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闇から出るまでの苦しみ
やっとささやかな幸せが手に入ったと思いきや、迫り来る闇。
どうしてこのままでいられないのか。
どうしていつもこうなってしまうのか。
底辺にいるからこそ希う想い。
見えていた光が消えそうな不安。
どうか幸せになりますよう、読み手も祈らずにはいられませんでした。
幸せそうな二人が愛おしい…
こちら大好きな作品。3巻を読む前に再読したのでレビューします。
1巻ラストで心が通いあった二人。
2巻は表紙から既に甘い雰囲気が漂ってきます。内容も初めから甘々な感じですね。
1巻では塩対応が多かった浩然が、千紘を溺愛し始めて、千紘も初めは戸惑い気味w
突然の浩然の「同棲中の彼氏」発言からの「確認…大事だ…」のシーン、大好きです！正式なお付き合い開始で、二人とも可愛いです。
その直後の濡れ場で、千紘に初めて体を見せる浩然。何も言わずに「あったか」と千紘。「好きだ」という浩然がとても幸せそう。愛情あふれる素敵なシーンです。
その後もラブラブイチャイチャしていて可愛いです。浩然がものすごくデレて、人生で初めての両想いに千紘も幸せそう。
ある時ちょっとしたきっかけで口喧嘩して、出て行く！と家を飛び出す千紘。何時間もして帰ると、浩然はずっと玄関に立ったまま。浩然にとって千紘が失えない存在となったことを感じます。切ない…。
そしてとうとう過去に浩然と仕事していたマヤが現れます。不気味。
過去について語る浩然。マヤに怯える浩然に「俺がついてる」と言う千紘が男前でカッコいい。浩然も嬉しそう。
千紘という大切な存在ができて、以前よりもマヤを恐れる浩然が切ないです。過去が明らかになればなるほど、浩然の闇の深さを感じます。
「俺がいなきゃ 生きていけなくなってくれ」
「…もうなってる…」
二人のセリフ。浩然の強い想いと、千紘の愛が感じられる、素敵なシーン。好きです。
そしてクリスマス。プレゼントに真剣に悩む千紘が微笑ましい。そしてプレゼントをもらった浩然の、はにかんだ笑顔が可愛らしい。二人ともとっても幸せそうで可愛いです。
マヤという存在に怯えながらも、両想いになった二人が幸せそうな2巻でした。しかしその先に何が待っているのか…。
2巻も濡れ場が結構あるんだけど、普段は普通の男って感じの千紘が、エッチと時は浩然に可愛くさせられちゃう、ギャップが良きです。そしてどれも愛のあるエッチでとても良かったです。
ラストはマヤが現れ不穏な雰囲気で終わりました。3巻で完結のようですね、早く読みたいと思います！
紙本 細白線でぐしゃぐしゃ修正
首筋に刃物を当てられているかのよう
とても正直なことを言えば、1巻のダークさと仄暗さに惹かれすぎてしまったのか、1巻を読み終えてすぐに2巻を開いたのもあって、序盤から幸せいっぱいの2人にちょっとだけ温度差を感じてしまったのです。
でもですね、なんでもない幸せな光景の中に絶妙な不穏さが付き纏うんですよ。
2人が幸せであれば幸せであるほど怖いというか、幸せな2人を見ている首元に刃物をチラつかされているような感覚になるというか…おげれつたなか先生、上手いです。
想像を絶するほどに過酷な過去を背負っていた攻めが光を手に入れるお話が好きです。望まない形で受け側だった人が攻め側になるお話も好き。
浩然という人は、世の中が言う普通とは真逆の環境にずっと身を置かざるを得なかった人だと思うのです。
逃げようと思えば逃げられるけれど逃げられない状態。
「好きです付き合いましょう」「よろしくお願いします」のやり取りもしたことがなければ、傷だらけの身体を見て触れてあったかいと言われたことも、映画を一緒に観に行く人も、クリスマスとお正月を一緒に過ごせる人も、自分の過去や弱みを見せられる人もいなかったのではないかな。
千紘の前でだけは浩然の瞳にハイライトが入るんですよね。
彼にとってはこのありふれた普通の幸せな日常のどれもが、冬の夜空に浮かぶ星よりも輝いて見える尊いものなのかもしれません。
2人の平凡な日常の幸せが素敵でした。
千紘も浩然もすごく良い表情をするじゃないですか。2人ともかわいいったらないです。
ところで、マヤに沈められていた後藤さんは、1巻の公園にいたホームレスのお爺さんではないですよね…？なんて、深読みしたくなってしまう怖さがあるマヤがこの後どう介入してくるのかが気になります。
この締めで3巻の発売を待っていた姐さん方を思うと…これはさぞハラハラしたでしょうね…
果たして2人の行く末は明るいものになるのか？願わくば、長いトンネルを抜けて光の当たる方へ向かってほしいです。
心臓に悪い……いい意味でも悪い意味でも。
うーーーー……怖いぃぃ
怖いけど読む手が止まんない〜……
なんて心臓に悪い展開なんだろう。
浩然とマヤの関係が明らかになって、非常に胸糞悪くなりました。そのマヤが浩然に接触してきて、浩然と千紘の周辺が落ち着かなくなりハラハラヒヤヒヤしっぱなしです。
マヤから逃げるために住み替えを繰り返す環境の中でも、２人の結びつきは却ってどんどん強くなっていくことが嬉しいのに切ない…。普通に生活することが最大の望みの彼らに、忍び寄るマヤの影が気味が悪くて仕方ありません。
マヤの登場によって、サスペンス感が一気に増し、チキンハートな私にはしんどいことこの上なし。
浩然の身体がヤバかった…。
彼の身体に残る無数の傷が、マヤと仕事をすることの危険性を表しています。どれだけ壮絶なプレイを要求されていたんだろうかと恐ろしくなりました。（鬼畜趣味の客・森ってどんなヤツよ！？）
浩然の身体を軽々しく扱うマヤの鬼畜ぶりに軽く吐き気を覚えました。これで＂親友＂だと？ふざけるなと言いたい。
そんな傷だらけの浩然の身体に触れ、「あったか…」と愛おしげに言う千紘と、千紘の言葉に涙を流す浩然のベッドシーンには胸が震えました。身体の傷は消えないけど、心の傷は千紘の存在によって癒えたと思います。
このまま２人だけの時間がずっと続けば良いのにと願って止まず、私もついついもらい泣きしてしまいました。
時にケンカもしつつ、恋人らしい時間を過ごす２人にホッコリしたりニンマリしたり。甘く幸せなひとときを噛み締める浩然と千紘の世界は最高でした。
マヤの存在さえなければ思いっきり浸れるんだけどな…
