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コミック


原作は未読ですが、ハリーポッターを思わせる魔法学園と、貴族子息が集うパブリックスクールがミックスされたような舞台設定が楽しい一冊でした。
主人公のエルマーが差別主義者の貴族のヤツらにイジメられているシーンは非常にヤな感じですが、でもそれによって「獣混じり」と蔑まれるジーンと親密になっていくのを見届けるのはとてもワクワクします^ ^
エルマーは平民、ジーンは獣混じりとイジられ、どちらも学園内では孤立気味の有名人。そんな2人がイジメっ子たちの思惑をかいくぐり、契約恋人になって周囲の貴族学生どもの注目を浴びていく学園生活は、波乱もあればワチャワチャと充足した日々もあったりで、これまでのエルマーの陰鬱な学園ライフに刺激的な時間が加わることになりました。
恋人のふりをしなければならない状況が、いつしか……を期待してはいるものの、恋愛のムードはこの一巻ではまだまだお預けです。
噂とは違ってイイヤツだな、くらいの付き合いが今はメインですが、いつどこで恋愛スイッチが入ってもおかしくない感じではあるので、気が熟すのを今は待つばかり。お互いに惹かれ合っているのを実感するだけでも、その背景がめちゃくちゃ丁寧に描かれているため物足りなさを感じることはなかったですし、ファンタジーのスケール感とともに、繊細な人間ドラマにグッと引き込まれる物語運びは秀逸です。最後までノンストップで読みました♪
いじめられていても、あまり悲壮感を感じさせないエルマーの前向きなキャラがとても好感度大でした。ジーンの人をくったような余裕のある態度もイイ味出しています。
イジメの主犯であるアビゲイルとかいうヤツは、おそらくエルマーに特別な感情を抱いているような気がしてなりませんが、さーてどうなることやら( ̄▽ ̄)
ただの学園恋愛ストーリーで終わるのではなく、社会全体に蔓延る差別主義思想にも切り込みながら進んでいきそうなストーリーは期待値が大きく、2人が円満に結ばれるラストを願うばかりです。
契約が本気となるのも近いと信じ、彼らの恋愛の行方を見守っていきたいなと思います。
