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僕らにまつわるエトセトラ

nokura ni matsuwaru et cetera

爱的纠结etc

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表題作僕らにまつわるエトセトラ

金井恵太/高校生
桐島郁/高校生

同時収録作品桜の巡礼

同時収録作品うつくしい明日

桑原達志 作家
篠崎アキラ 恩師の息子

その他の収録作品

  • いつか僕らは
  • 僕らにまつわるエトセトラ
  • こんなところでなんですが。

あらすじ

郁と恵太は幼なじみ。物心つく頃には何をするにも一緒だったふたりは野球を始めたのも一緒だった。しかし、中学生の頃尾、恵太は郁をかばって交通事故に遭い、野球のできない体に。
ふたり一緒に高校に進学したが、郁は野球部には入らず、恵太を避ける毎日。離れようとする郁に恵太は・・・!?
郁と恵太のその後を31P描き下ろした「僕らにまつわるエトセトラ」を収録した初コミックス。

作品情報

作品名
僕らにまつわるエトセトラ
著者
九號 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
ルチルコレクション
発売日
ISBN
9784344812307
3.4

(33)

(8)

萌々

(6)

(15)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
13
得点
111
評価数
33
平均
3.4 / 5
神率
24.2%

レビュー投稿数13

九號先生デビュー単行本

九號先生初単行本です。絵がとってもお上手なのですが、ブロマンスからロマンスへの舵きりが急で。恋愛感情が育つ余地がどこにあったのかイマイチ読み取れないのが口惜しい。
BL漫画読んでる時点でくっつくんだろうなとは思ってるんですけど。そう思って読むと菅谷と藤代みたいにくっつかない2人もいたりして、なんとも。

表題の続編が「僕らはそれを否定できない」に載っているので、お好きな方は是非。

◾︎菅谷貴久 藤代優 高校2年生
菅谷の部屋に「時計仕掛けのオレンジ」のポスター飾ってあるの、キャラと違う気がする。実はこう言う子なんだろうか。奥深い。

0

爽やかな余韻

初コミック作品ということで、短編が5編収録されています。

中には恋愛未満どころか、恋愛に発展するのか?という作品もありましたが、
人との出会いや、2人が心を通わせていく様に焦点があたっているという印象がありました。

BL的には物足りないのかもしれません。
しかしこの子らはこういう出会いによって変わっていくんだろうなという爽やかな余韻が残ります。
恋愛をすることで生まれるとまどいや、人との出会いによって今までの自分を顧みたりすること、ときめきも十分にありますが、それだけじゃなく自分の内面の変化に焦点を当てている作品に出会いなんだか嬉しい気持ちになりました。

内容も良かったのですが、私はこの作者さんの描く漫画の読みやすさに一番感動しました。
登場人物の表情が丁寧に描かれていて、余計なコマもセリフも装飾もなく伝わりやすくシンプルです。
そのシンプルさの中に、間とか余韻があります。
地に足がついた印象があり、日常的なゆっくりとした時間の流れも感じました。

1

辛さと重さはなくならないだろうな

切ないな。
でも、切ない分だけ良かったなと思えた。

野球をしていた2人は事故にあってしまい、1人は野球ができなくなってしまう

もう1人は野球はできるのだが、負い目を感じており野球を捨てる

これが全ての軸になっています。

重い。事故って重い
でも、それを掘り下げてはいないので、過去の一部として読めます

とても短いページ数ですが
急ぎすぎず、展開されているところが、とても読みやすく
気持もついていけました。

本命一筋ってきめたからと
告げる笑顔に救われました

0

そう、ゆっくり、ゆっくりね。

九號さんは、短編は読んだことはあるのですが、単行本はまだ読んだことがなくて、ずっと読んでみたいと思っていた作家さんです。

表題作は、主人公二人ともが結構思い過去を背負っているにも関わらず、あまり暗くならずに爽やかという印象の方が強い作品です。
受けの性格のおかげでそうなっているのですが、この二人の親友の距離感がいい。こんな親友、欲しいですね~。

どの作品も思春期の年代の子が登場するのですが、いってもキス止まりで、爽やかな印象の一冊です。

0

青春エトセトラ

発売と同時にかった筈なのに今頃読んでいるという罠w
絵柄的には凄く好みで、読むの楽しみにしてたんだけどな。
お話としては親友もの。
いつも仲良しで、一緒に居て仲のいい2人。
そろって野球が好きだった。
けれど、事故をきっかけにぴたりと野球を止めてしまった。
そんな2人の今とそれからと・・・なお話。

