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とても読み応えのある展開ばかりが詰め込まれていて、今までよりもさらに濃さが増していた気がしました。純佑の異母弟や忍の母親が絡んで来て、それぞれ恋人の家族に対して接し方を考える話が続きます。信頼のおけるカップルであるからこそ、そこまでできるわけですよね。純佑の弟はなかなか取っ付きにくい鋭さがあるし、忍の母親はかつて忍を蔑ろにしていた人。けっして穏やかなだけではない赤の他人(恋人の家族とはいえ)に対して、純佑も忍も恋人のことを想って真剣に、温かく接していたところが素敵だなと思いました。
純佑がホストに成り立てだった頃の話も収録されていて、そちらも読めて良かったです。嘘が上手くないというか、嘘をつきたくなくていつでも本音で客に対峙するという、ホストらしからぬスタイルはやはり彼の最大の持ち味ですね。1人くらいこういう人がいてもいいんだと思う。客の求めるものは十人十色、お世辞や人を乗せることが上手いばかりのホストは嫌だという女性も少なからずいるでしょう。私ももし自分が客なら、純佑のようなホスト相手の方が猫を被らずリラックスして会話できる気がします。一方で、どんな場でも瞬時に柔らかい雰囲気に変えられる忍の手腕も素晴らしい。彼を尊敬しているという純佑の言葉に改めて納得させられました。私自身の好みの問題でまだ2人の関係にどっぷりとはハマれていないのですが、内容には十分満足しています。
3巻、そろそろ二人の背景も出てくる頃ですね。
純佑の弟や忍の母の登場や、二人の出会って同居し始め純佑がホストを始めた頃のお話です。
純佑の弟によると継母が旅館を乗っ取ったと噂されてるとか。家族も野球も執着ないとか。
でも純佑は今はホストの仕事を頑張ってるし別に家族や実家を嫌ってる訳ではなさそう。
弟君も純佑がホストを半端な気持ちでやってないことをわかってくれて大人しく帰って行きます。
兄の顔を垣間見れたお話でした。
忍の母が落ち着いてましたね。忍の昔話の頃より。
忍は純佑に母の事を隠してましたがバレてましたね。誠実に忍母と向き合う純佑、大人ですね。
忍の辛い過去も純佑が包み込んで今は幸せになって、母との確執も解けたかな?
二人が同居始めた頃のお話ではまだまだ純佑は忍になついてませんね。でも超えてやるとは思ってて。
肘を故障して野球が続けられなく落ち込んでいたんですね。そんな時に忍に声をかけられて。
その後こんな関係になるとは。
相変わらずエッチも多くてラブラブな二人でした。
この先はどうなるんだろう。トラブルとか起きたり二人の危機とかあるのかなあ。
第3巻。
純佑x忍の激アツloveストーリーの第3巻ですが、この巻では忍のガテン度は非常に低く、時々バイトで入っているホストクラブ内での話や過去時代の話で構成されています。
第2巻と似た構成で、純佑や忍の周りの人間たちが関係するエピソードを重ねて、純佑がいかに深く忍を愛しているのか、また明るい忍のチャラい性格の裏には深い淵があることなどがあぶり出されてきます。
ホストに偏見丸出しの純佑の弟の心を開く忍。
過去にオトコを優先して自分を守ってくれなかった母親からの手紙に動揺する忍。
そして、純佑がホストになりたてで忍がバリバリのNo.1時代のエピソード。人たらしの忍と他のどのホストとも違う個性を持つ純佑の姿。
そしてこの3巻には楽しいオマケページもいっぱいで、4コママンガや2人の浴衣艶姿、2人の暮らす部屋の間取り図などなども掲載。
激しすぎないHシーン、純佑+忍のイケメンぶりが眼福です。
1巻で完結していても2巻で完結していても十分満足できたくらいに各巻ごとにエピソードが充実している「P.B.B.」ですが、この第3巻で【純佑×忍】編はいったん区切りを迎えます。
3巻は2巻のドロドロとはまた違う結構ヘビーな内容です。
…というのも、忍の母親が登場するから。
その前に純佑の弟で、4巻から主役となる〔能成〕が初登場するお話が入っていますが、こちらはサラッとしたエピソードで終わっており、次の家族(=忍母)登場のお話へと繋げる布石的役割だったのかなと思っています。
しかしまさか彼が次巻以降の主役になるとはね。
で、本題の忍母登場回。第9話です。
2巻で母親の元彼が登場し、女としても母親としてもダメそうな人であることが仄めかされていました。
今巻でついに登場した彼女は、ひと目で「あぁ…」と思ってしまうような女性。
見た目もそうですが、発言の全てに嫌悪感を覚えるような。
リアルで同じ女として一番虫唾が走るタイプです。
他の登場人物の女性キャラ達がこの「P.B.B.」はタフ揃いなので、彼女の人としての空っぽさが余計に際立って見えてしまいます。
忍に会いに来た理由がまた何というかもうホントどこまでも自分のことしか考えてなくて呆れる…
それでも忍にとっては親は親なんだよなぁ。それがまた何とも…はぁ。。
純佑の誠実な対応に、純佑の株がグイグイと上がる1編でした。
彼女の登場をきっかけに明かされる忍の子供時代が気の毒過ぎます。
そしてラストの第10話。これが素敵なんです!
純佑と忍が一緒に住み始めた5年前に時間を戻しての回想エピソードから始まるのですが、こちらにもまた一人、厄介な女性客が登場します。
女性を描くのがつくづく上手いなぁって思っちゃう。
9話での誠実な純佑の姿に一層の説得力を持たせてくれる、新人ホスト時代の純佑のお話です。
彼女の5年後(現在)の姿が見れて良かった!
そして、本編以外のお楽しみも毎巻充実している「P.B.B.」
中でも特に4コマが巻を追うごとに面白くなっています( ´艸`)
同じカップルのお話を描いているのに、毎回楽しませてくれるしうこ先生。ワンパターンにならないストーリー作りの上手さはさすがです!
今回は純佑の弟の能成と忍の母親が出てきます。能成は純佑と向き合ってちょっぴり大人になって、いい感じに東京を後にしたと思ったので、新章(4巻から)で再登場したときは驚きました。
忍の母親の容姿にもびっくりです。もっとお水っぽい派手な母親を想像していたんです。忍が話す「消えろ」と我が子に言うような女には全然見えなかった。だけど忍に会いに来た理由がわかって納得です。母親もやっと幸せになれる相手を見つけたようです。
忍の過去の話はたまらなかったな。なんて悲しいんだろう。純佑は弱いところも見せて欲しいと願っていただろうけど、目の当たりにするとやっぱり悲しかったと思う。忍が純佑に甘えられて良かった。
act10は恋人になる前の二人です!純佑が忍のことをどんな風に見ていたのかがわかる純佑視点。ホストのお仕事を中心に描かれています。現実にはホストとかまったく興味がないんだけど、こんなホストクラブなら行ってみたいと思ってしまう。忍がカッコイイです\(^o^)/
主役二人はもちろん、他の登場人物たちも薄っぺらくないんです。今回は弟、母親、ホスト達、女性客、どのキャラもちゃんと個性があるから、ストーリーに深みが出て感情移入出来きます。
そして恒例の4コマ漫画がめちゃくちゃ面白い。牧さんとコータンもコラボしてます。「4コマになると活き活きする純佑」byしうこ先生と言うことで、本編とは一味違う純佑が楽しめますよ。