マヤが何をしてくるか分からない胡散臭さが心臓に悪い。そして浩然と千紘の甘さMAXな幸せオーラもまた萌え度が高すぎて心臓に悪いです。
いい意味でも悪い意味でも心臓へのダメージが強くて、心臓バクバクでした。
すぐにでも完結巻が読みたくなる終わり方だったので、３巻を手元に用意することをおススメします。
私は加治が好き
2巻レビューしてなかったので今更ながら。
いやぁ、浩然いい笑顔が出来るようになってよかったね。あんな出会い方した千紘なのにこんな唯一無二な関係になれるだなんて。
千紘ってクズだけどいい子だからね。若いしまだどうとでもなれる。加治と3人飲みの時にコンパに行こうと誘われて「同棲してる彼氏がいるでしょ？」って真顔で言う浩然にビックリな加治と千紘。お互いにお付き合い宣言してからの燃え滾って玄関から盛っちゃう2人がとってもよかったです。言葉で伝えるって大事！ときめくね。
初めて裸の姿を晒す浩然。すんごく痛々しい傷だらけだけどその事には触れず素肌の温かさを噛み締める千紘にグッときました。
マヤの不気味さ、過去の浩然の描写は心臓がキューーーッとなります。痛々しい。
常識や理屈が通用しない相手に執着される恐怖。
でも、ずっと怯えて逃げ回るのは精神的にしんど過ぎる。しかも、千紘との大切な守りたい生活ができてしまったなら尚更。
はぁー、2巻嫌な終わり方してたんだな。
うん、一年前に読んだから忘れちゃってたよ。
ハッピーな出来事とヒタヒタと不幸が近寄ってきてる感じがどうも嫌な感じ。
そんな中での癒しポイントが加治だなー。2人にあたられちゃったり聞きたくないだろう惚気を聞いちゃったりしてさ。過去にマヤに浩然を紹介した後ろめたさもあるんだろうけど、憎めないヤツだよ。
紙本で購入
引っ掻き修正
ハッピーの裏にある哀しみ
「1」を読んで、ドラマが過剰かな、と感じ。
この「2」でまだ完結じゃないと分かったので「3」が出てから買おうか買うまいか…読まなくてもいいか…なんて思ってました。
「3」が凄い高評価なので結局購入。
「2」の感想。
浩然と千紘はそれなりに甘い恋人。
全てに冷めてた感じのケイト/浩然だけど、千紘には独占欲的なものを抱いてる。
そんな時、「マヤ」に会ってしまい…
このマヤの不穏さ。
結局マヤが何者なのかわからないね。壊れたヒトって括っちゃっていいの？
浩然はマヤを避けて逃げてるけど、よく読むと矛盾もあるかな。
マツキさんがマヤの行動知ってたり、加治は逃げてない。なんで浩然だけ逃げてんの？支配が染みついちゃってるということ？
「2」のラストは、マヤが千紘に声をかける場面。
これは怖い。
「2」での印象的な場面は、初詣で願い事をするんだよ、と言われて涙が溢れる浩然の姿。
願いを知らず。
神を知らず。
普通の日常を知らず。
そんな浩然が今のままを願って流す涙の哀しさ。
お互いがいないと生きていけなくなっていってる感じ最高すぎ笑
中々読めない展開にハラハラゾクゾクします!
とゆかそんなことより2人の気持ちの変わりようが最高過ぎです笑
ネタバレしないように言うと,キャラのどちらかの溺愛っぷりが心底きますわ笑笑
この作品は少しホラーな部分もあり,サスペンスめいていて面白いですが,少し怖いです笑
！
本当にこの作品が好きで、神作と思うほどです！浩然と千纮の感情はとても繊細で、二人の感情はとても深くて、思わず二人を愛します。ストーリーのリズムもとても良くて、速くなくて、考えさせられます。どの角度から見てもとても優秀ですね，味わう価値と味わう価値があり、とても魅力的です。その中には平板な幸福もあれば、耐えられない痛みもあり、ふわふわしているように見えるが深い絶望的な感情もある。。。本当にいい作品なので、先生に描いてほしいですwww（翻訳機を使っても意味が伝わらない場合はご了承ください！）(இωஇ )
不器用で歪
２巻を読んで、この作品に対する考え方が変わったので評価を上げました。なのでこれは1巻込みでの評価です。
浩然って千紘の前でしか照れないんですよ！めちゃくちゃ可愛い！突然ですが、2人は付き合ってから初めての喧嘩をします。千紘が浩然に、「前の彼氏にもフェラとかしてたの？」と尋ねたことにより浩然は気分を損ねてしまい、お前には関係ないと言い放ちます。そのまま言い争いになり、千紘は家を出ていきます。しばらくし、パチンコで散財した千紘が家に帰るとなんと浩然が玄関でずっと待っていました。「やっぱり行くとこなんか無かっただろ」と言う浩然が悲しそうに見えた...。その後、「無かったよ」と浩然が千紘を抱きしめると、浩然がホッとしていて愛おしかった。良くない出会い方をした2人ですが、いつの間にか絶対に手放したくないになっていたんです。マヤには悪い予感しかしないし、2巻の終わり方的に千紘が痛い目見させられるっぽいので３巻読んで早くスッキリしたい！次巻で完結もあり得そうなのでなんだか寂しいです。
続きを…読ませてくれ…
個人的におげれつたなか先生の作品で1番好きです。
このストーリー構成とエロ描写、男前な受けのトロ顔が最高です！！！
しかもしっっっかり感動するとこがほんとに素晴らしい。。
1巻に比べて表紙が明るくなってて2巻完結かな？
と思ったらまだ続くんだ！！3巻が楽しみです。
2回目ですがハオレンと千紘のイチャラブエッチが本当に最高です。何回も読み返して興奮してます笑
迷ったら即買ってください！
私はこれで5週目ですが全く飽きません！
甘い部分と怖い部分が詰まってる
2巻は1巻と違い、表紙から想像されるくらい甘々です！！2人がほんとにラブラブで見てるこっちも幸せになりました。でもそれと同時にラブラブにまで達したからこその壊れる時がありそうで切実に幸せになって欲しいと願うばかりです泣
そして2巻ではケイトの過去が明かされていきそれに深く関わっているマヤという人物が登場します、
個人的にはほんとにマヤが怖くて仕方ないです。
恐怖すぎて登場シーンでがっつり顔が出る部分では漫画を思わず閉じてしまいました。それほどほんとに恐怖だし登場して欲しくなかった人物です。
せっかくのラブラブの2人を見て楽しみつつも心配しながら読んでいる中、頭でマヤがちらついて甘々のシーンを見てるはずなのに恐怖でした。いつマヤが出てくるのかと怖くて仕方なかったです。
恐怖系が苦手な方などは見るときついと思います。
