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ふるえる夜のひみつごと

furuwru yoru no himitsugoto

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表題作ふるえる夜のひみつごと

古屋,光が怖い高校1年生
氷見智紀,闇が怖い高校1年生

同時収録作品ただ、君を待つ

同時収録作品ラ・ラ・バイバイ

常盤,後輩
安達,先輩

同時収録作品ヒナの純情

仁科,臨時教師
青井純,高校生

その他の収録作品

  • その後・・・
  • おまけの純情
  • あとがき

あらすじ

高校に入学し、寮に入った古屋は、小柄で気の強い氷見と同室になる。なかなか心を許そうとしてくれない氷見が気にかかる古屋。そんなある日、古屋は氷見の秘密を知ってしまうのだが…
出版社より

作品情報

作品名
ふるえる夜のひみつごと
著者
小椋ムク 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
発売日
ISBN
9784813051510
3.5

(110)

(27)

萌々

(19)

(56)

中立

(7)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
39
得点
386
評価数
110
平均
3.5 / 5
神率
24.5%

レビュー投稿数39

表題作だけで丸々一冊だったらよかった

「ふるえる夜のひみつごと」(全2話)、「ただ、君を待つ」、「ラ・ラ・バイバイ」、「ヒナの純情(前後編)」の4本の短編集。
巻末の「その後」は「ふるえる夜のひみつごと」の後日談。
「ヒナの純情」の後日談のおまけページもあります。

「ふるえる夜のひみつごと」は、高校1年生で寮のルームメイト同士の恋愛のお話。
古屋は子供の頃に遭った交通事故のせいで眩しい光が苦手。
ルームメイトの氷見には、初対面のときに背が低いことをからかったと誤解され、敵視されている。
その氷見が暗闇が怖いことを偶然知ってしまったことから、古屋は自分の光恐怖症を打ち明けて、距離を縮めようとする。というお話。
怒ってふてくされて心を閉ざしていた氷見が、次第に古屋に打ち解けていく様子がとてもよくて、寮の同じ部屋だし、これからどんな風に二人の恋が展開するのだろうとわくわくしていたところ、2話で終わってしまったので大変に拍子抜けでした。続きがあるとよかったです。なんなら1冊全部でもよかったです。巻末の「その後」だけではとても足りません。

また、「ラ・ラ・バイバイ」も「ヒナの純情」も高校が舞台。前者は先輩後輩、後者は先生と生徒。
「ただ、君を待つ」は公園で知り合った者同士の交流が描かれており、珍しいタイプのお話でした。

0

絵柄通りの雰囲気

小椋ムク先生はキャッスルマンゴーで一世を風靡した記憶があるのですが、漫画はもうずっと描いてないのですかね?もともと挿絵の方で、コミカライズが話題になったイメージでしたが。
そんな先生の数少ないコミック作品です。商業漫画デビュー作かな。確かに絵柄は完成されています。コマ割りとか絵柄、ストーリー、モノローグが少女漫画っぽい。小椋先生の絵柄が好きな方向けな気がする。

◾︎古屋×氷見 高校生 寮同室
1話目、攻めの名前が受けに比べて全然出てこない笑
お話はいかにも王道BL!少し前の受けが小型犬タイプの王道。それにしても身長148cmの設定は珍しい小ささ。

◾︎常盤×安達(黒髪眼鏡) 高校生年下攻め
こちらも王道の高校生屋上BLですが、収録作の中では一番好きでした。告白シーンが可愛い。

0

か、可愛い~

数年ぶりに読み返してみました。
やっぱり小椋ムクさん、いい!
2007~2008年に雑誌掲載された4つのお話が収録されていますが、どれも良くて甲乙付け難いです。
主人公達は高校生~若手リーマンという若者たちですが、みんな恋にときめいています。
恋をし始めた頃のキュンが一杯つまっていて、みんな可愛いかったです。
2話から成る表題作が一番じっくり読めたのですが、それぞれトラウマを抱える2人が支え合う姿が微笑ましいです。
『ただ、君を待つ』と『ラ・ラ・バイバイ』は2人の主人公のうち1人に話し方に特徴があるのですが、私は結構この設定が好きで、とても可愛かったです。
『ヒナの純情』は先生と生徒のお話で、生徒が抱えるトラウマがかなり切ないお話です。

1

かわいいお話

 こちらも可愛いお話。
 高校に入学し、寮に入った古屋は、小柄で気の強い氷見と同日になる。
 けれど、氷見は、見た目に反して、古屋に対してなかなか心を開いてくれようとしない。
 それは実は、氷見の過去に抱えてしまったトラウマに関係があって、同じく眩しすぎる明かりが苦手、というトラウマを持った古屋はそんな氷見に親近感を抱くが……

