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表題作3シェイク

幸村京・新人モデル 佐野雅仁・映画監督
岡崎遼一 敏腕マネージャー

あらすじ

「俺かあいつか、どっちかにしときゃよかったって、たっぷりと後悔させてやるよ…」
ロスタ・プロダクションの敏腕マネージャー、岡崎遼一は事務所の新人、幸村京を売り出すため、人気監督の佐野のもとを訪れる。しかし、幸村を起用する代わりに佐野が出してきた条件は、岡崎の「奉仕」という、とんでもないものだった。
動揺する岡崎とは反対に幸村は激怒し、映画には出ないと言い出した。
幸村もまた、岡崎を自分のものにしたいと思っていたのだ。美貌の俳優と、高慢な監督の巧みな罠に絡め取られ、岡崎は―― …。
誰にも知られてはいけない大人のシークレットラブ。
出版社より

作品情報

作品名
3シェイク
著者
秀香穂里 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
ISBN
9784812434154
3.1

(60)

(9)

萌々

(16)

(20)

中立

(7)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
23
得点
176
評価数
60
平均
3.1 / 5
神率
15%

レビュー投稿数23

3人で

タイトル通り3Pのお話。
読み進めるうち、同じ作者さんで同じような設定の話読んだぞ、これ焼き直しじゃないの?!と思ったのですが、なんと昔読んだ全く同じ作品だったのでした。。
何年も経つと全く覚えていないものですね。

さて、3シェイクというだけあって三角関係です。結構H多め。
メディアに露出しない謎多き映画監督佐野と、若手モデルの幸村、そのマネージャーの岡崎でした。
じゃじゃうまの幸村を手名付けようとする敏腕美人マネージャー。予想通りというか、仕事が欲しいなら体をよこせという安易な提案をする監督。まあ、佐野は頂けない性格なのですが、秀さんの面白いところは劇中劇(今回は映画シナリオ)がなかなか考えられているところです。

まあ、基本の設定としては、美人さんが、大人な男に翻弄され、かつ、年下のいい男に熱烈に愛されるっていう、モテモテ少女漫画設定でした。
テーマがテーマだけに、最後どちらも選べず3人で、というお話。

特にシリアスにはならないので気軽にHなお話を楽しみたいというときにいいかもです。

0

エロをお目当てに読むなら濃厚……かな?

「黒い愛情」に続いて2冊目に選んだ秀香穂里作品は、三角関係モノの本作。
私はSMと三角関係がとにかく大好きなので、「黒い愛情」(=SM)が好みドンピシャだった時点で次はこちらと飛びついたのですが、こちらはうーん……いまいち読み物的な面白さはなかったかも。
なんだかちょっと推敲不足な印象の作品でした。
映画の話はおそらく作者的には彼等の関係性を表現するために出されたのだろうなとは察するものの、読み手側からするとそういうふうには読めないと言いますか、幸村を主役に映画を撮っていく話が読めるのかなと思いきや、あれ?終わっちゃったよ…読めないんかーい!っていう。変なミスリードを発生させてしまっているあまり巧くないストーリーだったなと。

しかしながら3Pエロはたっぷりとドエロく濃厚なので、エロをお目当てに読むならかなり良いのかな?と思います。
攻め1人じゃ足りないからどっちか1人は選びたくない!っていう、この欲張りさんめ!な受け様の3Pモノです。
稀に見る欲張りっぷりでした!

1

全員イケメンの萌え萌え3P

3Pのお話しでした。
奈良千春先生の絵が綺麗です。
3人の危うい微妙な関係を描いてます。
ラブラブな感じではなく、才能溢れる2人の攻めに翻弄されながらも、2人を肥やしに自分の欲を満たす受けのお話しです。

受けは初めは嫌がるのですが、警戒心がなくあっさりと攻めに無理矢理エッチな事何度もされてしまいます。

嫌がりながらも感じていき、最後には3Pでないと物足りない身体になり、攻めどちらかを選ぶことが出来なくなる様子やエッチはエロエロです。

無理矢理に身体を奪われますが、最後は才能溢れる2人の攻めを手に入れる受けが、結局は一番美味しいのではないかと思いました。

1

萌え萌えあり過ぎ

こんなにもカッコいい受けが、これまたカッコいい攻めさま二人に愛されるお話 めっちゃ王道で大好きです。情熱的な年下となかなか腹黒の年上攻めさまに狙われて、結局自分も深みにはまりまくって、萌えの要素がふんだんにあり過ぎて萌え転げまくりです。タイプが違う攻め2人の話は2冊の本を一冊にしたような内容になるので萌えないわけがないです。お話も業界物で華もあるので映像化してもらいたいと思ってしまうくらい素敵なお話です。アニメ化希望です。

1

プレイより官能を…!

エロ巧者・秀香穂里先生の3Pモノ「3シェイク」。
モデル出身の芸能プロマネージャー・岡崎が一人受け。
若手実力派映画監督・佐野が攻めその1。
素材は抜群だがやる気が全然ない生意気なタレント・幸村が攻めその2。
彼らの三角は、一方的に2人が受けを攻める二等辺三角形。
2人の愛し方は対照的で、佐野は冷静で言葉や道具などで静かに追い詰めていく。一方幸村は獰猛に岡崎を貫き、独占欲を隠そうともしない。
セックスシーンも多いけど、嫌がる岡崎を肉体的な快感で堕としていく展開が多いです。だから私はあんまり「エロエロ」とは感じなかったかな…心があまり伴ってなくて「官能」が足りない。プレイの域を出ないのですよ。
途中、湘南のラブホテルで幸村と2人でのHはいい感じだった。だけどこの場面で岡崎も幸村も、佐野の不在を感じるのですよね…非常に逆説的です。
佐野の構想する、幸村をイメージしての新作映画のプロットは私はとても興味深かったです。が、プロモーションのためと言って、幸村と岡崎の隠し撮りを出したり幸村の薬物疑惑を流したり、という展開はちょっと疑問があるかな。
でもそれが、あの他者を必要としないような佐野が岡崎と幸村に執着している事を示す場面なのですよね。
佐野と幸村にどちらを選ぶ?と訊かれ、どちらも選べない岡崎。ですが岡崎が優位に立っているわけではないところが3Pの突き抜け感不足になっているのかな、とも感じます。
今は佐野と幸村に執着されているが、その関係を続けるには余裕を漂わせ、どちらにも寄らない事。
もっともっと優越感に目覚め、才能ある2人を翻弄し尽くすミューズになれた時。それが最高の3Pの完成形なのだと思う。

4

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