自分も結構きつくて、でも気になるので読み続けました。結局最後までなにということはなかったですが、これからです、重要なのは！最後ら辺がもうやばいです。3巻が怖すぎて2巻よりももっとえげつないことになると予想できます。
この2人はいったいどこまでいったら幸せになれるのか考えさせられます。でもどんなに怖くてもやっぱりハッピー・オブ・ジ・エンドは最高です。
3巻は怖いですが楽しみにしています。
ホラーかと思う怖さ
前巻は千紘の心情多めで、今回はケイトの心情と過去が多め。
前巻から思えば、かなりラブラブ。
ラブラブなのですが！
過去に囚われてしまうのが、本当に辛い。
ラブラブであればあるほど、壊れてしまうのが怖い。
ラブラブであることすら、2人のすれ違いの予感であるかのようで怖い。
この2人には幸せになってほしいと、切に願います。
萌評価なのは、精神的にハラハラさせられるから。
心が弱っているときには避けた方がいいかもしれません。
完結してから評価を定めたいです。
続きが気になって夜しか寝れない
2巻は表紙で甘い展開を期待してましたが期待以上の甘々を見れて感激です……
特にケイトの確認大事だ…のシーンと嘘つけよ同棲中の彼氏いるだろのシーン！！！
1巻よりも(というより千紘と出会ってから)圧倒的に表情豊かで愛しくなりますよ、、、
甘々で嬉しくなってる合間に重いシリアスが入ってきて感情が相変わらずジェットコースター！！
マヤが来てしまいここで終わるのか！というところで終わります…次巻で完結なのですか…？！！ハッピーエンドであることを祈ります
2人の関係性の深まりの過程がもっと欲しい
1巻は暗い、痛い描写が多かったですが、2巻は2人が付き合うことになったので甘めな雰囲気もありました。
だけど「好きです、付き合いましょう」ったって、お互いのどこをどう好きになったのかよくわからないままだったので、正直なところあまりドキドキもトキメキもありませんでした。
浩然的には千紘をもう手放せない存在のように思っているみたいですが、そういう深い愛情になるまでの過程はなかったように感じました。
2人のささやかな幸せに、忍び寄る不穏な影。
すごく不気味で、マヤが何をしでかすか分からないキャラなのでハラハラはあります。
そしてラスト凄くやな感じで終わってて気になるので、次巻も読むと思います。
甘さの反動は怖いけれど
本当に嵐の前の静けさ、束の間の休息、という雰囲気の２巻でした。１巻と比べてもかなり糖度が高く、２人のことを知らなければ何の変哲もない普通のカップルにしか見えないくらい。お互いに相手への好意も認め合っていて、それを口に出す素直さもあって、時折照れたりするところがとても可愛くて萌えました。
穏やかに日々過ぎていく普通の生活は、浩然がかつてどれだけ渇望しても手に入れられなかったもの。そんなものは別に望んでいないと思い込むほど、感情を殺して生きてきた日々ががらりと変わり、満たされる反面、こんな生活はすぐ終わってしまうのではないか、自分は光の世界では生きられないのではないか、という不安が彼の表情から何度も窺えるのが悲しくて。その予感は当たってしまうのだけど、彼には今は自分の隣にいて手を離さないでいてくれる人がいる。なんとか人生が好転するよう祈りたいですね。
暗いし重いでもおもしろい
おげれつさんの漫画はいつも読んでいます。
正直暗いのも重いのもあまり好きではありません。
が、漫画がお上手でどんどんストレスなく読めてしまう。
萌はなかったけれど、面白い漫画読んだな〜という気持ち。
これからも長くBLを描いていただきたい。
素晴らしい作家さんだと思います。
暗くて重い！
楽しみにしていた2巻です。
相変わらず暗くて重い…！
幸せになりそうな雰囲気になっても「この後なにかあるんじゃないか」
と思ってしまう。
痛くて苦しいお話ですが、とにかく読ませる。
エロからシリアスまで、本当筆力がある作家さんです。
ハズレました
話つまらなかったです。
BLを読んでる感じがしませんでした。
登場人物を取り巻く環境も本人達も常に不安定で、読んでいていてしんどいです。
BLだから仕方なく入れざるえないような感じで、突然入るHシーンも萎えました。
絵がすごくお上手なんですが、描き込みがすごくてページが真っ黒で読みづらかったです。
最近多いダークで鬱々しい感じの漫画が流行っているので、流行りを全面的に取り入れて表現しているような感じがします。現代社会の生きづらさとそれによる反発をリアルな現実に当てはめて描いている。そんな印象でした。
作者買いなんですが個人的にハズレ作品に入りました。
謎のポエムも寒いし青年誌に載っているようななんとも言えない雰囲気重視漫画です。
幸福と恐怖の波状攻撃（やめてえ〜
予想した通り、しんどい〜〜〜（褒めてます）
おげれつ先生節炸裂。
浩然と千紘がお互いかけがえのない存在になっていき、ささやかな幸せのようなものをかみしめている日常に忍び寄る…マヤ。
怖すぎるんですけど（怖がり）
ささやかながら2人にとっては得難い喜びがじわじわ高まっていくさまに対して、ひたひたとマヤが近づいてくるのが、おげれつ先生がうますぎて怖くて。
しかも、小森ちゃん巻き込まれないでよ〜と思っていたら案の定のラストで。やめたげて〜〜と悲鳴が出そうになりました。
浩然と千紘の仲が深まる過程は、それはそれはぎゅんとくるシーン盛りだくさんでした。
そこももちろんおげれつ先生節。
例えば、浩然が「同棲中の彼氏いるでしょ」と言うくだり。
1巻で、ベタベタすんなと言われていたので千紘はさぞうれしかったろうと。
告白しあいっこが最高。
その後、初めて浩然が服を脱いで、傷だらけの裸を見ても千紘が引かず、同情したような顔もせず「あったか……」と言われて浩然はどれだけうれしかったんだろうとか。
ケンカして千紘が出て行った後、そのまま何時間も立ち尽くしていて、千紘が戻ってきた時に失いたくないと思った浩然とか。
クリスマスプレゼントにマフラーをもらって固まる浩然とか。
そんな浩然が初詣でお願いごとをする時の涙…1巻で痛みよりも何よりも怖いのは「願うことだ」と言っていましたもんね。
「普通に生きてみたい」「幸せになりたい」と子どもの頃から思っていても叶わないと感じていたから「願うこと」が怖かった。
それが今叶っていて「これ以上 何を願えって言うんだ」の涙だったんですね。
感動〜〜〜。
だけど、今幸せを感じているのは全てこれから迫り来る大変なことのフリなので、怖さ倍増です。おげれつ先生こういうとこー！！
