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表題作フローライト・スター

耀司
すず

あらすじ

その日、すずはライブハウスで恋におちた。

相手は、一緒にライブしていたバンドの臨時ボーカル。
彼の名は耀司さんという。一緒にバンド活動を始めてみると、
耀司さんは、捉えどころがなくてエロい。
あふれる色気に溺れるみたいに、
身体の関係を持ってしまったすずだけど…。

作品情報

作品名
フローライト・スター
著者
須野なつこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403668357
4.3

(79)

(46)

萌々

(19)

(9)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
337
評価数
79
平均
4.3 / 5
神率
58.2%

レビュー投稿数12

バンドもの

どっちかというと、BLよりも少女漫画に近いノリでした。
好きなんだかどうなんだか分からない、ふわふわとした感じ。でも確かに、好意を持たれているという雰囲気があり、物語はそれを一つ一つはっきりさせてゆく、気持ちいい展開。そして最大の盛り上がりをみせるラストへ。。
という感じ。

ヴォーカリストと、その声に惚れ込んで、自分の曲を歌ってくれと口説き落としたソングライターのお話です。
かわいいすずと、悪いことも知ってそうな耀司。でも、そんな耀司はすずにメロメロ。
最初は、体の関係だけはあるけど、本当に自分のことを好きなのかな?というすずのかわいい悩みから始まります。

甘いハッピーエンドがお好きな方に。
バンドものは周囲のキャラの個性が立ってると俄然面白いですが、こちらの作品もバンド界隈の雰囲気が出ていてなかなか面白かったです。
マネージャーさんがいい味だったので、彼の恋路とかスピンオフで見たい感じ。

0

モテるボーカル✕健気なギター

同じバンドルで活動しているボーカルの燿司✕ギター&作曲担当のすずのお話です。

1話目は読み切り、2話&3話目は前日譚の前後篇、4話目はショート読み切り、5話&6話目は後日譚、7話目は描き下ろしです。
雑誌の掲載順のまま載ってますが、前日譚が2話&3話に来ているため時系列が分かりづらかったです。
初めから6話完結でお話を作っていれば時系列で混乱することもなかったと思うので勿体ないと思ってしまいました。

シーモアは白抜き修正でした。
誰でも良いと思っていた燿司がすずじゃなきゃダメだと気付くところは萌えましたが、わざわざゲイバーに行って、すずじゃない男を試そうとするところはちょっと引きました。
いつか燿司が離れていくぐらいなら今自分から離れようとするところがすずが健気でした。

0

遅ればせながら

読みました。
自分がこういうゆるゆる?フラフラ?うだうだ?したお話好きなんだなと気づきました。
絵が好きだからかも知れないけど。
とにかく思った以上に好きな空気感でした。

0

拗れたときはほぐしたらいいじゃん

エモい、し、こういうのが大好きな人も多いのでは?と思うんですが、個人的にはハマりませんでした。二人揃ってずーーーーっとモダモダしてる感。不健康な感じ(バンドマンという設定でバイアスがかかってるのかもしれません。これが学生とかリーマンだったらまた違うかも・・・?)

途中からずっとこれ続くのかな?と思ってしまい、大きな事件もなく淡々と続いていき、サラッと読み終わるにはページ数も多めで・・・。

モダモダにも好きなモダモダと好きじゃないモダモダがあることを学びました・・・!

1

帽子組

バンドマン作品が一度少なくなって、最近また盛り上がってきたような気がする。気だけかも。常に一定の人気があるジャンルですよね。
絵が繊細な印象で、雰囲気系で終わってしまうかと思いきや、雰囲気もありつつ思った以上にストーリーがあった。
瞬間的にこの選択が出来たとしても本当に永遠に一緒にいるかって言うとどうだかな〜と冷静になってしまうところもあって、結局自分にはややぼんやりした作品ではある。今までの皆さんだって"触れてる時は永遠だ"と思ってたらしいですから。勿論すずは彼女らとは違う、という文脈なんだろうが。すずは可愛い。耀司さんが信用ならん笑
しかし皆様の神評価は納得。個人的にはもう少し地に足ついてるか、逆に振り切ってテンション高い作品が好きで。もはや彼らが別れた方が現実味があるやな。そうすけさんの穴兄弟バンド並みの現実味が。このぐらいの年齢のバンドマンの身持ちが硬いと思えない…ええ、偏見です。

