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表題作ファインダーの真実

麻見隆一,裏社会の実力者
高羽秋仁,フリーカメラマン

その他の収録作品

  • かりそめの楽園

あらすじ

「もしオレが死んでも、麻見はオレを日本に連れて帰ってくれるよな…?」攫われた秋仁を取り戻すため全てを犠牲にする覚悟の麻見。秋仁に愛おしさを感じ始めた飛龍。そして蠢くロシアンマフィア――三人の男が火花を散らす中、ただひたすらに麻見を思う秋仁の運命は!? ファインダーシリーズ第5巻! 描き下ろし40ページを収録!!
出版社より

作品情報

作品名
ファインダーの真実
著者
やまねあやの 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
シリーズ
ファインダーの標的
発売日
電子発売日
ISBN
9784862636065
4.5

(166)

(122)

萌々

(22)

(16)

中立

(1)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
33
得点
747
評価数
166
平均
4.5 / 5
神率
73.5%

レビュー投稿数33

麻見が完全に秋仁に落ちた真実

ファインダーシリーズの中でも真実はかなり好きです!
ファインダーって言うのは実はカメラマンの秋仁の事を追いかけながらも想う寡黙な麻見の目で写したストーリーだと勝手に思ってます。

ファインダーの真実とは麻見が完全に秋仁に心を奪われ落ちた物語。

秋仁も落ちてるけど、まだ麻見に対しては助けて欲しい麻見の側にいる方が安心できるけど、まだよく知らない人物。

麻見と飛龍との仲裁に入れるのは秋仁だけ。
あれだけ麻見に執着していた飛龍が秋仁を気に入り心を動かした一般人の秋仁は凄いと思います。

麻見が秋仁の電話越しの声がおかしいと、秋仁を連れ去った輩を冷静さを失い蜂の巣にしピストルがスカスカになっても打とうとする。
麻見が本気で愛してしまったらこうなるんですね。

船での再会エロとかりそめエロは、もう濃厚……。
麻見は秋仁を逃がさないとばかりに身体を求めたり、トラウマの上書きエロはヤバいです。

見どころは無事再会した時の麻見の目。
最初は所有物だの情夫だのと言っていた頃よりも凄く優しい目になって全然違います。

あの麻見が悪かったなんて謝るとか……。

小説に今まで情を与えただけなら多々あったけれど、自分から愛を求めた事は無かったとの事、、、

闇に生きる麻見にとって秋仁は唯一の光。

標的の時にビル飛び降りて舌出して麻見に「べー」した頃から秋仁にコロっとやられちゃってた麻見。
運命の出会いなんですね。彼達は!

0

やまねあやの神に感謝。新刊ずっと待ってる。

表紙からもう好きです。隻翼のインタビューで秋仁が1ヶ月に1回は髪の毛染めるって言ってましたが、このアッシュグレー最高。

真実は好きなシーン多すぎて困りますね!麻見様は、秋仁と再会するまで基本怒り狂っています。瞳が収縮して白くなる怒りの描写大好きです。

麻見様が今回人間を八つ当たりで銃殺するんですが、秋仁も「お前を始末してやる」といったシーンが。あの2コマの秋仁の表情・・・!かっこよい!

個人的には、秋仁が撃ち損じなかったところを見てみたいです笑 いつか秋仁が麻見様に、というより麻見様サイドに陥落したら、何の迷いもなく人を殺すのでしょうか。鼓動では、まだ撃てませんでしたね。

やまね神が、あとがきで秋仁の少年性が穢されていく様を・・・とおっしゃっていましたが、闇秋仁、超みたい。いつか、あの純粋な笑顔で人と接する裏に、麻見様が秋仁の首絞めながら「俺のことだけを信じていればいい・・・」といった言葉通り、完全に屈服して麻見様にしか心を開かず、裏社会に適応する秋仁がみられるんでしょうか・・・。うわ見たすぎる。

なんだか個人的な願望ばかり書いてしまったんですが、ストーリーとエロシーンが両立した最高の本でした。ホントみんな読んでみて。最高だから。みんなで沼ろう。

0

麻見が素敵

ネイキッド・トゥルース完結!

麻見と飛龍とロシアンマフィアの三つ巴の争いになりました。

飛龍は麻見に認めてもらいたいのかな?組織のトップで慕う部下もたくさんいるのに。

秋仁は今度はロシアンマフィアに囚われてまたしても慰み者に?な危機に落ちます。
秋仁もこんなんばっかと嘆いてます、可哀想に。
しかもユーリ!なんだよあんたは?勝手に秋仁にそそられてたぶらかされたと怒って殺してしまえって。あんたのおかげで秋仁が一番ひどいトラウマ受けたよ!