でも、ラストはハッピーになることはわかっておりますよ。
これ以上ないど不幸をとことん描いてからのタイトル回収。
それがどれだけのカタルシスをもたらすか。
おげれつ先生の腕力をもってすればえげつないこと間違いなし。必ず見届けます。
気になった点は
「傍らから見たら同じ絵」のモノローグは、浩然のものではないかと思うのですが。
マヤと浩然は一緒と言われていたけど「違う」と浩然は思っている。
2巻を読んでから1巻を読むと、改めて気づいたことがありました。
浩然は痛みを感じないようになっていたけど、1巻で線路に寝る千紘を引きずった時にケガをして「…痛い」「痛いよ ちひろ」と痛みの感覚が蘇ったんですよね。
あと、マヤが出所したのが、千紘が浩然の部屋に居候し始めた時だったとか（加治が浩然に気をつけるよう言っているシーン）
そして、やっぱり千紘と出会ってからの浩然の心境を想像しながら読むとぐっときますね。
浩然にとっては新鮮ないろんなことがうれしかったんだろうなと。
おげれつ先生作品では、らぶらぶな2人でも甘々になりきらずケンカップルな会話をするところも好きです。
キャラがしっかりしているし、やりとりがおもしろい。
ツボだったのは、2巻のおまけで、加治が受けとボケを間違えるところですw こういう加治結構好きよ。
おげれつ先生のスペースによると本作は全3巻だそうですね。
もっと続くのかと思いましたが、でもちょっと納得です。
と言うのも、浩然と千紘の仲はもうかけがえのない強いものになったので、あとはマヤ問題を乗り越えるだけ（と想像）
それにこんなにもしんどいお話を長々と続けるよりも、ダイナミックにスパッと見せてくれるのがおげれつ先生らしいと思います。
またその手腕が鮮やかすぎるので、次が完結巻ならより期待大です。
完全に好みですが（5☆満点）
すごい ☆☆☆☆☆
面白い ☆☆☆☆☆
内容が好き ☆☆☆☆
絵が好き ☆☆☆☆
キャラが好き ☆☆
萌える ☆☆☆☆
まだ続きます
最初の巻が出たときに、1巻完結かと思っていたら2巻に続きさらに続きます。
前回は浩然と千紘がだんだんお互いがお互いを必要としていて、いないと生きていけないんじゃないかというくらいな関係になったと思いましたが、2巻ではなんと呼んでよいのかわからない二人の関係がはっきりしました。
口に出して言うの大事！
前巻に比べると凄くラブラブになった二人で、このまま幸せかと思いきや前巻にも少し出てきたマヤが二人の前に現れたことで、マヤから逃げる為に居場所を転々とすることに。
マヤはまた浩然と一緒に仕事をしたいというけれど、浩然はもう関わりたくないので、断るけど、諦めてないところがかなり不気味で。
おげれつたなか先生の作品って、ラブラブハッピーでは終わらずちょっと闇が見えますが、今回マヤは前科者なので今までの作品の中でも特に闇が深そうです。
まだマヤとの件も決着がついてないので不穏な感じを残しつつ続きます。
とはいえ、晴れて恋人になった二人なので、ラブラブエッチもかなり多めで、そして今までと違って浩然がかなり千紘に心を開いてくれるようになったので、明るい表情も増えてきました。
なので、ほのかに闇を感じつつも全般を通してはハッピーなので、二人の関係や表情の変化を楽しめると思います。
前巻のレビューでも書いたと思いますが、タイトルがハッピー・オブ・ジ・エンドなので、最後は幸せになるはずと信じて二人の今後を見守りたいと思います。
あまあまと闇の緩急がすごい
１巻とは違う浩然の表情をたくさん見れて嬉しかったです。
好きな気持ちが溢れ出ちゃってました。
おげれつ先生の美人攻めが新鮮で最高…っ
千紘はちょろいところが本当にかわいいですね。
２巻は日常いちゃラブが結構あって楽しかったです。
それでも合間合間に重い過去を投下されるのが流石すぎる。
印象的なのは浩然が玄関でずーっと千紘を待っていたシーンと初詣での涙。
そんな浩然を黙って受け入れる千紘。包容力の高い受けちゃんだなあ。
絶対恨んでいるであろうマヤが３巻でなにをするのかハラハラします。
女子高校生もここで来たか～。巻きこまれちゃうかな。
３巻で完結ということなので首を長くして2023年を待ちたいと思います。
表紙も尊い
2人があまりに幸せそうに過ごすもんだから、電マで殴られたこと忘れそうになっちゃいました。
平凡なことが浩然には当たり前のこと、なんてことないことではないのが切なくなるけど、千紘がケツ抱いて包み込むように解してくのがとてもとても沁みる。
バカやってる穏やかに過ごしてる2人が微笑ましすぎて、表紙のようにこの時間が永遠に続けば良いのに。これまでの辛さや衝撃が無くなればいいのにと願わずにはいられない。
陽と陰の落差えげつない…
おげれつ先生のエグい人はとことんだから怖くもあるけど、えげつないところも、そのえげつなさを吹っ飛ばしてくのも好きなので次巻も楽しみです。
凄く続きが気になります
今回も最高に面白かったです。緊張感を持って最後までページを捲る手が止まりませんでした。
浩然と千紘の穏やかなで幸せそうな暮らしの描写に、ふっと入り込む浩然の重くて過酷な過去を代表するような人物の影、きっとこのままでは終わらないだろうという不安が付き纏ってハラハラし通しなんです。
浩然の千紘を失いたく無い気持ちが切なくて、出来ることなら私がマヤを消してあげたくなりました。
浩然に固執するマヤの本当の目的と気持ちは分かりませんが、浩然と千紘の幸せを願う私としては最後には二人の幸せな笑顔が見たいと思ってしまいました。
最後のシーンですがアレって千紘1人だけだったら逃げれたのかなと思うと、今までのように女の子を突き放していたらと思うと千紘の優しさが悔やまれました。
続きが気になって気になって仕方がありません。
不幸の足音。迫る影。
次巻へと続く、嵐の前の静けさ。
この後、何かが起こるんだろう。束の間の平穏、凪。恋人たちの幸せ。
愛されること、愛するということに。おそらく飢えていたであろうケイトこと浩然は、貪る様に千紘を抱く。何度も何度も。この気持ち良さの刹那だけが生きている、という証の様で。とってもエロいけども。それはとっても切ないのだ。
浩然の心の底に澱む「何か」を解ってやれない千紘の切なさ。
浩然が何に脅え、生き急ぐのか。千紘は解らないなりに浩然を「何か」から護ろうと決意する。
