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明日、最初に感じる香りはきみがいい

ashita saisho ni kanjiru kaori ha kimi ga ii

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表題作明日、最初に感じる香りはきみがいい

東條篤史、調香師、一流の調香師の称号・NEZを持つ
響つばさ、調香師

その他の収録作品

  • 包み込む朝

あらすじ

きみの香り、 かいでみよう――

調香師の祖父に憧れ、同じ調香師になった響は、フランスの会社と共同開発した香水を発表会に出すことになる。
先方の会社から派遣されてきた東條は一流の調香師の称号・NEZを持つが、自由奔放なうえ掴みどころのない男だった。
振り回され途方に暮れる響だったが、彼の調香に対する真摯な姿勢に共感し、徐々に目が離せなくなり……。

作品情報

作品名
明日、最初に感じる香りはきみがいい
著者
DADA 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784047371194
3.2

(29)

(5)

萌々

(10)

(5)

中立

(4)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
10
得点
84
評価数
29
平均
3.2 / 5
神率
17.2%

レビュー投稿数10

その後の2人をもっと見たい

タイトルとキャラクターの設定、ビジュアルに惹かれて発売日に速攻買いました。
やはり1巻完結物で出会いから付き合うまでの話となると、どうしてもどこか駆け足になるというか、尺が足りなくなる部分はあって、これも最後が駆け足になってしまったりその他諸々説明不足な部分もあって勿体ないな、と思うところが多々あったのですが私は仕事を通して2人の歩み寄る過程が意外と丁寧に描かれていてよかったなと。
今まで私が読んだ1巻完結ものだと受けか攻めどちらかの恋の自覚はしっかり描かれても、もう片方の恋の自覚についてはさらっと描かれることが多く、いつの間に惚れたんだ…??となることがあるので、こちらの作品では響くんが東條さんを意識してから好きなんだと自覚するところ、東條さんがひょんなことから実は響くんに惹かれていたことに気がつくところ、どちらも描かれていてとても良かったです。ちゃんと東條さんは響くんのことが好きなんだな、好きだって気付いたんだな、と思えて。
でももう一度読み返すと、これは出会った時からもう好きなのでは…??東條さん自覚してないだけで最初から響くんのこと好きなのでは……??

最終話で結ばれてからベッドシーンに行くまでにもう何ページかでもいいので尺があってじっくり描かれていたらよかったなぁと思うのですが(どうしてもそこが急すぎるので…ベッドシーンのノルマとかあるのかな……無理にベッドシーン入れなくても良いと思っているのですいません)、響くんが可愛かったし、余裕が無い東條さんが堪らなかったので…良かったです……!受けが可愛くて大好きで余裕が無い攻めは最高なので……!それに大人の事情なら仕方ない……!

どうしても最後にお互いの恋の自覚から、すれ違いから、結ばれるまでが詰め込まれてしまったので本当に勿体ないなというところではあるのですが、私的に響くんのキャラも東條さんのキャラも凄く好きなのでどこかでこの2人のその後の話が見れたらいいなぁ〜ということで神評価を押させて頂きます!

追記:購入先特典について
Renta!→えっち前のワンシーン
シーモア→ちょっとしたご飯事情
とらのあな→響くんがグロいの苦手な理由
アニメイト→付き合う前の2人のワンシーン
各種電子書籍→名前の呼び方
それぞれあまりネタバレしない範囲で書いてみましたが、購入する時の参考にしてください。
私的にはRenta!とシーモアの特典がすっごい好きでした!意外といい感じに自然体でお付き合いできてるんだなぁと…またどこかでこの2人のこういうのもっともっと見たいなぁ…

2

表紙どおりの素敵な物語です

キレイな絵とキレイなストーリー。
心が浄化されるような素敵な作品でした。
調香師のお仕事BLです。


祖父をNEZという一流調香師に持つ響は自身も同じ調香師。フランスの会社と共同開発するために派遣されてきた、NEZの東條とベアを組み新商品開発に奔走することになります。

そこで疑問。
「NEZ」(読み方:ネ)って何?ということです。
ちゃんと調べました(笑)

フランス語で"鼻"を意味する言葉のようで、一流の調香師(パフューマー)のことを指す言葉のようです。勉強になりましたね^ ^


そんなワケで共同開発するパートナーとして響と東條は、匂いの研究のために共に行動することが多くなります。東條は自由人で響は振り回されてばかりで、最初の東條への評価は最悪です。
でもそこはやはり東條は一流の調香師。その仕事ぶりに、響は同じ調香師として感銘を受けたり、見習うべきところもあったり、東條への見方が変化していきます。

