃんとした恋愛相手を探すため本番なしの風俗でバイトしているというのが本末転倒っぽいけど、いやいや、ちゃんと筋が通っているのが斬新だなと思います。

本当の恋愛感情かどうかについての金江のセリフに説得力ありましたもんね。

金江が自分が想う人には "自分が幸せにしたい" と思っているということでもあるわけで。

「本気ならもっと求めてくれないと信じられない」と金江に言わせるのが萌えですよ!先生!

金江からキスしちゃうし、感じるお顔がエロいし。
さすがです先生!(こればっかり)

その後の会話、金江の顔、モノローグ…金江きてます!
ありがとうございます〜と拝みたくなりましたw

下巻楽しみに今すぐ読みます〜。

2

最高かよ~~~~~~~~ッッッ!!!!!(///Д///)

特装版購入です。

表紙がダウナーな空気をビシバシ放っていて、
もし昏いのが苦手で躊躇していたら安心して手に取って!
風俗とかも出てくるけどアングラな雰囲気はないです…!
(むしろ青春を感じる爽やかさすらある)


すごく良かったです。
作家買いだけどそんな贔屓目抜きにすごく良かった…。

"この気持ちは 憧れなのか 恋なのか"
攻めが自分の心に答えを出す過程が丁寧に描かれ、
受けが求める理想の恋が揺れ動き出してーーー。

明朗快活なキャラクター達。
リアルな大学生活やバイトに音楽。
青春満載の中でジックリ描かれる恋がすごく良かった!!

いや~~~~~もうね、何度天を仰いだことか…。
特に下巻なんて何度も天を仰いでは悶えましたよ。最高。


さてさて。

内容については姐様方が書いて下さってるので、
思うがままワーっと感情を吐き出そうと思います。


攻め:灰賀
純真無垢というか明朗快活というか、
裏表がなくて人好きするタイプの年下ワンコ。
184あるらしいので大型タイプの素直ワンコ。
とにかく可愛い。きっと100人中99人に好かれる。
ちょっと鈍いところも田舎っぽさも長所に変える。

好きな人に会うためにいっぱいバイト頑張る子。
(いじらしい…涙。ちゃんとご飯食べて?おばちゃん心配)

受け:金江
ダウナーな空気を纏って人を寄せ付けないタイプ。
だけど理想の恋がある下りは可愛すぎて悶絶/////
風俗のバイトしてるけど心はピュアピュアです…!!!
(何気に身持ちは固いとこ推せる╭( ・ㅂ・)و ̑̑ )

灰賀は自分のセクシャリティが確立出来ないままで、
ひょんなキッカケが出来た金江に話を聞いて貰うんですが。

ぶっちゃけ灰賀ってなにもかも持っているっていうか、
他人からみたら完璧な男の不安定要素がグッときました。
そんな話が出来る相手が金江限定なとこも萌える~~~!

で、ちょっと男同士の世界を知ってね。
もっともっと金江に会いたくなっちゃて。
でも大学では中々会えないし、話せない。

結果、金江に会う為の費用(風俗店代)を稼ぐ!!!
ちょこっとだけどバイトシーンがカッコイイんですよ。
(酒屋さんでモリモリ筋肉鍛えてらっしゃる!!!(゚◇゚///))
(ピュアワンコが風俗店の常連ってギャップもアカン…)

と、まぁ同じ大学・同じ部の先輩後輩でありながら、
会うのは風俗店でキャストと客って関係なんですが。
部の合宿で転機が訪れるんですね。

それがもぅ…!!!!
金江が灰賀をどう思ってるのか見えにくかったんですが、
合宿でいろんな感情が見えてきて私の顔はニヤニヤニヤニヤMAX。

表情に一切出てないけど!!!
完全に絆されててはぁぁぁぁ堪らん。
これよ。こういう転機が萌えるのよ。

灰賀と金江の関係を誰も知らないってことも好き。
誰もいないところでコッソリエッチなことした後、
何も無かったかのようにみんなのこと戻るんだよ…。
すっごい萌えた…(∩´///`∩)

下巻感想に続く。


ちなみに紙本の修正は白抜きでした。クッキリ白い。
でもメイトの特典リーフレットは修正神なんで、
心の目で合わせて読む力を手に入れたい(Ф∀Ф)カッ!!!!

特装版は小冊子以外にも帯や装丁も凝ってて良かったー!
(予約しないと買えないと思って慌ててしたけど、)
(普通に入荷情報出てるので予約ナシでも買えそうです♪)

4

すーーっっごい良かった…

上下巻あるのでボリュームもそれなりにあります。当たり前ですが読み応えがあります。

一本の映画を観て終わったような余韻に包まれました。とにかくストーリーが丁寧で先急ぎがない。灰賀と金江の心理描写がいい!…2人の気持ちの流れや変化や気付きに、読んでる私も一喜一憂しました。


灰賀はイケメンで男女ともにモテる人たらしワンコキャラ。
金江はクール美人。ゲイでネコ。風俗でバイト。
可愛らしい灰賀に対して、ゾクゾクする目力の金江の対比が妙にお似合いです。金江表紙の目力がすごい…どんな経験したらあんな目ができるんだろ。ビリーアイリッシュみたいな雰囲気纏ってます。


大学の重音部の先輩・後輩の金江と灰賀。金江のギターテクに魅了され、灰賀は金江に憧れを抱くようになります。そんな中、サークルの飲み会の罰ゲームで、同性愛者向け風俗に行くことになった灰賀が出会ったのは憧れの存在の金江でした。

風俗を勧める先輩って。。。怖い!(笑)
今思えば、部長が金江とのきっかけを作ったキューピッドなのね…。

始まりの設定から攻めてますね。
憧れの先輩が風俗勤め、しかも同性愛者向けのってなったら普通はビビり倒しますが、灰賀は嬉しそう。金江と音楽やサークルの話をしてみたかったこともあるけど、セクシャリティな悩み(自分はバイかも知れない)を相談出来たからです。その日から、灰賀は金江のいる店に足繁く通い、バイト漬けの日々。

……金江に会いたい一心で店に通う灰賀ですが、しっかり気持ちは変化しています。金江の客に嫉妬したり、金江の特別になりたいと。でも灰賀の中で、この気持ちが恋愛感情のものなのか分かっていない状態です。

金江の方は、灰賀に気持ちが傾いてきてるな〜って感じです。灰賀に想いを寄せる女子に嫉妬するくらいは好き。その流れで灰賀にエロ仕掛けもするんですから、可愛いですね〜
灰賀の気持ちのモヤモヤが何なのか分からないまま、でも確実に金江を幸せにしたいのが自分だと思ったところで下巻です。続きがとっても気になります。


下巻はハッピーです。最高です!
ぜひ下巻まで読んで欲しいです。


6

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP