BLコミック&BL小説、業界最大級の品揃え!
全部で6つの短編が収録されています。
「手をつないだらどこまでも」は藤本さんの1冊目のコミックス「それでもやっぱりキミが好き」にもお話があるそうです。
私はそちらの作品はまだ読んでいないのですが、特に問題なく読めました。
今まで読んだ藤本さんのお話はほのぼのとしていて、どちらかというとHは少な目という印象だったんですが、この作品集ではHもしっかり入ってました。しかも結構大胆。^^
でもいつものほのぼのさとキュンとするストーリーも健在です。^^
どのお話もそれぞれ魅力的だったのですが、あご鬚キャラが結構好きな私は表題作の攻め様に目がいきました。^^
いつもは渋めのあご鬚キャラに惹かれるのですが、こちらはおしゃれ系という感じ。藤本さんであご鬚キャラを見た記憶はないのですが、こういう爽やか系もいいなと。
キャラの性格も強引な所もあるけど、受け様にメロメロなんだなというのがとても出てるキャラで可愛かったです。
一番最後に収録された「手をつないだらどこまでも」がすごく好きです。
純情でまっすぐな皆川にいきなり告白されてお付き合いすることになった黒田先輩。
黒田先輩も男性と付き合うことなんて初めてで戸惑うのですが戸惑いながらも皆川をかわいく思う気持ちが本当に男前ですね。
初めてのセックスの次の日に皆川にデレデレな黒田先輩。皆川は純情ゆえに今までの恋愛に恵まれなかった(?)みたいですので、この潔いバカップルさが、心地良いです。
もう、それに尽きる。
好きだから、カラダだけでも繋ぎたい。
でも本当に欲しいのは、
「好き」
って言って欲しい。
再発見・藤本ハルキ祭り開催中です。
麗人誌でたまに見かけて、地味さっぱり系の子がいきなりエロ展開で記憶に残っていた藤本さん。
「先生のクセに」で弾みがついて、ちょっと大人買いしてみた。
確かにキュンエロ。
このふんわりかわいい系のカバー絵からはちょっと想像つかなかった。
受けの子がリアルに可愛いよ。
ちょっと説明くさく、くどくど言うところも、逆に萌。
藤本ハルキさん、農家のお話読んだときはほぼエロ無しだったんですが、こんなエッチィお話描かれてたんですね!短編集で、さわやかーな絵柄なのに、だからこそHに突入した時にエロさ倍増です。
なんかエロエロしか言ってませんが、やはりエロに合わせての「キュン」の威力がハンパなくきます。
この方はとても言葉の使い方がきれいなのですね。
全部で六話の短編が収録されているのですが、全ての話に一つはツキーンとくるセリフ、モノローグが必ずあって泣きそうになります。
表題作もよかったのですが、
「手をつないだらどこまでも」。これが一番ズッキュンときました!
このオカマちゃん一歩手前の乙メン、皆川くんのかわいさ。そして黒田先輩の誠実さ。
黒田先輩・・・なんていい人!なんで皆川くんの告白に簡単にOKしたのか、やや説明不足ではありますが、もう付き合いだしてからの誠実さが神ですね。(他コミックスに皆川視点の話があるらしいのでぜひ読みたい!)
話としては、特筆することもないようなよくあるお話なのですが、なんだろう、この淡々とした絵柄に、このコマ割り、セリフづかい、すべてが合わさってなんともいえない「キュン」を生み出すのです。漫画ならでは。
個人的に藤本ハルキさんの漫画はエロがあった方が好みです。
ほんとに淡々とした絵柄なので、そういうのがないお話だとなんとも「清潔なお話」感を強く持ってしまうのですが、そこに濡れ場等が入ってくると、生々しさが一気にアップしてとても人間臭くなって、でもキュンも変わらず存在していて大変好みです。
短編集でこんだけの満腹感を味わえるのはそうそうナイ気がします。
どのお話も、説明ばっかりじゃないし、エロもあるし、色んなタイプの子たちが
色々な環境で恋愛してるし、人物像がしっかりしてるし、セリフ廻しもイイ!!
一番心に残ったお話は(物足りないって意味も少し;)最後の
「手をつないだらどこまでも」。皆川が可愛いし、黒田先輩の謎(?)なトコも
なかなか面白かったです。
(あとがきに、関連作品が別の本に載ってると書いてたので、こちらも読んでみたいw)
でも好み的には「雨の国」!!やりきれない想いの横内と
「俺の言ってる事とさほど変わんねぇーんだろ」って先輩という
ありがちな設定と言えそうもない二人を、最高のお話に仕上げてきてます☆
私、大好きですーーーーー!!!