温泉で裸で触れ合った(事故)時に、響は東條を意識し始めます。これまではお仕事BL発動で、恋愛スパイスゼロでしたので、ここから少しずつBL感が出てきます。

響は恋愛の意味で東條のことが好きだけど、東條の方は普通といった感じ。でも響が女の子と一緒にいるところを見て東條は嫉妬します。2人で過ごしてきた時間の中で、東條の方も響に特別な感情を抱いていたようです。
そんな中、東條がフランスに戻ることに。
東條は嫉妬中なので、響にはフランスに戻ることを言っておらず、それに怒った響と気持ちがすれ違います。
フランスに戻る前には誤解も解けて、告白し合った2人は恋人同士になりました。フランスと日本の遠距離だけど、2人の恋愛は順調そのもの。同じ調香師として仕事も恋愛も良い形を築いていけているな、っていうのが分かる素敵な終わり方でした。


描き下ろしは、響がフランスの東條の元へ研修に行くというもの。
東條の響への愛がプンプン伝わるあまあまのお話でした(^-^)とにかく、2人とも顔がよろしいので絡みはキュンとします。東條のヤキモチ顔は更に大変よろしくてキュンを突き抜けました(笑)
出会った頃より2人とも可愛い&カッコよくなってる気がする。恋をしてるからかな〜


特段大きな盛り上がりがあるわけでもなく、サラサラ流れる清流のような綺麗な流れのストーリーに、心が洗われるようでした。特にBL感が強くなってきた後半は、キュン度が増して面白かったです。NEZという仕事のことも知ることができて、プチ情報もゲットしました^ ^

お仕事BLが好きな方におすすめの作品です。

6

読了後よりタイトルにエロスを感じる作品

ある意味天才×天才の香を創る『調香師』のお話。
でも、『天才』にも色々いるらしく、直感型や努力型、変人型、それに遺伝や環境に頑固な天才と、
ちょっ変人な天才と頑固ででも素直な天才の言葉を香に、感情や情景を香にするふたりによる一つの香を創るお仕事と今までに自分の中にない感情との向き合うお話。


祖父に憧れて調香師の道に進んだ響はフランスの会社との共同開発による発表をする事になり、先方の調香師はフランスで一流の調香師の証『NEZ』の称号を持つ東條の自由に振り回されるが、香に真摯な姿に次第に目が離せなくなる響だが、それだけではない感情に戸惑いを見せ始めてーーー。

タイトルの香を利いてみたい作品。

Cモアさん、修正、ライトセーバー?!構図により修正少ない。

1

一緒に仕事をするうちに惹かれ合う

私自身がアロマセラピストの資格を持っているので、このテーマの作品に興味があって購入しました。精油の名前や調香している姿にきゅんとしてしまいました。アロマっていいなあ。
もうちょっと香りだけじゃなくて、癒しの効果とか精神的作用も見たかったです。香水の調香には関係ないのかな。

響が頑固で最初は東條さんを受け入れがたい感じでしたが、徐々にお互いを認め合い好きになるところが良かった。明らかなきっかけより、徐々に近づく気持ちって尊いなと思います。

ページ数が足りないからか、心残りなところがいくつもあります!
過去の響の不正疑惑をもっと知りたかった。東條さんのことをもっと知りたい。
恋人の体臭エピソードについてもっと掘り下げてほしかった。作品の前半に「好きな人の体臭はいい香りでしょ」と言ってたので、そこについて書いてほしかったです。せっかく香りをテーマにしているのに、恋愛と香りをもっと関連付けてほしかったな。

そして何より、恋人になってすぐに離れ離れとは!
もう恋人編を期待するしかありません。二人ともノンケなんですよね?こだわりがないタイプなのか?響が恋を知り、仕事にどんな影響が表れたのかも知りたい。恋をテーマにした調香に変化が表れた、とかだといいなあ。

1

ふんわり

耳にしたことはあっても、どんな仕事なのかイマイチよくわからなかった「調香師」という職業を知ることができるお話でした。
匂いの感じ方は人それぞれなので、そういう意味でも香りを作ることはとても難しいことなのでしょうね。
調香師である東條と響でさえ、同じ香りからうける印象やそこからイメージするものが違っているので、そこから新しく香りを生み出すことは本当に大変な作業なのだなと感じました。

調香師について詳しく知れたのは良かったのですが、ふたりの感情の変化についてはイマイチ分かりづらい部分があって。
終盤に入るまで、本当に彼らはくっつくのか!?と心配になってしまうほど恋愛的要素があまりなかったように感じました。
ふたりきりで出かける場面はたくさんあったのにハプニングも大きく気持ちが動くような出来事もなく、ふんわりとしていたのもちょっぴり残念だったかな。

無事に恋人同士になってくれて安心しましたが、甘いところがもう少し欲しかったかなと思いました。

0

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