電子限定おまけペーパー「童貞を守れる男」◎

1

想像の5倍ぐらいよかった

誇張なしで想像の5倍ぐらいよかったです。表紙で損してる気がする。表紙だけ見ると爽やかな印象を受けますが、本編の雰囲気はおしゃれちょいしっとり色気って感じです。
タイプとしては雰囲気で読ませる系でドラマティックなタイプの作品ではないのですが、すごく読み応えがありました。
綺麗でちょっと隙がある絵といい、キャラもいい、お話といい、全部がマッチしていてとても良かったです。エロはあるけどあんまりエロくないし絵もエロいどころかさっぱり爽やか系の作品にも合いそうな絵なのになぜか色気がありました。
何より耀司とすずが魅力的すぎました、好きすぎる。すずはかわいいし、耀司はかっこよくてエロい。
割といくらでも続けられそうなタイプの作品な気がするので続きが読みたいです。

3

もっと評価されてくれ!

恋愛感情と、音楽への熱量が混ざり合っているのがリアルな手触りで良い。音楽への一生懸命さと好きな人への憧れが混ざりあうすずくんの感情がすごく胸に響きました。
恋愛の苦くて美しい部分全部のせで、普通のシーンでも胸がキュッてなる、読んでて幸せな作品でした。
ようじさんもへらへらしているようですずくんへの恋に気付いてからの取り乱し方とか勢いが本当に可愛い。等身大の大学生の恋愛と熱量にきゅんきゅんしました。
すずくんもようじさんもいじらしくて、大変萌でした……!

1

恋を知らない人

まず、絵が好きです。繊細な感じの絵が、この作品の心の揺れ方にとても合っていると思います。横顔が多い気がする。横顔をとても綺麗に描かれるので、そう感じるのかもしれません。

攻めの耀司さんがバンドのボーカルとしては最高だけど、その他の事はクズなところが、結構好きです。女関係にだらしなかったり、風呂が壊れていても直そうともしなかったり、自分の事をどうでもいいと思ったり。
女関係にだらしなかったのは、自分自身に欠陥があると思い込んでいたから、ある程度仕方ないと思っていたんでしょう。でも、すずの存在が彼の「恋愛感情」を動かしたところが、きゅんとしました。

恋を知らない人が、本気の恋をする。
そういう話が大好きです。

最初はお互いの才能(ボーカルとしての才能、作曲の才能とか)に惚れていたのに、段々、その人自身に惚れていく様子が好きです。
ノンケ同士が恋人になるって、精神の結びつきが強い気がして好きです。本当は女が好きなのに、この人は男なのに好きになってしまう。それが両想いってすごい確率ですよ。

本来はバンドの中で恋愛って、あまりよくないんじゃないかなと思うんですけど、お互い高め合える存在だと思います。
過去のトラウマも解消できて良かった。すずには楽しんで音楽をしてほしいです。
まだまだ語りたいけれど、長くなったのでこの辺で。

3

胸がキュッとなったり、ジワッとなったり

儚げで気だるい雰囲気が素敵ですね。しっとりとした恋を描いていて、喉の奥がキューンと切なくなりました。

色気ダダ漏れモテ男の耀司。
耀司大好きワンコなすず。

セフレのような2人の関係がどう変化していくのか最初からドキドキしながら読んでいました。
すずは耀司のことが好きで、耀司もすずのことが好き。1話目からそれは伺い知れましたが、すずは深入りしないようにちょっと一線引いてるところもあって、逆にグイグイくる耀司との温度差が印象的でした。
耀司にシたいと言われたら身体を繋げてしまうすずは、いつか訪れる別れのために距離をおこうと思うけど、いやいやいやいや。耀司、すずのことめちゃくちゃ好きだし、耀司が受け入れるはずが無いよ、と。
耀司に近づく女の子に対する嫉妬から、すずはそう思うんですよね。けど嫉妬は耀司の方がエグいと思うよ(^^;)

バンド活動を中心に耀司とすずの恋愛を見ているのですが、すずは耀司の存在そのものが全部好きーって感じなんですよ。耀司はすずの自分を見る眼差しが可愛いくて、興味あるな…くらいの始まりだったのに耀司の方がすずにハマってる印象。やたらくっつくし、エッチしたがるし、すずの家にばっかり泊まるし。

耀司は掴み所のない男なんですが、過去の恋愛遍歴から比べると、すずには執着してるんですよね。多分絶対的に好き。でもすずにはそれが伝わっていないからツラい。
2人はいつも一緒で普通に恋人同士に見えるけど、明確な気持ちの確認がなくて両片想いのセフレ関係になっちゃっています。