浩然が堕ちた生活を強いられた先には、薬中の男・マヤが居た。その身に暴力を一身に受け続けた日々。浩然の傷だらけの躰に刻み付けられた痛み。
浩然は生きる為に。生き抜く為に。マヤから逃げている。今も。
マヤは出所してから尚、浩然を付け狙っているという。
ただ普通に日常を送っている奴等を殺したい程、憎んでいたというマヤ。
家族も、普通の日常も、安全に健康に生活して行くこともままならなかったから。
「普通」とは何か。
住んでのところで堕ち切るに至らず、逃げて。愛を知り、その日常を護りたい浩然。
彼は、千紘という恋人を得て。この日常を失うのが怖くなったのだ。
だから。本作の甘やかさが怖い。読んでいて、とても怖い。
失恋の後、恋人に裏切られ、ヒモの様な生活をしていたどん底の千紘もようやくまともなバイトを見つけた。同じバイトの女子高生に想いを寄せられていたりして。
千紘は割とカッコ良かったりするんだろう。安定したバイト生活も、浩然の逃亡生活に付き合っていれば、いずれまた辞めたりするのかな。
浩然が心配している様に。マヤは彼の弱味になるだろう千紘を拐ってしまうのか。
ハラハラのラストです。次巻が待てない！
描き下ろしには、いつかのクリスマス。クリスマスにはチキンとケーキ。コンビニのチキンだって。バイト先の残り物のケーキだって。クリスマスに食べるから、それは特別なのだ。
浩然の「ヒッヒッ」と笑う癖が、その美貌にそぐわなくて可笑しい。これは引き笑いなのだろうか。
ラブラブ♡⋯でも⋯（汗）
続きをそりゃもう楽しみにしてました。
たっぷりラブラブ♡⋯が、しかし浩然の過去は知れば知るほどヘビーだし、そこかしこに見え隠れしてた不穏さが遂にっ！？そしてこの巻のラストシーンがもぉ不穏でしかない。「うわッ出た(ㅇㅁㅇ)!!!!!!!」って思わず声に出てしまったさ。うー心配だー。前巻より更に続きが待ち遠しくなった。
続きが気になり過ぎる
１巻とは違い、２人の幸せな日常が描かれていました。
でも付きまとう焦燥感で、全く幸せに浸れないんです。
マヤに見つかったら、捕まったらって思うと嵐の前の静けさって感じで、いつ壊れてしまうんだろうと、ハラハラしながら読んでいました。
やっぱりマヤに見つかってしまい、ホテル暮らしで場所を転々としていても、やっぱりそれを忘れるように日常を過ごしていて、痛々しくて見ているのが辛くなる程でした。
そんなことは忘れるように、溺れるように、イチャイチャ甘々過ごしているんですが、こんなに甘々に集中出来ない話あるんだ、と吃驚する程でした。
２巻の終わりでのやっぱりな引きに、絶望しながら読み終わりました。
こんな終わり辛すぎる、３巻が待ち遠しいです。
後からじわじわ
最悪な出逢いをした、千紘と浩然。
浩然の元に千紘が居候からの共同生活。
それでも、少しずつ近づき始めたふたり、
『普通の恋人』のようにデートをしたりプレゼントを交換したり、幸せそうに見えるのだが、
何かから逃げるかの様に一ヶ所に留まらない浩然。
そんなふたりの前に『マヤ』と言う男が現れ、浩然の目の光がまた消えたように見えた。
不穏な雰囲気を漂わせ、気付かないうちにボディブローを受け続けるような物語。
何も失う事も、手離すこともない、ふたりにとっての幸せとは、、、
雰囲気はあるけど中身は無い
漫画としての表現力・絵の上手さは認めますが、話がつまらないです。
最近ちょっと売れてた光が消えた夏もそんな感じでした。
ダークな内容描きたい感は伝わるけどキャラやストーリーに魅力は無い。
のばらあいこやヨネダコウには程遠い・・・。
ぞくぞく
さすが、オゲレツ先生作品です！！！ぞくぞく感がたまりません！！
後、背徳感もたまりません!!攻めの闇がある？感じもたまりません！！！！！！！
続きが気になって仕方がありません！！！
早く、3巻が欲しくなってしまいました！！！！
そう、思わせる作品だと、私は、思います！！！
すごーーーーーーーーーーーーーーーーく実写化向きだと思います！！
色々、考えさせられるような作品だと思います！！！！！！！！！！！！！！！！
安寧の日々を
1巻では浩然の病みっぷりが痛々しすぎて、すごく苦しかった記憶があったので
その後どんな展開になっているのかビクビクしながら読み始めたのですが
重暗い印象が強かった1巻とは比べものにならないくらい"普通"な彼らを感じることができた2巻でした。
ただの同居人から恋人になった浩然と千紘の日々は幸せが溢れていて。
気持ちを伝え合うこと、重ねた肌が温かいこと。ありのままを受け入れてくれる相手がいる喜び。
ふたりの表情からは色んなモノを感じ取ることが出来て、何気ない日常はとても尊いものなのだなとしみじみ思いました。
なので、このまま何事もなく暮らしていってほしいと心から願いましたが…
彼らはまだ非日常の中に身を置いているような状態なので、そこから逃れることができないのが悲しかったです。
マヤの登場で浩然の気持ちはかき乱され、幸せだった普通の日々も脅かされることになり。
また苦しい日々が始まってしまう予感に不安が募りました。
マヤには得体のしれない不気味さがあって何を考えているのかもわからないので
今後どんな風に浩然たちに関わってくるのかこわくてたまりません…。
幸せな未来があることを願って、次作も楽しみに待ちたいと思います。
ハッピー回でした！
幸せ回でした。
同棲も始まって、ラブラブなことこの上ない。
告白したり、されたり、台所えっちしたり、デートしたり、初詣したり、クリスマスしたり、年越しオムライスしたり……。
いつ、この幸せが壊れるんだろうって、浩然じゃないけど、怯えてお話に集中できなかった…。
きっと、この続きは破滅へ向かっていくんだろうなぁ…。
その先のハッピーエンド期待したいです！
絡みは甘々で、グッとくる表情が増えた
蠱惑的な緑のネオンが印象的だった1巻とは対照的に、あれ？ほのぼの系BLだったっけ？と思わせるような表紙の2巻。1巻では闇のように真っ黒だったハオレンの目にハイライトが入るようになり、心境の変化が感じられてよかった。
ところどころ不穏な影がチラつきつつも、お互いなしでは生きていけなくなってる2人の甘々な絡みが堪能できました。
おげれつ先生の絵は、言わずもがな文句なしにお上手ですが、本書ではグッとくる表情が増えた気がします。