 という話でした。
 まあ氷見のトラウマも、小さい頃迷子になって暗いところが苦手、というトラウマの中でも比較的かわいらしいレベルのトラウマなので、物語全体としてはとてもかわいらしいお話になってます。
 そのほかにも3つくらい違うシチュエーションの話が入っていますが、どれも絵が綺麗なのと、中身がかわいいので、やる以前のところで萌え萌えできる人にはオススメします。
 やってなんぼだ! と思ってる人にはオススメできないくらい可愛い話。
(全部がやってないわけじゃないんですが、その手前で終わってしまう話が多いので)

0

可愛すぎて悶ました

この本が初コミックス作品なんだそうで。
全体的にほわほわとした可愛らしいお話でした。
ぷにぷにしたチビっ子の絵は可愛いし、ふにゃぁ~って泣く受け可愛いし、笑う受け可愛いし、攻めは優しそうだしー…やっぱムクさん好きだわ!

『ラ・ラ・バイバイ』には禿げ萌えた(〃д〃)
絵文字の多さで私のテンションの高さが半端無いことが表現されているような感想欄(笑)

■ふるえる夜のひみつごとⅠ(攻め視点)/ふるえる夜のひみつごとⅡ(受け視点)/その後…■
古屋(高校生)×氷見(高校生)

古屋と氷見は学生寮で同室(3232号室=ミニミニ号室w)となる。
小さな体の氷見は幼少時に山で遭難したことがきっかけで暗所恐怖症…そして古屋も幼少時の交通事故が原因で明所恐怖症(トラックのライトの光がトラウマ)。
穏やかなおっきな子と勝ち気な小さな子…怖いものも両極端な2人のお話♪

Ⅱで喧嘩しちゃって古屋が精神的に不安定になり発作発症時の場面が好きだーっ!!!
氷見が泣きながら励ますの(o>ω自分だって暗いの苦手なのに少しでも古屋が落ち着くように「明かり消す…?」って聞いてきたり、抱きついて「何か言って…」って泣きじゃくったり…一生懸命で可愛らしいのです(*´艸`*)

■ただ、君を待つ■
昼夜バイトの青年(黒髪)×リストラされて職探し中の男性(栗毛?)

栗毛は公園で酔い潰れて涙をうかべながら眠る黒髪を見かける。
こんなところで寝ていたら寒いだろうと上着を提供。
翌日また同じベンチで雨の降る中で眠る黒髪に傘を提供。
翌々日…晴れ渡る公園で提供した雨傘+上着を着用状態の青年を発見Σ( ̄□ ̄;)←思わず避けたw
その後、連日↑格好待機のため職務質問?( ゜∀゜)・∵ブハッ
『人を待っている』という彼の言葉にもしや…俺?

2人とも名前不明。
あとがき読んだら黒髪が攻めらしい?
告白で終わってます。
何かよく分からないけれど雰囲気が好きだなーと思った。
やっぱりあれかなー…凹んでいるときに人から優しくされると物凄く心にくるんですよね。
栗毛の男性も凹んでいる状態だったのにそれでも黒髪に優しくして…それがきっかけの出会いって何かもうほわわーってなりますよね?
だからその優しい雰囲気が好きなのかな?って思う。

■ラ・ラ・バイバイ■
常磐(後輩・サボり魔)×安達(先輩・気弱)

屋上で楽しくなさそうに歌う安達とゴロゴロしていた常磐が出会って、少しずつ交流していく話。

非常に短いんですが…1番好きかもっ!!!
気弱で口べたな先輩が少しずつ常磐に打ち解けていくのがもう可愛いな~とか思っていたら更に可愛らしい展開があるのですよ。
「告白の返事OKならキスして」と言われて、真っ赤な顔して口元にあてた手のひらをぺふっと後輩の口にかぶせる場面なんてキュンキュンきたっ!!
なんじゃこの可愛らしい先輩はっ(〃д〃)
後輩もそれにあわせて?手のひら舐めてチューしてかぶせるのよっ!
もぎゃーっ(*/ω\*)
た・ま・ら・ん!!!!!

■ヒナの純情 前・後/おまけの純情■
仁科(臨時教師)×青井 純(高校生)

兄のように慕っていた先輩からの告白(+押し倒し)を拒否したその日に先輩は事故に遭い、帰らぬ人と鳴ってしまった…そのことを悔やむ青井。
そんな彼を気に掛ける臨時教師の仁科の話。

仁科先生がよく泣いてます(*´艸`) ※攻めですw
大人だけど生徒の力になれなくて葛藤する仁科先生と相手を受け入れられなかったことを悔やむ青井…でも暗くなりすぎることなくて優しい雰囲気の話でした。
…いやでも他の3編とはやっぱり雰囲気違うよなー。
単純にほわほわした雰囲気じゃないのですよね。
最後のおまけ話で和むw

2

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