やっとやっと麻見と再会できます。長かった!良かった!助けに来てくれるのずっと待ってたもんね。

ケガしてるのに再会エッチ。麻見すごすぎる。
愛し合ってるんですよね?秋仁は描きおろしで体だけ交わしてる麻見の所有物と思ってるようですが麻見に愛されてますよね。

描きおろしでは南の島でバカンス
麻見の優しさにこちらまでほっこりします。
秋仁のトラウマを癒してくれたり上書きしてくれたり。乙女の夢?の人工呼吸も!
今まで離れていた分二人でラブラブな時間を過ごします。

最後は無事に日本に帰って空港から秋仁が飛び出して行きます。
この先はどんなふうに続くのでしょうか。

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それぞれの思惑が見応え抜群

 冒頭に本編の番外編として葉と飛龍の過去のストーリーが10頁収録されています。葉は麻見と飛龍の間で二重スパイ的な役割を担いながらも、決してどちらかを欺きたいわけではなく、それぞれに異なった忠誠心を持っていたんですね。麻見へ絶対的忠義を捧げながら、飛龍からの信頼にもきっちりけじめをつけようとした彼は、香港編で事件解決のために最も尽くした人物なのではないでしょうか。刑務所で短髪だった飛龍も素敵です。

 麻見と飛龍のやりとりもとても見応えがありました。麻見は飛龍が心の奥底に抱え込んでいたコンプレックスを強引に暴いて徹底的に言葉で打ちのめします。ここまでしないと飛龍は一生すっきりしないままだっただろうと思います。最後の口付けでふっ切れたように感じました。麻見に対しては一言では言い表せない非常に複雑な感情を持っていたんでしょうね。

 秋仁と無事再会するまでかなり危険な取引、銃撃戦がありますが、一筋縄ではいかない裏の世界で生き抜くためには必要な過程であり、改めて『ファインダー』シリーズらしい世界観だと思いました。ここまで焦らされて再会してくれれば、読者も感無量ですよね。秋仁が撃たれた時の麻見の表情、香港で堪えていた想いが爆発する秋仁、麻見と飛龍に良い影響を与えた秋仁が見れて、大満足です。その後の濡れ場は、特に麻見のモノローグに萌えました。多くは語らずとも、一言ひとことで秋仁への想いがよく伝わってきます。ジェット機に乗り込む際のシーンは、台詞も2人の表情も含めて、個人的にシリーズ中でもベスト3に入る好きなシーンです。南の島での後日談はこれでもかと麻見の優しさが溢れ出ていて、香港編の重たさを忘れさせてくれます。

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生きるすべを

飛龍によって香港に拉致をされ、男娼という扱いを受けながら、生きるすべを探っていたアキヒト。
それでも、アキヒトは、どんなに絶望に瀕しても、決して、心を折れることなく、真っすぐにたくましく前を向く姿勢。
心の闇を抱えていた飛龍もそんなアキヒトに心を開きます。

しかし、アキヒトに不幸がまた、訪れます。
追い打ちをかけるかのように、ロシアのマフィアであるミハイルらに拉致をされてしまいます。
そこでも、凌辱、暴力を。
当然、アキヒトは肉体も精神も極限にまで悲鳴を上げていました。
沢山の人が射殺されるのを目撃したり。

そういった苦難を乗り越え、麻見と無事に再会を果たします。
アキヒトは重傷を受けていました。
それ以上に、麻見は重傷を受けていたのです。
麻見は、冷徹な美貌を持ち、冷徹そうに見えますが、自分がどんな不利な状況に陥っても、怪我を決して顧みることなく、身をひるがえし、部下やアキヒトを救出するするほどだったのです。

麻見と再会したアキヒト。

「なんで、早く、来てくれなかったんだ!!!」

泣きじゃくるアキヒトの姿、胸が締め付けられました。
そして、麻見と飛龍との打ち合いが始まろうとしたとき、

「やめろ!俺をダシにするのは・・・権利書は、飛龍に返す。これでいいだろ?」

二人を仲裁したアキヒト・・・そして、権利書を飛龍に返しました。
その後、二人は別の客船の個室に移動・・・
アキヒトは、麻見のシャツのボタンを外し、傷口を確認。
その傷口が悪化していたのを見て、涙を流したアキヒト。
離れていた空白を埋めて欲しい、とばかりに・・・堰を切ったかのように・・・
アキヒトは、座位にて麻見に求めてしまいます・・・



「かりそめの楽園」

描き下ろしですが、麻見とアキヒトのヴァカンス。
トラウマから、悪夢にうなされていたアキヒト。
心の傷も相当のものだったのです。
心配されているんじゃないのか?自分ってそんな弱い男だったのか?
と、悩んでいたアキヒト。
麻見に弱みを見せたくない、と思ったのです。

様々な思いを巡らせ、海に飛び込んだアキヒト。
追い打ちをかけるかのように、海中で何者かに足を掴まれ、溺れてしまいます。
麻見の必死の人工呼吸でなんとか、命を取り留めたアキヒト。
そのショックからか、三日ほど、寝たきりになっていたほど。
そんなアキヒトのことを心配した麻見。

首を絞められたあとが残っているアキヒトは

「記憶を上書きをして」

と麻見に迫ります。

そして、二人はその心の傷を清算するかのように、情事を重ねていきます。

そして、最後は、

「どんなに時間がかかっても、自分を取り戻す」

とアキヒトは、夕日を見つめ、シャッターを切りました。
立ち直ろうと、自分の足でしっかりと歩く、と決意しました。

「ネイキッド・トゥルース」は、ハードボイルドアクション、シリアスでしたね~




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