最後が非常に気になる終わり方で（でも、グロいとかエグいとかではない）今から次巻が待ちきれません。でも、次巻を待たずに読んでよかったです。
裏社会の闇！重い！！
ケイトと過ごすようになってちひろのガリガリがちょっとは普通体型になるかと思ったら全然ガリガリだった。終わり方的に3巻でるっぽいから3巻に期待（）
というか大体続編決まってなかった漫画（この漫画は知らん）って2巻でてもスピンオフで別のカプができるというありがち展開で激萎えするんだけどこの作品はひたすらふたりの逃避行って感じで最高！
もうなんかやばいキャラしかでてこない裏社会まじでドロドロすぎて怖い。とにかく2人には幸せになってほしい。あとたまにふたりの笑った（照れた？）顔がどちゃくそかわいくて無事死亡death。
束の間の平穏
タイトルは、本の帯に書いてあった一部ですがまさにそうですね。
最終ページの不穏感が半端ないです。
早く続きが読みたいです。
ストーリーは、まさに束の間の平穏…今回の2巻ではシリアスがちりばめられているけどラブラブだし、まだ大丈夫です。
浩然の笑顔シーンも増え、ギュッとなるシーンも多いです。(キュンではなく、ギュッです…)
でも、キーパーソンのマヤがヤバい人過ぎて次巻が楽しみだけど、怖い作品ですね。
絵柄もストーリーも相変わらず凄かったです！
紙本購入
修正は白斜線沢山です。
浩然の笑顔に泣ける
個人的な話なんですけど、わたし
「攻めが受けに出会うことで救われる」
ストーリーがドドドドドド性癖でして。
あああ〜〜浩然〜〜〜！！！
笑顔がァァァ可愛いよ〜〜！！！
よかったね！！千紘に出会えて良かったね！！あああ〜〜！！！
冒頭から涙止まらず。
しかしながら、このまま終わらないのがさすがおげれつ先生。
すぐに先行き不安な展開になるわけなんですが、、、
マヤと再会しちゃって瞳の光が消えちゃった浩然が切ない。
幸せになってほしい、切実に。
千紘と一緒に生きる意味みたいなものを見つけていく過程を見守りたいと思います。
あとまた個人的な話なんですが、わたしは脇毛はナシ派！
ですが、千紘は許す〜〜〜！どころか、何故か興奮した〜〜！
スゴい！スゴすぎる！
クズしか出てこないらしいしハッピークソライフのシリアス版かよ と思ってました、発売日まで。
この作品が同じQpaで連載していたなんてのも知らなかったです。Qpaは好きな先生がいるのでよく分冊は購入してるんですが。
今までネオンサインアンバー以外あまり刺さらなかったので、絵柄が好みではなかったので無視していました。ホントすいません。
なのに発売日に！なぜか読むべきだという謎の使命感を持って書店に行き1巻と共に購入しました！
読み終わるのがもったいなくてゆっくりと、2巻の最後を読んだのが本日です。
私たちの知らない世界の底辺級の若者達の刹那的にしかみえないラブストーリーというのは心に重く落ちていきます。
で肌がヒリヒリするようなゾワゾワするような感覚が上がってきます。
浩然のあのハダカを躊躇なく視て触れる千紘はカッコいい。
千紘しか彼を救えない。
その絶対的希望でもって3巻を待ちたいと思います。
先生、お願い致します！
普通の幸せ
↓ネタバレ含みます！
1巻はめちゃめちゃ身構えながら読んだのですが、2巻は帯に「普通の幸せ」や「束の間の平穏」とあるように1巻に比べてだいぶ気楽に読めました！さすがのおげれつたなか先生の作品でした、絵も迫力あって上手いし、ストーリーもページ数以上にずっしりくるものがあります。
帯の通り全体的にイチャイチャしてます！好きだと言ってエッチしたりデートしたりヤキモチやいたり…。この二人がこんなに幸せそうな笑顔を見せてくれるなんて…！エッチ多めで、色々なイベントを過ごす二人が楽しめます。完全にお互いがいなきゃ生きていけないほど大事な存在になっていました。
2巻では1巻の時から名前が出ていたマヤが登場します。マヤは完全にヤバいやつです。2巻は全体的にイチャ甘多めなのにマヤのせいでどこか不穏な感じが付き纏ってる気がします…。改心なんてしなそう&浩然に恨みがあるらしいマヤがこれから何を仕掛けてくるのかが怖いです。帯も"束の間の平穏"なんですよね…束の間って…。お互いが大事な存在になったのはいいことですが、もしどちらかに何かが起きたら気が狂うんじゃないかと思えて素直に二人の関係性の変化を祝福できないですね…、これも全部マヤのせいだ…。
物語は3巻に続きます！本編最後が不穏な所で終わっているので次の巻が出るのが楽しみですが読むのが今からとても怖いです。最後はハッピーエンドになることを願って心の準備をしてから次巻も読みたいと思います。
ラブラブのふたりと過去の男
表紙のイメージのように、１巻とは違って２巻では幸せで甘々なふたりが見られます。
１巻は冒頭で衝撃的な出会いをしたふたりの切なくて辛い話でした。読んでいて、何度も苦しくなりました。そして、セフレの関係だったふたりがだんだんと互いがなくてはならない存在になっていきました。
２巻ではそんなふたりがちゃんと付き合おう、好きだと言葉を伝え合います。「確認大事」だと言うふたりはめちゃくちゃかわいいです。
両想いの自覚を持ちながらするラブラブエッチや幸せなデートをするふたりが見られます。普通に季節の行事を楽しんでいきます。この普通がふたりにとっては特別で大事なんです。
攻めの浩然（ケイト）の身体中の傷を見るのは辛いですが、それも含めてすべてを愛しそうにしている受けの千紘と受け入れられたと感じた浩然の顔がとてもキレイでした。１巻とは違うふたりの赤面や笑顔がたくさんあって幸せなふたりの姿はよかったです。
今までとは違う、これからをふたりで生きようとしていきます。
でも、それで終わりじゃないんです。すぐにこれまで以上の試練が待ち構えているんです。
浩然の過去の男、マヤが登場します。見た目からもう病んでます。
個人的には狂気的でボロボロの歯のキャラって好きなんですが…… かなり酷い男のようです。浩然が囚われている過去に何があるのか。浩然と千紘はどうハッピーに向かっていくのか。普通に生きていくにはどうしたらいいのか。
３巻ではふたりがどんな脅威に晒されるのか怖くもありますが、おげ先生が「ぜったいにハピエンしか描かない」と話されていたのを支えにしています。
おげ先生の魅力のひとつは、緻密な背景やキャラの設定だと思います。ちょっとしたコマに不安や影などを想像させます。美しいキャラの姿かたち以外でもページの端から端まで堪能できます。