嫉妬が2人の距離を離したキッカケとなりましたが、逆に2人の距離を近づけたのも嫉妬。耀司の熱い嫉妬に嬉しくなるすずがとても可愛かったです(^ ^)

2人が想い合ってるのは明確だっただけに、恋人という幸せな名前のついた関係になるまではジレモダでしたね。最初から最後まで、耀司はカッコよく、すずは可愛い。色気のある2人のラブシーンはとても美しくキレイでした。

絵もキレイだし心理描写もいい。
恋愛無気力な耀司が、すずにだけ強い情欲と執着を表していたのが萌えました(〃ω〃)
派手な感じの作品じゃないので、じっとりしっとりスローなラブストーリーを楽しみたい方におススメです。

4

エモい

この作品にしかない空気感?を感じました。

ストーリーとしてはそれ程難しい訳でもなく、王道の部類ではないでしょうか?
マネージャーは巻き込まれて可哀想ではあるものの
害のないスパイスをありがとう!
おかげで後半の嫉妬にウハウハしちゃった(*^^*)v

絵もキレイでストレスフリー。
2人とも横顔が特にイイ!
口から喉仏にかけてキレイだと思うシーンが何度も!

すずが一目惚れした瞬間の耀司も雰囲気あってすごく良かった〜♡
すずじゃなくても(๑´ω`๑)♡キュンですぞ。

5

熱量の差

バンドメンバー同士のお話ということで、バンドマンや音楽を題材にしているお話が好きなのもあり、すごくわくわくして読み進めました。

耀司が歌う姿をひと目見た時にすっかり心を奪われてしまったすずが、「自分が鳴らす音で歌ってほしい」と疑似プロポーズしに行くシーンはすごくキュンとしたし、曖昧なままズルズル身体の関係を持っている間もただただ耀司のことが好きだというが伝わってきて、すずの健気さはすごく良かったのだけど…

バンドで繋がっているふたりなのにいまいちアツい感じが伝わってこないところにモヤモヤ。
すずの音楽に対する情熱はしっかり感じられましたが、耀司はまだ同じような熱量をバンドに対して持っていないのかな、と。
楽器やライブハウスの細かいところまで丁寧に描いていたり作家さんの熱意も感じられたのに、耀司とすずの恋愛の合間にバンドが描かれているようになっていたのがすごくもったいないなと思ってしまいました。

耀司とすずの"ちょっと噛み合っていないけれど両想い"というモダモダなやり取りは良かったし、最後には幸せになってくれるのでスッキリするのだけど。もっとガッツリとバンドマンBLになってほしかったかなと思いました。

2

メロウなバンドマンラブ

D+連載を読んでた者です。
1話読むごとに、”おかわりください”と後引く読了感があって、”読み切り”からはじまった作品が、単行本になった!っていう感慨深いものもあり、評価は若干ご祝儀入ってますがw、今後も繰り返し読む気がする(お気に入り決定)、心地よいメロウなムードのバンドマンもので、独特の色気があります。なんだかアンニュイエロいんです!エロ慣れた元遊び人と、慣れてないけど天然エロい人のモダモダが性癖を刺激してきます。

助っ人ボーカルの耀司(攻)にギタリストのすずが(受)一目惚れしたことから始まるバンドマンあるあるラブ。顔のいい遊び人と初心で真面目な子。攻が終電逃すたびに受のおうちにお泊りする日々がつづき、受が可愛いもんだから、なんだかんだで気持ちのいいこともするようになっているふたり。「都合のいいやつ」の座をほしいままにしているけど、”攻の魅力に負け続けることも悪くないか…”という、1話の最後の受のモノローグは切ないけどなんだかキュートでキュンします。

全体通して攻の変化が印象的でした。人間関係に関心が薄かった攻が、受に対してだけ執着を発動するようになるという、すんごいごちそうが仕込まれていて…。物事に対してこだわりのなさそうな攻だったからこそ、なおさらその執着が美味しくて…。受が他の男と話してるだけで我慢できなくなってカットインして牽制する行動に萌え転げました。嫉妬と執着はご褒美です!

耀司の歌う姿をみて、すずの心に生まれた熱が、やがて耀司に移って二人の間を循環しつづけ、いつしかバグった距離感のバンドの音楽になって……、感情表現が控えめな二人だから微熱ですが、萌えには十分な熱量でした。

9

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