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表題作あしたのきみはここにいない

北原史誓,束縛系ベタベタ教師
三尾朝陽,すぐ泣いちゃうけど芯は強い生徒

あらすじ

高校3年の三尾朝陽は、教師・北原史誓と秘密を共有している。
鍵を掛けた社会化準備室で、放課後1時間だけキスをして気持ちいいことだけをする。
やさしく、でも踏み込ませないで交わされる秘密―――。
一方通行のせつない恋に朝陽は……!?

作品情報

作品名
あしたのきみはここにいない
イラスト
山本小鉄子 
原作
崎谷はるひ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
ルチルコレクション
シリーズ
あしたのきみはここにいない
発売日
ISBN
9784344809833
3.8

(74)

(23)

萌々

(23)

(22)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
22
得点
276
評価数
74
平均
3.8 / 5
神率
31.1%

レビュー投稿数22

比較

titleの意味は本文にもありますが、「生きていれば人は変わる、昨日とおなじじゃない」と言う意味。

同名の小説のあとがきを讀むと、「原案を描いた山本小鉄子さんの漫画の文字オコシをして、小説が出来た」とのこと。最初は、原作だけの予定だったらしいです。
漫画→小説→CDの順で作品が生まれたと知ったので、比較の為に購読。

★小説にある「あしたをきみとこの場所で」は漫画にはありません。小説の購読をお勧め。タガが外れた先生がベタベタの恋人に変身します。
★小説から漫画化された続きが「ショートストーリーズ」に掲載されています。
「あしたのきみはここにはいない」(原作:崎谷はるひ)
「あの日のきみを抱きしめたなら」(原作:崎谷はるひ)

「ほんと野獣」の輝君の純情版のような主人公がいじらしくて可愛い。こういうキャラだと思わなかった。童顔だけど、芯が粘り強い。
泣きながら、拒否られても恋を諦めない主人公朝陽に、先生は、卒業後初めて気持ちを明かします。
実は、先生は報われない愛の痛手を消せない人で、拒むことで朝陽を守ってあげていた人でした。可哀そう。

★私は、小説→漫画の順で読んでしまったので、漫画は自分が作ったイメージが正しかったかの確認だけ。
絵はどんなに上手な人が描いても、自分のイメージどおりではないので、文章を読んで脳内で描写した想像した場面の方が美しいです。
心情描写と情景描写が上手な作者なら、漫画より小説のほうが私は、好きです。

0

束縛系ベタベタ教師は、最後の数ページのみ(もっと見たかった)

冒頭、社会科準備室で、いきなり先生と生徒が
絡み合っているシーンから登場!?するので、
「あ、そーゆーマンガか…」
と思っていたら、
全くそんなことはない!
切ない系のストーリーでした。

【攻め】北原先生は、全く束縛もしないし、
ベタベタもしない、なんなら距離をおいて接してきます。
それもこれも、生徒である【受け】三尾朝陽を
想っての行動。

「三尾はいつか、僕を忘れる」

と思っている北原先生。
それは過去にも同じような経験があったから。
でも、三尾はまっすぐ素直に気持ちをぶつけてきて、
それを受け入れた後の北原先生の束縛っプリが
ヤバい。(好き)
最後の方は、お二人のイチャイチャ度120%が
拝読できます。素敵…

※こちらのマンガはこれだけでも楽しめますが、
この後に出版している、
"あの日のきみを抱きしめたなら"が
サイドストーリーとしてリンクします。
(三尾の姉が↑では、会社の先輩として登場)

0

表情の変化に注目!

2009年に買って読みました。昨日、久しぶりに読んで衝撃を受けました。もう7年も経つということにも衝撃を受けました。当時の感想は社会科準備室に石油ストーブを置きたいでした。

*開き直った北原がやばい
社会科教師(北原)×高校生(朝陽)のお話です。ラブコメではなくシリアスです。
朝陽は補習を受けたことをきっかけに北原を好きになります。北原は自分が学生だった頃に教師を好きになり関係を持ったが、卒業して疎遠になり忘れてしまったという過去を引きずっています。そのため卒業すれば北原のことを忘れるのだろうと、朝陽のことが好きなのに突き放します。
しかし、最後は朝陽の粘り勝ちでした。からの、最終話で先生が豹変しベッド上で言うことがいちいちエロくて、それまでのクールで冷たいキャラとのギャップに萌えました。小鉄子先生がコミカライズされたホラー漫画も読んでいたので、北原の豹変ぶりや表情にホラー漫画に通じるぞわぞわも感じました。
年上攻めよりも年下攻めを好む傾向にある私ですが、とても楽しめました。(小説も買ってしまいました。)
描き下ろしの介護のくだりが微笑ましかったです!末永くお幸せに~!

そういえば、朝陽のお姉さんがすごくいいキャラしてます。本作品とリンクしている「あの日のきみを抱きしめたなら」にも登場します。

1

二人の切ない表情にキュンとなる

小説の登場人物がまさに!というコミックでした。
真面目で頑なで傷つきやすい先生
可愛らしく優しいけど明るくて強い生徒
の恋の話。

先生が変態チックなセリフをばんばん飛ばすんですが、この絵の先生が言うと妙にエロティックです。^^;
それにこたえる生徒も純情で。
赤い顔で汗が出ている表情に
ε=(/*~▽)/
見ているこっちは、何度もパタリとページを閉じてしまうほどの熱いやりとりが続きます。

生徒のミオがとても好きです。
ただ、読後
やな男につかまったなぁとリアルならバカめと言いたい気分になります。(ΦωΦ)ふふふ・・・・

0

切なくて、でも美しい

好きな二人の作家のコラボ作品だということで、読んでみましたこの作品。
ふとした瞬間読み直したくなります。

先生×生徒という設定で、しょっぱなからそういう雰囲気が漂っており、
これはそういう関係なのかな?と思わせるのですが、
ところが、どっこい。
中々そう簡単に済む話ではありませんでした。
始終苦しくて、最終的に心を通じ合わせるのかひやひやしつつ
ページをめくっていきました。
最期は、崎谷先生ならではのあまあまで、きゅんきゅんさせられました。

つかみどころのない攻めと、求める受け。
そして、受けのお姉さんが理解があり良いキャラをしていました。
BLにおいての女のキャラクターは大体いじめる役や悪役が多いと思うんですが、
お姉さんは味方をしてくれ、とても心強い存在となっていました。

本編が終わってからの話は、今までの暗い雰囲気から一転して
甘い甘いムードでいちゃいちゃしてくれます。
途中しんどくなる場面もありますが、ぜひとも最後のらぶらぶしているシーンを
満喫できるように丁寧に読んでもらいたいです。

1

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