今作もやっぱりサイコーでした。
今から浩然の過去や物語のつづきを読むのが待ち遠しいです。
ずっと幸せでいて…
1巻に引き続き本当に最高でした。
想いが通じ合った2人のイチャラブがたまりません…！！甘々です！ただ、イチャラブだけでなく、浩然の過去が明かされる場面や浩然と千紘が喧嘩してしまう場面などもあったので、そういった場面ではとても切なくなりました。また、マヤの登場もあり不穏要素が拭いきれません。ですが、そんな中でも2人の幸せそうな描写を見るとこちらまで幸せな気持ちになるし、このままずっと幸せでいてほしいと願うばかりです。
最後のマヤの登場が不穏すぎてこれからの展開がとても気になります！波乱の予感しかしませんが3巻の発売が待ち遠しいです！
心が軋むような読後感
表面上は穏やかな日常が続いていて、明確に恋人同士になった二人のラブあま生活がたっぷり見られます。それなのに色濃く不安が付き纏うすごさ！闇からは逃げられないと決定的になるのがラストページという悶絶仕様で、心が軋むような読後感。ちょっと苦しすぎたので、完結してから読んだ方が良かったかも…と思いました。
今巻はとにかくケイトの闇の深さに衝撃を受けます。描かれた過去のえげつなさはもちろんのこと、さまざまなエピソードから、ケイトが人として必要なものを失っているのが読み取れて辛いです。本当に些細な表情やセリフや間が絶妙で、勝手にたくさんの情報を受け取ってしまいます。それがいちいち心に痛みをもたらす刺さり方でしんどい。
千紘は目の前の幸せに浸れる素直さをちゃんと持っていて、クズなとこすら救いになっている気がしました。この重さを緩和してくれているような。ケイトにとっては支えというより精神的な依存対象になっていきそう。まさに諸刃の剣な感じで震えます。
そしてあまりに不穏すぎて恐怖でいっぱいになるラスト。読後すぐには整理がつかず呆然としてしまいました。つ…続きを…って訴えるのが精一杯の疲労感。
素晴らしく危うい関係性に引き込まれる作品だと思います。読んでるこちらもボロボロになりそうですが、そんな物語を読めて幸せでした。次巻も心待ちにしています。
神様もう少しだけ・・・
前巻とは違って、表紙からラブ感が。
浩然はあの「ヒッ・・・ヒ」っていう変な笑い方しているのかな？
千紘は笑われてちょっとスネていそう。
ゴム買うのに付き添いさせられてるのかな？笑
だけどしっかりと手を繋いでいるところが、二人の関係性を表しているようで素敵です!
前巻の描き下ろしのあまあまな二人の続きが見られました!
二人の日常とやり取りがなんだかもう、すごく尊かったです。
「付き合いましょう。これで満足？」→確認大事
のくだり、何度も読み返しました。
千紘は底辺なヒモ男だったはずなのに、だんだんいい奴になってきてるし
浩然は黒目にだんだんと光が差してきているように見えます。
お互い大切な相手ができて、やっと人生を生きられる。そんな希望と幸せ感が、あのラブホ部屋にはありました。
だからこその、浩然の過去の不幸さとのコントラストが激しくて、、、。
辛いんですが、ものすごく引き込まれました。
アンダーグラウンドな感じを美化せずに、わりとハードに描かれているのもすごい事だと思います。
ですが、この描写があるからこそ
普通に生きる事以上の幸せはない、と思わせてくれる説得力があったと思います。
マヤは、おげれつ先生のインタビューで「フワフワしてる人なので」と仰られてましたが、ヤベエ奴感がすごくて、現時点では苦手です。すいません。
彼も深い闇を抱えていそうなので、そういった事も今後描かれるのかな？
苦手じゃなくなるような人だったらいいのにな、と願います。
あと、私マツキさんが好きなんです。
いい人ですし、いつか千紘とも和解して浩然と3人でご飯でも食べてほしいな、なんて思ってます。
続きが気になりまくります！
どんなラストでも受け入れられるよう心の準備をしておこうと思います。
セボンスター
レビュータイトルは濡れ場で気になってしまった食玩
どうでも良いんですが、写ルンですとかセボンスターとか絶妙に古いガジェットを出してくるなと思っていたら今でも売ってると知ってビックリしたw
1巻よりは治安の良くなった2人ですが、ちょっと噛み合わないだけで売り言葉に買い言葉がエスカレートして心臓に悪いw
それでも浩然が過去の事を話せるようになったのは大きな進歩で嬉しい。
おおむね平穏なんですが1巻で顔が良くわからなかったマオが登場します。
次巻で対決なのかな？どんな結末が待っているか楽しみです。
いじらしい二人の”普通”
“好きです 付き合いましょう”
と、大事な確認を経て！恋人同士となった二人の蜜月。とはいえ、過去から逃げるように住居を転々とする日々は続行。新・ヤバい人も登場して、ヒリつきは残しながら、イチャイチャしてます。すっかり千紘のペースに巻き込まれて、死んでた情緒が復活している感のある浩然の様々な表情が楽しめるターンでした。
なにより、“せっ”の雰囲気も甘くなりました。互いを愛おしいって思う気持ちがあふれてて、どエロいのに和みます。浩然が初めて千紘の前で素肌を晒すんですけどね…、もうここ名場面だなと思いました（涙）。
さすがの画力というか…もう、変幻自在の”せっ”の描写が圧巻でした。場面ごとに意味があって、エロの無駄打ちがないというか、どのエロにも必然性を感じてしまうんですよね。
1巻は割と千紘の事情多めだったのですが、今回は浩然メインな印象です。千紘と一緒に“普通”を知ることで、再生していく浩然。共依存といえばそうかもしれないんですけど、この二人の場合、健康で文化的な最低限の生活をするために必要な共依存です。（むしろ尊い）
普通に生きることを諦めてない前向きな意志が1巻以上に伝わってきたので、なんとか！よきほうに…“ハッピーエンド”になればいいなと祈る気持ちで、“神”は次巻に持ち越します。。。思ってたより2巻早かったので、3巻もなるはやでお願いしたいです。
でた 顔は前みてるのに体は横！ ｳﾍﾍ なかまみーっけたw
誰にでも注がれるはずのものが欠乏気味なふたり
ずっと欲しがって泣いてるのに 手にするのは絶望ばかり
個人的にですが 堕ちた場所の泥濘が酷ければ酷いだけ その足掻き苦しむ姿に萌えます