エロとか、ガッツリBLという感じではないのだが、
それがなんか妙に爽やかでよかったですな(o´∀`o)
自分よりも野球が好きで、才能があって。
それなのに、自分なんかをかばって事故にあい、野球のできない身体になった親友。それでもいつもそばに居てくれて。
自分は野球をする資格なんて・・・
けれども、親友がずっとそばにいて、野球やれよ
言ってくれる理由とは~なところ。
キスどまりかと思いきやな、後半の続話に思わずキュンとしてしまった。
2人してモンモンしてるってwww
チュゥから~の展開。これ、みるかぎり
次へのステップは近そうに見えてしまうのは私だけ?w

>>うつくしい明日
あこがれていた先生の息子と~なところ。
個人的に、髭受だと嬉しいwww

1

身体<心

今では絶滅危惧種的なストーリー展開かと。

人によっては「じれったい」「結局ヤらないの?」と
感じる部分もあると思いますが、精神的な繋がりを重視して
いるようなので、意味も無くヤッている話よりは
ずっとよかったです。

0

少年の感情のリアルさがモロツボで萌えます!!

九號さんの絵の丁寧さにとても惹かれました。
お話はエチがなくて、どれも”特別”な存在になる入口までで終わっているのですが、それがしっかりと描かれている為に矛盾や疑問を感じる隙を与えません。
普通は、こういう特別になる部分は結構はしょってしまったり、駆け足だったり突然だったりするのでここまで丁寧だと、その後の妄想の余地を読み手に充分に与えてくれることで、それでもとても満足感があるのです。
しかも、登場人物達がきんと”少年”なので、それをリアルに感じさせてくれるのです。
少年に対する自分の萌えツボをダイレクトに刺激してくれる作家さんです!

表題は描き下ろしのものですが、その本体となる前振り話が『いつか僕らは』
幼なじみでいつも一緒だった故に、一方が一緒に野球ができなくなったことの罪悪感から、現実と一方の気持ちに真正面から向き合おうとしない。
一方は、野球は一緒にできないけど一緒にいたいという、このすれ違いを溶かしていく二人の感情のぶつけ合いが、真剣に胸に来る!

『桜の巡礼』もなかなかに面白い!
いいかげん男の高校生が鼻につく優等生の禁断シーンを見てしまったことで、彼らの関係が・・・
ラストの後姿と彼らの会話が何もないただの会話なのに胸を掴むんです!
まるで気分は、リアル男子高生が仲良くつるんでいる姿に萌えを感じる時♪とでもいいましょうか、、、

『うつくしい明日』は作家(おやじ)と恩師の息子の話。
何も語られないけど、それとなくほのめかされる作家の気持ちと、青年の寄り添いがとても心地良いのです。

エチ描写もなく、絵もフェロモンが溢れているわけでもなく、ストイックな色気というわけでもないのに、ある種の、男同士の友情という存在そのものの色気を匂わせている、そんな作品でした。

1

きゅんvとされられます

オリジナル1作目。
絵が好きだったので買ってみましたー。

ノンケ同士の高校生の葛藤にきゅんvとされられます。
絵もサクサクした感じでお上手。今時感がありますなー。
この作家さんのもっと色んな作品を読んでみたいです!

0

一緒じゃなきゃダメなんだ

おもしろかったというかすごく感情移入できた作品だと思いました。
恵太と郁は幼馴染で一緒に野球をやっていました。
でも事故にあって恵太は野球ができなくなってしまいます。その事故に一緒にいた郁は「自分といるとろくなことがない」と負い目を感じ恵太を遠ざけてしまいます。
郁の気持ちも恵太の気持ちもわかるので切なかったです。
最後は2人が自分の気持ちを言えて、また一緒がいることができてよかった。

描き下ろし『僕らにまつわるエトセトラ』ではその後の2人で話で、2人がキスのこととか思い出してもんもんしちゃって「もっとしたい」と思っているのには笑いましたw高校生っていいですねw
まだキスまでの2人ですが、これからのことを想像するとちょっと萌えますよねv2人にはずっと一緒にいて欲しいと思いました*

2

めっちゃいいです

かなりポイント突かれた作品でした!
表題作の「いつか僕らは」「僕らにまつわるエトセトラ」ですが、これが本当によかった…。

軽い気持ちのセックスとかじゃないんですよ、男同士の「現実」を目の前においたリアルが描かれています。
仲良かった二人が、交通事故あにあい、責任を感じている一人が遠巻きに逃げる受け、逃げて欲しくない攻め、
二人の思いが通じるときとてもあたたかい安心感に包まれました。