抱えた不安や不満や渇きを 誰かのせいにしなきゃやってらんない と思うのに押し付けることもできない そんな葛藤や悲壮をこれでもかと見せつけらた日にゃ変に昂り その先の期待で胸踊る自分を隠せない
そんな欲を存分に掻き立てられ 蝕まれた世界の抜け出せない不幸の底で見つけた自分だけの……ってところによがらされた続きがこんなに早く読めるとは
性癖から言えば 加治がドストライクなんですが そこは置いといて
おげれつさん作品を読むたび思うんですが 中のふたりの距離の魅せ方が秀逸すぎて
同じ底にあって 同じ影を持ち 同じものを求めても 似て非なるもの
その深さ 陰影 色合い つけられた傷もついた傷も何一つ同じではない
ううううううんｯ！いいｯ！←なにが？
この巻の見せ場はここだな とその違いの表現に締め付けられた胸で勝手に認定しちゃいました
甘いふたり時間の安定感はある程度パターン化してるのかな？って感じはあるのだけれど それを感じさせない話の核心とも言える部分の投下で 一気に深みに突き落とされる
これこれこれｯ！ そうｯ あたしが欲しいのはこのどん底までの急降下
だからこそ際立つ 互いを失えない存在と自覚したからの 幸せと恐怖
ああぁあああああああなのにまたぁぁああああ
なんでこぉいいところでぶったぎるうぅぅううううううううｯ((怒))
闇や病みはより深い方が その先手にするものはどんな光よりも明るいはず
そう信じてるし 望んでいるからこそ この痛みも哀しみも全部が愛しい ←バドエンも大好物
自分の望む幸せがどんな形なのか どんな色かもまだわかっていないふたり いつたどり着けるのかもわからない場所
はぁぁぁぁぁぁぁぁ いい
もう それしか出てこん 出がらしです
なのに だから もっと欲しくなる 欲がでる ←強欲です
指で作った小さなフレームに 互いが互いを閉じ込めることしかできないような 細やかな日常すらを脅かす訪問者
まだまだ波乱含みな終わりに おげれつさんではじめてみたワキ毛に悶えながら キリンにならない程度に首長くして続きを待ちたいとおもいます
2巻にしてタイトルの真意が見えてきた
1巻に比べるとエッチも沢山して終始甘々で幸せな2人の筈なのに、幸せな生活とは裏腹に、ゆっくりと何かに侵食されるようなヒリヒリ感が堪りません…！
本当におげれつ先生は人物描写が素晴らしいですね…！
人間観察力が凄まじく、生々しい言動でキャラクター達が現実で生きていそうです。
特に浩然の『気持ちいいと笑う癖』は浩然の壮絶な過去を知っているだけに本当に切なくて、たった一つの台詞で、苦しい程に胸が締め付けられました。
マヤに関しても、薬で欠けたガタガタな歯や、焦点の合わない目とか…、絶対に関わっちゃ駄目な雰囲気プンプンで、リアルにこう言うヤバイ奴いるよな…と思いました。
そして、「ヤバイ」の一言で片付けられない程に漂う悲壮感…。うん、キャラ皆闇が深い。深すぎる…
キャラクター全員のドラマ性が高くて青年誌で連載してても不思議じゃないです。
どうか、2人の"普通"で幸せな生活がこの先もずっと続きますように…。そう、願わずにはいられない。
2巻の幸せ描写がフラグにしか思えなくて怖いんです……
お願いだ…！ハッピーよ、オブ・ジ・エンドしないでくれ…！
一層深まる愛
よかった、よかった…。２巻も本当に良かった。
１巻よりもずっとふたりの心が近づいて、浩然の目が輝いてる時間が増えて、気持ちを伝え合えて、嫉妬もできて、ふたりがふたりで生きていると感動しました。
おげれつたなか先生は表情の差分が本当に本当に細かくて、なにを考えているのか私みたいなただの人間にも分かってしまうのでとてつもなく引き込まれます。
浩然が服を脱いで身体を千紘に見せた時に、千紘は一瞬も驚いたり戸惑ったりそういう表情を見せなかった。浩然の身体を見て、愛しか出てこなかったんだと思って泣いてしまった。
ふたりの幸せを願うばかり。どうかふたりで幸せになってほしい。ふたりで幸せになること以外をふたりは幸せと呼ばないだろう。
続きが早く読みたいです
『ハッピー・オブ・ジ・エンド』の2巻目。
2巻完結だと思ったんですよ。だって表紙がね。1巻と違って明るい感じだし。浩然と千紘は手を繋いでるし。ハピエンだよね！と思いつつ手に取った2巻。
が、ええ。
2巻完結じゃなかった…。
まだ続きます。完結してから読む派の腐姐さま方、もうしばらくお待ちください。
ゲイゆえに家族から爪弾きにされ、恋人だと思っていた男には振られ。ずっと孤独に生きてきた千紘。
幼少期から世間の底辺で生きてきた浩然。
そんな男二人がとある出来事を介し知り合い、反発しあいながら喧嘩しながら、でも少しずつ心を通わせた1巻。
2巻は、浩然の友人・加治を介して自分の想いを言葉にすることで二人が「恋人」になるシーンからスタートします。
1巻とは異なりダークなシーンはほぼなし。
二人のコミカルで温かなやり取りにほっこりしつつ読み進めました。
でも、おげれつさん作品ですから。
1巻の、あの流れあっての2巻なのでこのままほのぼの雰囲気で終わるということはないだろうと推測しつついましたが。
いやー。こうくるか。
あんまり書いてしまうとネタバレになりすぎてしまうので詳細は書きませんが、どこまでも追い詰められていく浩然が可哀想でつらかった。
絵。
虫。
星。
そういった抽象的な表現を盛り込みながら、彼らの内面や感情、状況を少しずつ読者に読ませる手腕はさすがおげれつさんといったところか。
おげれつさんの綺麗な絵柄、そして圧倒的な画力で描かれていくからなのか？二人の少しずつ追い詰められていく描写にとにかく恐怖心を煽られました。
浩然の美しいビジュアルが、作り物のよう。
けれど服を脱いだその身体に残る無数の無残な傷跡。
それを見たときの、千紘の感情。そしてその千紘の感情に、浩然が感じた安堵感。
作り物めいていた浩然に、少しずつ血が通っていく。
千紘が少しずつ「人」へと浩然を変えていく。
その過程が、圧倒的な質量を持って読者に訴えかけてくる。
タイトルが『ハッピーエンド』じゃなくて、『ハッピー・オブ・ジ・エンド』なんですよね。二人がどういう結末を迎えるのか…。
浩然を闇の世界に引きずり込んだマヤが登場してきます。え、ここで？と思う良いところで2巻が終わっていて続きが気になって仕方ない。早く続きが読みたいです。
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