絵がとても綺麗でデッサンがくるっておらず、コマ割りも上手くてとても見やすいです。
受けのツンデレっぷりがたまらんw

他作品もよかったです。が、好き嫌いがかなり分かれそうです;;

「桜の巡礼」では、主人公は女好きだしタラシだし性格悪いし女からのフェラシーンもありますしカップルにすらなりません。
女が出てくるだけで駄目って人には好ましい作品ではないかもしれません;;
それでも最後にはもう一人の主人公の先生を思う気持ちに、主人公の優しさが触れたとき、「あ、こういう話もありだな」って思えますね^^

「うつくしい明日」もよかったですね。
攻めの受けに対する気持ちがどんどん変わっていくのがいいです、素直が恥ずかしい攻め、いいですねw

個人的にはやっぱ表題作がヒットでした。可愛すぎますw

【キーワード】
『いつか僕らは』『僕らにまつわるエトセトラ』
おちょうしもの攻め 野球好き受け 幼馴染 交通事故 野球 ほのぼの キス エロなし

『桜の巡礼』
女好き 生徒×先生 目撃 カップルならず エロなし

『うつくしい明日』
作家攻め 居候受け 複雑家庭 めがね キス 

3

ヘッドフォンチルドレン

森さん>

この作品の面白さはホント読むたび違うものになりますね!
レビュー書いてよかったと感じました、コメントありがとうございました!

懐かしかったです。レビューを拝見して、また引っ張り出して読んでみたら、初読みのときとは違うおもしろさがありました。

リアルで切ない描写がすてきです

あまりの表紙のきれいさに購入してしまいました。

表題作の「いつか僕らは」「僕らにまつわるエトセトラ」は、ものすごく現実味があって深いおはなしです。何回もすれ違って遠慮し合って、でも最後はきちんとふたりの気持ちが繋がるいい作品でした。

個人的にドキドキハラハラしたのは「桜の巡礼」、これは他の方々が仰っている通り好き嫌いが別れる作品かもしれません。
でもやっぱり最初はあんなに他人同士だったお互いがだんだんと心を通じ合わせていく様はどんな展開においてもよかったよかった、と思えます。
もう1本「うつくしい明日」これも現実味があります。その中に自然にBLを馴染ませているところが九號先生のすごさを感じました。

絵ももちろん素敵なのですが、九號先生の漫画はえろが少ない分ストーリー性に長けていると思える本でした。
というよりも、まだこの本は初めての単行本らしいので、場面に合わせたえろを調節できる方なんじゃないかな・・・と少し期待を込めてのこの評価にしました。

2

絵に惹かれました!

エロさは少ないけど、いいですね、この1冊。
絵もすごくきれいだし、ストーリーもすっきりまとまってる。
エロが多いか、と聞かれれば「少ない」なんですが、なくても充分楽しい。
少年っぽい葛藤がぶつかり合うエピソードと、野球少年に萌え!
私も表題作が一番心惹かれました。
すべてが短編ってのが残念。
ただ、盛り上がりがどうしても欠ける…短編ゆえに仕方ないのかな?
もう少し続きが読みたい…と思うお話でした。


3

初単行本を読んでみた

「いつか僕らは」と「僕らにまつわるエトセトラ」が続いている一つの話です。

同じ高校に通う、郁(いく)と恵太(けいた)、この二人は元々同じ団地に住んでいたという幼馴染。中学時代は二人とも野球部で活躍し、ちょっとは名の知られた存在でした。が、ある日恵太は自動車に轢かれ足を悪くしてしまいます。事故にあった恵太はもちろんショックを受けた郁も野球をやめてしまって……、高校に入ってからさてどうなる?という流れです。

感想は、絵はキレイだな~と思ったんだけど、いまいち読んでいてもオッ!と思うところがないような……。なんでだろう。

この本の中では「うつくしい明日」が面白かったかなー。

BLで主人公がヤンチャとか女グセが悪いとか不良とかいう設定の話ってあまり好きになれません。楽しく読めた「うつくしい明日」は違うんだけど、表題作と「桜の巡礼」にはそういう男の子が出てくるからダメだったのかも。なんとなくだけどワザとらしい気がしてしまうんですよね……。

でも、ルチルから出ている本だし、元々対象年齢が低め?つまり私が読んでいまいちなのは当然だったのかなぁという気もします。クセもなくキレイな絵柄だし、きっと中高大くらいの読者なら面白いと思えたでしょう!

1

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